ひとつの絆だけではない
担当:河原 正明
先日の広報日記でもお知らせしましたが、来る3月21日の福岡戦で、柏レイソル選手会(会長・村上 佑介)と柏レイソルは、右足大腿骨の骨肉腫と闘う塚本 泰史選手の闘病生活を支えるため設立された「アルディージャ後援会 塚本泰史選手支援基金」への募金活動を実施いたします。
今日はその募金活動について村上選手会長と桐畑副会長、さらには宮本主務にクラブ側からも運営・広報スタッフが参加して最終確認を行いました。塚本泰史選手はご存知の方も多いと思いますが柏レイソルU-15の出身です。菅沼実選手、石川直樹選手(現:札幌)が同期です。3月上旬に菅沼選手に塚本選手の話をした時、しばらく考え、やっと口にした言葉が「・・・仕方がないよね」。もちろん今回の病魔は菅沼選手一人の力が及ぶはずのないところではあります。それしか言いようがなかったのだと。それでも今回は彼だけでなく、多くの選手が参加・協力したいと申し出ての活動となりました。
今回の募金活動では、塚本選手だけでなく、同じ病に苦しむ人へのとの「絆」になると思います。詳細は直前になりますが一両日中にお知らせします。これまでも多くの活動で本当にたくさんの善意をお預かりしました。21日も多くの皆様からの気持ちをお預かりできればと思います。
今日は残念なお知らせを発表しました。フランサ選手のケガです。先日の栃木戦前半に受傷したとき、私はベンチ横にいました。公文通訳を呼び寄せて、交代のサインを送り、その後は自力で歩いてベンチに戻った様子を見たときに、正直ここまで重症とは思いませんでした。「好事魔多し」とはよく言ったものです。開幕戦から2得点と好調だったフランサ選手が一時的に不在になるのはチームにとってはもちろんですが、彼本人がどれほどがっかりしていることか。今年に賭ける意気込みは言動を通じてキャンプ中からヒシヒシと感じ、また初戦でもしっかり結果を残していただけに余計に胸が痛みます。
とは言え、一方では新たに出場する選手がいるのも事実。一年間通じて「チーム」としての戦いをするのであるから、ここでチャンスを掴む選手もいるはずです。
このピンチをチャンスに変えて誰が飛び出てくるのか。日曜日のピッチ上に立つ選手の顔ぶれに期待したいと思います。