2014年7月24日

スタンダードを

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担当:河原 正明

 2011シーズン以来、広島に喫した5失点。敵地広島での敗戦はさかのぼること2009年以来でした。トップチームは今朝広島を立ち、柏へ戻り昨日の先発選手以外は16時からトレーニングを行いました。
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 試合で失ったものは試合で取り返すだけ。すぐに連戦なのは試合に向き合わざるを得ないだけに精神面ではポジティブに捉えてもいいでしょう。しかし、どこにかに原因があったからこその敗戦です。もっともそれに対する処置が素早く適切かつ連敗を続けないことはネルシーニョ監督が指揮してからのレイソルのスタイル、スタンダードと言えます。リーグ戦は中断前を含めて3試合で1分け2敗。敗戦はいずれもアウェイ戦です。
 次節の対戦相手は清水エスパルス。清水も昨日4失点を喫し敗戦、ホームで守備再建の策を携えて来るはずです。昨日の試合後に広島まで応援に駆けつけてくれたサポーターからも叱咤激励が飛んでいました。おそらく日曜日には昨日の数倍多くのサポーターの皆さんがスタジアムで応援するはずです。次戦に向けて短い時間ですが、スタンダードを取り戻し勝利で前半戦を折り返しましょう!

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 さて、火曜日から行われていました「U-14レイソルフェスティバル2014」ですが、柏レイソルU-14が優勝をしました。上位チームの準決勝、決勝は柏の葉公園で行われました。決勝のカードは柏レイソル対名古屋グランパス。予選リーグ第一試合と同じカードになりました。残念ながら遠征帰りで試合を見ることはできませんでしたが、1点先制されるも後半に2点奪って逆転勝利だったそうです。おめでとう!
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※写真は7/22の柏レイソルU-14対名古屋グランパスU-14戦です
試合写真や結果はFacebookページhttps://www.facebook.com/reysolfestival2014 をご覧ください。

2014年7月24日

完敗

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担当:大重正人

ただただ悔しい。一様にそんな表情を浮かべた選手たち。記録上、レイソルのシュートは15本、対するサンフレッチェは9本。決定機の数は同じぐらいチャンスがありました。ただ決めきったサンフレッチェと、逃してしまったレイソル。そして2対2となってから、さあここで!というところで、左サイド柏選手のスピードを止め切れず2失点。ルーキーFW皆川選手の力強いボールキープも、レイソルDFに大きな脅威を与えるものでした。引いて守ってカウンター、行ききれなければポゼッション。サンフレッチェにやりたいサッカーをやられてしまった。スコアほどの差は、内容をみてもなかったはずなのに、結果は2-5の大敗。「自分たちのマイボールから奪われたあとの、相手のカウンター、スピード、確実性に屈したという結果だった」。まさしく監督の言葉通り。奇しくも、1点差以内のゲームが続く前、2012年に大敗した時とまったく同じスコアに終わりました。

「相手のカウンターは明らかにこれまでと違っていました。今まではボールを大事にしてスピードを落とすこともあったんですが、それだけではダメだとなったのかもしれないです。鋭さを増していました。いつも以上に引いて守ったり、ウチとの試合に向けて対策して、改善してきたんだと思います」(橋本選手)
「どっちに転んでもおかしくない試合でした。相手は5人がしっかり引いて、ある程度は攻められてもいいと割り切った守備をしていた。ウチは最近攻撃の形が良くなっていたので、その勢いで人数をかけすぎてしまったかもしれない。相手の作戦にはまってしまった」(菅野選手)

決して、何ももらえなかった、手も足も出なかった、そんな試合ではありませんでした。相手が5人+4人で2ラインになってゴール前を固められても、ボールを慎重に回し、くさびを打ち込み、そこを起点にしてダイレクトパスや2人目3人目の動きで相手を崩す場面はとても増えました。狩野選手のポジショニングやボールの引き出しは効いていて、そこに大谷選手や橋本選手が絡む左サイドの攻撃はなめらかで効果的でした。ただ前述の2人の言葉にあるように、うまくいっていたからこそ前がかりになり、「後ろはマンツーマンのようになっていた。一枚はがされると、カバーする人がいなかった」(鈴木選手)と、攻守のバランスやリスクマネジメントが整っていなかった結果の5失点でした。

守備を固めながらも、迫力をもって前進するタイミングにおいて、サンフレッチェの試合巧者ぶりを上回ることができませんでした。ただ、その点ではレイソルがこれまでの戦いで身に付けてきたものがありますし、もうすぐ日曜日にはアウェイでの清水戦が待っています。清水もガンバに0-4と大敗しており、互いに「連敗は絶対できない」と並々ならぬ気持ちで意気込む試合になります。短いインターバル期間ですが、心身を切り替えリフレッシュし、戦術をもう一度整理して、日本平へ挑みます。ドーピング検査で取材対応ができなかった大谷選手ツイッターの言葉「この点差が今の実力」。この悔しい思い、次の試合で晴らしてほしいと思います。

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