2023年12月12日

2023シーズンもご声援ありがとうございました

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担当:梶山由珠

天皇杯決勝戦から3日が経ちました。チームは試合後、そのままロッカールームで解団式を行い、翌日のファン感謝デーを終えてシーズンオフに入りました。
私たちフロントスタッフは、スポンサー各社様への御礼ご挨拶や、来季の始動、新体制発表会(詳細は近日中にリリースします)に向けた準備などまだまだ慌ただしい日々が続きますが、記憶が鮮明なうちに一度日記を書きたいと思います。

まずは今シーズン1年間、本当に苦しい試合ばかりでしたが、どんな時も前向きなサポート、後押しをありがとうございました。いつも選手たちの口からは「サポーターには本当に感謝しかない」といった言葉で溢れていました。
今年からホームでも声出し応援が再開し、本来の聖地日立台が戻ってきました。ピッチから聴くレイソルサポーターの大声援は想像以上に力強く、声出し応援を心待ちにしていた選手たちに、たくさんのパワーを与えてくれていたと思います。
今季加入の山田康太選手は秋頃、「初めは日立台の客席との距離感に驚いて、ミスを恐れたり、プレッシャーを感じてしまうほど強烈な印象でしたけど、今ではもの凄く心強い存在になってくれています」と話し、初めての移籍で柏に来てくれた立田選手も「こんなにレイソルのことを好きになるとは、正直思っていませんでした。いつも温かい言葉をかけてくれるサポーターのおかげです」とシーズン終盤に話してくれていました。

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最終節でようやくJ1残留を決めて、12/9に迎えた天皇杯の決勝戦。選手たちが今季最後の公式戦で見せてくれた気迫溢れるプレーの数々は、紛れもなく、サポーターのみなさんが与えてくれた力によるものだと思います。間違いなく今年1番の雰囲気で、1階から3階まで真っ黄色に染まった柏サイドのスタンド、声量、一体感は、言葉に表せないほど素晴らしいものでした。
中でも素晴らしいセーブを連発し、その名を日本中に轟かせた松本選手は、ファン感の後の雑談の中で、「レイソルサポーターの迫力が凄すぎて、アップの時、実はずっと手の震えが止まりませんでした笑」と告白。それでも63,000人近くの大観衆のなかで、自身の実力を最大限発揮したプレーには心の底から脱帽しました。
マツケンだけでなく、これだけの大舞台は未経験の選手が大多数を占める柏の戦士たちでしたが、そうとは感じさせないゲームを見せてくれた16人。チーム全員で繋いできた天皇杯、決勝戦に出られない選手の分までしっかりと背負って戦ってくれたと思います。弱冠二十歳でこの日スタメンに抜擢された土屋選手や途中出場した19歳の山本選手も、経験豊富なフロンターレ選手を相手に堂々の活躍ぶりでした。
きっとあのピッチに立ってプレーした人にしか得られない感触、感情、さまざまな体験があったと思いますし、残念ながら決勝の舞台には立てなかった選手たちもまた、ファイナルまで来られなければ得られなかった感情を経験したと思います。

選手たちの底力を目の当たりにして、あらためてサッカーの面白さ、奥深さ、素晴らしさを感じました。120分間、両チームにゴールが生まれなくても、こんなにも人々の心を揺さぶるサッカーが存在するのだなと。
あれほどまでの激闘を見せてくれた柏レイソルというチームを心から誇らしく思うと同時に、あと一歩のところで優勝を逃してしまったことが悔しくてたまりません。
あの試合を経験した、そして目にした柏レイソルに関わる人みんなが味わった、この「悔しくたまらない」という気持ちは、私たちが強くなるために必要な過程なんだと思わずにはいられません。来シーズンも一緒に戦ってくれる選手・スタッフは、きっとこの悔しさを力に変えて、例年に増す強い気持ちで、始動から取り組んでくれるに違いないと確信しています。
来年こそは、きっと明るい未来が待っている。そう信じて、気を引き締めながら来季に向けて準備していきたいと思います。そして同じ悔しさを味わったサポーターのみなさんとともに、来季はたくさんの喜びを一緒に分かち合えるシーズンにしていきたいです。

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翌日のファン感謝デーも、3,000人を超える大勢の方にスタジアムまで足を運んでいただき、本当にありがとうございました!
4年ぶりのファン感で、我々スタッフも過去の資料を記憶を遡りながら、なんとか企画、準備を進めてきました。運営面では至らないところもあったかもしれませんが、さまざまなイベントで選手やサポーターのみなさんが楽しそうに交流する様子を見られて、ホッとしています。
ふれあいの時間を長く取ったり、当選者以外の方が楽しめる工夫ももっとできれば良かったのですが、さまざまな面を考慮して、最終的にはこの形に至りました。ご来場いただいた方が少しでも楽しんでいただけていたら何よりです。

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最後のセレモニーでは、今季いっぱいでレイソルを離れることになった三原選手からの挨拶もありました。
「次のチームでは、ドクターコスプレやフリーポーズの重荷が降りるので笑」とマーさんらしい笑いを誘う発言も。白衣があまりにも似合いすぎて、2年連続、計3回もコスプレを打診してしまいましたが、いつどんな時も快く我々のオーダーに協力してくれて、名戸ヶ谷病院さんにもとても喜んでいただいていたのです(ほんとにありがとうございました!)。ファンクラブ会報誌『日立台通信』のQ&Aコーナーでも「毎年全力で回答させてもらっています!」と、いつも誰よりも捻った回答で読者の皆さんを楽しませてくれました。
「これからもサッカーを続けていきたい」という本人の言葉には、会場の皆さんからも大きな拍手が起こりました。これからもマーさんがピッチで活躍する姿を、そして三原ロールがまた見られる日を、みんなで待っています。4年半、レイソルのために戦ってくれて、本当にありがとうございました!

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今回は初めての試みで、動画の撮影・編集を専門とする方にお願いをして、ファン感の模様を撮影いただきました。リアルタイムでお届けすることはできませんでしたが、後日YouTubeにアップする予定ですので、どうぞお楽しみに!
そして武藤選手があや吉さんとともにMC側にまわって大いに盛り上げた、チバテレのレイソル応援番組「Rising Reysol」公開収録トークショーの模様は、12/24(日)17時から放送予定。さらにTBS「KICK OFF! J」の番組収録を兼ねて行われた「バナナキングコンテスト」は、来年1月の放送予定です。こちらは詳細決まり次第、あらためてお知らせします。
また、先週のJリーグアウォーズの舞台裏も少しだけ動画に収めていますので、こちらも後日アップできたらと思っています。

ここからしばらくチーム活動のない日々が続きますが、まだ年内には選手がメディア出演したり、イベントに参加したりと未発表の予定や、元旦の日本代表戦に細谷選手が参加したりなど楽しみもありますので、引き続きクラブのSNSも気にかけて見ていただければと思います。
改めまして、今シーズンも温かいご支援、ご声援を誠にありがとうございました。来シーズンも変わらぬ後押しを、どうぞよろしくお願いいたします。

2023年12月 9日

天皇杯ファイナル

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担当:大重正人

きょうの国立競技場、62837人の観客数は大会決勝レコードとなりました。黄色と水色に塗り分けられたスタンドは最高の決勝戦の雰囲気そのままでした。試合前、陸上自衛隊中央音楽隊のみなさんによる応援歌の演奏がありました。レイソルは、おなじみ宇宙戦艦ヤマトのテーマ。リズムに合わせて、スタジアムの右半分がイエローのエリアのタオマフが舞い、演奏が終わったあとは最高の雰囲気でした。よさこいと和太鼓によるパフォーマンスも素晴らしかったですし、今日はきっと良い試合ができる、そんな予感のする試合前でした。

事実、「自分たちの戦い方ははっきりしていましたから」と立田選手の言葉通り、前線の選手がタイミングよく相手の背後をとり、立ち上がりからフロンターレを自陣にくぎ付けにしました。CKも6本ぐらいあったと思います。ピッチ状況もあってか、フロンターレのパスワークvsレイソルのプレッシングという構図は、試合を通してレイソルが優位だったと思います。レイソルのチェイスに、相手のパスがラインアウトする場面がとても多くありました。

レイソルの守備がしっかり機能したまま、0-0で試合は推移していきます。後半になり、レイソルにビッグチャンスが何度か訪れました。細谷選手といういまや絶対的なトップが相手を蹴散らし、ゴールへと迫りました。「倒れていたらDOGSO(決定機会阻止による退場)だったかもしれませんね。でもあそこで倒れないのが彼の凄さでした」。メディアの方からも、マオに向けて最大限の賛辞があった一方で「自分が決めていれば勝てていた。ミスをしてドリブルが大きくなってしまった」と、チームを優勝に導けなかった悔しさを強くにじませていました。

しかし、相手GKのチョンソンリョン選手のセーブがそれを上回った、相手を褒めるべき、そういう高いレベルの紙一重の勝負だったとも思います。延長終了間際のレイソル松本選手のビッグセーブもこの試合最大のプレーでした。PK戦、決められれば敗戦と追い込まれたところから2本連続セーブで、レイソルの優勝をすぐそこにまで引き寄せました。両チームGKのすばらしいプレーによって、これほどまでに最後まで緊迫した決勝戦になりました。

最後の場内一周、マツケンは自分たちを待ってくれていたサポーターの姿に涙をこらえきれませんでした。率直に言えば、あの表彰式、優勝したフロンターレの歓喜を見続けるのは、これほどまでに戦い、倒れた選手たちには酷なことでしたし、それはサポーターの皆さんも同じ気持ちだったことでしょう。でも、決勝戦まで勝ち残れたからこそ、決勝戦でしか味わえない悔しさを彼らは今日感じることができた、一生忘れようがないはずです。それは私たちも一緒です。次こそ勝ちたい、サポーターと一緒に喜びたい、そう思ってみな目をそらさず、目に焼き付けました。そして今日のレイソルの選手たちを誇りに思います。胸を張ってほしいと思います。

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その表彰式が終わるまでスタンドで待ち続けて下さったレイソルサポーターの拍手、そして温かい声に、マツケンをはじめ選手たちは期するものを感じたはずです。日立台で常日頃から受けていた声援が、さらに国立競技場で、こんなにも多くのサポーターに自分たちは応援してもらっているんだ、と。今年1年、常に支え続けてくれた皆さんに、来年こそ多くの勝利を届けなければいけない。それが選手たちの、柏レイソルの使命です。辛くもJ1残留となりましたが、そこにまでたどり着いた力、フロンターレに対し前半のシュート数は11対1、試合を通しても19対7と優位に進め、最後まで失点しなかったという力、十二分に戦える力をしっかり知らしめたと思います。だからこそ「来季」です。同じことを繰り返さず、攻守で着実にレベルアップしていけるよう、チーム編成やキャンプからのトレーニングを進めていかなければいけません。

明日のファン感謝デー、優勝カップを日立台に持ち帰って迎えたかったです。しかし井原監督からも「明日は今年応援してもらったサポーターの皆さんにしっかり感謝を伝えよう」と選手たちへの言葉がありました。今年最後の活動日、われらの家「日立台」で思い出となる一日を一緒に過ごせたらと思います。柏レイソル一同、お待ちしております。今日は最高の応援をありがとうございました。

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2023年12月 8日

明日はファイナル

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担当:大重正人

ついに明日、天皇杯の決勝戦を迎えます。11時開場、14時からキックオフ、聖地国立競技場で川崎フロンターレと対峙します。スタジアムではすでに前日の待機列整理で多くのサポーターが集まっているという情報がSNSから伝わってきています。試合前日からありがとうございます。

火曜日のメディア公開練習、今日の井原監督のオンライン取材には、やはり決勝戦を前にしていつもの3倍近いメディアの方にお集まりいただきました。広報の立場からもファイナルを戦うという重責や緊張感が高まっています。監督にもたいへん多くの質問が寄せられました。

今週は、今年のチームにとって最後の1週間のトレーニングになりました。ファイナルに向けて準備でるという幸せをかみしめているかのように、活気あふれる選手たちの姿がありました。井原監督は今週の最初にこんな言葉を送りました。「苦しいシーズンを過ごしてきた中で、みんなが我慢しながら、バラバラにならずに、チームの勝利のためにしっかり努力してきてくれた。その結果J1残留と、最後にこういうファイナルという舞台が残っているっていうのは、もうみんなが頑張ってきた、その証だと思います。こんな舞台に立てるチャンスはサッカー選手として何度あるか。悔いのないように戦って、このチャンスをものにしよう。最後、シーズン笑って終われるように、みんなでチャンピオンになろうと」。

この天皇杯はリーグ戦レギュラーシーズンの合間を縫って勝ち抜いてきました。リーグ戦とは異なるメンバーの頑張りや活躍なくして、明日の舞台はありませんでした。井原監督は「天皇杯はチーム全員で戦ってきたし、2回戦から含めてほぼ全員が関わってきている大会。ケガや大会の規定で最終的にファイナルのメンバーに入れない選手もいますが、そこはもう誰が出ても総力戦。ピッチに立つ選手がしっかりと積み上げてきたものを出し、出られない選手たちの分も頑張ってくれると思います」。今年の選手たちはもちろん、これまでの柏レイソルの歴史に名を刻んできた人たちの思いも背負っての決勝です。紡いできた思いを「柏から世界へ」の応援歌に乗せたスライドムービーにしました。

さきほどお知らせしましたが、真家選手が先日のトレーニングで左膝を大きく負傷しました。2回戦の山梨学院ペガサス戦はハットトリック、2-0で勝利した3回戦の徳島ヴォルティス戦は全ゴールを。ここまでの5得点で天皇杯のスコアリングリーダーです。その後はなかなか試合に絡めない状況ではありましたが、ヒデも今年レイソルのために戦ってきてくれた一員です。ヒデも味方の勝利を信じてくれています。彼が復帰するその試合を、天皇杯優勝スリーブと5つ目の星をつけたユニフォームで迎えたいです。

そしてレイソルサポーターの皆さんのためにも。井原監督は「今シーズンは本当になかなか勝てず、苦しい中でもずっと応援してくれたサポーターのためにも勝とうという思いが、自分やメンバーにはある。そして最後まで後押ししてくれたサポーター、チームスタッフ、関係者の皆さんには、自分が途中から監督になってから、本当にチームのためにすごいサポートをしてもらった。最後にしっかりとチャンピオンになって終われることが、今シーズンの恩返しになる」

10月の準決勝に勝ち、その後のリーグ戦で勝ち切れないながらも懸命に粘り、ここまで来られたのは「自分たちにはファイナルがある」というのが大きな心のよりどころでした。サポーターの皆さんには耐え忍んでいただく時間ばかりで、それでも選手たちを前向きにしてくれる応援をずっと続けてきてくれました。残留という本意ではない目標に向けてでしたが、一つになって戦おうという雰囲気を醸成し続けてくれました。でも明日は、優勝という最高の目標に向けて、柏レイソルが一つになれる日です。この喜びをかみしめながら、国立競技場で、テレビの前で、共に戦いましょう。

2023年12月 3日

今季リーグ最終戦

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担当:大重正人

我々にとっても、サポーターの皆さんにとっても、長い一日になりました。岐阜のスタジアムに着いて、敷地内で事故が発生したということで、当初11時から始まる予定だった先行入場、レイソルサポーターの皆さんの入場時刻11時半も遅れることになりました。12月の寒さの中、待機列で長くお待ちだった皆さんにとっては本当に大変な時間だったと思います。選手たちは予定通りスタジアムに到着し、準備を進めるその間、宮本マネージャーは全員のチケットを手にして時間変更の手続きに駆け回っていました。グランパスの皆さんも突発的なことが起こった中でも、試合開始をめざして適切なご対応をされていました。我々ともキックオフに向けての話し合いを進めながら、13時には45分遅れのキックオフの発表がなされました。本日の開催にご尽力いただいた皆様に改めましてお礼を申し上げます。

試合は、両者守備の意識が明確で、ボールの際でのバトルも非常に激しい展開になりました。前半途中からは押し込まれる時間が続いたものの、そこで粘り強く無失点で凌ぐことができたのは、前期のレイソルとの違いでした。3月のホームゲームでは前半終了間際にユンカー選手の一発を許し、一気に流れを持って行かれてしまいましたが、今日はゴール前はしっかり抑え、イーブンで試合を進めることができました。そして後半26分、カウンターのチャンスを仕留めます。山田康太選手のボールカットから小屋松選手のスルーパスにサヴィオ選手が抜け出し。左サイドから逆足を振り抜いて、名手ランゲラック選手の壁をついに破りました。

名古屋の3バック、ウイングバックが張り出す形に対し、レイソルの4-4-2のディフェンスは、フリーになるサイドの相手選手にボールが渡ると懸命にスライドを繰り返して、得点を許しませんでした。最後は守備の選手を投入し、相手の枚数に合わせる5バックとなる形も急なものでなく選手たちによれば準備してきたそうです。アディショナルタイムの途中まで無失点に抑えてはいましたが、サイドからのクロスを折り返され、VARでジエゴ選手の手に当たったことは明白で、PKの判定は致し方ないものでした。ただ、一発レッドカードは想定できませんでした。審判団に「得点機会阻止(手)」という退場理由に該当すると判断されたんだと理解に努めてはいますが、我々には天皇杯決勝戦が残っており、ジエゴがその出場資格を失ってしまったという事実はあまりにショッキングでした。PKを沈められ、1-1のドロー。「課題の多い試合になったことは間違いなくて、今シーズンを象徴するような試合の展開だった」と殊勲のサヴィオから当然笑顔はありませんでした。

結果的には、レイソルが1ポイントを積み重ねたことで、J1残留を決めることができました。ただ、勝っていれば、湘南とガンバを抜いて15位に上がっていました。レギュレーションに救われた、とは言われない成績で残留を決めたかった、それが本心です。とはいえ残留争いに巻き込まれたという事実に変わりなく、結果、今年のレギュレーションの綾でJ1残留が決まりました。来年同じようなシーズンは絶対に繰り返せない、ボトム3にならないよう、クラブを挙げてこのチームをより強く、勝てる集団にして行かなければなりません。

来週土曜日、天皇杯決勝戦があります。チケットは先週完売になりました。この苦しかったシーズンで、足掻くようにして積み重ねてきた成果を、この大一番で花開かせたい。最後の最後に我らの選手たちとサポーターの皆さんが最高の笑顔でシーズンを終われるように、今季最後の1週間、一日一日を大切にして、国立競技場に行きたいと思います。

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2023年12月 2日

明日はアウェイ名古屋戦

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担当:梶山由珠

今季のリーグ戦も残すところあと1試合となりました。明日は最終節、アウェイでの名古屋戦に臨みます。
レイソルは前節ドローに終わったことで、残留を確定させることはできませんでした。勝ってJ1残留を決められなかったことは悔やまれますが、今節勝てば残留を決められるだけでなく、順位も上げられるチャンスを残しています。今週は「下よりも上を見て戦っていく」という選手たちのコメントが目立ちましたが、その言葉通り「勝って順位を上げて終わること」を全員が強く意識しています。

名古屋は堅守、ハードワーク、球際の強さなどに優れ、今季はここまでシーズンを通して5位以上の順位を維持。直近3試合は未勝利という状況ですが、力のあるチームであることは言うまでもありません。今季名古屋との対戦はこれが三度目。3月に行われたリーグ前期の対戦では0-3で完敗を喫しましたが、天皇杯準々決勝ではレイソルが2-0で勝利し、ここまでは1勝1敗の戦績です。明日のゲームで名古屋の手堅いサッカーを打ち破ることができれば、確実に自信を得て翌週の天皇杯ファイナルに臨めるはずです。

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明日の名古屋戦は豊田スタジアムではなく、岐阜県の「岐阜メモリアルセンター長良川競技場」での開催です。豊スタが世界ラリー選手権(WRC)の競技コースとして使用されていた関係で、今回はグランパスにとっても異例となる長良川でのホーム戦開催となります。
数週間ほど前に「名古屋戦のチケットを発券したら、会場が長良川と書いてあるのですが間違いではないですか!?」というご心配の問い合わせ電話を受けましたが、間違いではございません!現地へ応援に行かれるサポーターの方は、うっかりして豊スタ方面に向かわれないようお気をつけください。

そして明日、トップチームと時を同じくして、日立台のスタジアムではU-18&U-15の2試合を開催します。
U-18はリーグ最終戦、高校3年生にとってはアカデミー卒業前最後の公式戦でもあります。前半戦はなかなか勝ち点を積めずに苦しんだU-18チームでしたが、後半戦はプレミアEASTの強豪チームを次々と破る快進撃で、現在4位まで上り詰めています。明日は13:00キックオフでトップチームと時間が被ってしまいますがご都合の合う方は、ぜひ日立台でこのチームの集大成も見届けていただけたらと思います。
またU-15は今季関東ユース(U-15)2部Bブロックで2位の成績を収め、明日はクラブ与野との1部昇格決定戦を戦います。こちらもスタジアムにて17:00キックオフ、40分ハーフで決着がつかなければ、PK戦で勝敗を決めるレギュレーションです。昇格の懸かった大事な一戦ですので、ぜひU-15にも声援をお送りください。
※試合観戦者向けの駐車場はありませんので、公共交通機関にてご来場ください

最後にご案内となりますが、来週は公開練習およびファンサービス対応は実施いたしません。タイトルの懸かる大一番の前というのもありますが、ここ最近は寒さが一層厳しくなり、選手のコンディション維持を最優先するためにも、この判断に至りました。事後のお知らせとなり申し訳ございません。
結果的に先月28日が最後の公開練習とファンサービス対応になったわけですが、今年最多と思われる200名ほどの方が平日にもかかわらず練習場に足を運んでくださいました。直接温かい言葉や激励を頂き、選手たちも日々パワーをもらっています。皆さんからの期待に応えられるように、感謝の気持ちを結果で示せるように、残り2試合を精一杯戦います。まずは明日14時からの名古屋戦。必ず勝って、リーグ戦を気持ちよく締めくくりましょう!明日も熱い後押しをどうぞよろしくお願いいたします。

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