2008年2月19日

鹿児島キャンプ11日目

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担当:桜林 舞

本日は清水エスパルスとの練習試合が11時から行われました。鹿児島ふれあいスポーツランドという清水がキャンプの拠点にしている鹿児島市内までバスで移動。キャンプの練習試合で唯一のアウェイ戦です。2月21日(木)に予定されていた鳥栖戦は、体調を調整中の選手が多数のため、また24日(日)に行われるちばぎんカップが控えていることもあり、キャンセルさせていただきました。そのため、キャンプ中の練習試合は4試合。今日が最後の練習試合となりました。

8時半に霧島市内のホテルを出発するとあって、朝食はいつもより30分早い6時半からでした。選手たちも若干眠そう。というよりかなり眠そうな感じです。9時半に到着した試合会場にはサポーターの皆様、そして練習場を整備してくださる方々が既に到着しており、昨日に引き続き快晴の空のもと準備は万全です。「歓迎!清水エスパルス」と書かれたオレンジ色の昇り旗が翻り、フェンスには背番号入りのエスパルス選手の写真パネルが掲げられており、国分運動公園とはまた違う雰囲気に新鮮さを感じました。

古巣との対決に「気合いが入っています!」と笑顔でグラウンドに足を踏み入れた太田選手。監督やコーチ陣、サポーターの皆さんとにこやかに会話を交わしていました。北嶋選手と杉山浩太選手は別メニュー調整のため、残念ながら今回の練習試合には帯同しませんでした。リーグ戦に持ち越し、ですね。

フォトギャラリーでも掲載させていただきましたが、鹿児島ふれあいスポーツランドの芝生が実に見事です。何でも鹿児島県立鴨池陸上競技場(地域リーグであるヴォルカ鹿児島のホームスタジアム)は23ミリに刈り揃えられているのに対して、こちらは18ミリに設定されているのだそうです。それでもエスパルスは15ミリにして欲しいという要望を出しているとのこと。「試合の時だけ2,3日15ミリにするのはいいんだけどね?、18ミリくらいないと芝が寝ちゃってうまく育たないのよ」と芝の管理の方が育成の難しさを話してくれました。

11時からの試合では、昨日初めて着手した攻撃のトレーニングが早くも活きて、前線のポポ選手、大津選手、アレックス選手、太田選手が開始そうそうに敵陣を脅かします。特に攻撃の要、ポポ選手と大津選手とのコンビネーションにはまだまだ改善の余地が残るものの方向性が見えたことに対して「おもしろいんじゃないかな」と石崎監督もまんざらでもない様子でした。

前半13分、ポポ選手が右サイドからドリブルで抜け出しそのまま先制点を挙げたポポ選手。「コンディションはまあまあかな。徐々に良くはなっているけど。キャンプの間にチームにも慣れてきて、選手たちとも分かりあえるようになってきているとは思うけど、毎日良くなっていかなければいけない。まだまだこれからの部分も多いです。まずは監督が求めるサッカーをできるように日々取り組んでいかなきゃね」と、日本で初めて見るポポ選手に期待の声をかけるプレスの方々にもかなり控えめな対応でした。

「おもしろいアイデアを持っているし、テクニックも高さもあり、身体能力も高い。あとはしっかりと経験値を積ませたい」と石崎監督も期待する大津選手。本人的には「全然ダメでした」と納得のいかない表情を見せながらも、
物おじしない堂々としたプレーでゴール前で絡み、観客を沸かせていました。

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「新しい選手ともだいぶ慣れてきたかな。ディフェンス面では細かいミスが多くて。1点目の失点もミスからでしたし」と、左サイドバックを務めた藏川選手。「反省すべき点はいろいろありますが、まずはケガの選手が戻ってきたことがなによりです」とも。

今回の出場選手は全部で20名。90分、60分、45分、30分と各選手の体調に合わせて出場時間が決まりました。90分フル出場となった鎌田選手は後半の30分間、永井選手と組んでボランチに入りました。「選手がおらんから鎌田にボランチをやってもらったんじゃが、練習でもやっていなかったのに、意外と悪くなかった」と石崎監督。はたして、鎌田選手のポリバレントぶりが開花するきっかけとなるのでしょうか?

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試合は1?1で折り返した後半34分にPKを奪われ、1?2で白星ならず、でした。しかしながらケガ明けの選手が復帰の手ごたえをつかめたことや、攻撃の新しい形が垣間見えたことなどを鑑みると勝敗以上に実りある練習試合だったと言えると思います。今週末にちばぎんカップがありますが、あくまでチームの照準は開幕戦。ジュビロ磐田戦まであと3週間。選手個々にケガの完治や実戦感覚の向上など、それぞれ乗り越えなければいけない取り組みがあると思いますが、焦らず着実に上昇曲線を描いて参りましょう。

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2008年2月19日

鹿児島キャンプ10日目

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担当:桜林 舞

快晴に恵まれた鹿児島キャンプ10日目。午前午後の2部練習が行われました。全国的に寒さの厳しい今年の冬。鹿児島も例外ではなく、キャンプ中も「ずっと寒い!」とのことでした。特に国分運動公園は少し高台に位置していることもあり、吹きつける風が冷たいので気温よりも体感温度はずっと下がるのですね。風がなく日が差していれば暖かいということでしたが、今日は風もそんなになく、キャンプ中でも暖かい日だったようです。

「昨日半日リフレッシュして、身体は十分休まったと思う。だいぶ別メニューから全体練習に合流できる選手も増えてきた。今日からまた気持ちを新たに練習に取り組んでいこう」と練習前の訓示にて石崎監督が喝を入れます。古邊コーチのもとフィジカルを中心としたトレーニングが続きますが、「選手たちもフィジカルばかりでは飽きるじゃろ」と午前練習の半分は石崎監督のもとでオフェンスの練習が行われました。「飽きるじゃろ」というのは石さん流の冗談であり、キャンプも後半に入り、いよいよ攻撃面での戦術も煮詰めていく段階になったということなのだと思います。「今までディフェンスの練習が主だったから、攻撃の練習なんて珍しいね。キャンプで初めてかもしれない」と近藤選手が呟いておりました。

【みごとな快晴の中、オフェンスのコンビネーションが何度も試されました】
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【中盤の要、山根選手も砂煙があがるほどのステップを披露】
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【左から永井選手、小林選手、林選手、酒井選手】
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先日より、明治大学から練習参加している林陵平選手は185センチと長身のFW選手。ヴェルディユース出身で昨年は横浜FCの特別指定選手でもありました。いろいろなクラブを見てきている林選手ですが「レイソルは本当にみんな明るいですね。声がものすごく出ていて驚きました」と鹿児島キャンプでのレイソルの印象を語ってくれました。明日の清水エスパルスとの練習試合にも出場する予定です。

【午後には後援会の方々が激励に訪れてくださいました】
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「はるばる鹿児島まで足を運んでくださいましてありがとうございました。皆さんのご期待に応えられるよう今年もチーム一丸となって戦いますので、引き続き応援をよろしくお願いします」と石崎監督。チームには鹿児島牛のステーキが差し入れされました。

【10対10の前に選手同士でミーティング】
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選手が戻ってきたこともあり、午後は10対10のトレーニングが行われました。取り組む前に選手たちで話合いをするように促します。青チームは大谷選手、赤チームは永井選手が中心となって。いままでも選手たちでの話合いの場が実戦形式の練習の前に行われることはありましたが、午前練習も含めここまで徹底して事前ミーティングに臨むのは今年からのように思います。今年のチームの目標も選手たちで決めたことも、自分たちで考えるということを意識して練習が行われています。竹本GMも「言われたことだけやっているだけではプロではない」と述べていました。進化し続ける石崎レイソルはこうしてさらなる高みへ歩を進めています。

明日の清水エスパルス戦は11時から、鹿児島市内のふれあいスポーツランドで行われます。45分×2本で、リハビリ中の選手以外は全員参加する予定です。鹿児島キャンプ中4試合目、最後の練習試合となります。お近くの方は、是非見学に来ていただければと思います。

また、最後になりますが、本日2月18日より柏レイソル公式オンラインショップ「e-Reysolista(イーレイソリスタ)がサービスを開始いたしました。遠方の方や、レイソルグッズを今すぐ欲しい!と思った方が、PCおよび携帯を通じて気軽にグッズを購入できるようになりました。オフィシャルファンクラブ「アソシエイツ」会員割引も、レイソリスタでお買い求めいただくのと同様に、適用されます。(一部除外品はございます)こちらもぜひご利用いただければと思います。