Jリーグキックオフカンファレンス
担当:石本瑞奈
ちょうど一週間前の日記で、「今日はかなり寒いです」と書いたのですが、それを上回るような一日でした。
朝、グラウンドに出ると、みぞれから雪に変わっていくところで、あまりの寒さにポポ選手は完全防備。他にも同様の姿をしている選手がいましたが、それでも練習自体は熱気があり、グラウンドには元気な声が響いていました。
そして昨日の日記にも最後に触れましたが、午後からは毎年恒例のJリーグによるキックオフカンファレンスがありました。J36クラブが勢ぞろいするイベントで、3部構成になっています。1部は記者発表、2部はマスコミ取材対応、3部はスポンサーの方々とのレセプションパーティーとなっています。さらに監督はキックオフカンファレンス直前に監督会議があります。今年は高橋真一郎監督と李忠成選手が出席。午後1時には都内の会場に到着し、そこから夜7時までの長丁場でした。
第1部の記者発表の様子です。監督、選手がそれぞれ分かれて舞台に上がりました。
第2部はクラブごとにブースを作ってそこでマスコミの取材を受けました。これも毎年のことですが、開幕戦の対戦カードのチームが隣合わせにブースを作ることになっています。
今年のレイソルのお隣は川崎フロンターレ。こちらは鄭大世(ちょん・てせ)選手が来ていたので、ストライカー対決となりました。
李選手が「大世選手の去年の14ゴールを越えたいです」と意気込みを語れば、鄭大世選手は「開幕戦は2人ともゴールをあげて、ケガなく終わりたいです」とのコメント。さらに「李選手はJリーグでは自分より2年先輩ですから」と言われ、年齢は2つ下になる李選手が恐縮する一幕も。冗談半分のやりとりだとは思うのですが、その様子は、先輩にとても気を遣う李選手らしかったです。
このカードはマスコミも注目とあって、「スーパーサッカー」からは2人いっぺんに取材を受けていました。
そして、李選手はなつかしい人たちと再会。
まずは石崎監督。お世話になった恩師に「点を取るんだよ」と激励を受けた李選手。
お次は北京五輪代表の反町監督に挨拶。北京でともに戦った指揮官は嬉しそうに「頑張れよ」と言葉をかけていました。
その後、第3部のレセプション会場でもこのお二人にきちんと挨拶をしてから帰った李選手。大勢の人に囲まれ慌しい中で、一度挨拶した人にはつい声をかけそびれることがあってもおかしくないと思うのですが、本当に礼儀正しいです。
そして、高橋監督はスーパーサッカーの加藤未央さんと写真に納まってご機嫌。
川崎の応援番組からも取材を受けていましたが、終始にこやかな受け答えでした。
たくさんの取材を受けていた高橋監督ですが、私が一番印象に残ったのは「天皇杯の決勝までいったことで、選手がみんな、ああいう場所でもう一度戦いたいという思いが強い」とおっしゃったことです。あの時は残念ながら勝てませんでしたが、あの場所に立てたことが、チームにとってとてもいいモチベーションになっています。
プレスカンファレンスが終わると、いよいよ開幕までカウントダウン。明日はソニー仙台との練習試合があり、その後はチームで練習を重ねて3月7日の川崎戦に備えます。