2011年12月12日

レイソルの魂

Check

このエントリーをはてなブックマークに追加


担当:河原 正明

 興奮冷めやらないメールやお祝いの電話がたくさん届いたであろう昨晩から一夜明けました。昨日のモンテレイ戦、PK戦の5人目のキッカーとして登場した林選手は「200件くらい」のメールが届いたとか。昨日の勝利で南米王者への挑戦権を得たレイソルですが、メディアの盛り上がりに反比例して、チーム内は比較的落ち着いています。その理由のひとつは、実は新聞を見てもあまり記事が大きくない・・・それはここで配達される新聞が中京版だからです。千葉の方からは「スポーツ新聞の一面ですよ!」と聞いていますが、関東版が手に入らないのが残念です。しかも一般紙も休刊日でしたので。もっとも夕刊では大きく取り扱われていましたが。
 一方、TVの視聴率は最高で25.9%とクラブチームが出場する国内の試合では極めて視聴率だったようです。連日の報道で、柏レイソルの名前が広く知られるようになってきているのは嬉しいです。
1212bigcircle.jpg

 さて、今日はスタメン組は完全休養に。豊田市内のスーパー銭湯に行き、疲労回復に努めました。残りのメンバーは豊田市内で16時からトレーニングを行いました。その中には、唯一スタメン組みの中から菅野選手の姿が。昨日の試合、120分+PK戦でビッグセーブを連発し、勝利の立役者だったスゲ、タフな試合を戦った翌日ですが「これがいつもの自分流のリカバーなので。いつも通りにやるだけです」とメディアの質問にもそっけないところがスゲらしいです。
KI2_8027.jpg


 「日本の代表として出場している大会。限られた人しか出られないので、誇りを持って戦わないといけない」。昨日のPK戦、1人目のキッカーはスゲの構えを見て動揺したそうです。「このGKは動かない」。左右に小刻みに動いてリズムを取るGKもいますが、最後の最後まで動きを見せなかったスゲ。相手の蹴った球に2ステップを踏んでからのパンチング!俊敏なプレーだけでなく心理戦でも完全に相手を上回っていたのでした。
 次戦も強豪相手ですが、スゲの日頃からの練習と試合への取り組む姿勢を見ているものとしては、周りのフィーバーをよそに何も動じないだろうと普通に思っています。
 でもサポーターの皆さんは、大いに応援ください。サントス戦には、ブラジルから1000人以上のサポーターが訪れるようです。レイソルサポーターも負けては入られません、ぜひご声援よろしくお願いします!なお、明日はサントス戦に向けて、非公開でのトレーニングとなります。

 最後に。この後今夜22時55分からオンエアのNHK総合「アスリートの魂」をお見逃しなく!ちなみに14日の深夜にも再放送がございますので、取り逃してもチャンスありますよ!では

2011年12月12日

王者の証明

Check

このエントリーをはてなブックマークに追加

担当:大重正人

レイソルのサッカーが、今日の勝利で、レイソルサポーター以外の皆さんにも認められたんじゃないかと思うのです。サッカーファン、それに関わる方々はレイソルがJ1優勝したことは知っていても、レイソルのサッカーをまだ見たことがないという方が、この日本にたくさんいたのではと邪推していました。「レイソルってどんなサッカーするの?」「レイソルってたまたま優勝したんじゃないの?」「レイソルは本当に強いの?」。もしかしたらそんな思いを抱いてFCWCを見た方々にも、今日の豊田スタジアムやゴールデンタイムでの生放送で、レイソルの強さや団結力、何かを感じ取ってもらえたはずです。

なんといっても今日は、モンテレイの強さが衝撃的でした。「これまで経験したことがないです」と橋本選手が驚いたのも無理はないでしょう。Jリーグならボールが奪えたところ、止められたところをパンパンパンとボールをはたかれて、あれほど堅かったレイソル守備陣がいとも簡単に突破されるのですから。こんな試合は、ガンバ戦やセレッソ戦ぐらいしか思い出せません。工藤選手は「1タッチ2タッチではたかれて、監督の言っていたようにJで言えばセレッソみたいでした」。そのトラップやパスのうまさ、動きだしのスピード、球際の力強さ。どんなJの強豪より、1枚も2枚も上手でした。

111211_1.jpg

「引いたら負けだと思ってました」。闘将・栗澤選手の強い気持ち。そしてGK菅野選手の奮闘にひっぱられるように、徐々に落ち着きを取り戻し、前半を無失点で折り返す、レイソルらしい展開に持ち込みました。レアンドロ選手の華麗なボレーシュート、スアソ選手のさすがの決定力で1-1で推移。後半はレイソルらしいパスワークが蘇り、終わってみればボールポゼッションは53%vs47%で上回りました。ただ勝ちにこだわりながらも、大谷&栗澤のダブルボランチが攻守のバランスをとり、前がかりになりすぎないように舵取りをしていた。決して派手じゃないけど、それもまたレイソルらしいサッカーだと思うのです。その戦術眼がPK戦での劇勝につながりました。

111211_2.jpg

これで、ベスト4進出。次はブラジルの名門、サントスとの準決勝です。ロッカーではキリが「ゲームの世界だよ!」と騒いでいたそうですが、テレビや虚構の世界でしか触れたことのない王国ブラジルのクラブと、世界最高の舞台で戦えるのですから、キリの興奮も無理のないことでしょう。でも我々はお客さんではありません。
「サプライズを起こしたい」(工藤選手)
「だれもサントスにレイソルが勝てると思ってないでしょう。それを覆したい」(大谷選手)
「サッカーはいい選手がいれば勝てるわけじゃない。勝ったチームが強いんです」(菅野選手)

延長戦の中2日。来る水曜日、できるだけ疲労なく、ベストに近いコンディション調整ができるよう祈るばかりです。そして18日日曜日は横浜国際競技場での試合が決定しました。ぜひファイナリストとして、レイソル史上に残るメモリアルゲームを迎えたい。今日も遠く豊田まで来て下さったサポーターの皆さん、ホームのような雰囲気を作ってくださって本当にありがとうございました。日曜日はもっとたくさんの味方が加わるはずです。もっともっとレイソルというクラブを世に知ってもらえるよう、共に闘いましょう!

111211_3.jpg

今日11日は私事ですが、母親の誕生日でした。試合前に少しだけ電話で話しましたが、試合を見てテレビの前で自分のことのように喜んでくれたと思います。選手のみんな、忘れられない最高の一日をありがとう!