2018年1月31日

ACL本選へ

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担当:大重正人

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昨年の天皇杯準決勝から、わずか1か月ほどで、またこんな後のない真剣勝負に挑めるなんて、本当に幸せなことだと思います。マリノス戦の雪辱が果たせたわけではないですが、それでも昨年2017シーズンを必死に闘って、つかみ取ったJリーグの4位が、ようやくここにつながって、花開いたというか報われた気がします。昨年のチーム、戦い方をベースにして、そこに新たな選手が加わり、去年からのバージョンアップが結果に表れた、3-0というすばらしい勝利でした!

ムアントンは去年ACLラウンド16に進み、また明後日からJリーグに移籍してくる選手が中心という高いクオリティをもったチームでした。ビルドアップを狙いながらも、高さとスピードのある2トップにロングボールを入れたり、裏のスペースに走らせたり。そして守備は5バックになってレイソルのストロングであるサイドアタックに蓋をしてきました。昨年までのレイソルが少し苦手にしていたこと、まさにそれをやってきました。

ただ、それを打ち破ったのが今日の、今年のレイソルでした。今日の江坂選手はゴールさえあれば最高の試合だったでしょうが、それでも昨年までの主力メンバーが残るなかで唯一新加入で先発起用されただけのパフォーマンスを見せ、10番を背負うだけの力の一端を見せてくれたと思います。相手が前からプレスにくるところで、前線と最終ラインが少し空いたスペースに絶妙のタイミングで顔を出し、大谷選手やキム選手からの縦パスを引き出し、攻撃を敵陣へと推進させました。

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「今年最初の試合で最初は固かったけれど、徐々に自分達のサッカーが出来て、3得点入って良かった。(自分としては)良い形でボールも受けていたし、フィニッシュまで行けていたけれど、得点を決められなかったので、そこはまだまだ。自分はゴールに直結するプレー、スルーパスや身体で受けて展開したり、クロスに入って行くことやゴールを求められているので、そこをもっと突き詰めてやっていきたい」。もちろん反省の思いはあるでしょうが、初陣としては十分にサポーターの皆さんにもインパクトを残したのではないでしょうか。

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伊東選手は2アシスト1ゴール、ドリブルの切れ味はそのままに、味方を使うパスも見事でさすがの存在感。クリスはここは決めてほしいという決定機をしっかり2度仕留めてくれました。若きCBコンビも相手のパワープレーに一歩も引かずしっかり跳ね返し、そして本当に危ないピンチは最後の最後でGK中村選手が立ちはだかり、個人とチームが90分間がしっかり仕事を果たし、3-0という勝利と、4度目のACL出場権を晴れて獲得しました。別のプレーオフの結果により、同じグループに中国の天津権健が入り、韓国の全北現代、」香港の傑志FCとグループリーグ突破を争います。またこの勝利により「※」がついていたJリーグの試合日程も確定しました。こちらからご確認ください。
http://www.reysol.co.jp/game/results/

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今日は6598人の観衆があり、そのほとんどがレイソルを応援される皆さんでした。柏熱地帯の立見席が使えない状況でありましたが、その分2階席はびっしりと埋め尽くされ、1階席には選手たちを鼓舞する弾幕が。いつもの違う光景が新鮮でもあり、なおかつ応援の熱はいつものリーグ戦と変わりなく、スタンドの上から逆サイドのエンドまで飲み込むような歌声が通り抜けていました。バックスタンドも気づけば黄色一色になっていて、キックオフに間に合わずとも1分でも早く日立台に駆けつけたいと急がれた方も多くいたはずです。ACLの挑戦権を懸けたこの「ファイナル」にそれぞれの生活を合わせて駆けつけてくれたみなさん、今日という日にどうしても日立台に来られないことを悔やんでいるみなさんの分まで、選手を後押ししてくださいました。本当にありがとうございました。

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そして最後に、下平監督がこんな舞台裏を披露してくれました。「ちなみに今日の試合中に、キム・ボギョンに初めての子どもが産まれたそうです。奥さんは韓国にいるらしいが、彼は前シーズンに全北から加入したので、次の試合にはすごく思い入れがあると思います。今日の勝利とキム・ボギョンのお子さん誕生をダブルでお祝いしたいです」。今日は忘れられないすばらしい一日になりましたね。おめでとう、ボギョン!!

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ようやくスタートラインに立てました。4度目のアジアへの挑戦が始まりました!そして晴れて、ポスターやイヤーブック、胸を張ってACLバージョンにできます笑!明日から入稿の追い込み校正がんばります!

2018年1月29日

ついに明日ACLプレーオフ

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担当:大重正人

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いよいよ明日に迫りました、ACLプレーオフ。タイのムアントンユナイテッドをこの日立台で迎え撃ちます。3年前もアジアの舞台も、このプレーオフから勝ち上がり、本戦の出場権を勝ち取りました。同じタイのチョンブリFCを相手に試合をリードしながらも、その時間は短く、2度の先行のチャンスを活かせないまま、延長戦に持ち込まれ、辛くも3-2で勝利しました。今回も負けが許されない一発勝負、絶対に勝たなければなりません。

スタジアムの看板や装飾がブルーを基調としたACLモードに変わっていくなかで、試合前日の公式プログラムに沿った練習と会見がスタジアムでおこなわれました。会見には下平監督と大谷キャプテンが出席し、待ちに待ったこのACLへの意気込みを次のように語りました。

(下平監督)対戦相手のムアントンは本当に素晴らしい相手だと思っています。ただ我々柏レイソルはACLに対して強い意識と意欲を持っているクラブです。隣に大谷キャプテンもいますが、選手、スタッフが一丸となって明日のゲームに向かっていきたいと思います。ムアントンはここまで5試合こなしていてコンディションは非常に良好だと聞いていますし、明日のゲームは難しいゲームになると思いますが、ACL本戦に絶対に出場したいと思います」

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(大谷選手)「明日の試合に勝つために、ここまでキャンプや柏でトレーニングをしてきました。タイのチームは個人技が高く、スピードもある選手が揃っていて、このあとJリーグに移籍してくる選手もいるなかで、強いチームだという認識で準備をしてきました。自分たちだけでなく、このACLに対してサポーターからの期待もものすごく感じているので、なんとか2015年以来の本戦に出られるよう、明日はしっかり全員の力を集結し、結果を出して本戦に進みたい」

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今日の会見もそうでしたが、多くのメディアの方がお越しでしたし、タイからも10名以上の方が駆けつけています。その多さは広州と戦った時以来かもしれません。相手方の期待や本気度も非常に伝わってきます。だからこそホームクラブとしてレイソルは優位に立場にありますし、その雰囲気を作り出せるのはサポーターのみなさんの力でもあります。一人でも多くのサポーターの方に、この日立台に駆けつけていただき、柏から世界へ、突き進め柏、レッツゴーカシワ、柏がJリーグに誇る歌声を響かせて、選手たちの心を今以上に奮い立たせてください!19時キックオフ、お待ちしています!!
※当日券販売などのマッチインフォです。
http://www.reysol.co.jp/ticket/next/#0130

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2018年1月24日

キャンプ打ち上げ!ACLまであと6日

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担当:大重正人

鹿屋体育大学とのトレーニングマッチは、12-1の勝利。40分×4本で、最初の80分は8-1、あとの80分は4-0と、それぞれがこのキャンプの成果を結果として示してくれました。

下平監督が今キャンプの狙い、そしてこの試合についてこう説明しました。「今季のリーグ戦の目標を勝ち点60としてACL出場をめざし、また得点を60に目標設定した。昨年は守備のベースをしっかり整えながらやってきたが、得点力で物足らないところがあった。このキャンプではまずは守備、そしてビルドアップから進め、そこに攻撃面として新しい選手が加わったことによるバリエーションと、チームとしてもバリエーションを増やす、この2つで取り組んできた。この練習試合ではいろんな形で点を獲れたし、しっかり結果が出たのは良かった。

得点を獲るためには、まず後方からのビルドアップを安定させること。そしてサイドからのは昨年から狙いをもってきたが、それに加えて今年は中央からも崩せるように取り組んできた。今日の試合では実際に中央からの崩しもあったし、前線からの守備からの得点もあった。バランスよく点を獲れたと感じています。

ACLプレーオフまで、チーム立ち上げから3週間で公式戦を迎えるということになったが、あと1週間に迫ったところで今日のようなゲームができたことで、手ごたえを感じています。選手もつかんだものがあると思うし、残りの1週間を柏でいい準備をして、ACL本選出場を成し遂げたいです」

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なかでも本番への期待を高めたのは、江坂任選手です。今日は昨年からの主力を担ってきた選手のなかで80分出場。相手の自陣のリスタートに迫力あるアタックでボールを奪い、先制となるゴールを上げると、さらにクロスからヘディングを決めて2得点。「連携のところは実際のゲームでも噛みあったので、いい距離感とリズムでプレーできました。トップのクリスとボランチとの間の距離感を大事にしようと思っています」。ドリブル、パス、シュート、右足でも左足でも使い、ハイボールでも競り負けない強さもあります。走力、スピードも備えています。決して言い過ぎではないほどの存在感をこのキャンプで見せてくれました。

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今年もキャプテンを務める大谷選手もチーム全体の相乗効果を感じ取っています。「攻撃のところで得点を増やそうと取り組んできた中で、多くのゴールを獲れたことはよかった。カウンターや、今年取り組んでいる中央からの攻めにもチャレンジできた。最後の失点は久々の試合で疲れもあって、人と人との距離感が広がってしまった。昨年の試合でも終了間際の失点があったので、苦しい時間でもチーム全員で守り切れるよう、そこはしっかり反省しないといけない」

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レイソルが誇るアタッカー、クリス&ハモンはハットトリック。例年温かくなって調子をあげてくるブラジル人選手ですが、今年は仕上がりが相当早そうです。後半では瀬川選手の豊富な運動量、タイミングよい裏への飛び出し、山崎選手は落ち着いたプレーで2得点とゴール前での決定力をアピールし、またパクジョンス選手はビルドアップに積極的に加わり、また高さを生かしたヘディングでの競り合い、跳ね返しは間違いなくレイソルに足りなかった部分の力を補ってくれるものです。

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昨夜、タイでACLプレーオフがあり、ムアントンユナイテッドがJDTを5-2と破り、日立台でのファイナルラウンドへコマを進めました。広島加入が決まっているFWティーラシン選手がPKを獲ったプレー、ペナルティーエリアへのしかけ、パワーやスピード、さらにテクニックと、Jリーグから声がかかるだけのプレーを見せました。同じく神戸入りが噂されるDFティーラトン選手は「悪魔の左足」と称されるすばらしいキックでゴール。直接フリーキックも驚異的です。また元ベガルタのヘベルチ選手も左足の直接フリーキックをねじこみました。

2012年に戦ったブリーラム、3年前のプレーオフではチョンブリと、タイのチームの強さは身に染みて経験しています。我々にとって、今年初戦はいきなりの「ファイナル」です。チーム全体で、クラブ全体で、勝つのは絶対に俺達だという気迫や雰囲気が必要です。サポーターの皆さんには、ぜひとも日立台をいっぱいにして、黄色く染めた圧倒的なホーム感を作り出し、「柏から世界へ」という我々の思いの強さを、日本全国へ、アジア全体へ見せ、勝利をつかみ取りましょう!チケットはすでに発売中で、柏熱地帯やAR席などを中心に残席が少なくなってきました。昨シーズンの最後も、まだ残っていると思っていたら、一気に残数がなくなることもありましたので、ぜひお早目にお買い求めいただいて、1月30日の決戦へ気持ちを高め、備えていただければ嬉しく思います!
【チケット販売のお知らせ】
http://blog.reysol.co.jp/news/2018/016226.html
【ローチケ会員専用】http://l-tike.com/reysol-s/
【ローチケ一般】http://l-tike.com/reysol/

全般的に暖かく、順調なキャンプでした。今日で打ち上げ、柏で最終調整に入ります。練習スケジュールは決定次第お知らせします。今年もいいスタートが切れるよう、引き続きのサポートをどうぞよろしくお願いいたします。

2018年1月22日

ACLプレーオフまであと8日

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担当:大重正人

昨晩のテレビ朝日、やべっちFC、ご覧いただけたでしょうか。いまのチームの雰囲気、新加入選手が溶け込んでいる様子、ありのままのようすを感じていただけたと思います。今回、どうしても伝えたかったのは、クリスティアーノ選手とパクジョンス選手の関係です。昨年の天皇杯準決勝、さらにその前の9月のリーグ戦から、ジョンスがクリスを激しくマークし、その伏線があったようです。そして天皇杯でファイナル進出が叶わず、クリスの悔しい思いが爆発してしまいました。ただ試合直後に気持ちを落ち着かせ「彼に謝りたい」とマリノス側に出向き、レイソルとマリノスの通訳さんをまじえ、和解することができたと聞いていました。

しかし、その後ジョンスのレイソル加入が決まり、その火種を心配する声をみかけました。2人が握手する写真をすぐに載せても良かったのですが、少し焦らしてみようかなと思いまして笑、せっかくなら明るく笑えたほうがと、雄太や康平と話して、デジっち撮影を決行することになりました。撮影したのは、実は1月16日。ジョンスが指宿にやってきた日、レイソルに初めて合流したその日でした。クリスに目的とストーリーを説明すると「ダイジョーブ!でも笑わずにできるかな?」と快諾してくれました。

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そしてジョンスにも。日本語がすごくできるとは聞いていましたが、ほぼ通訳なしで、こちらの意図を汲んでくれました。食事会場で「はじめまして」とあいさつして、その流れからのいきなりの無茶ぶりだったにもかかわらずです。合流初日なのに。。。でも見た目通りの好青年で、放送やツイッターの動画どおりに、明るく楽しくやってくれて、クリスが「ジョンス、ようこそ柏へ!」とユニフォームをプレゼントし、大きな歓迎の拍手でジョンスをレイソルに迎えることができました。マリノスのサポーターの方も心配されていたようなので、ご安心頂けたとも思いますし、彼が横浜でとても慕われていたことを改めて知りました。

あれから約1週間。韓国出身のヒョン2人もいたり、同部屋の今井選手のサポートもあって、すっかりレイソルの一員に。優しい顔つきや親しみやすい性格なのは間違いないですが、いざピッチに入れば、センターバックとして天皇杯のように激しいファイティングスピリットを見せ、「自分の好きなスタイル」というビルドアップにも積極的に加わっています。

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「柏に来る前に、クリスといろいろありましたけど(笑)。でもデジっちをあんなふうに楽しくやれてよかったです!いまでは何の問題もなく仲良くやれていますし、クリスのようなすばらしい選手と一緒にプレーできることがとても幸せなことで、一緒に試合に出ることができたらクリスがたくさんゴールできるようにサポートしたいです。韓国の先輩や他の選手たちも優しく迎えてくれて、楽しく過ごせています」とこれ以上ないパーフェクトなコメント。そう思ってもらえたとしたら、こちらも嬉しいかぎりですね!!

そのジョンス、そして2018シーズンの新生レイソルにとっての初戦を明日戦います。鹿屋体育大学とのトレーニングマッチ、予定より1時間早めて、13時キックオフで、40分×4本の予定です。1月30日のACLプレーオフまであと8日、唯一のこの実戦がより実りあるものにするためにも、これまでのトレーニングの成果を発揮し、そしてケガなく過ごせますように。

そして関東地方、大雪警報が出ているようです。明日からの外出や往来はとくに足元にお気をつけ下さい。

2018年1月21日

ACLプレーオフまであと9日

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担当:大重正人

今日は日曜日。昨日に続いて、週末ということでこのキャンプで一番の観客の方々がいわさきホテルにお見えでした。午前中はアタッカーとディフェンスに分かれてのトレーニング。前線でパスやクロスを交えた崩しからの攻撃、守備陣はロングキックに対しての跳ね返し、ラインコントロール、そしてセカンドボールへの反応。より実戦を想定したものを繰り返します。

午後は始動してから初のセットプレーの練習。観客の皆さんには一時撮影されないようにお願いをさせていただいたこともあって、選手たちはもちろんですが、ピッチの周囲にもピリッと緊張した空気が広がり、集中したトレーニングになりました。「レイソルはボールを持てるチームなので、動き出しが得意な自分にとっては合っているんじゃないかと思います(瀬川選手)」「サイドバックのポジション争いもありますが、まずその前に自分が戦術を適応すること。周りよりもまずは自分自身という思いでやっています(亀川選手)」。始動からプレーオフまでとても限られた時間ではありますが、その中でも新加入選手はレイソルでやっていくための足場づくりに懸命で、その積極的な姿勢がチーム全体に刺激や活発さなど、いい効果をもたらしてくれています。

「キャンプが進んで疲労も溜まるころだけど、こういうときこそ声を出して、盛り上げていい練習をしよう」。下平監督の言葉にもありましたが、セットプレーの時の集中と、そして盛り上げて活発に練習する。最後のシュートゲームにそれが表れていました。チーム戦にして、味方のゴールが決まれば大いに喜び、「シュートをふかさない」という課題でミスをすればマイナスポイントに。百聞は一見にしかず。説明するより見ていただいたほうがいいですよね!こちらはツイッターですが、youtubeにすべてアップしています。シュートの迫力、強烈なシュートで揺れるネット、GKの見事なセーブとその反応の速さや大変さ、ゴールを称える敵味方たち。何より活発で一体感のあるチームをぜひご覧になってください。20分以上ありますが、楽しんでいただけると思いますよ!!
https://youtu.be/6Q1cLsrZLdk

ACL、アジア、世界をめざして戦う選手たちですが、アカデミーの選手たちは今年も大舞台に立ちます。「U-17アルカスインターナショナルカップ」です。世界各国の有数クラブのアカデミーチームが参加するなか、レイソルも挑みます。グループリーグは、まずイングランドのトッテナムと1/22に初戦(日本時間1/23の午前1:40)、そして2戦目にはフランスのパリサンジェルマンと対戦です(日本時間1/25の午前1:40)。グループ2位以上で準々決勝へ、3位なら順位決定戦に回ります。例年公式サイトなどでライブやハイライト映像の配信がありますので、もし実施されるようでしたらまたツイッターなどでもお知らせします。柏から世界へ!!
【大会公式サイト】https://internationalcup.alkass.net/u17/

2018年1月20日

ACLプレーオフまであと10日

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担当:大重正人

昨日は1日オフとなり、ホテルの中で休養したり、少し指宿の街へ足を運んだり、地元の味を楽しんだりと、思い思いの時間を過ごしました。このリフレッシュで心身ともにリラックスし、そして今日からのトレーニングにまた新たな気持ちで挑みました。今日も戦術練習、そして紅白戦と、実戦形式のトレーニングが増えています。ボールはACLで使われるNIKE製に。本番の足音が近づいていることを実感します。

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新体制発表会で下平監督が掲げたように「今年も目標は60得点。しっかり攻撃のところを上げていこう」と選手たちを叱咤。これまでのトレーニングや意識を高く持って臨んでいるおかげか、今日の紅白戦でもたくさんゴールが決まりました。ボギョン選手のミドル、江坂選手、ハモン選手、瀬川選手はカウンターからの攻撃をしっかり仕留め、クリスティアーノ選手はこぼれ球のプッシュと、グラウンダーを突き刺しました。

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監督が大事にしている攻撃の起点、ビルドアップは丁寧にやりながらも、奪ったボールを素早く運び、一気に敵陣を陥れるカウンターが決まっています。監督は「守備だけ、攻撃だけじゃないぞ。そのトランジション、切り替えのところを大事にしよう。攻撃から守備へ、守備から攻撃へ、切り替わるところも意識して」。ボールを失えばすぐに守備へ切り替えてプレッシング、奪い返せばまず速い攻撃を狙う。昨年までもクリス、伊東、ハモンと抜群のスピードを誇るアタッカーが強烈でしたが、新加入の江坂選手や瀬川選手のスピードや駆け上がるタイミングもよく、またボランチの小泉選手がボールカットからドリブルでそのまま持ち上がる推進力が光り、カウンターの枚数や迫力が増したように感じます。去年の49得点から60得点へ。その目標を実現するためへの変化や改善が少しずつですが見えてきます。

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私たちの最初の、そして現時点で最大の目標であるACLプレーオフ。今日からチケット販売が始まっています。アソシエイツ会員の先行販売の今日1日ですが、人気のAR席はもちろんですが、いつもは残席が最後まである柏熱地帯も2階席限定利用による販売枚数が少ないこともあってか、いつもよりも売れ行きが早いようです。明日日曜日は午前10時からは一般販売も始まります。

去年のリーグ戦は完売が8試合あったように、本当に多くのサポーターの方に応援をいただいて、その1試合1試合の結果がリーグ4位とプレーオフ出場につながりました。すべては来たる1月30日に繋がっています。だからこそ、この日立台決戦にはぜひスタジアムに来ていただいて、皆さんと一緒に本当の意味での「ACL出場権獲得」を果たしたいという思いです。どうぞお早目にチケットをお買い求めいただいて、来たる日までアジアへの思いを高めていきましょう!!

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2018年1月18日

ACLプレーオフまであと12日

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担当:大重正人

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今日で指宿に来て8日目。ようやく折り返し地点です。今後、1月23日にトレーニングマッチ、1月30日のACLプレーオフを控え、今日はついに11対11の紅白戦が行われました。10分ほどを3本、選手は多少入れ替わりながらではありましたが、昨年まで在籍した選手と新加入選手がほどよく紅白に分かれ、どんなコンビネーションやフィットを見せてくれるのか私は楽しみに、コーチングスタッフはさらに慎重に、試合を見守りました。下平監督もカメラ撮影用のやぐらに上り、ピッチを俯瞰し、大きな声で時折指示を送ります。

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ゴールが2本決まりました。「2018シーズンのレイソル初ゴール」は、、、5年ぶりレイソル復帰の澤昌克選手でした!!チームとして非常に大切にしているビルドアップからの攻撃、左サイドを起点にパスが何本もつながるなか、右サイドから澤選手が機を窺っていました。「すごくきれいにパスがつながっていて、最後タニが持っているときに、ボールが来るかなーと狙って裏へ走りこみました」。そこへ大谷選手からのフィードが送られると、浮き球をジャンプしながらの神トラップ。GKとの1対1になると、中村航輔選手が守るゴールを左足で打ち抜きました。「航輔には、まだまだだな、と言っておきましたよ」とニヤリ。

今年のイヤーブック、その復帰がものすごい反響だったこともあって、澤選手の声をまず届けねばと、始動前日に取材の時間をもらいました。前回在籍時の話になり「選手がだいぶ入れ替わりましたねー」と少し寂しそうな様子でしたが「でも加入を発表した時にすぐに航輔からメールが来たんですよ。日本代表にもなった、あの中村さんが僕にメールをくれるなんてね」とおどけてました笑。実は2人、2013年にリハビリで苦しかった時期を共に乗り越えた戦友で、航輔も「澤さんには本当にお世話になったんですよ!」と復帰をとても喜んでいました。

そして2点目は、クリスティアーノ選手。ショートカウンターからボールを運んだ瀬川選手からのラストパスを受けると、クリスらしい豪快な振り抜きから、グラウンダーがゴールに突き刺さりました。また3本目の最後には直接フリーキックのチャンスがあり、これは惜しくもクロスバーでしたが、早くも全開モードのクリス、今年も健在の様子でした!!

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試合や練習の合間には、選手たちが話し合うシーンがよく見られます。既存の選手が新加入の選手に「こうすればいいんじゃないか」という感じで身振り手振りを交えて伝えています。ピッチの中で感じたことを聞き、そして伝え合う。こうした実戦を重ねることで、チームがちょっとずつビルドアップされていくのが感じられます。

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ここまで始動から急ピッチでトレーニングが続いてきました。明日は予定されていた午後から午前へと練習時間が変わり、午後をしっかり休養に充てることになりました。見学予定の方には急な変更でご迷惑をおかけしてしまったかもしれませんが、ご容赦くださいますようお願い申し上げます。

2018年1月17日

ACLプレーオフまであと13日

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担当:大重正人

昨日の日記に書きましたが、指宿に吹き付ける風が雨雲を呼んで、予想通りに朝方に雨が降りました。1時間あたり14.5mmとかなりの量で、朝7時朝食時間にもまだ雨が残っていました。そこで「今日は大事な戦術練習をいい状態でできるように」ということで、1時間トレーニングを遅らせました。その甲斐あってか、雲が抜けた指宿には見違えるような青空がひろがり、昨日と同様に絶好のコンディションのなかでトレーニングができました。

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練習前には、恒例の鹿児島県や指宿市のみなさまより、地元の名産品をいただく激励式がおこなわれました。鹿児島黒牛20kg、カンパチ、かごしま茶、フルーツ、そらまめ、スナップえんどう、SUBスープ、勝武士ラーメン。海の幸、山の幸、そして日本一の生産量を誇るかつお節を使った食品と、抱えきれないほどの数と量です。受け取ったのは、、、チームの土台を支えるナイスミドルのみなさんです。

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最後に今井選手会長から「毎年、美味しい食事と温泉、そして指宿の温かい人々によって最高のキャンプを過ごせています。今年はACLのプレーオフがあるため例年より早い始動となりましたが、それに合わせるように指宿も例年より暖かく、とてもいいキャンプを過ごせています。本日頂いた特産品を食べてしっかりと英気を養い、必ずACL本戦へ出場できるように頑張りたいと思います。本日はどうもありがとうございました」とクラブを代表してお礼のごあいさつをさせていただきました。毎年毎年、いいキャンプができているのはホテルの皆さんやこちらの地元の皆さんのご支援をいただいてのことです。本当にありがとうございます。そのご支援に応えるためにも今年こそタイトルをお届けしたいという思いです。

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今日は、まずディフェンスとアタッカーに分かれてのトレーニング。ディフェンスは下平監督が指導し、最終ラインとボランチが距離感を保ちながら、相手のパスに組織的に対応する動きをしみこませます。アタッカーは加藤望ヘッドコーチが指揮。クロスへの合わせや、中央でのパスワークの精度など、身振りを交えながら大きな声で選手たちを鼓舞します。11人の選手だけでなく、コーチングスタッフにも新しい風をもたらす加藤コーチが加わり、トレーニングが進んでいます。

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ここ数日の日中は本当に天気が良く、寒い日なら早々に引き上げることが多い選手たちも、芝生の上でストレッチしたり、談笑したり、リラックスできる時間となっています。鎌田選手が「カメラ貸してください」と言うもので、寝転がって何を撮るのかと思ったら、いろんな選手を撮ってくれました。「広報日記のネタになるでしょ!」。若手やチームメイトだけでなく、広報にまで気をかけてくれるベテラン。本当に頼りになります。Instagramにもアップしますので、巨匠鎌田のショット、そちらもぜひご覧ください!!

いよいよACLプレーオフまであと2週間を切っています。週末の21日土曜から会員先行、翌22日は一般発売です。ぜひお忘れなくお買い求めください。あらためまして販売要綱はこちらです。
http://blog.reysol.co.jp/news/2018/016226.html

2018年1月16日

ジョンス合流!ACLまであと2週間

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担当:大重正人

昨日16.5度だった気温は、今日さらに上がって、なんと20.1度。まるで桜が咲きそうな暖かさで、今日も大変にこころよい一日でした。ただ昨日よりは風が強く、フラッグが強くはためいていました。いわさきホテルの職員の方は「南の方から風が吹くときは、だいたい天気が崩れるんだよね」とおしえてくださいましたが、その言葉通りに明日の午前中まで雨が降るようですね。。。とはいえ、明日の午前練習までにはやみそうでひと安心です。

今日はフルコートサイズではありませんでしたが、11対11の実戦練習が続きました。「しっかり、安定して前進していこう!」。下平監督の言葉は、レイソルの攻撃の生命線でもあるビルドアップについて。ピッチが狭いので、相手からのプレッシャーが早く、簡単ではない状況ではありましたが、その中でも求められるパスの正確性や展開力、スペースやフリーマンを見定める能力が、レイソルでのサッカーにはより一層求められます。全員でその意識と技術を共有していく作業が続きます。

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そのトレーニングを、今日は東京から取材にお越しの方が見守っていました。日本テレビの安村直樹アナウンサーです。なぜお越しいただけたかといえば、、、今年は『ACL』があるからにほかなりません。毎年日テレのCSチャンネルでACLは中継されます。1月30日のプレーオフを控え、早朝の飛行機で羽田を飛び立ち、鹿児島空港から鹿児島中央駅までバスで。さらに指宿までは電車と、遠く足を運んでくださいました。「レイソルは、柏から世界へというスローガンのとおり、クラブとサポーターが一体となって特にACLに思い入れが強いですよね」と言っていただきました。メディアの方々にもこのように期待をいただいていますし、何とか応えたいという思いが強まります。

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午後からは、新加入のパクジョンス選手が指宿入り。元日の天皇杯ファイナルから所定となる2週間のオフを経て、チームに合流しました。練習を前にあいさつしてくれましたが、驚くほどの流暢な日本語で、通訳の必要はまったくありません。「こんにちは!マリノスから来たパクジョンスです。みんなとキャンプを始めたかったですが、ちょっと遅れてきて申し訳ないです。こんないいチームに来れてうれしいです。よろしくお願いします」。温かい拍手が自然と沸き起こりました!!移動してすぐでしたが、ウォームアップやパスなど精力的に身体を動かし、一日も早く全体合流できるように始動しました。

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「天皇杯のあとはゆっくり休んで、オフが終わる前から体を動かしていました。今回マリノスからレイソルへ移籍しましたが、レイソルのサッカーを学ぶことで自分がさらに成長できると思い決断しました。レイソルはしっかりビルドアップして攻撃しますが、自分はそういうサッカーが好きですし、自分にもあっていると思います。アグレッシブな守備で相手の攻撃を防ぐところも見てほしいです」。若い選手が多いDFにさらに将来有望な選手が加わってくれましたが、CBでの争い、外国籍選手との争いが待ち構えている状況を知ってレイソルに来てくれたわけですから、その覚悟や成長したいという思いは本物でしょう。ジョンス、ようこそレイソルへ!これから勝利のために一緒に戦おう!!

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2018年1月15日

ACLプレーオフまであと15日

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担当:大重正人

1月の中旬で冬真っ盛りという時期ですが、今日は全国的に陽気に見舞われたようです。昨日も11.1度とたいへん心地よい午後でしたが、ここ指宿では最高気温16.5度。我孫子で10度ぐらいだったようですから、ここは南国鹿児島の恩恵をおおいにあずかっています。新加入選手が多い今年のレイソルですが、いろんな写真や動画でもお伝えしているように、もう何年も一緒にいるかのような明るく活発な雰囲気です。今思えば最初は当然ながら少しぎこちなかったように思いますが、いま毎日行っている監督面談で「しっかり練習から声を出して盛り上げていこう」と個々に話があり、選手たちもそれに応えて、毎日とてもいい雰囲気でトレーニングがおこなわれています。

ここで一日話が戻りますが、、、ヨーヨーテストが行われている脇ではキーパーたちが練習中でしたが、「カーン、カーン」という金属音が聞こえてきます。何事かと思いきや、、、

松本GKコーチが、選手たちにノックしてました。サッカーチームなのに笑。上の動画のとおりですが、小さめのボールを金属バットで打ちつけ、それをセーブするGKたち。至近距離からですから、実際のシュートよりはかなり早く感じるでしょうし、ボールは小さいので手に当てるのも簡単ではないはず。その心を松本コーチに聞いてみました。言葉自体はもっとシンプルだったのですが、少し補足させていただくと。「僕は『反応』には2種類あると考えていて。ボールが飛んでくるコースを予測して、そこに手を伸ばしていく形。もうひとつはそれでは間に合わないケース、もっと瞬間的に対処しなければいけないボールに対しての反応です」。この2つ目の反応を養う練習です。反応というか、反射にも近いかもしれません。

これまでもテニスボールを使ったり、いろんな器具を使ったり、よくぞいろんなアイディアがあるなと、松本コーチの発想力に感心することばかりです。実は中学までの8年間は野球少年で千葉県内の有力校からの誘いもあったほど。そこからサッカーを始め、キーパーになっていくのですから、そういった型にはまらないところがトレーニングにも現れているのかもしれませんね。久々に握ったバットで手の皮がむけてしまったそうです。。。

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レイソルのGKの練習メニューは、もちろん足でシュートしたボールを止めるのはもちろんですが、それ以外にも試合で起こるいろんな事象を想定していると感じます。シュートを1本止めた直後のこぼれ球に対してすばやくポジションをとるとか、味方がシュートブロックしたボールのコースが急に変わって飛んでくるとか、実際の試合でよくありますよね。中村航輔選手から「想定外のことを想定内にする」という表現を聞いたことがありますが、試合の中で起こる変化や突発的なことにいかに対応できるか、それが優秀なキーパーの要素のひとつになります。これはまた興味深いトレーニングでした。

今日のフィールド選手たちは、昨日のビルドアップからさらに発展して、敵陣へボールを運んだあとの動かし方、やり方を監督がレクチャーし、それぞれ10のポジションに分かれてテンポよくボールをつないで、最後はシュートへ。監督からは大きくシュートを外した選手に対して「絶対にふかすな!!枠へ!」と強い口調の注意もありました。一方で、クリスのこれは止められないなという抑えの効いたシュートが隅に突き刺さったり、173cmの澤選手はやっぱりヘディングシュートへの合わせ方が抜群で、それをしっかり枠へ決めるところとか、個性的なアタッカーたちがまた揃って、早く実戦がみたいなという期待感でいっぱいです。

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今日は1月15日。ACLプレーオフまであと15日です!!

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2018年1月14日

指宿キャンプ4日目

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担当:大重正人

今日、指宿では「なのはなマラソン」というフルマラソン大会が開催されました。市役所の方が「人口が4万人ぐらいの街に、10000人以上の方が走りに来てくれるんですよ!」と個の街最大のイベントについて熱く教えてくださいました。近隣の宿泊施設はほとんど満室だそうです。今日は2部練習だったので観戦に行くことはできず夕方のニュースで見ましたが、レイソルと同じイエローの菜の花が咲き誇る街並みをランナーのみなさんが駆ける様子をひとめ見たかったなと。

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さあチームですが、キャンプ4日目は2部練習。日に日に戦術的な練習の要素が増していますが、今日は下平監督がピッチ上でボードを使ってレクチャー。アカデミー出身の選手が4人いるとはいえ、今日時点で10人の新加入選手がおり、このレイソルのトップチームがいかに攻撃し、またディフェンスするのか。その狙いやコンセプト、やり方をじっくりと説明し、ピッチのおよそ半面を使って、6対6+フリーマン+GKの形で、まずはビルドアップのやり方を何度も何度も繰り返しました。

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新加入選手たちですが、他クラブで主力を担ってきた選手ばかりですから、止めて蹴るという基本技術はやはりしっかりしているという印象を受けました。そのビルドアップに対し、プレスをかけるのが、クリスティアーノ選手や中川寛斗選手で、その寄せの速さはやはりレイソルのストロングポイントであり、それに倣うように江坂選手や山崎選手のアタックも鋭く、去年と同じベースでありながらも新加入選手がまた違う色を加えてくれるのではと楽しみでなりません。

午後の練習前には、レイソル後援会の皆さんが今年もチームを激励に訪問くださいました。誠にありがとうございます。エネルギーとパワーを蓄えるお肉の差し入れをいただき、そして今年は黄色にはためくフラッグを200本制作されて、いわさきホテルさんや指宿市役所さんのご協力により、グラウンドはもちろん、いわさきホテルの敷地内、さらに指宿市内にも多数掲げられています。このご支援、サポートにお応えできるように、チーム一丸となってまずはキャンプから取り組んでまいります。

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その後のトレーニングは「ヨーヨーテスト」。20メートル間を何回往復できるか、1本走れば10秒のインターバル、徐々に与えられる秒数が短くなり、時間に遅れた選手から終了していきます。筋肉や呼吸など体力の限界に挑み、息も絶え絶えになってひたすら往復。自分自身や隣を走っているチームメイトには負けたくないという根性も見え隠れします。脱落しそうになる選手に周りから飛ぶ声援が響いて、いい仲間だなあと思って毎年見守っています。選手たちは倒れるまで追い込んでいるところで、本当に申し訳ないのですが。。。

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特に走力が求められるポジションといえば、サイドバックです。最前線まで攻撃参加し、相手ボールになれば自陣の最終ラインまで戻らなければいけません。しかも全速力で。最後の2人に残ったのは、去年のナンバー1、ユンソギョン選手と、小池龍太選手でしたが、最後まで走りぬいたのはソギョン。今年もすばらしい走力、心肺機能は健在でした!!

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明日は、午後練習1本。午前中は静養につとめ、午後に備えます。

2018年1月13日

指宿キャンプ3日目

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担当:大重正人

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今日で指宿での3日目。小雪が舞った昨日に比べれば、気温こそ午前中は5度前後でしたが、南国の太陽がピッチを鮮やかに照らし、少し歩くと身体が温まるような一日でした。今日もコンディションを上げながら、ボールを使うトレーニング。まだまだフルコートで11対11をする状況ではありませんが、少しずつプレーエリアを広げながら、戦術的な練習も組み込まれていました。新加入の選手たちが、レイソルのやり方を理解し、自分のものにしようとする必死な様子がとても印象的でした。

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その新加入のひとり、小泉慶選手がさっそく取材を受けました。サッカーマガジンのインタビューです。今年も指宿までお越しいただいて、チームと一緒にフル帯同のオフィシャルライター、鈴木潤さんが聞き手でした。プロ4年間ですでにJ1出場100試合以上、若くしてタフなJリーグを十二分に経験しているボランチです。「兄が通っていて自分も入りました」という、現レイソルアライアンスクラブの柏ラッセルで小1から3年間プレーし、マリノスの育成組織へ。「同い年のシンとはずっと戦っていました」と昔を思い出します。そして高校時代は流通経済大柏高校で10番を背負って、プレミアリーグを制覇。この柏にゆかりある選手が、レイソルの頼もしい味方になってくれました。

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そしてACLについても「ACLに出られる選手は限られているし、天皇杯を見ていて、レイソルがプレーオフに出てくれと願う立場でしたが、進出が決まったときは素直に嬉しかったです」と話してくれました。やはりJリーグの上位にいること、そしてACLに出場できるというのは選手たちにとって魅力であるのは間違いないでしょうし、だからこそ我々が今回の出場経験を大事にして、また翌年の出場権も獲得することで、小泉選手のように「レイソルでプレーしたい」と思ってくれる選手が増えるでしょうし、チーム内の選手たちもさらなる競争の中で満足することなくより強くならなければという思いにかられることでしょう。それがチーム強化の理想的な形です。そして小泉慶の新しい挑戦への強い思い、今月末の発売をどうぞお楽しみに!

また、先日の新体制発表会の模様を、youtubeにてアップしておりますので、彼を含めた新加入選手の表情や言葉をぜひご覧ください。

そして今日、ACLプレーオフのチケット販売概要をお知らせしました。アソシエイツ会員先行は来週1月20日土曜日から、一般発売は翌21日日曜日か ら、ローソンチケットで発売です。AFCの規約により立見席の利用ができないため、柏熱地帯は2階部分のみを使用し、またビジターは指定席のみの販売となります。いずれにしても通常のリーグ戦よりも少ないチケットとなりますので、売り切れる前に1日も早くお買い求めください。
http://blog.reysol.co.jp/news/2018/016226.html
【車椅子席、駐車場のご案内はこちら】http://blog.reysol.co.jp/news/2018/016227.html

そして小泉選手のように、レイソルでの挑戦を選び、今年ACL初舞台となる小池龍太選手からサポーターの皆さんへ応援の呼びかけがあります。リュウを始め、新しい2018下平レイソルの初陣、思いをこめた「柏から世界へ」、相手をのみこむ「突き進め柏」で強力な応援をどうぞよろしくお願いいたします!!

2018年1月12日

ACLまであと18日

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担当:大重正人

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指宿でのキャンプ2日目。全国的に雪に見舞われ、各地のニュースには大きな影響が出ているようですが、九州最南端の指宿では手がかじかむような寒さと風、そして午前中は一瞬だけ小雪が舞うような時間帯もありましたが、それ以外に練習の妨げとなるようなことはなく、しっかりと午前午後の2部練習が行われました。

今日が実質的なトレーニング初日でしたが、さっそくボールを使い、パス練習が始まりました。元日にACLプレーオフ出場が決まったその夜に松原フィジカルコーチからの通達があり、この始動日を迎えるにあたっての自主トレ、コンディショニングの指示が細かくありました。1月30日に向けて、早々に準備を進めてきたのは、すべてこの日のため。今日でプレーオフまであと19日ですから、一日でも早く多く、新加入選手を交えての実戦練習を積んでいかなければなりません。

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とはいえ、初日ですから無理なく、そして新加入選手が溶け込みやすいように、また気持ちが高まるように、大きな声が上がるようなメニューもあり、明るく活気あふれる時間が過ぎていきました。今日1月12日は偶然にも澤選手、クリスティアーノ選手が同じ誕生日。さらに山口ドクターも重なって、3人をお祝いすることになりました。日立台と変わらぬ光景。恒例の手荒い祝福で、新加入選手たちもレイソルの雰囲気を感じてもらい、メンバーの和が深まったのではないでしょうか。

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そのACLプレーオフについて、AFCから正式に通達があり、日立台開催が発表されました。1月30日の19時キックオフです。スタジアムの開催条項について昨年いろいろな報道があってご心配をいただいたり、またそこから規約が変わったことにより、意見交換会でも「日立台で開催できる方向」とお話しさせていただいておりましたが、こうして正式に開催できることが発表されてほっとしました。このホーム日立台の大声援を浴びて、アジアの強豪と戦ってこそのACLですから。チケット販売については現在調整中で、近々お知らせできる予定ですので、今しばらくお待ちください。

またリーグ開幕は、2月25日の日曜日、アウェイでのベガルタ戦。ホーム日立台での開幕は3月2日金曜日、19時のナイトゲーム予定です(ACL本選不出場の際は翌3日開催)。また明日、1月13日からは、ちばぎんカップのチケット発売です。

そして現在受付中の年間シートのWEB申込ですが1月16日までさらに延長することになりました。新規の方、ご継続の方問わず、ぜひお申込いただいて、スタジアムでの年間参戦をぜひぜひお願いいたします。
【ご継続の方】https://l-tike.com/st1/reysol-ticket2018c
※2017年年間シート、一般会員の方
【新規の方】https://l-tike.com/st1/reysol-ticket2018n
※2017年未入会の方
【年間シートの席種・特典などの詳細はこちらから】https://www.reysol.co.jp/fan/supporters/associates-big.php
【座席のご案内詳細はこちらから】https://www.reysol.co.jp/ticket/stadium/h-sheet.php

2018年1月11日

ACLまであと19日

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担当:大重正人

遅くなりましたが、新年あけましておめでとうございます。本年も柏レイソルと広報日記をどうぞよろしくお願いいたします。

この時期の始動はやはりイレギュラーで、12月23日にシーズンを終えた選手たちにとってはオフシーズンが非常に短くなりましたし、またフロントスタッフにとって、何分選手たちの去就が決まらないことにはユニフォームなど新シーズンの準備も始められませんし、ACLプレーオフ出場が決まったのも元日。この数日間で、チームスタッフもフロントも選手たちも何とか新体制発表会を終え、キャンプインできたというところかもしれません。とはいえ「ACLを戦える」のは、我々もサポーターのみなさんもはじめ、柏レイソルに関わる人たちにとって誇りであり、何よりのエネルギーです。1月30日まで、今日で20日を切り、カウントダウンが始まりました。

昨日は平日夜遅い時間にもかかわらず、新体制発表会には1200人のサポーターの皆さんにお越しいただき大変ありがとうございました。新加入選手10人(昨日不参加のパクジョンス選手はキャンプ中の来週に合流予定です)と加藤望ヘッドコーチをご紹介し、中谷選手によるACLユニフォーム披露をおこないました。最後に場内を包んだ「柏から世界へ」への歌声は、新加入選手たちに深く響いたでしょうし、柏レイソルでプレーすることへの思いが改めて高まったのではないでしょうか。

一夜明けて、今朝は早々にメディア周りの行事を済ませました。個人写真、集合写真、前進のポージング写真、J:COMとチバテレビの応援番組向けコメント、そして試合中継でのスタメン紹介動画撮影、そしてアンケートなどの記入が数件。例年にはない、ACLでの渡航用の書類記入も。今シーズンの違いはこういうところにも表れています。

昨日の新体制発表会をはじめ、選手たちの様子がまだまだ伝えきれておらず、申し訳ありません。SNS上での写真や動画も用いながら、少しずつ表情や言葉をお届けしていきたいと思いますので、各メディアをぜひご利用いただければ幸いです。

今日は夜8時前に指宿に到着し、夕食を摂って、選手たちは明日からの本格始動に備えています。練習予定ははこちらのとおりですので、いわさきホテルにお越しの方は、ご確認いただければと思います。そして明日の夕方に、Jリーグ開幕カードの発表もありますので、ぜひ楽しみにお待ちください!
http://www.reysol.co.jp/team/schedule/

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