ACLプレーオフまであと12日
担当:大重正人
今日で指宿に来て8日目。ようやく折り返し地点です。今後、1月23日にトレーニングマッチ、1月30日のACLプレーオフを控え、今日はついに11対11の紅白戦が行われました。10分ほどを3本、選手は多少入れ替わりながらではありましたが、昨年まで在籍した選手と新加入選手がほどよく紅白に分かれ、どんなコンビネーションやフィットを見せてくれるのか私は楽しみに、コーチングスタッフはさらに慎重に、試合を見守りました。下平監督もカメラ撮影用のやぐらに上り、ピッチを俯瞰し、大きな声で時折指示を送ります。
ゴールが2本決まりました。「2018シーズンのレイソル初ゴール」は、、、5年ぶりレイソル復帰の澤昌克選手でした!!チームとして非常に大切にしているビルドアップからの攻撃、左サイドを起点にパスが何本もつながるなか、右サイドから澤選手が機を窺っていました。「すごくきれいにパスがつながっていて、最後タニが持っているときに、ボールが来るかなーと狙って裏へ走りこみました」。そこへ大谷選手からのフィードが送られると、浮き球をジャンプしながらの神トラップ。GKとの1対1になると、中村航輔選手が守るゴールを左足で打ち抜きました。「航輔には、まだまだだな、と言っておきましたよ」とニヤリ。
今年のイヤーブック、その復帰がものすごい反響だったこともあって、澤選手の声をまず届けねばと、始動前日に取材の時間をもらいました。前回在籍時の話になり「選手がだいぶ入れ替わりましたねー」と少し寂しそうな様子でしたが「でも加入を発表した時にすぐに航輔からメールが来たんですよ。日本代表にもなった、あの中村さんが僕にメールをくれるなんてね」とおどけてました笑。実は2人、2013年にリハビリで苦しかった時期を共に乗り越えた戦友で、航輔も「澤さんには本当にお世話になったんですよ!」と復帰をとても喜んでいました。
そして2点目は、クリスティアーノ選手。ショートカウンターからボールを運んだ瀬川選手からのラストパスを受けると、クリスらしい豪快な振り抜きから、グラウンダーがゴールに突き刺さりました。また3本目の最後には直接フリーキックのチャンスがあり、これは惜しくもクロスバーでしたが、早くも全開モードのクリス、今年も健在の様子でした!!
試合や練習の合間には、選手たちが話し合うシーンがよく見られます。既存の選手が新加入の選手に「こうすればいいんじゃないか」という感じで身振り手振りを交えて伝えています。ピッチの中で感じたことを聞き、そして伝え合う。こうした実戦を重ねることで、チームがちょっとずつビルドアップされていくのが感じられます。
ここまで始動から急ピッチでトレーニングが続いてきました。明日は予定されていた午後から午前へと練習時間が変わり、午後をしっかり休養に充てることになりました。見学予定の方には急な変更でご迷惑をおかけしてしまったかもしれませんが、ご容赦くださいますようお願い申し上げます。