2018年9月30日

浦和戦

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担当:大重正人

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瀬川選手の4試合連続ゴール、よくぞあれをゴールへと流し込んだというヘディングが決まり、2-2に追いついたのが後半15分でした。ここからの30分間にこそ真の力が問われます。ミスで失点したレイソル、それでも追いついたレイソルと追いつかれたレッズ。心身の疲労が押し寄せてくる時間帯で、相手を上回れる力があるか。そこでの戦いで、今日のレイソルには勝ちきる力が残っていませんでした。

「勝ち点1を狙いにいくべきでは?」というメディアからの質問が多くありましたが、鈴木選手の「ずっとやられていたという気は感じていなかったし、あの時間帯で勝ち点3を狙うプランを変える必要はなかったと思う」という言葉どおりの状況だったと思います。オルンガ選手へのロングボールを起点に攻め込めていましたし、勝ち点3を取るチャンスは十分にありました。1ポイントを選ぶならアディショナルタイムに入ってからぐらいでしょう。ただ忘れてはいけないのは、絶対に失点してはいけない場面だったこと。勝つためには残り30分間を無失点に抑えることが最低条件だった。本当に苦しい時間帯でしたが、そこで弱さや甘さを出してしまっては、獲れるかもしれなかったポイントを手にすることはできません。

前回の鳥栖戦と同様に、チーム全体のディフェンスは改善してきているように見えます。前線からのプレスや追い込み方。相手が中盤へ運んできたボールをカットする。「自分たちの守備についてはプラン通りで機能しなかったということはなかった。全体のスライドを速くして、獲るべきところでボールを取れたのは良かった。全体を通した守備は悪くなかったと思っている」(鈴木選手)。相手が攻めあぐねているようにも見えました。

ただ前半の2失点は、先制直後の連続失点でもあり、やられた形もミスが絡んだものでした。1点目は「ボールホルダーに人数をかけすぎた、一人でもカバーに行けていれば」。2失点目はパク選手のパスが奪われたことが直接的な原因ですが、「自分も含めて周りの足が止まっていて、ジョンスからの出しどころがなかったと思うので、そこは個人だけでなくチーム全体の責任として受け止めないといけない(瀬川選手)」。起こってしまった理由がはっきりしているもの。これを繰り返さないようにするのみです。

前線の2人、オルンガ&瀬川の2トップはそれぞれ1ゴール。ゴールという最高の仕事を果たしただけでなく、守備でのプレスバックにも献身的に足を使い、実際に先制点はミカのプレスバックからのカウンターでした。ミカへのロングボール、くさびのボールを高い身長と長いリーチで収めて起点にする攻撃がチーム全体としての形にもなってきています。そこに連動した瀬川選手の動き出しはとても目立っていました。

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こうして徐々に形になってきたものをさらに良くして、そしてミスのない完璧な試合を。勝ち点3を獲るためにはすべてをうまく運ばなければいけません。残り6試合。最少で0、最大で18。どれだけ積み上げられるかは自分達次第です。次の広島戦こそ、今日も台風の中で声を枯らして応援してくれたサポーターの皆さんに応えてほしいと思います。

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2018年9月29日

明日は浦和戦

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担当:大重正人

リーグ戦は残り7試合。この7試合は「J1残留」を懸けて戦うチャンスでもあります。ここからの対戦は浦和、広島、名古屋、川崎、鹿島、セレッソ、ガンバとチャンピオンチームばかり。周りのチームの結果や動向はさておいて、自分たちがあと何ポイント、勝ち点を伸ばせるか、そこしかありません。最後に残る結果は、自分たち次第で変えられるはずです。

明日対戦する浦和レッズ。4月からオリヴェイラ監督に代わり、その初戦が25日のレイソル戦でした。スコアレスが長く続いた拮抗のゲームを制したのはレイソル、ヘディングの折り返しを逆サイドで狙っていた中川寛斗選手のゴールは、日立台で2年連続同じような形での決勝点。この対戦はリーグ戦で3連勝中です。

ただ、やはり浦和レッズはいつどんなシチュエーションで戦っても、常に強いと思わされるチームです。だからこそ、自分たちが100%以上の力を出さないと勝てないし、その力を出し切ったからこそ得られた結果でもあります。敵地埼スタならなおさらです。前節のレッズは神戸相手に4-0と圧勝。レイソルの選手から警戒すべき選手として軒並み名前があがった「柏木選手」のゲームメイク、ラストパスがやはり光っていました。加藤監督は「オリヴェイラ監督になり、より守備が強くなり、そこからの速い攻撃が特徴。レッズは個人の能力はもちろんだが、選手ひとりひとりが自分で判断できて、それが組織として同じ方向を向いてプレーできているのが強み」と話しました。

レイソルは先日の鳥栖戦でセットプレーからの失点はあったものの、流れの中からはゴールを割られませんでした。最終ラインに鈴木選手、中盤に大谷選手が入り、最終ラインから中盤へ、中盤から前線へ、特に守備のコーチングが届くようになり、これまでよりも連携した守備ができていたように感じます。ただ今回の浦和レッズはシステムが異なります。神戸戦は3-5-2のシステムでしたので、システム上は中盤の枚数、サイドの枚数が変わってきます。試合中での修正が必要になるでしょうし、ピッチの中での声出しやコミュニケーションを怠らず、90分間集中を切らさず戦わなければなりません。

ただ、明日の天候ですが、台風が接近しております。すでに12時現在でセレッソ、磐田、徳島、讃岐のホームゲームの中止・延期が決まっています。レッズからは今日17時、また試合当日8時に開催可否のお知らせがあるとのことですので、新たな情報がありましたら、HPやSNSでお知らせいたします。

2018年9月22日

鳥栖戦

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担当:大重正人

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今週、選手たちはいろいろ話し合って、トレーニングにも打ち込み、自分たちで何かを変えなければという思いを言葉と行動に変えて、1週間を過ごしてきました。これまで自分がやらなければという思いが強すぎて、ピッチの中でどこか一つにまとまりきれない試合が続いていました。それが今日は、個人としてもチームとしても勝利のために、勝ち点3のために、目的をひとつにして戦っていました。懸命さが伝わってきました。ハーフタイムのロッカーの雰囲気も変わっていました。今日の試合中の雰囲気、そして試合後の大きな拍手。無念の引き分けにはとどまりましたが、今週1週間の取り組みからピッチで見せた姿勢は「次こそ頼むぞ!」と後押しできるものだったと思います。

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オルンガ選手、大谷選手が入り、少しポジションも変わった中での試合でした。前半からつなげるところはつなぐ、蹴るところは蹴る。オルンガ選手が競った後のセカンドボールの多くを回収し、相手の陣形を横に広げてから、瀬川選手が間にポジションをとると、鈴木選手やパク選手からのくさびの縦パスが入り、スピーディーな攻撃が繰り返されました。ポゼッションが相手に渡れば、しっかり自陣でブロックを作って跳ね返す。先制点は見事な連携、崩しでした。インナーラップした小池選手がくさびを入れると、ポストのオルンガ選手がボールを落とし、大谷選手がサポート。動きを止めなかった小池選手が裏を取ったところへ大谷選手から絶妙のスルーパスが通り、折り返しへ瀬川選手が詰めてのゴール。
5人の連携が絡んだ見事なゴールでした。

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勝ち点0が2試合続いたところから、今日勝ち点1を得たことはポジティブなことで、一方でその「1」を「3」にするためには、今日も何か足らなかったということには目をそむけてはいけません。失点はコーナーキックから。一番高い選手が飛び込んできたところの裏へボールが流れ、ヘディングで叩き込まれました。「あの時間帯は相手のトップ下がサイドに流れて起点を作られ、中盤がスライドして対応していたが、その分バイタルを使われてしまった」と鈴木選手が振り返りましたが、セットプレーにされるまでの流れ、そしてCK。「後半の入りに気を付けよう」と共有していた中で防げなかったこと。ここを耐えて、失点しないで、流れをもう一度もってこなければいけません。

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失点したあとにズルズルと後悔を引きずらず、もう一度立て直して、流れを引き寄せたことは前向きなことです。多くのチャンスを作りました。惜しいシュートもありました。江坂選手のヘッド、こぼれ球に山崎選手。決めなければいけないところでしたが、相手GKの権田選手のセーブもすばらしかった。自分たちと同じように相手も必死です。最高のプレーに勝つには、それ以上のものを数多く出さないと勝ち点3は得られません。

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ただここから勝ち点を一つでも多く重ねていくためにも、今日の試合内容はまったくネガティブに捕えることはありません。今日の柏熱地帯が「ため息よりも声援を」とサポートしてくれたように、ネガティブではなくポジティブな方向に持っていけるように。今日のピッチでの戦いと今週の取り組みを最低限のベースとして、これを続けながら、さらに高めていけるように。

『「対鳥栖」に関しては戦い方がよかったが、次の相手に合わせて自分たちがどう守備をするのかは変えるべきなので、今回のいいところを積み重ねながら、一から取り組まないといけない』。鈴木大輔選手の言葉通り、次の浦和レッズに対して、今週以上の取り組みをしていかなければなりません。

2018年9月21日

明日は鳥栖戦

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担当:大重正人

マリノス戦、エスパルス戦。順位の近い相手、J1生き残りへの直接対決に連敗し、これまで以上に厳しい状況に陥っています。順位表を見れば、勝ち点40に迫らないと、J1残留は遠のいていきます。残りは8試合。現在勝ち点29ですから、2勝で35ポイント、3勝で38ポイント、4勝して41ポイント。ここから対戦する相手は、鳥栖、浦和、広島、名古屋、川崎、セレッソ、ガンバ。代表経験者を有する強敵ばかり、7クラブがタイトルホルダーです。勝ち点の計算をしてはみましたが、まったく簡単なことではありません。「内容も大事にしないといけないが今はとにかく結果。ここから、勝ち点3を取れる試合をいくつ作れるか」。鈴木大輔選手は勝つためにすべきこと、生き残るためのメンタル、時には割り切りも必要だと話しています。

浦和からの7試合の前、同じ勝ち点で並ぶサガン鳥栖には必ず勝たなければいけないし、勝ち点3を与えてはいけない、そういう相手との直接対戦となります。サガンも同じように下位で苦しんできたものの、ここ8試合で4勝2分と14ポイントを積んでおり、そのうち6試合が無失点。持ち前の堅く粘り強い守備、献身性やハードワークを継続しながら、豊田選手、金崎選手、フェルナンドトーレス選手と有数のアタッカーを補強し、最少得点差の試合を勝負強くものにして順位を上げてきました。

レイソルは今週3日間の非公開トレーニングをおこなってきました。その練習やコミュニケーションによる改善への取り組みは、この鳥栖戦の結果で示すしかありません。明日はホーム側の席は完売です。選手たちには、まず先発に選ばれた11人がレイソルを代表してピッチに立っているという使命と責任感をこれまで以上に背負って戦ってほしい。その思いを走りやコンタクトプレーはもちろん、声や気迫で示してほしい。ベンチに控える7人もまず仲間のためにできることで支え、自分自身に声がかかった時には最高のパフォーマンスを発揮できるよう心身の準備を整えてほしい。そしてケガなどでスタンドで見守ってくれているチームメイト、この状況でも勝利を信じて駆けつけてくださっているサポーターの皆さんに胸を張って勝利を報告できるような明日を期待したいと思います。

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改めて、ホーム側のチケット完売となり、大変ありがとうございます。明日もキックオフ3時間前の12時からホームゲートオープンとなります。スポンサードやチケット販売で大きなご支援をいただいているローソンさんによる「LAWSONエキサイトマッチ」を開催します。恒例の「福引大会」では、9/19(水)0:00~試合当日に全国のローソン店舗で税込800円以上購入のレシート、または試合当日スタジアム場内ローソン売店で同額以上ご購入の方に配布される参加券をLAWSONブースにお持ちください(800円で1枚、最大5回まで)。選手サイン入りのボールやウェアやグッズに加え、この日だけの特製プラカップが200名様、ご好評のランチボックスも35名様に。合計265個の当たりがあります。ぜひローソン店舗でお買いものいただいて、どうぞご参加ください!
https://www.reysol.co.jp/news/event/001296.html

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そのほかにも「鎌ケ谷ホームタウンデー」でも記念品が当たる抽選券配布、キャラクターのかまたんの来場。PREMIUMイオン歯ブラシ「KISS YOU®」とのコラボレーション第2弾となる電動タイプの発売、ファンクラブアソシエイツ会員対象の「レイくんと写真撮影会」「ピッチサイドウォーク」、そして今回は特別にメンバー入り18選手との『選手とピッチで写真撮影』に限定6組でご参加いただけます(12時からの受付先着順)。そのほかグッズの販売やスタジアムフードなどで試合前のお時間もお楽しみください。
http://www.reysol.co.jp/ticket/next/#0922

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2018年9月15日

清水戦

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担当:大重正人

今日は「三協フロンテアDAY」でした。多くの社員の方、スタッフの方がお見えで、イエローのシャツを着て、モバイルスペースでの展示、スタンプラリーの長い行列、応援メッセージ、バッグやタオルマフラーのプレゼント、選手入場時のパネルと、詰めかけたサポーターのみなさんのレイソルを応援しようという一体感を作り上げて、スタンドの応援もより一層高まった三協フロンテア柏スタジアム、本当にすばらしい雰囲気をつくりあげてくださってありがとうございました。

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しかしチームの結果が振るわず、ただただ本当に申し訳ありません。試合の流れだけで言えば、瀬川選手のゴールで「1-2」にしてからの戦い方。後半19分。あと約30分残っていました。その時の雰囲気は、間違いなく逆転の機運でした。そして3点目を失った36分までの17分間。瀬川選手が火をつけたスタジアムの雰囲気に乗って、チームとして上がりかけたギアをもっと加速させて、もっと爆発させて、相手をまず心理的に追い込んで、追い詰めるようなことはできなかったのか。そして失ってはいけない3点目を与えてしまい、追い込まれたのは我々でした。大谷選手、山崎選手を同点に追いつく切り札にできなかったこと、非常に残念でなりません。事実、山崎選手のドリブルはキレにキレていて、PKの笛が鳴ってもおかしくないドリブル突破もありました。

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鈴木大輔選手の加入、即先発。どうしても期待してしまうところでしたが「特別自分が入ったから何かが変わるとは思っていないです。じゃあボールがもっと動くかとか、失点が急激に減るかということではないと思います」。加入会見では虚勢を張るわけでもなく、ありのままの率直な思いを話してくれた。それが鈴木大輔選手です。それでも「経験を伝えたり、自分のキャラクターを前面に押し出したりして、チームの勝ちの可能性を上げることは確実にできると思う」と胸を張って、自分のできることを全身全霊を懸けてやってくれる選手でもあります。

今日のハーフタイムのロッカー。周りにかけている言葉、0-1のビハインドでしたが、とても明確で、動じない心、周りを落ち着かせる力強さがありました。おとなしい、もしくは思いを秘める選手が多い中で、何かを変えてくれるのではと思わせてくれる存在です。もちろん頼るだけではいけません。プレーするのは、闘うのは、自分自身です。そして勝つのも負けるのも選手次第です。だからこそ、もっと練習からやれること、話すこと、あるはずです。レイソルの選手それぞれの力が他のチームに劣っているとは決して思いません。だからこそ、ここからの2か月半を戦い抜いて、自分たちの力を証明してほしいし、今日のように最後の最後まで選手たちを信じて応援してくれるサポーターの皆さんに報いてほしいです。

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2018年9月14日

明日は清水戦

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担当:大重正人

ルヴァンカップの準決勝進出、鈴木大輔選手の復帰、伊東純也選手の日本代表初ゴール。今週はいいニュースが続けて舞い込んできました。これを勢いに変えなくてどうするんだというポジティブなこと。ここからのリーグ戦、特に明日の清水戦、来週の鳥栖戦は、J1生き残りへのアドバンテージを得られるか、ダメージを受けるか。後になって振り返った時に本当に大きなターニングポイントとなるであろう、大一番を迎えます。

Jは代表戦翌日の水曜の昼ごろ、日立台のクラブハウスに帰ってきました。翌日からレイソルのトレーニングに合流し、多くのメディアの方に囲まれながらのコメント対応をしました。「アップの時間が長くて、疲れました笑」。Jらしい、飄々とした感じは代表に行っても全くかわりなく、旧知のメディア皆さんを笑わせていました。「早くからアップしていたんですけど、すごく良いリズムで戦っていたんで、仕方ないところもあったかなと思います」。

ただ限られた時間の中でも「時間が少なかったので、何かをしなければダメだと思っていました。(昨年のアウェイガンバ戦のように)最初は巻こうとしたんですけど、敵も来ていたので、振りを速くしようと。あとで映像を見たら(思ったより)速い球だった」と自分でも驚きのゴールだったようです。レイソルでは縦への突破だけでなく、中へ切れ込んでの左足シュートも日々練習してきました。巻くシュート、そして今回のようなパワーシュート。その成果を代表の大舞台でしっかり発揮し、レイソルに戻ってきました。「レベルの高いところでやってきたものを、やっぱりプレーでチームに伝えられるようにしたい。清水と鳥栖と勝点の近いところとの2連戦。まずチームのためにも、自分のためにもしっかりやりたいと思います」

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そして鈴木大輔選手です。先週金曜に帰国し、土曜からトレーニングに参加。日曜午前も練習参加し、午後にはメディア対応と皆様へのご挨拶と、精力的にスケジュールをこなして、今週も火曜から通常のメニューをこなしてきました。「紅白戦をやって、見えてきたこともあるし、合わせていなければいけないところもある。でも大体つかめてきました。監督ともチームのやり方や紅白戦での流れで感じたところをお互いに話しあいました」。

加藤監督も「彼のパーソナリティー、ものすごくポジティブなので、十分発揮してもらいたい。チームのために戦えるところが彼のいいところ。きっちり戦って、球際に激しく行くところ。そういうところを期待していますし、後ろからチームを引っ張って欲しい」と大輔を表しました。今日、試合への出場登録手続きも無事に完了し、背番号4のユニフォームを着て写真も撮りました。準備は整いました。あとは今のチームの中、選手たちの中、自身のコンディション、相手選手との関係やチーム戦術のなかでどう起用されるかどうか。キックオフを楽しみに待ちたいと思います。

明日は「三協フロンテアDAY」です。
https://www.reysol.co.jp/news/event/001294.html
レイソルの地元である柏市の新十余に本社を構え、二ユニフォームスポンサーおよびスタジアムネーミングライツホルダーとしてご支援をいただいています。大きな大きなサポートを本当にありがとうございます。その手掛けられている「モバイルスペース」が日立台にやってきました。

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一昨日からトラックで搬入され、クレーンで設置されている特設ブースでは、三協フロンテアの紹介や、レイソルの歴代ユニフォーム・トロフィーの展示、またブースの壁面は、自由にメッセージを書いていただける仕様になっています。またサイン入りグッズや特製タオルマフラーが抽選で1500名様に当たるスタンプラリー、オリジナル不織布バッグが先着10000名プレゼントもあります。またスタンプラリーの台紙は裏返すと黄色のパネルになっていますので、キックオフ直前の選手入場時にはぜひ頭上に掲げて、黄色一色のすばらしい応援の雰囲気を作り上げ、勝利への後押しをよろしくお願いいたします!!!

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2018年9月 9日

ルヴァン準決勝へ

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担当:大重正人

まず今日は試合の前に、大きなサプライズ、良い意味でのサプライズをお届けしました。鈴木大輔選手、2年9か月ぶりのレイソル復帰です。2016年頭にスペインリーグへの挑戦を決意、柏を旅立って「2部リーグでしたがとても厳しい環境でした。でもタフになれたと感じています」と、当時より体重を4キロほど絞って、これまで以上に精悍な顔つきで戻ってきてくれました。

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3日前の金曜日に帰国。昨日はチームメイトに帰国のあいさつをし、そのままトレーニング。「誰にも伝えていなかったのでみんなビックリでした笑」。今日も午前中に通常の練習をこなしました。移籍の手続きが想定よりもスムーズに運んだこともあり、今日がホームゲームなので、メディアの方も多く集まるこの日に発表させていただき、17時30分からメディア対応。その流れで18時に日立台のピッチにただいまのごあいさつに向かいました。「すーずきだいすーけー、ラーラ、ラララー」の応援歌を久々に聞くことができて本当に戻ってきてくれたんだとより一層実感が沸き、嬉しくなりました。

「自分にとって特別なクラブである柏レイソルに戻ってくることができて、本当に光栄に思っていますし、柏レイソルの黄色いユニフォームに袖を通せる日を心待ちにしています。2年半、厳しい環境だったスペインでプレーしてきてタフになったと感じますし、それをプレーで示したいです。28歳になり、若い選手の多いチームの中で自分の経験を伝えながら、チームを引っ張っていきたいですし、自分らしいプレーを出して、チームの目標に向けて貢献していきたいです」。ダイスケならこちらが何を言わなくても求めなくても、それ以上のことをやってくれる男です。心強い仲間が戻ってきてくれました!

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そして迎えた準々決勝の第2戦。前半のセットプレーからの失点、もちろん反省すべきことはありますが、ディフレクションでコースが変わったこともありますし、試合の中でどうしてもこういう形で失点してしまうことはあります。時間が早かったことも今思い返せば幸いでした。選手ははやる気持ちを我慢して、必要以上に焦ることなく、自分たちのペースで試合を進めていたと思います。

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「相手に流れがあったが、瀬川のゴールで全体が落ち着いた」。大谷選手の言葉通りでした。瀬川選手は「クリスが競り勝ってくれたことがすべてだけど、転がってきたボールが止まって見えて、キーパーの動きもしっかり見えていた」。ゴールネットにしっかりプッシュし、これが値千金の「決勝ゴール」になりました。札幌戦から先発を続け、これで8試合で4得点目。「周りが見えるようになった。見えるエリアが1メートルずつ広がっているような感じです。ボール路ロスとしないことが自分の課題で、でも相手の動きを感じられて、トラップで剥がせたりしている。得点を決められていることが自信になって、周りが見えているのかもしれませんね」。そんなふうに今の自分の冷静に分析できているのも、調子の良さからくるのでしょう。そして危機感も常に忘れてはいません。

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そしてアディショナルタイムの49分、今年一番肝を冷やしました。跳ね返されたボールをつながれ、一気のスルーパスを通されます。高かったレイソルのDFラインから、追いすがったのは中川創選手でした。「裏を取られて、自分しかいなくて、とにかくまっすぐ走っただけでした。結果的に追いつけなかったけど、スライディングして、あと晴彦くんの構えもあって、あのシュートがゴールにならずに良かった」。この2試合、2人はフル出場。しっかりと理想を持って日々取り組んでいる2人ならプレー面で満足はしていないでしょう。自ら反省しているミスもあるでしょう。でも結果的に、チームをベスト4に導く結果をもたらしたのは、胸を張って自信にしてほしい。心からそう思います。

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カテゴリーが下の相手に2引き分け。2試合の内容に納得している選手はひとりもいないでしょう。続くリーグ戦は、清水、鳥栖とホーム2連戦。J1生き残りへ、ここは本当の正念場です。今日のプレーだけでは相手を寄り切るのは簡単ではありません。もっともっと極めて、追及して、改善しなければいけないでしょう。結果と内容で、今日も応援に来て下さったサポーターの皆さんに見せてほしいと思います。今日も試合前から最後まで大きな後押しをありがとうございました!

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2018年9月 8日

明日はルヴァン第2戦

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担当:大重正人

水曜日に続き、ルヴァンカップ準々決勝の第2戦を日曜19時からホームで戦います。アウェイでの第1戦は、2度先行される厳しい状況から何とか2度同点に追いつき、引き分けに持ち込みました。アウェイゴールを2つ奪ったので、明日は勝利か、1失点以下の引き分けでも勝ち上がりとなります。

第2戦を迎える状況としては決して悪いものではありませんが、その内容はJ1クラブがJ2のクラブと戦った試合のなか攻守ともにもっともっとクオリティの高さを追及しなければならないものでした。特に失点シーンは、それまでほとんどピンチらしいピンチがなかった展開ながら、あっけなくゴールを割られてしまいました。特に2失点目は、1-1に追いついてさあここからというところで出鼻をくじかれるもので、繰り返してはいけません。まずは失点しないこと、90分を無失点で終われれば無条件で勝ち上がれます。ただそれは結果としてというものであり、「1戦目を終えての状況があるが、やはりしっかり勝つことにこだわって戦いたい」という加藤監督の言葉通り、ゴールを狙い続け、チャンスを仕留めて、8月25日の長崎戦に続いて、ホームのサポーターの皆さんに喜んでいただけるような勝利を期待したいと思います。

明日は、多くのイベントがあります。まずルヴァンカップ恒例の「キッズイレブン」。シュートゲーム、ドリブルゲームにご参加の先着300名様にヤマザキビスケットのお菓子をプレゼント(お子様だけでなくすべての方が参加可能です)。また公式球やレプリカボールが当たるチャンスもあります。こちらは野球場での開催となります。また同じ野球場内のブースでは、Jリーグ公式アプリ「Club J.LEAGUE」プレゼントキャンペーンを実施。スマートフォンのアプリ画面を見せていただいた方先着600名に「ルヴァンプライムS」のプレゼントがあります。
https://www.reysol.co.jp/news/event/001293.html

夏の終わりの恒例「しろいホームタウンデー」では、今年も「しろいの梨」が当たる抽選会があります。今回は先着1500名様に抽選券を配布し、箱入りの梨2個が当たる方は、これまでの3倍となる450名様! 3人に一人が瑞々しい梨をお持ち帰りいただけるチャンスです。もし残念ながら抽選に漏れた方も、特設ブースでは試食コーナーもあり、また後半途中からは限定販売もありますので、ぜひおいしいおいしい梨をお楽しみください。マスコットのなし坊&かおりも遊びに来てくれますよ!!
https://www.reysol.co.jp/news/event/001299.html

またレイソルのキャンプ地である指宿市の皆さんも観光ブースを出展されます。名産品である鰹節などの配布がありますのでこちらにもぜひお立ち寄りください。

「セーブ・ザ・チルドレン チャリティマッチ」では、レイソルが社会貢献活動のひとつとして支援を続けている「セーブ・ザ・チルドレン」のブースが設けられます。昨年同様に選手写真を大きくパネルにしたボードを用意いただいています(鎌田、キム、中村、伊東、手塚、クリスの6選手)。ぜひ撮影いただいて「#サッカーも子育てもフェアプレー」のメッセージと共にSNSに載せてPRにご協力ください。
https://www.reysol.co.jp/news/event/001223.html
また2児の父親である鎌田選手の子育てインタビューも掲載中ですのでぜひご一読ください!
https://www.reysol.co.jp/club/environment/sc2018-kamata.php

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チケットは全席種、残席があります。16時からホームゲートオープンですので、試合前は多くのイベントやフードなどでお楽しみいただいて、18時10分ごろからはウォームアップ、そして19時のキックオフから大きな大きなご声援をスタジアムでお送りくださいますようお願いいたします!!

2018年9月 6日

ルヴァン準々決勝第1戦

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担当:大重正人

ルヴァンカップの準々決勝。ヴァンフォーレ甲府とホーム&アウェイの2試合を戦い、合計成績でベスト4を争います。試合は2-2。アウェイゴールを2点取っての引き分けですので、9日の第2戦で勝ち上がる条件は、勝利、もしくは0-0か1-1の引き分け、となりました。90分で2-2の場合は、延長戦となります。

この状況でホームの第2戦を迎えられるというのは、決して悪い条件ではありませんが、ただ試合の内容としては、先行されて追いつく、また先行されて追いつく、という大変苦しい試合でした。前半はほとんど相手にチャンスを作らせず、シュート数は10対1。しかし相手の守備をなかなか崩しきることができず、膠着したまま後半を迎えます。

その9分、甲府の左サイドからのクロスから、ペナルティエリア内で粘られて、最後は、現役高校生の中山陸選手に押し込まれてしまいます。レイソルはこれでようやくスイッチが入ったというか、自陣を固める相手を押し込んで、波状攻撃を繰り返します。後半18分、キムボギョン選手のドリブル突破を起点に、左サイド亀川選手のクロスを山崎選手がダイレクトシュート。GKに弾かれますが、常にこぼれ球を狙っている中川寛斗選手が今日も見逃さずプッシュして同点に追いつきます。

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しかしその6分後、また失点してしまいます。自陣で隊列は組んでいるものの、ボールホルダーはフリーでプレッシャーが懸かっていない状況でした。相手のDFから縦パスが通り、中盤で受けた選手もフリーでターンされて、前線へスルーパス。これを収められての失点。レイソルは人数こそいるにもかかわらず、あれだけ中央を簡単に通され、誰もマークにつけていないというのは、後のJリーグで上位チームと戦うことを考えれば守備のやり方、選手の意識、もっともっと突き詰めないと感じざるをえません。

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手塚選手を投入し、最後はコーナーキックからクリスティアーノ選手がヘディングで合わせ、なんとか同点で第2戦につなぐことができたという試合でした。この日はDF中川創選手はトップチームに昇格して以来のプロデビュー戦でした。フル出場、2失点。引き分け。試合を終えて様々な感情があるなかで、創らしく自分の言葉でしっかりと試合を振り返り、反省がありました。

「前半は空中戦に勝てたりと自分にとってポジティブなものは得られたが、後半は時間が経つに連れて運動量が落ちコーチングも減って2失点してしまった。1失点目は自分がもっとちゃんと飛んでクリアできていれば失点はなかったし、2失点目もあの崩され方はDFラインとして良くなかった。この舞台はミスがチームの勝敗に直結する。前向きなチャレンジはすべきだが、もっと自分ができることを明確にしなければ。でも、この試合で自分がやらなければいけないことが見えてきた。デビュー戦がこんなに自分にとってプラスになると思っていなかった。まだまだ満足できないが、すごく前向きにこの試合を振り返られる。こうやって1回出場してプロの空気を吸えたことは自分にとってポジティブで、試合に絡めなくても半年間ずっとやってきたことは間違いではなかったと感じている。ただもっとやらなければならないし、もっとやれることはたくさんあると思う。もし次チャンスがあれば、今日出た課題を改善してプレーしたい」

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そしてGK滝本選手がACL天津戦に次ぐプロ2度目の先発でした。「チーム全体としてチャンスも作れていたから、しっかりとチャンスを生かすためには次の試合の期間までどう過ごすかによって変わってくるので、自覚を持って自分を含めて一人一人がいい準備ができたらいいと思う。失点シーンはGKである自分の責任、自分でどうにかできたと思うプレーは振りかえればあるが、改善の余地は絶対にある失点だと思うので、もっとディフェンスの連携とかを日々の練習からすり合わせていけたらいいと思う。いいセーブもあって自分の良さを出せたシーンもあったが、勝利として持っていけなかったのは悔しい。次の試合までの残りの時間で少しでも改善していきたいと思う」。失点を自分の責任と重く受け止めながらも、それ以外に3失点目4失点目を与えそうなところでビッグプレーを見せ、この日を引き分けで踏ん張れたのはハルの力によるところも大きかったと思います。

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第2戦ホームゲームは、9日日曜日、三協フロンテア柏スタジアムで19時キックオフです。内容も非常に大事ですが、カップ戦の準々決勝を勝ち上がるというところで、しっかりと90分で勝利して、次のラウンドへ進めるように結果にこだわらなければいけません。

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2018年9月 4日

明日はルヴァン第1戦

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担当:大重正人

今日は関西地方を大型台風が通過し、大変な風雨や被害の模様などがニュースを通して伝わってきます。少しでも被害のないことをお祈りするとともに、台風が通過した後もくれぐれもご注意をいただければと思います。

今週は、ルヴァンカップの準々決勝2連戦。ヴァンフォーレ甲府と5日にアウェイで、9日にはホームでベスト4進出を争います。リーグ戦で思うように勝ち点を伸ばせていないなでではありますが、それだけにこの公式戦1試合1試合に全力、勝利を得るために、大事に大事に戦わなければなりません。

7月の抽選会では伊東選手が古巣であるヴァンフォーレ甲府との対戦を引き当てました。ルーキーイヤーに大変お世話になったというOBの石原克哉さんとも久々の再会で談笑していました。

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ただJは日本代表に選ばれ、今回は不出場。さらにケニア代表のオルンガ選手、2人のフォワードが不在という状況です。しかし加藤監督は試合前々日のメディア対応で「Jもミカもいないが、それを良い方向に持っていきたい。チャンスがくる選手もいるだろうし、日々みんな頑張ってきている姿を僕らスタッフは見逃しているわけではないし期待したい。あと21歳以下の選手を出さなければいけない年齢制限もあるし、そこを加味したうえでメンバーを考えていきたい」と新たな選手起用についても触れました。

近年の大会では中川寛斗選手や手塚選手が、それまで出場機会がなかった中で地道に努力してきた成果を認められ、勝利を呼び込んだ上に個人的にも飛躍のきっかけをつかんだことが印象深く残っています。それに続く第三、第四のヒロトやコウヘイが生まれる、そんな試合になればと期待して甲府に行ってきたいと思います。

2018年9月 2日

横浜戦

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担当:大重正人

今の状況ではすべてが完璧に運ばないと、なかなか勝ち点3をつかめない。改めて痛感する試合でした。相手のスカウティングや戦術分析、それを基にしたトレーニング。立ち上がりに相手のパスをひっかけて、伊東選手とクリスティアーノ選手に2度あったビッグチャンスを仕留められるかどうか。そこから主導権を握られ、相手のパスワークの巧みさは想定していたものの、いかに自分たちからアクションを起こして前からはめにいけませんでした。試合後の小泉選手は「今日は引くだけの守備になってしまい、修正できないまま90分が終わってしまった」。試合中のチーム全体での修正力。先制されても下を向かず切り替えられるメンタルも必要です。

後半開始から前に出て流れを引き寄せたかに見えた矢先でのカウンターの失点。オルンガ選手のポストプレーからの折り返しに飛び込んだ瀬川選手のゴールは一瞬の隙を突いた見事なものでしたが、その直後の最終ラインの連携ミスで3失点目。2点目と3点目の失点は試合を左右する流れのなかで絶対に防がなければいけないものでしたが、そこで耐えられない現状。十分に防ぐことができた失点でした。あそこで踏ん張れないと、絶対に逆転も勝利もありえません。最終ラインでのミスがありましたが、でも前線の選手が決定的チャンスを決めきれなかったことも同列にとらえて、次への課題、修正点にしなければいけません。オルンガ選手のシュート、決まった!と思いました。決めてほしかった。あそこで2-2にできていれば、結果は変わっていたでしょう。勝った時も負けた時も同じように改善点を直していかなければ、チームの成長は右肩上がりにはなりません。

先日の長崎戦の勝利の価値が落ちるものではありませんが、でも我々に真の力や自信にまではできていないことを今日の結果が示していると言わざるを得ません。しかし勝って喜びすぎないとの同じように、負けて気を落としすぎるようなメンタルではJ1には決して生き残れません。ここでリーグ戦は少しブレイクに入り、水曜、日曜とルヴァンカップ準々決勝、甲府とのホーム&アウェイマッチです。オルンガ選手、伊東選手とレイソルの大きな武器である両選手を欠く闘いのなかで、1名の先発を義務付けられているU-21選手も含めて、「自分が流れを変える」という覚悟と決意をプレーと結果で表してほしいと思います。1-3になった直後の瀬川選手です。

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