2019年1月31日

指宿キャンプ4日目

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担当:大重正人

「レイソルさんが来ると、本当に天気がいいですよねー」と毎年ホテルの方がそう出迎えてくださいます。そんな指宿が、今日は本当にめずらしい荒れた天候でした。午前中のトレーニングを前に雨が降り出し、時折弱くなる時もありましたが、強い雨が吹き付ける時間も長く続きました。午後になると雨はやんだのですが、今度は強い風が吹き荒れました。立っていると身体が倒れそうになるほどの強風もあり、そんなタフな一日でしたが、選手たちは今日も2部練習を頑張り抜きました。

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午前は5人から6人のグループを作ってのポゼッションゲーム。パスをつなぎ、ボールカットされると隣のコートへダッシュで移動。通常は15メートルほど離れたところへの移動ですが、キャンプも進み、さらなる強化のために、今日は30メートル以上離れたところへのダッシュを繰り返すことに。最初は元気だった選手たちも当然呼吸が乱れ、顔を歪めながら走り続けます。すこしスピードが落ちれば井原ヘッドから「スプリント!スプリント!」と厳しいゲキが飛びます。

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そんな苦しい状況で、いかに正確なパス&コントロールができるか。優勝した2011年、異様なまでの後半、試合終了間際の強さは、こうしたトレーニングの積み重ねがあったからこそなのだろうと思い返します。途中からゴールとキーパーを付けてシュートの要素も加わり、激しい肉弾戦が続きました。

午後からはピッチの4分の3ほどを使い、指宿での初の紅白戦がおこなわれました。ワクワクしますね!新しい選手が加わり、新しい監督に代わり、ポジションや配置、サッカーのやり方も当然変化があります。新しい化学反応も生まれますし、一方でまだ呼吸が合わないこともあります。そうしたすり合わせを繰り返し、監督やコーチングスタッフが選手たちのプレーを見て、今度はこういうトレーニングをしよう、改善していこう、というサイクルを作っていきます。まだ始まったばかりですが、ここからどんなサッカーに昇華されているのか、楽しみにして追い続けたいと思います。

明日のトレーニングは、午後1本に変更になります。15時30分開始です。そして6日のトレーニングマッチ、テゲバジャーロ宮崎戦、10日の鹿屋体育大学戦、当初は14時開始でお知らせしましたが「13時キックオフ」に変更になりましたので合わせてお知らせします。

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2019年1月30日

指宿キャンプ3日目

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担当:大重正人

指宿での3日目。今日は朝からたくさんの地元の方々がグラウンドにお越しくださいました。恒例となった鹿児島のみなさまによる特産品贈呈のセレモニーです。鹿児島県様からの和牛、かんぱち、お茶。指宿市様からのフルーツ。指宿農業協同組合様の空豆とスナップえんどう。指宿鰹節協会様からのかつお節のスープ、勝武士ラーメン実行委員会様からのラーメン、、、海の幸山の幸、色とりどり取り揃えられた名産品を5人の選手たちがチーム代表して受け取りました。この5人の共通点、わかりますよね??

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「私も柏に伺って、レイソルを応援させてもらいました」。近年のホームゲームで指宿市をPRするブースを出展いただいている指宿市の豊留市長が、レイソルを激励くださいました。「皆さんのおいで、レイソルを応援しようと雰囲気を市民こぞって作ってきました。市役所の職員もキャンプ初日に旗を振って皆さんをお迎えしました。今年は頑張ってほしい。J2ですが、鹿児島ユナイテッドと優勝争いをしてほしい、というのが願いです。また来年も指宿に戻ってきた時に、1年でJ1に戻れて良かったね、またJ1でがんばってほしい、そうなるように期待しています。この指宿で体力、技術を培って、すばらしい1年になるよう祈念しております」。

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たくさんの歓迎、ご支援に対して、レイソルからは田上選手がお礼の言葉をお伝えしました。「今日はこのようなすばらしいセレモニーを開いていただきありがとうございました。いただいたものをしっかり食べて、このすばらしい環境で、ネルシーニョ監督のもと、良いトレーニングを積んで、1年でJ1に復帰できるように頑張ります。キャンプは始まったばかりですので、今後ともサポートをよろしくお願いいたします」

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今日は1部練習でしたので、通常より長め、約2時間近いメニューでした。4つのグループに分かれての6対6、まだコートは小さめですが、スピード感、対人プレー、当たりの強さは実戦さながら。着実に選手たちの身体が仕上がっていっています。布部GMは「始動から開幕までの6週間を3つに分けて考えている。柏の最初の2週間は身体を目覚めさせるような時間。この指宿はその体力強化に戦術のところを乗せていく」とチーム作りの流れを説明してくれました。ちょうど1週間後の6日水曜日には初のトレーニングマッチ、テゲバジャーロ宮崎との試合が待っています。今から本当に楽しみでなりません!!

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最後に公式ホームページの不通が続き申し訳ございません。早急にご覧いただける状況に復旧できるよう作業を進めております。進捗についてはまたお知らせいたします。

2019年1月29日

指宿キャンプ2日目

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担当:大重正人

今日から本格的な指宿キャンプのスタートです。朝7時の朝食、9時からジムで身体を動かし、9時半ごろからグラウンドへ。今日は2部練習で午後は3時から。午前午後合わせて2時間半ぐらいですが、ほぼずっと走りっぱなしで、強度の高いメニューが続いています。5年前までネルシーニョ監督がレイソルを率いていたときにいつも課していたメニューをよく目にします。

4対2のロンド(ボール回し)はボールロストしたらすぐに切り替えて、少し離れた場所に作ってあるエリアに移動して、さらに切り替えのパスゲームが続きます。キーパー付きの2対2、攻撃を終えるとそのまま守備の局面に、これも切り替えの要素が強くあります。午後はパスアンドラン、休憩を入れながらですが20分弱続いていたでしょうか。そのあとのゲームはコートの周りにサーバーをおく方式。どれも高度な戦術を落とし込むというよりも、止めて蹴る、走って受ける。奪われたらすぐに戻る、すぐに守備に切り替える、何度も繰り返し走る。サッカーにおいて技術や戦術に目を奪われがちですが、それを可能にするのは土台となる体力や走力です。当たり前にやるべきことを、徹底してやり通す。監督のめざすサッカーのベースには、絶対におろそかにしてはいけないことがあるように感じます。

選手たちはもちろん体力的に相当きつそうですが、それでも声をかけあい、いいプレーは褒めて、ミスが起きても「次、次」と鼓舞する、そんな雰囲気がいまの新しいレイソルにはあります。そうした前向きな雰囲気を作り出しているのもネルシーニョ監督です。

先週の土曜日、集合写真を撮った際にこんなことがありました。集合写真を撮るときに大事なことがあります。それは「全員が目を開けていること」。意外と難しいんです、これが。なので、近年編み出したやり方がありまして、5秒前からカウントダウンして、4、3、2、1、ゼロ!の時にみんなそろって目を開けましょう!と選手たちに呼びかけてから撮影しています。

そしていざ本番。私が、5秒前からカウントダウンして、ゼロになった瞬間でした。ネルシーニョ監督が1本指を立てて、おきまりの「VITO――RIA!!」と叫んだんです。正直あまりに予想外のことであっけにとられてしまったんですが、周りの選手やスタッフから自然と大きな笑いがおこりました。当日はとても寒くて、選手たちの表情も身体も強張っていました。それに気付いて、そんなユーモアでほぐしてくれたんだと思います。満面の笑み、しめしめの顔。とてもお茶目な68歳。監督のおかげでいい写真が撮れました!

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#集合写真 #突然のVITORIA #和む #Nelsinho

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明日のトレーニングは午前1本。また明日も集中して、濃密なトレーニングがおこなわれます。

2019年1月28日

指宿キャンプ1日目

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担当:大重正人

1月15日の始動から約2週間。トレーニングの場所を今日から鹿児島県指宿市に替えて、キャンプがスタートしました。思えばこの指宿でのキャンプがスタートしたのは2011年の4月、ネルシーニョ監督の時代からでした。震災でリーグが中断する難しい時をこの指宿で過ごし、さらに力をつけて、のちのJ1制覇につなげた地でもあります。J2から出直しとなった今年のレイソルにとって、もう一度這い上がっていくための力と成果を手にしなければなりません。

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日立台で多くの2部練習を経て、選手たちに疲労がたまってきている頃だとは思いますが、それでもそんなそぶりを感じさせないほど、選手たちは元気な笑顔で活気にあふれています。今日は朝7時に柏を出発し、9時30分の飛行機で鹿児島へ。空港では地元の園児さんたちが合唱で元気いっぱいに出迎えてくれて、ネルシーニョ監督はやさしいお父さん、おじいちゃんの表情になっていましたね!

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そして手塚康平選手会長があいさつのマイクをとり、このキャンプでの意気込みを話しました。地元のニュースでもこのように取り上げていただきました。「いつも温かくお迎えしていただきありがとうございます。今年も鹿児島県指宿市でキャンプを行えることを大変嬉しく思います。約2週間、しっかりとトレーニングをおこなって、2月24日の開幕戦にむけていい準備ができればと思います。よろしくお願いします」

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そこからバスで2時間、14時には指宿いわさきホテルに到着し、16時からのトレーニングで汗を流しました。今日はフィールドもキーパーも一緒になり、ストレッチやボールを使ってのレクリエーション。コウスケが楽しそうにドリブルしている姿はレアでしたよー。そしてランニングと1時間弱のメニューで長旅の身体をほぐしました。ジオゴフィジコの「最後は自分のペースでいいよ!」というフリーランでしたが、リュウタ、ヤマ、そしてセガワが我先にとスピードを上げてゴール。もっともっと走れるぞ!というアピールかどうかはわかりませんが、全員が互いをもりあげて、いい雰囲気でここまでの一日一日を過ごせているように感じます。今日の岡村テクニカルスタッフの誕生日も2年目の若手たちが盛り上げて、力いっぱいお祝いしました笑

ただ、ここからさらに厳しいチーム内の競争が始まり、実戦形式の練習も増えていくことでしょう。監督は常に選手たちのことを見ています。ちょっとした変化、成長、頑張りを見逃しません。だからこそ苦しい状況でも踏ん張って、互いを高め合うようなチームになっていけたら、というように感じています。また明日から彼らの頑張りを伝えていきます。

2019年1月21日

始動2週目

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今年最初の更新、遅くなってしまい申し訳ございません。また今シーズンも不定期ではありますがこの広報日記や、SNSを通して、チームの様子、選手たちの元気な姿をお届けしてきたいと思います。今日はチームのトレーニングの日ですが、私は都内のJリーグ・DAZNプレシーズンミーティングに出席してきました。3シーズン目となるDAZNによる試合配信ですが、着実に会員数が伸びているものの、さらに高い目標にむけてリーグ、DAZN、クラブが協力して、サポーターやユーザーの皆様によりよいサービスをお届けしていきましょうという取り組みです。新たな取り組みも準備検討されているようですので、シーズン開幕に合わせて、またプロモーションがあるかと思います。年間視聴やクラブ応援プランも引き続き受付中ですので、ご継続ご加入をお願いいたします。

1月15日の始動日は、トレーニングがなく、アンケートやスーツ採寸など。そしてイヤーブックのインタビューをすすめ、ネルシーニョ監督、高橋峻希選手、ガブリエル&ヒシャルジソンのブラジル人対談を収録。夜には監督や新加入選手たちが新体制発表会でサポーターの皆様の前でごあいさつさせていただきました。ネルシーニョ監督とのVITORIA唱和、今年もレイソルでプレーしてくれる残留選手たちへの大きな大きな拍手、個性あふれる10選手のコメントなど、皆様から引き続きのご期待に感謝するとともに、今年こそ期待にお応えしなければという使命をひしひしと感じております。

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翌16日からはトレーニングがスタート。体力や筋力の測定や、パストレーニングから始まり、初日からボールを使ってのパス&ムーブなど、ボールの感触とコンディションアップのためのメニューが順調に消化されています。その練習風景は「5年前と変わりない風景が戻ってきた!」というのが率直な思いです。エネルギッシュで大きな声を飛ばすネルシーニョ監督は本当にそのままで、ディオゴフィジカルコーチと合わせて、その指示を伝える通訳の言葉も自然と熱く激しく聞こえてきます。井原ヘッドコーチが練習をオーガナイズし、そのサポートをするのが栗澤コーチ。「スタッフの黒いウェアは正直違和感しかないね」と苦笑していましたが、きびきびと選手たちの練習に加わる様子は新任青年コーチならではのフレッシュさがありますね!

「勝利と競争」。布部GMがチーム作りの念頭におくキーワードを実践する、コーチングスタッフ、そして新加入選手をふくめた選手たちが、今年の柏レイソルに集まってくれました。練習は当然ハードです。2部練習も多く、日に日に練習を終えた選手たちの足取りが重くんなっているのも仕方のない、それだけの練習を積んでいます。指宿キャンプは1月28日ですので、それまでは「日立台キャンプ」。1年を戦い続けるためのベースを作り、徐々に実戦やゲーム形式も増えていくことでしょう。まずは指宿キャンプでのトレーニングマッチを楽しみに、チームを見守っていきます!