2023年11月25日

ホーム最終戦

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担当:大重正人

今季ホーム最終戦、12000人を超える方々にご来場をいただき、ありがとうございました。立ち上がりの失点で出鼻を挫かれましたが、犬飼&立田コンビの大きなアクションや、応援スタンドがまだまだここからだ、という雰囲気や後押しのおかげで、引きずらず、切り替えて戦うことができたと思います。

鳥栖のビルドアップはやはり巧みで、GKと2人のセンターバックと、アンカーの河原選手のパスワークに対し、レイソルが誇る1stDF細谷&山田康太コンビも奪えずとも懸命にチェイスを続けながら、1点のビハインドで凌いでいました。どこかでボールを奪えれば大きなチャンスになるのではと期待していたところの、前半34分でした。山田雄士選手のカットから、カウンターのドリブルを開始。4対3の局面から、大外でフリーになったサヴィオへヤマからのこれ以上ない素晴らしいクロス。サヴィオの同点ヘッドでレイソルは完全に息を吹き返しました。

わずかその4分後、逆転に成功します。ビルドアップから、この日先発出場の仙頭選手が縦パスを引き出して、正確なフィードを左サイドのサヴィオへ。中央のライン上で駆け引きしていた細谷選手との阿吽の呼吸でスルーパスが通ると、左足でしっかり流し込みました。

「サヴィオがボールを持ったら動き出せばパスが来るという流れは今シーズン通して出来ている。A代表で1点獲れたことが自分の中でも大きかったし、帰ってきてすぐの試合だったがいい状態で試合に入れたと思う」。火曜日にサウジアラビアで決めた日本代表での初ゴール、若い彼にとっては大きな大きな自信と経験になったことでしょう。落ち着き払ったストライカーらしいゴールでした。ユースの先輩、工藤選手の4年目のゴールを超える14得点目、得点ランク5位に。「ここにきてコンスタントに取れているけど、もっと取りたいと思っています。チームを勝たせたい」とエースとしての頼もしさや自信が感じ取れる試合後でした。

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後半24分、相手の左サイド深くからのスローイン。シンプルにあげられて、大外でヘディングを合わされて同点に。プレーが止まったところからのリスタート、非常にもったいない失点でした。今のチーム成績を考えれば、そういった細かな局面、気持ちの集中、もっとこだわっていかないとせっかくリードしたゲームをものにできなくなってしまいます。天皇杯ファイナルという大一番を控えているだけに尚更です。今日だけでなく、ここ数戦、選手たちは役割を果たし、ハードワークして、ファイトを続けているだけに、わずかのところで結果を得られていないことを悔しく思います。ただ、今日のゲーム展開、シーズンを通した順位関係、横浜FCが1点リードされていた中で、絶対に落とせなかった1ポイントは離さなかった。この結果、18位の横浜FCとの勝点差を3に、そして得失点差は12点をリードして、残り1試合を迎えます。

試合後のセレモニーでは、今日は出場停止となりチームをサポートした古賀太陽キャプテンからサポーターの皆さんに挨拶がありました。
「シーズン序盤からなかなか思うように勝ち点を積めず、 シーズンを通して残留争いをする順位に続けてしまったことをとても悔しく、 不甲斐なさを感じています。応援してくださる皆さんにも、苦しいシーズンを過ごさせてしまったにもかかわらず、どんな状況でも後押しの声をかけ続けてくださったことにとても感謝しています。ありがとうございました。皆さんの声援があったからこそ、今シーズンここまで戦ってこれたと思っています。今年と同じようなシーズンを繰り返さないように、今年の経験をしっかりと来年につなげたいと思います。

ホームでの試合は今日で最後となりましたが、リーグ最終節、そして天皇杯ファイナルをまだ控えています。最終節しっかりと勝っていい形で終われるように、そして天皇杯のタイトルをここ日立台にしっかりと持って帰ってこれるように、チーム一丸となって戦いますので、最後まで応援よろしくお願いします。今シーズンここまでたくさんの応援、本当にありがとうございました」

今、レイソルが得られるのが、最終戦に勝てば15位まで順位を上げられる可能性があること、J1残留を決めること、そして天皇杯を勝ち取ること。太陽が優勝カップを天に掲げる姿をサポーターの皆さんと一緒にこの目で見たい。残り2週間、最後に大きな成果を得られますように。

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2023年11月24日

明日はホーム最終戦

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担当:大重正人

11月のラストゲーム、リーグ戦は残り2節のみとなりました。J1残留へ、引き続き厳しい状況は変わりありませんが、18位の横浜FCに対しては、まだ2ポイントのアドバンテージがあります。前節、湘南も勝利したことで、レイソルとの差はなくなり、さらに降格圏とは縮まりました。それでも、川崎、鹿島、この2試合の1ポイントずつが大きくものを言った、そういう結末を迎えたく思います。レイソルが今節残留を決められる条件は、まず勝利が必須。そして今節は横浜FCと湘南の直接対決があり、この試合が引き分けか、横浜FCが敗れれば、残留が決まります。

ただ、フォーカスすべきは、何よりも自分たちの勝利です。選手たちもそこに迷いはありません。GK松本選手はまず対戦する鳥栖の印象として「組織的にうまく攻撃を組み立ててくるイメージです。こちらが後手に回ると、プレッシャーを剝がされて、何もさせてもらえなくなる。まずは守備のところで後手に回らず、しっかりブロックを作り、良い奪い方をしてカウンターにつなげていきたい」。そして残留争いについては、「自分たちが勝てば問題ないこと。上に立っていることを忘れず、勝点3を獲るために何をしなければならないかを考えながら準備をして、それをしっかり出せれば勝点3に近づける」と今週のトレーニングを積んできました。

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細谷真大選手も昨日からレイソルに戻ってきています。U-22日本代表の静岡から、急遽A代表の大阪入り、そしてサウジアラビアへ。フレンドリーマッチではなく、ワールドカップアジア2次予選に召集されたということで、主力選手の離脱があったとはいえ、いまの森保ジャパンのグループの中にしっかり組み込まれていることが、2試合連続出場を果たしたことからも十分伝わってきます。そして、待望のゴールは、なんと伊東純也選手のアシストから。レイソルサポーターが大いに沸いた火曜の深夜でした!

水曜夜に帰国し、木曜からはレイソルで通常通りのメニューをこなしています。井原監督によれば「スタッフルームに挨拶にきました。『今度はレイソルで点を獲れよ』って」と労いと発破の言葉をかけられたそうです。今節は、古賀、ジエゴ、高嶺と主力選手が3人も出場停止です。鹿島戦後にマオが「出場停止で出られない選手もいるが、今こそチームが1つになるべきところ。自分だけじゃなくて全員が引っ張る意識が必要」と頼もしい言葉を残しています。マッチデープログラムの鈴木潤さんのコラムでも、マオの変化と成長について深く書かれていますので、ぜひご覧ください。インタビューは、今節欠場ですが古賀太陽選手に。今週、どのようにチームをサポートしてきたか、その動きが試合で実を結びますように。

明日は、今季のホーム最終戦となります。「三菱HCキャピタルDAY」ではサイン入りグッズなどが当たるプレゼント抽選会があります。キックオフの14時までに応募用紙を投函ください。またグッズ売店では前節に続いて「柏熱応援セール」を実施。またテゲバジャーロ宮崎で制作された工藤壮人選手のメモリアルタオルが、数量限定で日立台でも販売されます。クドーがプロ4年目だった2012年にリーグ戦13点を挙げましたが、いま後を継ぐマオが同じ4年目で13点に並んでいます。偉大な先輩を超え、レイソルに勝利を届けるゴールを!
★チケットやイベント情報はこちらから。
https://www.reysol.co.jp/ticket/next/#1125

2023年11月11日

アウェイ鹿島戦

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担当:梶山由珠

アントラーズの圧力を受け、耐える時間が続いていた矢先の後半32分、カウンターから細谷選手のゴールが決まって大きな先制点を奪いました。残り15分と少し。このまま粘り強く戦い抜ければ大丈夫、と信じて見守っていました。しかしその10分後、競り合いのなかで犬飼選手がハンドを取られてPKから失点。少しアンラッキーではありましたが、終了間際の立て続けのセットプレーでも勝ち越しゴールは生まれず、惜しくもドローという結果に終わりました。

試合後のミックスゾーンでは反省の言葉も当然ありましたが、試合内容については「90分通して粘り強い守備はできていた(松本選手)」「みんなの気持ちが出て、 アグレッシブに守備からカウンターという形を出せたり、ボールも跳ね返せていた(山田雄士選手)」「力のあるチームを相手にアウェイで堂々と自分たちのプレーはできていたし、みんなネガティブな感情はないと思う(山田康太選手)」といった前向きな声もたくさん聞けました。苦しい時間帯に自分たちから崩れることなく先制できたこと、最低限の勝ち点は積み上げられたこと、決して悲観するようなゲームではなかったと思います。

今日は前半からカウンターから何度もチャンスを作り出せていました。ボックス内まで侵入する場面、シュートで終わるシーンも多くありましたが「自分やサヴィオの最後の部分のクオリティがもう少しあれば、もっといい形は増えていた」と康太も述べていた通り、最後のところで精度を欠いてしまった悔やまれる前半でした。

しかしそのクオリティは、後半のここぞの場面で発揮されました。サヴィオ選手が自陣でボールを奪うとその勢いのままロングカウンターを発動。細谷選手とのコンビネーションであっという間にゴールへ迫り、最後は相手の股下を抜くサヴィオの素晴らしいアシストから、マオが相手に抑えられながらもゴールへの執念を見せました。苦しかった時間帯での大きな先制点。2人だけでカウンターを完結させた、見事なゴールでした。

今日は試合を通して、相手に崩されるようなシーンはほとんどなかったように思います。全員が身体を張った守備で、粘り強く守れていました。ただ一方で、マツケンのあのセーブがなければ、というピンチの場面があったのも事実です。
ドローという結果は妥当とも思いますが、勝つためには何が足りなかったのかと考えた時に、試合後の犬飼選手の言葉が刺さりました。

「今日も鹿島の選手に言われましたが、対戦したチームの選手から『レイソル強かった』と言われます。やっぱり際の強さや勝負強さがまだ足らないんだと思うし、だからこそこの順位に陥ってしまっている」と。

「際の強さ」「勝負強さ」を身に付けることは決して簡単なことではありませんが、残り2試合ではその真価が問われます。「強い」と言われるチームから「勝負強い」と言われるチームになるために、まずは自分たちの現状としっかり向き合い、受け止め、これを乗り越える力を身に付けなければいけません。

今日横浜FCと湘南が勝利したことで、順位は変わりませんが勝ち点差は縮まり、残留争いはさらに大混戦となりました。ただ、レイソルにはまだ自力で残留を決められる道が残されています。「次ホームで勝ち切って残留を決めたい」という選手たちの言葉を信じたいと思います。
今日も1600名ものレイソルサポーターが詰めかけてくださいました。GKアップから素晴らしい声量と迫力で、ピッチにいて鳥肌が立つほどその声は届いていました。次節11/25鳥栖戦はホーム最終戦、変わらぬ声援で選手を後押しいただければ幸いです。本日もありがとうございました。

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2023年11月10日

明日はアウェイ鹿島戦

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担当:大重正人

カップ戦決勝や代表ウィークのため、試合間隔が空きながらの11月。リーグ戦残り3試合となりました。明日土曜は15時から、アウェイでの鹿島戦に挑みます。4月のホームゲームでは、細谷選手の先制ゴールを守り抜いて1-0と勝利。開幕から6試合未勝利と苦しんだレイソルが、ようやくついに手にした初勝利でした。

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そこから勝点を取れる試合もあったものの、大きな巻き返しまでいかず、監督が交代し、井原新監督のもとで新しく舵をきった初夏でした。苦しかった7月のあと、ようやく8月の天皇杯できっかけを見つけ、秋にかけて井原レイソルの戦うスタイルが着実に積み上がってきました。そしてJ1残留の可能性がある大事な32節を迎えます。

鹿島は、現在リーグ戦7位。3位以内の可能性を残し、残り全勝の意気込みで向かってきます。古巣対戦となる犬飼選手は元チームメイトとの対戦を前に「鹿島から移籍してから初めての対戦ですし、バチバチやりたいなと思います」とこの試合を待ち侘びている様子でした。「手堅いし、試合巧者。内容が良くない試合でも勝ち点を拾ったり、際のところで勝っている。勝負強さがすごい」と、古巣だったからこそ身に染みている強さを語ります。でも今のレイソルについて「今の自分たちのサッカーは自信を持ってやっている。お互いに相手が嫌がることをやる試合になるんじゃないかと思います」とアグレッシブに、辛抱強く、勝点3をめざして戦います。

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11月に入りましたが、最高気温25度超えで半袖でも大丈夫だった前半から一変して、秋らしい天気へと様変わりしそうな週末です。カシマスタジアムは、どの季節に行っても、少し肌寒いなと感じることが多いのですが、明日スタジアムに行かれる方はウェアにご注意の上、お出かけください。J1残留を確定するためには、レイソルの勝利が絶対条件、その上で他チームの結果次第となります。まずは自分たちが3ポイントを勝ち取ることだけをめざし、選手たちと共に戦ってください。よろしくお願いします。

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