2025年1月22日

指宿キャンプ3日目

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担当:長谷川宗一郎

柏レイソルを愛する全ての皆さま、はじめまして!今シーズンから広報のメンバーとして加わることになりました長谷川宗一郎と申します。

今月7日に入社し今日に至るまでの間に公開練習や新体制発表会の現場におりましたので、もしかすると「誰だコイツは」となった方もいるかもしれませんが、簡単にこれまでの経歴を紹介させて頂きます。

2016年に専門学校を卒業後、J3のクラブで4年、その後J2のクラブで5年間広報を担当して参りました。サッカー業界は一般の就職や転職と違ってオープンな求人があまりない一方で、広報は各クラブとの連絡や情報交換が日常的にあったりと割と横の繋がりが出来やすいことも一因として選手やスタッフのように「移籍」のような形での転職が多く、毎年の年末頃どこかのクラブの広報の方が「翌シーズンより別のクラブで〜」という退職のメールが入ります。そんな例に漏れずたまたまご縁とタイミングが合ったこともありまして、ありがたいことに柏レイソルでお世話になることになりました。

業界歴は長くなってきているのですが、J1という舞台が初めてなのと、レイソルには僕より遥かに経験豊富なスタッフの皆さんが多く在籍されているので、どこまでお役に立てるか分かりませんが、皆さまにレイソルや選手たちの魅力が伝わるよう精いっぱい頑張らせて頂きますので、これからどうぞよろしくお願いいたします!

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さて、話変わってご存知の通りチームは一昨日1/20(月)より鹿児島県指宿市「指宿いわさきホテル サッカー場グラウンド」を拠点にキャンプをスタートしました。初日は移動で大半の時間を経過していたため軽めのトレーニングとなりましたが、3日目を終了して実戦を意識したかなり強度の高いトレーニングが続いています。とはいえ開幕前のキャンプというのはどのクラブもキツい時間を過ごしており、この時期にどこまで上げていけるかがシーズン序盤の良いスタートに繋がると言っても過言ではないので、ここからあと11日、全員でしっかりと取り組んでいきたいと思います。

また、今日の練習前には指宿市の皆さまにグラウンドにお越し頂き、激励式を開催頂きました。鹿児島県の特産品と指宿市の打越明司市長より激励のメッセージを頂戴しました。チームを代表して挨拶した仲間選手からは「皆さんのことはレイソルファミリーだと思っているので、応援ではなくぜひ一緒に戦って欲しいと思っています。」という言葉もありましたが、多くの方々のサポートがあってこそ我々は活動が出来ております。この場を借りて、指宿市の皆さまに心より感謝申し上げます。

【贈呈頂いた品】
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指宿市様より市花である「菜の花」の花束

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鹿児島県様より「鹿児島黒牛」21kg

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鹿児島県様より「カンパチ」2尾

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指宿市様より「フルーツ」20万円相当

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指宿鰹節協会様より「SUBスープ」150個

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いぶすき農業協同組合様より「スナップエンドウ」3箱

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かつおぶしラーメン実行委員会様より「勝武士ラーメン」60個

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道の駅いぶすき様より「しらぬい(でこぽん)」2箱

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指宿商工会議所様より「さつまいも」

最後に、先ほどHPにてお知らせをさせて頂きましたが、明日の午前中の公開練習でのファンサービスを、トレーニング内容の変更に伴い急遽中止とさせて頂きました。楽しみにされていた方には大変申し訳ございませんが、ご理解頂けますと幸いです。次回の公開練習のスケジュールについてはまた後日お知らせさせて頂きますので、そちらをご確認ください。


温暖な気候と綺麗に整備された素晴らしいピッチ、バランスの考えられた食事などサッカーに集中できる環境で、充実した時間を過ごせるようチーム一丸となって頑張ります!

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2025年1月 9日

新シーズンを前に

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担当:大重正人

久しぶりの投稿となりましたが、改めまして新年明けましておめでとうございます。今シーズンも柏レイソルへのご支援、応援をよろしくお願いいたします。先ほどニュースでもお知らせしたように、リカルド ロドリゲス新監督と新スタッフ、そして14人の新加入&復帰選手を迎えて、新しい柏レイソルが始動しました。今日の初トレーニングの模様や選手たちの声は、またVlogでお届けしますので今しばらくお待ちください。

その一方で、クラブを離れることになった選手やスタッフがいます。

11月の下旬、練習上がりに「ちょっと話があるんだけど」と声をかけてくれたのが荒川薫トレーナーでした。「今年一杯で辞めることになったんで、伝えておくね。いろいろお世話になりました」。1986年、日立製作所サッカー部時代から、この2024年まで39シーズン。30周年を超えた柏レイソルよりもさらに長く、その以前から、このチームに尽くしてくださいました。ここにいる誰よりも多くの選手たちに接してきたのが荒川さんです。練習や試合で疲労した選手たちの身体はもちろん、いつも温かく優しい言葉で心もほぐしてくれた、レイソルのレジェンド。60歳の節目で決断されました。荒川さんのいない日立台、今も現実味がありません。12月9日の解団式。左手の甲に「×」を書いて、後ろを向いて天に突き上げました。漫画ワンピースの仲間の印を示すユーモアと、こんな言葉を私たちに送ってくれました。「ここにいるみんなは仲間。友達だと思っています」。

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赤井寛之トレーナーは、解団式での別れの挨拶でこんな話をしてくれました。「2013年からレイソルに来て、その初日に、工藤壮人選手から『テーピングしてください!』って声をかけられました。巻き終わったけど、実は強く巻きすぎてしまって。クドーが自分でテーピングを外して、自分で巻き直したそうです。『やばいトレーナーが来たぞ』って、選手たちに言ってたらしくて(苦笑)」。結団式の後「すごく良いエピソードでしたよ」って赤井さんに声をかけると、後日談も教えてくれました。「でもクドーは、その後もテーピングを僕に頼みに来てくれたんです。やっぱりクドーは凄いヤツです」。昨年末にお届けしたファンクラブ会報誌での選手相関図の中で、赤井さんに向けて、片山選手からこんなコメントがありました。「康介とカキは『超人気ないじゃん!』とかイジっているけど、二人とも赤井さんをすごく信頼しています。多分、これを言われたら赤井さんも喜ぶ(笑)」

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解団式の翌日、12月10日。サヴィオとの最後の仕事だと思いながら、11時30分にアウォーズへ向かうタクシーへ焼田通訳と乗り込みました。主催するJリーグの皆さんもこの素晴らしい選手たちの式典を多くのファンサポーターに届けたいという思いで、おそらく連日遅くまで準備されてきたことは重々分かっていますし、衣装のスタイリングやメイク、そしてメディア皆様からの取材など、対応すべきいろんなことがあるのですが、でも夜のステージが終わるまで、ただ、ちょっと長いんです(笑)。すみません。。。

去年も優秀選手としてアウォーズに参加したサヴィオもそれは分かっているだろうし、それに何もなければ解団式が終わったらすぐに帰国できるのに、絶対に優秀選手に選ばれてアウォーズがあると思って、前もってブラジルへの帰国便を一日遅らせてもらってるし。このレイソルでの最後の長い一日を少しでも良い気分で過ごしてもらいたいと思い、多分フライングだとは分かっていたんですが、こう伝えました。「サヴィオ、ベストイレブンだよ」。サヴィオは日本語で「ホント!?」と。すっごく嬉しそうにしてて、伝えて良かったなと。横浜への車中では、サヴィオがマカダミアナッツチョコや水をくれたり、「MVPは武藤選手かもね」なんて見事言い当てながら、2時間かけて向かいました。本当はダークな衣装が好みだったけど、クラブカラーに近いジャケットにも「ダイジョウブ!」と華麗に着こなし、式典の後まで長く続いたベストイレブン会見を終えて、日立台のクラブハウスに戻ったのは23時ぐらいでした。最後別れる時、来年のことを聞いたら「ソウネ」と頷いてくれました。ここ数年のレイソルを背負い続けてくれて、もうこれ以上ないぐらい貢献してくれて、長かったアウォーズの疲れも見せず穏やかな笑顔を見たら、素直に彼を送り出してあげようという気持ちになれました。

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海外クラブへの移籍に向けてクラブを離れた升掛選手、関根選手については、新しい情報が入り次第、お知らせします。彼らと同じくレイソルを離れるメンバーのことは、荒川さんと同じように仲間や友人のように思いますし、感謝しかありませんし、新しい場所で成功してほしいと心から思います。そして今、レイソルに来てくれた選手やスタッフにも、元いた場所、気心知れた仲間がいる中で、今回並々ならぬ覚悟をもって柏への移籍を決断してくれたことを、サポーターの皆さんにも感じ取っていただいて、今年のチームを支えていただけたらと思います。長くなりましたが、今シーズンも柏レイソルをどうぞよろしくお願いいたします。

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