2026年3月21日

勝利への渇望

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担当:長谷川

今シーズン初の3連戦の最中で、ミッドウィークにアウェイで浦和戦を戦いました。対浦和でいうと昨シーズンは良い形で2勝を挙げたものの、状況の異なる中で迎えた今回の対戦。結果はご存じの通り、先制を許す苦しい展開ではありましたが、小島亨介選手のビッグセーブもありPK戦の末、勝利を掴みました。

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浦和戦までの6試合は全て90分で決着が付いていたレイソルにとって、リーグ戦でのPK戦は初のシチュエーションでしたが、無数の旗と声が圧力をかけてくるゴール裏側での緊張感溢れる空気の中でキックを成功した4選手と小島亨介選手を中心に、何とか勝ちきることができました。

通常、試合前のリカルド監督は選手たちへ戦術的な声掛けが多く、ロッカー内の映像は撮影しているものの、その大半はMATCH VLOGでは公開していません。ただ、今回の浦和戦では戦術的要素よりもリカルド監督の「この試合に絶対に勝つ」という気迫と熱量を撮影しながら強く感じられたため、ほぼノーカットで入れることにしました。

リカルド監督はその試合のハーフタイムにもサポーターの皆さんに向けて鼓舞するようなアクションをしていましたが、それもやると決めていたのではなく自然に出た行動だったようです。「(レイソルサポーターは)ホームでもアウェイでも素晴らしい声援を送ってくれている。あのようなアウェイクラブにとって戦うのが難しいスタジアムではピッチに立っている選手たちの背中をもっともっと押して欲しい。『12番目の選手』として、いつも以上に一緒に戦って欲しいという想いを持っていた。勝点3には届かなかったが、PK戦で挙げた勝利というのはその声援が選手たちに伝わっていたからだと思いますし、サポーターの皆さんの後押しがあったからこそだと思います(リカルド監督)」

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結果が出ていない時期は往々にして自信を無くしたり、迷いが生じるものです。やり方を変えたり、人を入れ替えたり、いわゆるテコ入れを図ることもあるかと思います。しかし今のレイソルはその選択は取りません。

選手、スタッフともに昨シーズンから一つずつ時間をかけながら全員で積み上げてきたものに対する自信があるからです。結果が出ていない以上、見方によっては過信や慢心と捉えられても仕方ないとは思いますが、このチームのスタイルはまだ発展途上です。対策や分析が進むことはシーズン前から承知の上で、課題の改善とアップグレードを意識しながら新シーズンに入っています。

シーズンで区切ると昨年よりは結果が出ない試合の方が多いですが、一つのチームの成長過程と考えたら、壁にぶつかる時期も必ず訪れます。上手くいかない時こそ、その振る舞いが試されると思いますし、ここからさらにチームとして強く、大きく成長するためのチャンスなのではないかと思います。

古賀太陽選手は今週の試合前の取材対応で、「浦和戦は引き分けでしたが、PKでの勝利ということも含めてチームとしてはポジティブな空気が流れてる気がします。良いものは良いとして捉えながら、ただ、その課題とはしっかり向き合いながらやっていくべきかなと思います」と話していましたが、PKとはいえ現状に苦しむチームにとって、初めて獲得した勝点「2」という数字が、ただの数字以上に良い影響をもたらしています。

そして浦和戦では2人の選手がピッチに立ちました。

1人目は昨年のルヴァンカップ決勝以来の公式戦出場となった原川力選手。昨シーズン序盤は主力としてチームを支えてくれましたが、度重なる負傷により復帰まで時間を要することになりました。「レイソルに来てから、これまで経験したことがないタイプの怪我が増えているので、まずは自分の体をを元通りの体に戻すことが大事。今年もあまり試合ができていないが、やっぱり試合をやることでコンディションも戻っていくと思う(原川選手)」と本人としては万全のコンディションでの出場、ではなかったようですが、中盤の底からチームをコントロールし、得意のキックで安定感をもたらしていました。

一方で「今年のレイソルの試合を(外から)見ていて、やりたいことを貫くのも大事だと思うし、やりたいこと以外の違う選択肢も必要な時もあると思う。そういう試合の中での柔軟性を選手たちがピッチ上で出していかないといけないかなと思う」と豊富な経験をもとに、ピッチ内外でチームに良い影響を与えてくれそうです。

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2人目はその原川選手に代わってボランチを務め、プロデビューを果たした島野怜選手。ルーキーながら堂々としたプレーぶりで勝点獲得に貢献しました。「ボールを奪う能力があり、そしてボールに関われる選手。広いスペースを守れる、守備が長けている選手ではありますが攻撃面でもチームに貢献できる選手になってくれると思う」とリカルド監督も評価しました。

「怪我人が出ていることもあって、色んな選手にチャンスが巡ってくる中で、みんなが良い状態で準備ができてるっていうのは、本当にチームにとってプラスに働くことだと思う。今のチームの良さとしながら、そういう若い選手たちがどんどん台頭してこないと、より強いチームにはなっていかないとは思っているので、高いレベルを目指しながらお互いやっていきたい」と古賀選手も話した通り、誰か一人に依存することなく、全員で戦えることがこのチームの武器です。島野選手はもちろん、今後も全員が大きな成長を重ねてくれることに期待しましょう。

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3連戦の3戦目となる明日は水戸ホーリーホックをホームで迎えます。前回対戦はJ2リーグを戦っていた2019シーズン第36節まで遡り、J1リーグの舞台では初対戦となります。その時の対戦では撃ち合いの末、2−3で敗れています。

勢いのある昇格チームではありますが、「水戸はトレーニングされた警戒すべき良いチーム。攻撃の部分で色んなアイデアを出せる危険なチームです。(レイソルとしては)水戸戦、横浜FM戦で勝点6を重ねて良い形で前半戦を終えたい(リカルド監督)」「連勝できていないので、しっかり勝ち点3を取るところは意識したいですし、FWが点を取れば勝てると思います(細谷真大選手)」と話し、今シーズン初の連勝、そして間もなく迎えるリーグ後半戦に向けて、ホーム連戦での勝点獲得にかけるモチベーションは高いです。

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第3節のアウェイ鹿島戦でゴール裏に掲げられた「我らが進む道に迷いなし。柏を貫き、貫き通せ」というメッセージに選手たちも奮い立たせられていたようです。レイソルに関わる全員が同じ方向を向き、目標に向かって突き進んでいきましょう。

まだ成し得ていない今シーズンのホーム初勝利にむけて、明日も最黄のサポートよろしくお願いします!

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2026年3月13日

明日はホーム町田戦

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担当:大重正人

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ここまで5試合のスタッツです。J1の20チーム中でドリブル1位、クロス1位、パス1位。タックルも3位、シュートも5位と上位です。リカルドレイソルが表現したいサッカーの多くが、今年もこの数字に現れているのは間違いありません。ゴール数も8位と悪くない数字ですが、1勝4敗の勝点3で9位の状況です。

ただ逆サイドの町田のスタッツを見ると、ゴール以外のスタッツは全て2桁ながら、ゴール数は1位タイ。そして順位は4位です。サッカーの方向性やスタイルが異なれば、こういうスタッツが変わるのは当たり前で、それこそがチームの「色」なんだと思いますが、ただ勝敗に直結する局面、シュートシーン、そしてセットプレーの攻守によって、やはり順位の上下は変わってきます。

レイソルが直面している課題は明白で、「二つある課題の一つがセットプレーの守備、もう一つが決定力のクオリティーです」とリカルド監督も明言しています。ここで大事なのは「自分たちのサッカーを信じる続けること。結果に左右されず、我々のスタイルとアイデンティティーを貫くこと。勝利に向けた足りない部分は改善しなければいけないし、10回チャンスを作れているのであればそれを15回に増やす。攻撃的にプレーし、スタイルを貫くことが勝利につながると考えています」。

このレイソルの課題に対して、逆に町田にストロングポイントにしているプレーでもあります。昨年の対戦では、それぞれのホームチームが持ち味を発揮した真っ向勝負になりました。町田はACLEでベスト8に進出し、連戦の中でも強さを見せる強敵です。レイソルは課題を克服し、自分たちのスタイルを貫けるか。4試合ぶりのホームゲーム、日立台の大声援を受けて、素晴らしい試合を見せてくれることを期待しています。選手の笑顔の向こうで、拳を突き上げるサポーターの皆さん。最高のシーン、何度でも見たいですね。

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本日お知らせしましたが、アカデミーグラウンドのネーミングライツなどでご支援をいただいている「ゼロワットパワー」様による、新電力メニューがスタートしました。「レイソルZEROプラン」をご利用いただくと、毎月の電気代の一部がチームの強化費として活用されます。それだけでなく、ゼロワットパワーの電力は環境負荷の低いCO2排出係数ゼロで、地球に優しいクリーンエネルギーの利用により環境保護にも貢献することができます。また2026年4月末日までにお申し込みいただいた方を対象に、抽選で選手直筆サイン入りグッズやチケットが当たるキャンペーンが実施されます!レイソルと地球をサポートする電力プラン、ぜひご利用いただければと思います。

↓詳しくはこちらよりお申し込み、ご確認ください。
https://zerowattpower.co.jp/reysol-zeroplan-lp/

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2026年3月 6日

明日は千葉ダービー!

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担当:大木

リーグ戦初勝利を挙げた、前節アウェイでのFC東京戦。
開幕戦から3試合白星を掴みきることができない状況が続いていただけに、チームにとってもサポーターの皆さんにとっても噛み締めるものも大きい一戦になったことと思います。
勝利の喜びはもちろんのことですが、前節のFC東京戦は「レイソルが目指すサッカーをピッチで取り戻せつつあったこと」が、これからまだまだ続いていくリーグ戦に向けて自分たちの力となり、自信となりました。

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先発復帰を果たしたカキ(垣田裕暉)が最前線から何度もスプリントを繰り返して相手にプレッシャーをかけ続ける姿や、綺麗な形でなくても絶対に押し込むという気持ちを見せたヘディングゴール。今ここで相手にゴールを許したら流れを許してしまうという場面で何度もナイスセーブを見せ、完全にレイソルに流れを引き寄せ戻したコジ(小島亨介)のプレー。交代出場で結果が求められる中でしっかりとあのゴールを決め切る、セガちゃん(瀬川祐輔)の地力。今ここに記したことはあの試合の幾つものシーンの中のごく一部ですが、レイソルが目指すものにさらに加え、さらに個々のストロングポイントが発揮されたことがあの試合の決め手になったように感じます。

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開幕戦の川崎戦、東京V戦、鹿島戦と、試合後の取材対応で選手たちの生の声を聞いてきましたが、第一にはそれぞれ試合での課題や反省を口にしながらも、「自分たちが開幕前から積み上げてきたこと、やろうとしているサッカーは決して間違っていない」と口にしている選手が多い印象を受けました。もちろん1試合でも早く勝ちたい、皆さんに勝利を届けたいという気持ちは全員が持っていたと思いますが、自分たちをマイナスに追い詰めるような焦りのようなものはあまり感じられず、「レイソルがレイソルらしいサッカーをすることができれば、勝利につながる」という雰囲気が自然とチーム全体に流れていました。


次節ジェフ千葉戦を前に行われた取材対応でも「フィジカル的にもしっかり追い込んでやってきた結果が(前節の)試合に現れた。やはりあれをベースにしていくことで、より自分たちの主導権握れる時間が増えていく。準備期間からやってきたことが試合に出ていた」コジが語っていたように、開幕からの3試合の戦いを経て、トレーニングの強度、リカルド監督から求められる質の部分も、より一層高めてやってきたことがピッチで表現された一戦でした。

そして、私たちが想像しきれないほどの負荷、緊張感、重圧を背負って戦っている姿があるから一層、試合後サポーターの皆さんと選手たちの間に流れているあの時間を見ていると、やっぱりレイソルに関わる皆さんが笑っていてくれていることが何よりも嬉しいですし、これからもこの景色を皆さんと共にしていきたいなと。
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それでも実際にピッチで戦う選手たちは「勝って兜の緒を締めよ」と言わんばかりに、高めてきたものを決して緩ませてはいけないと、次節に向けて良い緊張感を維持しながらこの1週間またトレーニングを積み重ねています。

リカルド監督も先日行われた定例会見では「悪い流れを断ち切ることができた。そしてこの良い流れを続けるためには一勝で終わらずに二連勝することが重要。先に待つ町田戦からの三連戦に臨むためにも、次のジェフ千葉戦に勝利し連勝を重ねたい」と、今のチームにとって勝ち続けることの重みを口にしていました。
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そしてなんといっても、J1リーグでは17年ぶりとなることでも注目高まる千葉ダービー。
1月に行われたちばぎんカップはレイソルが2-1で勝利を収めていますが、あの試合から今日に至るまでチームとして積み重ねてきたのはもちろんジェフさんも同じ。
"ダービー"と銘打たれる舞台に再び上がるからには、明日も皆さんの胸を熱くするゲームを期待せずにはいられません。

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明日も最黄のご声援をよろしくお願いたします!