2010年5月22日

A Lesson in bitter

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担当:河原 正明

 はるか向こうに雪山が一望できるスタジアム。ややもすると緩やかになりがちな雰囲気。一年半前、天皇杯 京都戦で訪れた地へ思っても見ないほど早い再訪。1-2の辛勝。しかし、これが現実。J2リーグもタフなリーグです。

 スタジアムに詰め掛けたレイソルサポーターに驚いていた富山サポーター。しかし、富山の選手の頑張りと試合展開に、最初はおとなしかったメインスタンドの声援も、次第にヒートアップ。「アウェイ」の地であることを最後には示されました。栗澤選手も話していたように「常に100%でゲームに入らないとこういう展開になる」。今日は苦いレッスンを付けられた思いです。

 今日の殊勲は菅野選手。後半、あわや2失点目というピンチの場面でも、冷静にビッグセーブ。暑い中最後まで高い集中力で勝利に大貢献してくれました。
 得点での殊勲者といえば、まずはこの人。ようやくJリーグ初ゴールをあげた澤選手。2試合ぶりの出場となりましたが、短い出場時間で結果を残してくれました。橋本選手が「工藤が見えていたので頭越しに浮かせた」パスから工藤選手がシュート。こぼれ球を体で押し込んだ泥臭いゴール。某選手からは「あれは工藤からのオウンゴールじゃないの?」とからかわれていましたが「いやいやしっかり足に跡が残っていますよ!」と口も軽やかでした。
「試合前のメンバー表に、「11/0」(※今季の出場記録、11試合出場・0ゴールのこと)と書いてあるのを見るたびもやもやしていた。ようやくスッキリしました。お待たせした分これからゴールを決め続けたい」と笑顔で量産宣言してくれました。これでお母様も一安心?まずは本当におめでとう!
 ちなみにモバイルレイソルで好評連載中の選手バイオグラフィー「On the way 澤 昌克編」。本日更新のPart3では、澤選手と奥様のなれそめなどここでしか見られないマル秘エピソードも。こちらもチェックしてくださいね!

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 そして大谷キャプテン。今季初ゴールは貴重な逆転弾。ボールがゴールに吸い込まれたのを確認すると一目散にベンチに飛び込んで歓喜を爆発させました!
ヒーローインタビュー後に改めてナイスゴール!と声をかけても最初に口を突いてでたのは反省の弁。「今日は最初からバタバタしてしまった。若い選手にも悪い流れが伝わって。ゲームを落ち着かせられなかったのは俺ら(DF陣)のせい」。キャプテンとして後方からチームを支える重責。予想以上に暑い気候の中、チームを鼓舞し続ける苦しさ。それでも「キツイ試合で勝利を得ることができたことを前向きに捉えたい」と、最後は安堵交じりの表情でした。

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 「じれる展開だった」と指揮官は述べていましたが、最後に勝ち点3を奪えたことは大きいです。今日も采配の妙で交替選手が活躍。澤選手に、同じく途中出場だった山崎選手の逆転弾のアシスト。その大谷選手の得点場面でも、アルセウ選手が速攻対応で残っていたからこそ、大谷選手があそこのポジションにいれたと思います。際どくも最後には結果を残す監督の手腕には脱帽します。
 先ほど柏に戻り、上位チームの結果をチェックすると・・・いずれも勝利しています。もし黒星を付けられていたら「ざらざら越え」して帰らないと・・・と思ったくらいでした(意味は歴史の教科書で調べてください)。
 さて、明日はチームはオフです。月曜日から日曜日の草津戦へ向けての準備です。これまで同様に1戦1戦を大事に闘っていきましょう。最後に遠く富山まで駆けつけてくれましたサポーターの皆様、ありがとうございました!また日曜日、日立台で応援よろしくお願いします!


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