ホーム最終戦
担当:大重正人
まず今シーズン、ホームゲーム24試合に大きな応援をいただきまして、大変ありがとうございました。今日も13700人の両チームサポーターがスタジアムに詰めかけ、今年のホーム年間平均観客数は12070人となり、国立競技場を使用していない2014年以降での最多となりました。決して勝利が多くないシーズンだったにもかかわらず、これほどまで多くのレイソルサポーターが毎試合日立台に駆けつけてくださったことに感謝の思いしかありません。そして悔しい思いをぐっとこらえ、苦しい時により一層チームを奮い立たせてくれた熱く温かい応援。今日も黄色いレイソルサポーターが最高の雰囲気にしてくださいました。「一心同体」。苦しかった時代を乗り越えたソウルワードの通り、チームとサポーターが一丸となって、連覇を狙う神戸を土俵際まで追い詰めました。
なかなか得点できなかったセットプレー。今夏レイソルに戻ってきた手塚選手の左足、最高のストロングポイントが結果につながり、レイソルの得点王木下選手のヘディングで先制点を奪いました。ハイボールの競り合いの応酬になった試合でも、大迫選手や武藤選手といった日本屈指のFWに、レイソルのDFたちが競りかけ、セカンドボールの奪い合いでも決して引けをとりませんでした。ここ数年レイソルが大事にしてきた強度面を首位相手にしっかり発揮し、試合のほとんどをリードしました。
アディショナルタイムでのVARでPK判定、相手のキック失敗、相手ゴールのオフサイド判定、VARで覆る。15分にも及んだアディショナルタイムはいろんなことが起こり過ぎて、あまり記憶にないほどです。残念ながらサポーターの皆さんの失望だけを最後に残してしまう結末になってしまいました。トレーニングも、ミーティングも、意識づけも、すべてやれること、やるべきことにチームは時間を注いできました。それでも止められない最後の失点。準備がまだ完璧ではなかったと言わざるを得ない結果です。修正すべきは一つだけじゃなく、失点に至るまでのプレーや流れで起こった原因を一つ一つ探り、改善する。今日もここ数試合も、試合の大部分で自分たちの狙いが出せているだけに、もどかしい思いでいっぱいです。
次の札幌戦に向けて、まだやれることはあります。最後こそ、失望ではなく、歓喜を。今日で23年もの間、レイソルスタジアムDJとして我々を支えてくださったナラヨシタカさんを勝利で送り出せなかったことが何より悔やまれます。今日いただいたお言葉は、近日公式YoutubeのマッチVLOGにてお伝えします。そして最後こそ、ナラさんと、今年1年応援し続けてくれたサポーターの皆さんに勝利を届けて締め括れるように。今シーズンのホーム最終戦に際し、改めて皆様の応援に深く感謝申し上げます。ありがとうございました。