明日はアウェイ浦和戦
担当:梶山由珠
昨日10月21日は工藤壮人選手の命日でした。突然の旅立ちから2年の月日が経ちましたが、レイソルサポーターをはじめ多くの人の心に彼の生きた証が刻まれていることを、ここ数日のSNSを見ていてもあらためて感じます。それだけ偉大なストライカーで、レイソルの歴史を語る上でも欠かせない存在です。工藤選手のサッカーに対する直向きさや熱き魂を、これからも継承していかなければなりません。彼がそうだったように、観る人の心を揺さぶるプレーを、そして勝利という結果を、明日の重要な一戦で示したいです。
Keep on going pic.twitter.com/RfbZfUWTbr
— 柏レイソルOFFICIAL☀ (@REYSOL_Official) October 21, 2024
本来であれば8月7日に開催予定だったアウェイでの浦和戦。当日の急な雷雨によりウォーミングアップ前に試合の中止・延期が決定し、その代替試合が明日行われます。
試合が行われるはずだった前回の浦和戦はどんな状況だったのだろうかと、8月6日に自分が書いたブログを読み返してみました。当時は夏の中断期間明け初戦、パリ五輪帰りの細谷選手・関根選手・佐々木選手はチーム合流直後、そして手塚選手は加入直後で浦和戦には登録が間に合わず、といった状況で、今思い返すとかなり前のように感じます。あれから2ヶ月半、レイソルはなかなか思うように勝点を伸ばせず依然として苦しい状況が続いていますが、レッズもまたリーグ戦では7月以降の勝利は1試合のみに留まり、現在の勝点はレイソルと同じく39ポイント。得失点差により順位はレッズが一つ上ですが、明日の試合次第で3ポイント引き離すことができる、いわゆる"6ポイントマッチ"。非常に重要な位置付けのゲームとなります。
レイソルは直近4試合では黒星がなく、失点も前節のPKでの1失点のみ。ゴールを奪うという点では引き続き課題が残りますが、前節の町田戦も狙いを持った戦い方をチーム全員で徹底できたことで、63分に先制に成功。選手たちのプレーからも勝利への執念や気迫が見えましたし、「先制するまでのゲームプランは完璧だった(関根選手)」と思いますが、後半ラストのPKによる失点で惜しくもドローという結果に終わりました。ただ「ネガティブな要素が多かった試合ではないと思うし、自信を失わずに次に進めると思う」と古賀選手が振り返ったように、悲観するようなゲームではなかったことは確かです。しかし、残留を懸けた争いでは勝点の近い湘南、京都、磐田が揃って勝点3を積み上げたことで、レイソルにとってはまた厳しい状況に直面していることも事実。やはりドローではなく、ここから先は3ポイントを取っていかなければなりません。
一方のレッズは、8月下旬にスコルジャ監督が電撃復帰し、9月には10年ぶりに原口元気選手がドイツから復帰するなど大きな動きがありましたが、それ以降も結果が振るわず直近では4連敗中。明日の試合を含めて他チームより2試合消化数が少ないとはいえ、勝点、順位ともに苦境に立たされています。
明日開催の延期試合、ここで勝てれば勝点42まで伸ばすことができ、順位的にも13位まで浮上できる可能性があります。レイソルもレッズも、お互いに一歩も譲れないところではありますが、レッズよりも1試合消化数が多い我々レイソルにとっては、ここで勝点を落としてしまうとより厳しい状況を強いられることは明らかです。
「自分たちの状況を変えるには勝点3が絶対に必要。アウェイで難しい戦いにはなると思いますけど、とにかく3をめざしてやっていきたい」と話す古賀キャプテンの言葉通り、明日こそは何がなんでも勝点3を。それだけを願い信じて、私も選手スタッフに念を送りたいと思います。
明日は埼スタで19:30キックオフ。繰り返しになりますが、本当に大事な大事な一戦です!平日ではありますが、仕事や学校帰りの方もぜひ埼スタで後押しいただけたら幸いです。現地参戦が難しい方はDAZNで、明日も熱い応援をよろしくお願いします!