2021年2月27日

セレッソ戦

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担当:大重正人

2021シーズンの開幕戦、アウェイでのセレッソ戦は、退場者を出すアクシデントの中、懸命の戦いも及ばず、0-2での敗戦となりました。「前半35分辺りまでは拮抗した、どちらに転んでもおかしくないゲーム展開だったと思う。序盤の16分頃まではむしろ我々の方が入りが良くてゲームを支配できていた」というネルシーニョ監督が振り返った通り、ビルドアップから敵陣へ入り込み、数人が連携してサイドから崩していこうというアタックが効果的で、この日先発起用されたFW呉屋選手得意のクロスへの飛び込みなど、どちらかと言えば、セレッソサポーターがピンチを脱して安堵するシーンが多かったように思います。

「セカンドボールが拾えなくなったことと、ロングボールを蹴られてそれが相手のボールになるようになったことで相手の流れになった」と江坂選手。徐々に自陣で守る時間が長くなり、セットプレーのピンチも相次ぎました。ただ、相手よりも身長で上回っていたこともあるでしょうし、そこはきっちり凌いで、拮抗した時間がすぎて行った中、思いもよらぬ一瞬の出来事が試合の流れを変えました。

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セレッソの左サイドバック、丸橋選手のロングボールがレイソルDFの背後へ流れ、そこに飛び出したピンクの選手、大久保選手を白のレイソルが引っ掛けて相手が転倒。レフェリーは迷わず、レッドカードを指し示し、この日J1デビュー戦となった上島選手がピッチを去ることになりました。監督は最初のカードを切り、呉屋選手に代わって染谷選手を投入し、なんとか前半最後まで凌ぎたかったところでしたが、鋭いクロスに飛び込んだ大久保選手を捕まえきれずニアでヘディングシュートを許して失点。これが結果的にも大きく響いた痛恨の1点となってしまいました。

一番やられてはいけない選手、セレッソを勢いづかせる選手、DFラインとの駆け引きやゴール前の嗅覚は38歳にしてもやはり一級品でした。対するDFは、ヘディングに勝って、前にも強く、背後もスピードと駆け引きでカバーする。センターバックのポジションと役割は本当にタフで難しいものです。若きCBコンビ、期待をこめて、今日の教訓を必ずや糧にして、更なる成長につなげてほしいです。

今年から再び導入されたVAR。「得点かどうか、PKかどうか、退場かどうか、警告退場の人間違い」を判定する目的で使われます。上島選手の退場の前、セレッソのゴールシーンの前にハンドがありノーゴール判定になりました。ゴールが入れば、必ずビデオでチェックされます。個人的には多少時間がかかっても、もし自分たちのゴールが取り消されたとしても、正しい判定がされたほうが良いと思っています。今日の場面はハンドのシーンがはっきり写っていたこともあり、セレッソサポーターからも納得というか、それは仕方ないねというリアクションが感じられて混乱はありませんでした。レフェリーの皆さんにとってはVARのために難しい判断を強いられることが逆に増えてしまったりご苦労もあると思います。試合に関わる多くの人が納得できる判定、試合の結果が得られるように、私たちもVARを学び、理解を深めていけたらと思います。

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ここ長居で前半で退場者を出して、クルピセレッソに0-5で敗れた2011年の試合が少し頭をよぎりましたが、今日の選手たちは10人になっても粘り強く試合を壊すことなく、何が起こるかわからないという1点差で長く踏ん張りました。相手のサイドチェンジにもスライドして、時にはクリスが体を張ってキープしたところをサポートして、サイドからチャンスを作り出す場面もありました。個人もチームも、この状況でやれることは見せてくれたと思います。もちろん悔しい敗戦ではありますが、今日の結果をしっかり受け止め、次からはホーム3連戦、まず3日水曜のルヴァンカップ横浜FCです。心身ともに新たにして、素晴らしいプレーと勝利を期待しています。

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2021年2月26日

明日はリーグ開幕戦

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担当:笹原麻央

明日、いよいよ2021年のJリーグ開幕戦を迎えます。2月3日の始動からまだ3週間ほどではありますが、選手たちはオフ期間から自主トレに励み、さらにキャンプでも充実したトレーニングを積み、この3週間を過ごしてきました。新加入選手達もオフ期間中の自主トレからチームに溶け込み、昨年からいる選手たちとコミュニケーションを取る様子が見られていましたし、キャンプを通じて、さらにチーム力も上がったことと思います。

今週火曜日には、開幕戦で対戦するセレッソ大阪と合同でJリーグ公式オンライン会見を行いました。両チームの監督と、選手を代表してセレッソ大阪から瀬古歩夢選手、レイソルからは古賀太陽選手が出席しました。

Twitterでもその様子をお伝えしましたが、旧知の仲であるクルピ監督とネルシーニョ監督は顔を合わせるなり会話が弾み、なかなか会見が始まらず。笑
会見が始まってからも、ネルシーニョ監督の率いるチームの印象を聞かれたクルピ監督が、「最悪です(笑)」。と冗談を交えて話すなど、和やかなムードでした。

しかしそんな中でも、「今シーズンの開幕戦、セレッソさんとのアウェイで非常に厳しい試合になると予想されてますが、逆に非常に見応えにある試合になるだろうと思っています。まず良いスタートダッシュを切るという意味でも、非常に大事な、我々にとってはテスト的な要素も含んだ試合になると思っています」と、相手をリスペクトしながらも、勝ちにこだわる力強いコメントも聞かれました。

昨シーズン、チーム内で最多の出場時間を記録した古賀選手。チームへの貢献度は目を見張るものがありましたし、アウェイ横浜FC戦でキャプテンマークを任されたように、その存在は年々頼もしさを増しています。
「昨シーズンはなかなか良い形でリーグ戦を終えられなかったので、今年こそリーグに懸ける思いは強いです。シーズンのスタートとして、開幕戦は良い形でスタートできるように、良い試合をして、勝って(柏に)帰ってこれればと思います」。
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また、来週からは3/3ルヴァン横浜FC戦、3/6湘南戦、3/10名古屋戦とルヴァンカップを含めたホームゲーム3連戦が待ち受けています。昨年はホームでなかなか勝つことができませんでしたが、今年はスタートから、このような状況下でもスタジアムに足を運んでくださる皆様と一緒に喜べるように、準備を進めてまいりたいと思います。
3/6湘南戦までは、緊急事態宣言下ということもあり、さまざまな制限のもとでの運営、チケット販売とさせていただいております。詳しくはこちらをご確認ください。
https://www.reysol.co.jp/news/ticket/033884.html
また、3/10名古屋戦は、緊急事態宣言が解除となった場合ご案内が変わる場合がございますが、こちらは一度近日チケット販売のニュースをご案内する予定です。もう少々お待ちください。
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本日より、ホームタウンエリア各所のご協力により、ポスター配布を開始いたしました。すでに多くの方々に掲出にご協力頂いているようで、誠にありがとうございます。
柏レイソルをより多くの方に広めて、応援していただけるよう、引き続き掲出へのご協力をお願い申し上げます。ポスターの配布場所などの詳細は、HPよりご確認ください。
https://www.reysol.co.jp/news/home/033918.html

また、本日柏駅東口の大幕の架け替え作業も完了いたしました。こちらでホームゲームの日程をチェックいただき、是非スタジアムに足をお運びください!
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いよいよ明日、長いシーズンが幕を開けます。今年も過密日程が待ち受けていますが、まずは選手たちが怪我なくシーズンを終えてくれることを祈るばかりです。そして今リハビリに励んでいる選手たちの、少しでも早い復帰を期待したいですね。欲を言えば、歓声のもとでその瞬間を迎えたいですが、まずは試合が開催できることに感謝しながら、1試合1試合戦っていきましょう。
まずは明日、我々ビジターサポーターは現地で応援できませんが、DAZN越しで熱い声援を送りましょう!応援よろしくお願いします!!
https://prf.hn/click/camref:1101l39gT

2021年2月18日

キャンプ打ち上げへ

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担当:大重正人

今キャンプの総仕上げとなるトレーニングマッチを行いました。J3のいわてグルージャ盛岡を迎えての45分ハーフマッチ。スコアは3ゴール、クリーンシートの3−0。スコアレスドローに終わった前回の宮崎戦よりも一歩進んだ結果を得ることができました。主審はプロフェッショナルレフェリーの福島孝一郎さん、J1でいつも笛を吹いていただいていますが、激しめにぶつかったコンタクトプレーがオンプレーになるなど、J1仕様での判定に改めて慣れる貴重な機会となりました。

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昨日メディア対応を行なったネルシーニョ監督、宮崎戦についてこのように言及していました。「守備に関しては、こちらが求めたことに関して、ほぼ100%選手たちは応えてくれたと思います。ただ攻撃の部分に関してはまだまだゲームテンポ、各選手のコンディショニングを含めて、これから上げていかなければいけない」。

この試合では、まず攻撃面で主導権を握り、ボールをテンポよく動かして、敵陣ゴールへと何回も攻め込みました。パスコースを作る動き、選手同士の距離感がよくなり、背後への動きがあるから、中盤にスペースが生まれる。チーム全体で前進しながら、何回も効果的なアタックが生まれていました。そのいい流れの中で、クリスらしいパワフルなシュートがゴールネットへ突き刺さりました。

「キャンプは、トレーニングマッチに勝つためにというよりは、このシーズンを戦っていくための準備期間として、我々は練習に励んでいます。とはいえ、1戦目に比べれば、今日の内容は良くなったと思います。今日はチームが進化しているところを見せられたし、上昇気流に乗っていけるでしょう。私らしいゴールをとれて嬉しい気持ちはありますが、個人の出来だけでなく、チームとして進化していくことが一番大切で、チームとしてまだまだ良化していく余地もありますし、もっとチームを高めていきたい」

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瀬川選手のゴールは相手の背後へ抜け出す、彼らしい形で、左足でしっかりゴール流し込みました。「ひとりひとり、やることがはっきりしてきたり、みんなの立ち位置のバランスも良くなったのかなと思います。自分も今日、点がとることができましたが、中盤からいいボールが来て、出し手との狙いが共有できたいいゴールだったと思います。相手のラインとの駆け引きは僕の得意なところですし、そういう良い面を出すことができました」。

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また仲間選手のゴールは、一言で言うなら、敵味方思わず点を仰ぐような「スーパーゴラッソ」。右サイドからのクロスをダイレクトボレーで合わせる見事なゴールでした!!先日のインタビューで「自分の場合はシンプルなシュートを決めることが難しくて、逆に大胆なゴールの方が取れる場合が多い気がします」とありました。ただ「去年J1でプレーして、GKのレベルもすごく高いし、もっと冷静な判断や、いろいろな駆け引きがあった中でゴールを取れるようにならないと継続して得点を重ねられないという思いがありました。今年はそういう部分の質を高めていきたいと思います。でも大胆さという僕の良さをなくしてしまったら自分ではないと思うので、そこはこれからもどんどん突き詰めて取り組んでいきたいです」

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一方、守備面は、前述の宮崎戦での監督コメントで「守備に関しては、こちらが求めたことに関して、ほぼ100%選手たちは応えてくれたと思います」とあったように、この日も最終ラインは安定し、また守備への切り替えも早く、2試合続けて無失点を続けられていることはチームにとってまた一つ自信になったはずです。一方で、3-0の勝利の直後でしたが、監督がすぐに選手を呼び寄せ、ホワイトボードで修正を伝えていました。気をひきしめ、あくまで目的は今日の勝利ではなく、シーズンでの勝つためにどれだけの成果を得られるか、そこに尽きるということを改めて実感しました。

2週間にわたるキャンプも無事に最後の日を迎えることができました。キャンプ地の皆様には、感染対策を徹底いただき、安心して、毎日を過ごすことができました。食事会場では間隔をとった個人テーブルが毎日3食、いつも綺麗にセッティングされ、食事も一人一人、一つ一つ配膳をいただき、毎日笑顔でお声かけ下さって、今年もたくさんご提供いただいた現地の豊富な食材を美味しくいただくことができました。また今回はひとり一部屋だったため、その分清掃作業も多くの方に行っていただいたり、午前1部練習の日には昼食の30分ほどの間に全部屋全ての作業を終えていただくことで、選手たちは落ち着いて体を休めることができました。そうしたたくさんの方のサポートのおかげを持って、シーズンへ向けた良い準備の期間を過ごすことができました。皆様、本当にありがとうございました。

チームは18日のリカバリーを終えたあと、柏へ戻り、2月27日のアウェイセレッソ戦へ向けて、引き続き準備を続けて参ります。

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2021年2月15日

キャンプ練習11日目

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担当:大重正人

キャンプは終盤に入ってきました。連日20度近い暖かさで、時折雨が降ることもありましたが、幸いトレーニングに支障が出るようなこともなく日々のトレーニングが続いています。今日はこのキャンプ最後の2部練習、午前は太陽が燦々と照りつける気持ちのよい時間でしたが、午後遅くなると段々と風が強くなってきました。天気図を見ると等圧線がびっしりと詰まっていて、関東では荒れ模様の天気だと伺っています。先日は大きな地震があったというニュースもあって柏やその周辺の様子が心配です。これ以上の被害が出ないよう祈るばかりです。

チームは、水曜に予定されているキャンプでの仕上げとなるトレーニングマッチを前に、午前は4対4、午後は攻守11人の選手がピッチに広がり、実戦形式のトレーニングでした。先日の宮崎戦での課題を修正し、さらに上積みを加えていく。ネルシーニョ監督からは公式戦さながらの大きな声が響き渡り、緊張感のあるトレーニングでした。

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昨日取材を受けた呉屋選手。今年は更なるゴール数アップを目指し、そして期待されるストライカーです。先日の宮崎戦を受けて「ここまでのキャンプでやってきたことにトライした試合。まだ始動して10日目なので、多少難しさも感じましたけど、監督から与えられたものについては全員が考えてチャレンジできているし、そこは良くなっていると思います。個人的には、ボールを持ったらまずはゴールを見るというのがないと僕の良さも消えてしまう、あまり複雑に考えずにわかりやすいプレーをしようということを意識しています」

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チームとしてやるべきこと、役割をしっかり果たしながらも、自分の仕事も成し遂げる。フォワードにはゴールを決めるという大きなタスクがあります。味方を助け、そしていかに自分を生かしてもらうか。そうしたすり合わせを繰り返し続けていくところです。J開幕まであと2週間を切りました!

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2021年2月13日

キャンプ練習9日目

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担当:大重正人

トレーニング9日目、今季初めての対外試合を行いました。今シーズンからJFLからJ3に昇格したテゲバジャーロ宮崎と昨年に続き対戦させていただきました。前日から天気予報があまり良くなくて心配しましたが、風は強かったものの、晴天に恵まれ、ハーフタイムの散水時にはピッチに美しい虹が。無事に35分ハーフの試合を終えることができました。

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結果はニュースでもお知らせしましたとおり、0−0の引き分けとなりました。呉屋選手や江坂選手、細谷選手ら前線の選手は惜しいシュートを放ったり、ゴールへ迫ったり、得点を奪えそうなチャンスはありましたが、惜しくもネットは揺らせず。ただ守備面では最後まで無失点、前線からのチェイス、自分のゾーンをしっかり守り、また球際で激しくいくところなどは、昨年から選手たちが見せていた通りで、しっかり根付いていることを感じさせました。

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また攻撃でも守備でも、このキャンプで取り組んできたことを、一人ひとり、チーム全体でやろうという意識がはっきり見て取れましたし、今度は実戦の場でどれだけ発揮できたかという見定めもできたはずです。トレーニング開始から1週間強、もちろんゴールをたくさん決めて快勝、好スタート、となれば最高ではありましたが、十分に今後に向けてステップアップの試合になったと思います。

新加入選手にとっては、レイソルに来て初めての実戦でした。イッペイ選手は「相手もうまくて、プレッシャーのかけどころとか、なかなかうまくいかないところもありましたが、逆にうまくできたところもありましたし、このキャンプではまだトレーニングや練習試合もあるので、突き詰めていけたらと思います」。

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また椎橋選手は「試合自体初めてで、うまくいかなかったところも多かったですが、これからの練習ですり合わせていけたらと思います。逆に、いろんな選手の特徴を知ったり、自分の特徴を出すというところはできましたし、あとはチームとしてやりたいことや戦術、あとは自分のミスを減らし技術を高めていきたいです」と、課題と収穫を感じ取れた様子でもありました。

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キャンプは残り5日。開幕に向けて一歩ずつ前に進んでいきます。

2021年2月11日

キャンプ練習7日目

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担当:大重正人

今日で7日目のトレーニング、ようやく折り返し地点となりました。キャンプ序盤から、戦術や目的を落とし込みながらもフィジカルも上げていき、急ピッチでチーム作りを進めてきた印象があります。昨日の練習では監督からこんな話がありました。「午前はリカバリーに充てて、午後の紅白戦にしっかり備えてほしい」。土曜にキャンプ初めてのトレーニングマッチが組まれており、そこに向けてよりよい準備ができるように予定変更がありました。午後からはフルピッチでの紅白戦、10分×3本。新加入選手が加わり、去年からさらに上を目指していこうという取り組みに、全員が真正面から取り組んでいこうという姿勢が見られます。もちろんうまくいかない場面もありますが、まずチャレンジして、それを話し合って改善していく。今日もたくさんのグループが自然にできて、色んな話し合いをしていました。

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キャンプ地からはオンラインで随時取材にもお応えしております。メディアの方からはどうしてもオルンガ選手がレイソルを離れたことに対して聞かれます。あれほどのスコアラーがいなくなって影響がないなんてことは当然ありませんが、それでも選手個人もチームとしても、どうやって攻撃の形を作って、ゴールを生み出していくか、とても前向きにポジティブに取り組んでいるように映ります。

仲間隼斗選手も。そのアタッカーのひとりです。「練習も毎日ハードにやっていて疲労も溜まってきてはいます。でもここからゲームが入ってきて、コンディションやチームワークを高めていけると思います。ミカが抜けて、みんなが攻撃への意識を高めて、点を取れるようにならないといけないし、個人的には去年よりももっとゴールを見なければいけないと思っています。チームとしてももっとクオリティーを高めていかないと、ミカが抜けた分を補うというのは難しくなりますから、緻密に緻密に、一人一人がこういうプレーをしたいということを話し合っていけば、もっと高めていけると思います。監督が求めていることをみんなが汲み取って、やれていると思います」

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中盤の競争は熾烈で、個人の力を発揮しつつも、やはりチームの組織の一枚として、いかに生産的にチームに貢献できるか。献身的なプレーや、戦術的頭脳的にも監督の求めるところを高いレベルで発揮しなければ出場のチャンスは近づいてきません。今日も明日も明後日も、自分と、そしてチームを高めていくためのキャンプが続いていきます。

2021年2月 9日

キャンプ練習5日目

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担当:大重正人

今日で5日目のトレーニングを終えました。選手たちに聞くと「対人練習も最初からしっかりあったし、だいぶ疲労が溜まってきましたね」と苦笑いされることも多くなってきましたが、その分、キャンプ初日から段階を踏みながら、しっかりと体に負荷を掛かっているということ。また監督やコーチたちが課すメニューを、選手たちが手も気も抜くことなく、全力で取り組んでいるからこそでしょう。

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5対5から、6対6、8対8などと、徐々にプレーする人数を増やしての戦術練習が進んでいます。そして今日は11対11でのトレーニング。ピッチはゴールラインから逆サイドのペナルティエリアまでと少しだけ狭めてですが、実際に見せる選手たちの走り、ボールスピード、対人のぶつかり合いは、この時期でもしっかり強度があって、迫力十分です。イッペイ選手、椎橋選手、大嶽選手と、新加入のフィールド選手たちもネルシーニョ監督のサッカー、周りのチームメイトの特徴を掴み、また自分の特徴も知ってもらう、そんな大切な時期を日々過ごしています。

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取材に答えた古賀選手も「今までやってきたことにプラスアルファでもう少し加えられないかというところを監督は意識していると思いますし、選手みんなもそこは共有できています。ここ2、3日でチームとして『もう少しこうしていきたいよね』という会話もできています。これからそういう部分により意識しながら時間を過ごせればいいと思います」。これまでのベースを大切にしながら、さらに上積みを作っていく。開幕からの連戦が控えているからこそ、今のトレーニングの時間は本当に貴重です。

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開幕からのお話ですが、本日ニュースでお知らせした通り、緊急事態宣言の影響により、20時以降の試合開催を控えることとなり、レイソルの試合では、3月3日のホーム公式戦開幕となる、ルヴァンカップの横浜FC戦が19時開始から1時間早まり18時キックオフに変更となりました。また、2月27日のアウェイでのセレッソ戦、3月6日のホーム湘南戦と合わせての3試合はビジター席の設置がない形での試合運営となります。

現在の緊急事態宣言が早期解除となった場合は、キックオフ時刻が元に戻る可能性もありますので、世間の情勢を見ながら、政府やリーグの決定に変更があった場合には、速やかにお知らせいたします。ホームゲームチケットの販売は、試合1週間前を目処に発売する予定ですので、こちらも試合が近くなりましたら、ご案内させていただきますのでどうぞよろしくお願いいたします。

2021年2月 7日

キャンプ練習3日目

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担当:大重正人

昨日午前の雨天から急速に天候が回復し、今日は上着が不要なほどの暖かな1日でした。昨日は戦術的な要素のトレーニングでしたが、今日はピッチを一面に使って体を追い込むようなトレーニングでした。

サーバー付きの2対2を60秒、その後移動しながら、ジョグ→ステップからのダッシュ→シュート→ジョグ→ダッシュ。これを右回りと左回りで3周ずつ。最初の2on2だけでも十分激しいのに、そこからスピードをキープしながらダッシュ。サーキットを終えて戻ってくる選手たちの呼吸が、1周終わるごとにどんどん大きく荒くなっていきます。肉体も心肺もキツくなっていくところ、周りで順番を待つ選手やコーチたちから、2on2の選手たちや、遠くを駆け抜ける選手へもサポートの声が届きます。一本一本の走りを大切に、最後までやり抜くこと。それが試合での最後の一歩につながっていきます。

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今日2月7日は、瀬川祐輔選手の誕生日でした!このキャンプでも元気な声が聞こえた、と思ったら、大体セガちゃんがそこにいます。今日のセレブレーションもまさにその通りでした。この模様は「デジっち」担当の上島選手が抑えてくれているはずですから、DAZNでの後日の放送でまた楽しんでください!!練習後には山下リーダーの筋トレクラブで、ヒロトやミツ、ナオキらと一緒になって、ガヤガヤ言いながら、きつい筋トレや体幹トレを明るく元気にみんなで取り組んでいます。一方で誰よりも走り、味方のために体を張れる選手でもあります。27歳という心身もっとも充実していく年齢、ますますの活躍を期待して、今シーズンもセガちゃんへの応援をお願いします!!

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今日は午後のトレーニングがなく、メディア対応を行いました。クリスティアーノ選手のコメントを紹介します。クリスは1月中旬にブラジルから日本に戻り、2週間の隔離期間を経て、2月3日の始動日から合流しています。「毎年、オフの期間にも必ず体を動かしています。今年のブラジルでもそうでしたし、日本に戻ってからも自宅でトレーニングしていました。開幕に合わせながらも、シーズンが進めばさらにアップしていけるのではと思っています」。

そして新加入でまだ来日できていないドッジ選手とはSNS上でコンタクトをとっているそうです。アンジェロッティ選手はまだだそうですが「自分は外国籍で最年長でもあり、日本での経験も長いですから、新加入の選手たちが早く馴染んで、戦力になれるように手助けができればと思います」。ヒシャ、サヴィオと合わせ、5人のブラジル人選手がいますから、その中心として今年もクリスがまとめてくれることでしょう。

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最後にお知らせです。ただいま2021モデルの新レプリカユニフォームの予約受付中です。9日火曜までは「2021アソシエイツ会員先行受付期間」となっております。お申し込みの際は、会員ログインをした状態でアクセスください。サイズによっては残数が少なくなっているものもありますので、お早めにお申し込みください。また9日までのご予約で残数がある場合は、10日から会員でない一般の方もお申し込みできます。詳しくはオフィシャルオンラインショップまでアクセスください。

■レプリカユニフォーム申し込みサイト
https://www.reysol-online.jp/s/pages/2021uniform.aspx
■オンラインショップのアソシエイツ会員認証について
https://www.reysol-online.jp/s/pages/associates.aspx

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2021年2月 6日

キャンプ練習2日目

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担当:大重正人

今朝は、夜明けに強い雨が打ちつけていて思わず目が覚めてしまったスタートでした。一方、柏でも朝早くから動きがありました。キムスンギュ選手が、所定の隔離期間を終えて、チームに合流するという朝。相当早い出発だとは聞いていたのですが、どうしても広報で写真撮影をしなければならず、リーグ納品の締め切りにも遅れていたので、スンちゃん、通訳のチャンウォン、オフィシャルカメラマンの飯村さん、笹原広報には、私もこんなに早くスタジアムに来たことがないよという早朝に集まってもらいました。笹原広報から無事に撮影することができましたというLINEと、チャンウォンから今から搭乗しますというLINEをもらって一安心。みなさんのご協力に感謝するとともに、サポーターの皆さんにはその宣材写真をイヤーブックなどでお届けできればと思います。午後にはトレーニングに合流、元気そうな姿を見せてくれました!

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2日目のトレーニング、5対5や6対6と人数こそ少ないものの、実際のゲームで起こるシチュエーションがイメージできるような、実戦的なトレーニングでした。ネルシーニョ監督は常々組織で戦うということを繰り返し明言していて、攻撃でも守備でもチーム全体で連動し、そしていろんな状況にも対応できることが求められます。強いチーム、勝つチームを目指し、去年よりまた上のステージにいくためには、いろんなスタイルの相手を上回る必要があります。これしかできない、ではなく、全てを高いレベルで。去年の成果や反省を踏まえ、このキャンプの中で個人やチームの力を高めていこうという序盤です。

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トレーニングが終わると、井原ヘッドコーチも合わせ、いろんな選手を呼び止めて、直接指導だったり、要求を伝えていました。土台を作っていく今だからこそ、より丁寧に徹底していく。熱がこちらに伝わってきます。

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大谷選手が昨日のインタビューで部屋割りの質問に及ぶと「今年はコロナのこともあって、一人部屋なんですよ。まあ今年は33人で奇数だから、最年長の自分は一人だったと思うけどね笑」。今年は感染予防のため、移動のバスが2台から3台に増えたり、食事会場は円卓ではなく、一人一人の距離が十分確保されたテーブルに変わったりと、これまでキャンプとは全く違う状況です。

「いつもなら同部屋のやつとだったり、色んなことを話したりできるんだけど、今年はそうも行かないからね。でもその分、ピッチでたくさんコミュニケーションをとっていけたらと思います」。その言葉通り、今日は同じボランチで新加入の椎橋選手と長く話し合っていました。レイソルのやり方、監督の考え、少しでも早く新加入の選手たちの理解が進むことで、チーム力は間違いなく高まります。

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2021年2月 5日

キャンプ初練習

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担当:大重正人

まず、昨日お知らせしました通り、選手1名が新型コロナウイルス陽性判定を受け、ご心配をおかけしております。保健所からのヒアリングにより、チーム内での濃厚接触者はいないということとなり、それ以外の選手とスタッフにより、予定通りキャンプ地入りし、今日からキャンプトレーニングがスタートしました。当該選手は療養、健康観察を続け、体調の悪化などは現時点でないそうです。またチーム内でも引き続き感染予防に努めながら活動を続けてまいります。

【動画】ピッチインするときには、ハヤトやヒシャもこうやって消毒しています。

ピッチではまずネルシーニョ監督が選手たちを集め、改めて今シーズンを戦う心構え、そして「このキャンプ取り組んだ成果が必ずシーズンで現れる。今日はしっかり身体を起こして、その質に拘って行こう」と選手たちを送り出しました。1月4日までの前シーズンを終え、2月27日からの過密シーズンに向けて、できるだけ離脱をなくし、全員でよりよいコンディションアップと戦術トレーニングを目指していきます。

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合流時期やコンディションの違いによってメニューは分かれましたが、ペアを組んでのウォームアップから、2対2のパスゲーム、そして最後はキャンプ恒例のシュートゲーム。この2on2は、チーム戦で負けたチームは軽いペナルティもありますし、大いに盛り上がります。
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キャンプ初日とはいえ、自主トレを積んできた選手たちは、ドリブルでゴールを目指し、体をぶつけ、スライディングでシュートをブロック。ルーキーの大嶽選手は、染谷&山下コンビのマークを受けるという、想像しただけで冷や汗が出そうなシチュエーションにも臆せず戦っていました!
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このシュートゲームの活気溢れる様子はこちらのムービーでどうぞ!

今日はおめでたいお知らせをふたつ!
練習後には、今日2月5日に誕生日を迎えた上島拓巳選手をバースデーケーキでお祝い!チームメイトからのリクエストで、あの甲高い声が懐かしくもあり、高らかに今年の大きな目標を宣言してくれました。常に前向きで向上心の塊であるタクミが、レイソルに戻り、チーム内にいい競争をもたらしてくれることでしょう。現在製作中のイヤーブックでも彼の肉声を収録しましたので、改めて開幕に合わせてアソシエイツの皆様にお届けする予定です。

また戸嶋祥郎選手の結婚のお知らせもさせていただきました。昨年の大きな負傷から、少しずつボールを使ったトレーニングも行なうまでのこの半年間、いつも気丈に振る舞ってくれるサチにも当然苦しい胸の内もあったはずですし、そんなときに支えてくれる奥様の存在はとても大きかったことでしょう。今はメディカルチームを信じてじっくりと。一歩ずつ進んでくれたら、それが何よりです。私たち周りは、そっとサチを見守っていけたらと思います。

タクミとサチには、SNS上で本当にたくさんのメッセージ、祝福の言葉をいただいてありがとうございます!!