2024年4月28日

鳥栖戦

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担当:大重正人

試合前の時点でピッチ上は33.9度という季節外れの猛暑でした。前半途中、SS席のコンコースを通った時、暑さと試合に疲れてしまったのか、小さなお子さんが保護者の方の腕の中でお昼寝していて、ベンチがいっぱいでした。託児所でも多くのご利用があり、このゴールデンウィークに多くの家族づれにお越しいただいてありがとうございました。11648人のご来場をいただき、誠にありがとうございました。試合前、ピッチを取り巻くように黄色のユニフォームが揺れ動き、整った手拍子を熱い歌声で、今日も日立台がホームで良かったと心から思えた日曜でした。

「今日はゲームの入りが悪かった。暑さもあってか、いつものようにアグレッシブに行けなかった」と井原監督が振り返ったように、立ち上がりからレイソルが自陣に押し込まれる時間が続きました。ファウルからのセットプレーのピンチ、ゴールからかなり遠い場所でしたし、ヘディングした相手の態勢も崩れていながら、GK松本選手の頭上を超えてしまいました。ただ失点した時間も早く、選手たちもサポーターも、さあここからという雰囲気を作り出しながら戦うことができました。

相手がブロックで構える時間も長かったことで、レイソルはしっかりビルドアップから敵陣に攻め込んでいきました。サイドの深い位置で起点を作り、それをさらに追い越していく連動したサイドアタックが今日も効果的でした。惜しいチャンスを何回か決められなかったものの、前半40分についに同点に追い付きます。左サイドのスローインからのボールの奪い合いから、小屋松選手のポストプレーにサヴィオ選手が抜け出し、左サイド深くから折り返し。「僕は身長がないんでヘディングは難しいと思って、マイナスで構えました」という島村選手がシュート。GKが弾いたところをプッシュして、レイソル初ゴール、J1初ゴールを日立台で決めました!

一昨日、NHK BS「Jリーグタイム」の取材があり、「早くゴールを決めたいです」と熱望していたところで、2日後の有言実行。チームメイトとピッチで抱き合い、そしてベンチ脇のリザーブメンバーの元へ、これ以上ない嬉しそうな満面の笑みで駆け寄りました。「J1でこれだけやれるとは思っていませんでした。最初は今年はJ1の強度に慣れていくというつもりだったし、最初の練習でミツくんに吹っ飛ばされて、悠悟にめっちゃ笑われました」。ただ、そうしたトレーニングの中で相手との接触を避けたり、密集をかいくぐるところだったり、自分の持ち味であるドリブルやアシストを発揮し、チームメイトやスタッフにも認められる存在となりました。今夜のJリーグタイムでは、試合後すぐの取れたてメッセージも含めて、タクの特集をどうぞお楽しみに。

後半は「鳥栖さんが思ったよりも引いてきた」(井原監督)という状況で、さらにレイソルがボールを保持し、ゴール前に迫る回数が増えました。途中出場の木下選手や武藤選手が惜しいシュートを放つなどしましたが、相手の懸命の守りを最後まで破れずタイムアップ。島村選手は「追加点を取れなかったという課題は続いています。でもチャンスを作れていますし、マイナスに考えすぎずに続けていきたい」と振り返りました。後半のシュート数はレイソル9本に対し、サガンは0本。試合内容も含めて決して悪い流れではないだけに、ボールムーブやチャンスメイクは焦れずに愚直に続けていくこと、そしてシュートとゴールへのこだわり、集中を高めていくことで、来る町田、鹿島という強敵から3ポイントを奪いたいところです。

チケット担当によれば、5月6日の鹿島戦はほぼチケット完売とのことです。残数があるうちに、お早めにお買い求めください!3日アウェイ町田戦も含めて、引き続きのご声援をよろしくお願いいたします。今日の猛暑で体調を崩されないように、くれぐれご自愛ください。

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2024年4月27日

明日は鳥栖戦

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担当:大重正人

先日の水曜日、アウェイでのルヴァンカップ群馬戦。自分は柏に残って画面越しの応援でしたが、リーグ戦での出場機会が多くない選手たちが、このチャンスにすばらしい戦いを見せてくれました。前半途中から終了間際までのゴールラッシュに、多くの選手たちがゴールセレブレーションの輪に連なっていくシーンを見るたびに、この試合に懸ける強い思い、そして強い一体感が伝わってきました。去年の天皇杯の勝ち上がりもそうでしたが、リーグ戦のメンバーに食い込んでいこうとする彼らの力があってこそ、チームの総力は上がっていきます。明日の鳥栖戦もとても楽しみです。

そのルヴァンカップで勝利を引き寄せる見事な2アシスト、島村拓弥選手にはメディアの方からの注目も増えています。このたびNHK BSの「Jリーグタイム」の取材を受けました。キャスターの今井美桜さんが日立台のピッチでタクにインタビュー、またあの独特のドリブルの秘密に迫りました。明日の鳥栖戦の後、夜22時50分からの放送です!こちらの予告にも一瞬タクが映っているのは、インタビューが放送されるからです、どうぞお楽しみに!
https://www.nhk.jp/p/ts/K1YN48RW36/episode/te/QYX9RPMK15/

その翌日、木曜の深夜にはU-23日本代表が、パリ五輪出場を懸けて臨む大一番、準々決勝のカタール戦に食い入りました。レイソルアカデミー出身のGK小久保選手、そして売り出し中の関根選手が堂々としたプレーを続ける中、数的有利になりながら一度は逆転を許し、さらに同点になってからも長い膠着が続く我慢の試合でした。この消耗戦にケリをつけてくれたのは細谷真大選手でした。今季レイソルでノーゴールが続き、代表でもなかなかシュートが決められない様子に、不安を煽るメディアやSNSの投稿をよく見かけましたが、それでも個人的には心配はありませんでした。

レイソルの時と同じように守備の意識が高く、球際のアタックやプレスバックも怠らず、献身的でした。ルーズボールを追って相手GKの退場を読んだチェイシングもそうです。ゴールが欲しくて焦りもあったでしょうが利己的で闇雲に強引なシュートを打つよりも、しっかりボールを収めて味方に繋ぐ場面を見ていれば、マオがチームのために、勝利のためにプレーしていることがすぐにわかりました。彼のことを信じて先発起用しピッチに残し続けてくれた大岩監督、リーグ戦はもちろん、朝早くから日立台でのトレーニングにまで足を運んでいただいたこともありました。エースのゴールを信じて素晴らしいパスを送ってくれたチームメイトもいて、この代表チームも徐々に調子と一体感を高めているんだろうと思います。あと1試合、4月30日火曜日の早朝2:30からの準決勝イラク戦に、まずパリへの切符を懸けて戦います。

日刊スポーツさんが、小久保選手に関わった井上GKコーチ、細谷選手とのエピソードを振り返った染谷コーチの記事を掲載いただいています。ぜひご一読ください!
https://www.nikkansports.com/soccer/japan/news/202404210000013.html
https://www.nikkansports.com/soccer/japan/news/202404260000830.html

明日戦うサガン鳥栖は、今日の試合を終えた時点でリーグ19位。しかし勝点差で言えば、レイソルと6ポイント差と大差はなく、先日の浦和戦と同じように立ち上がりから激しく強く戦わなければ、名古屋戦の失敗を繰り返すことになります。先日、鳥栖vs鹿島の試合をDAZNで見ました。試合は4-2と素晴らしいゴールを重ねたサガンが快勝。私たちとしてはやはり元レイソルの手塚選手の姿を追ってしまいましたが、彼らしいエレガントな左足は健在で、プレイスキックやスルーパスでゴールに直結するプレーを連発していました。康平に気持ちよくプレーさせないことも勝利への大きな鍵となりそうです。

今回のマッチデープログラムのインタビューは、土屋巧選手です。高嶺選手負傷欠場のピンチをしっかり埋めてくれています!

また明日はゴールデンウィークということでイベントも盛りだくさんです。セーブ・ザ・チルドレンチャリティマッチ、オーダースーツSADA予約販売会、エアー遊具、ブルーロックや選手キーチェーン販売、芝広場の開放もありますので、レジャーシートをお忘れなくお持ちいただいてスタジアムフードや初夏の陽気をお楽しみください。チケットは残り少なくなっていますので、お早めにローチケでお買い求めください!
★チケット&イベント情報はこちらから
https://www.reysol.co.jp/ticket/next/#0428

2024年4月23日

明日はルヴァン群馬戦

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担当:大重正人

4月12日のアウェイ浦和戦以来、12日ぶりの公式戦となります。ルヴァンカップの2回戦、アウェイでのザスパ群馬戦です。ルヴァンカップは、今年から大きくレギュレーションが変わりました。原則J1クラブだけの出場でしたが、J2、J3のクラブをすべて合わせた60クラブによるトーナメントに。2回戦から登場するレイソルは、相模原との1回戦を制した群馬との対戦に挑みます。また今大会より、試合登録メンバーがリーグ戦から2人増えて、20人が登録可能となりました。交代枠はリーグ戦と同様で5人または3回までに変わりありません。リーグ戦からトーナメントに変わって試合数が減ってしまう実情もありますが、1試合だけで見れば選手たちにとっては出場のチャンスが増え、モチベーションにもつながる改訂です。

レイソルには長い長い連戦が待っています。少なくともここから6月2日まで10連戦、明日のルヴァンを勝てば6月16日まで14試合が続きます。チームの総力が問われます。ただ、先日の浦和戦ではオリンピック予選で細谷選手と関根選手を欠き心配された方もいらっしゃったかもしれませんが、そんな声を掻き消すように、レイソルの選手たちはブレずに力強く勝ち切りました。

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井原監督も「浦和戦では二人が抜けてメンバーが少し変わっても、みんなが積み上げてきたものを表現してくれた。誰が出ても同じ役割ができるように積み上げてきたし、試合に絡まない時期でも選手たちは常に準備して努力し続けてきた。そういうところは我々もスタッフも見ているし、今季の新たな競争の中で、試合に出たときにしっかり良いパフォーマンスができるようにと、選手には働きかけていた。そのチャンスを得た選手が結果を残してくれた」と、ひとつの成果を見せてくれた選手たちを称えました。

ここからの試合は、これまでの中心選手に加え、新たに活躍する選手の台頭が不可欠です。チームとしてのクオリティ、強度を落とすことなく、いかに多くの試合を戦えるか。現在リーグで8位と上位も狙える位置にいる今、このルヴァンカップをしっかり勝ち切って、リーグ戦に繋げていきたいところです。

ザスパには、縁のある選手がいます。細貝萌選手は、2017年と18年にレイソルでプレー。最近発売された自著に書かれていますが、レイソルからタイのブリーラムに移籍する際のメディカルチェックで異常が見つかり、選手生命が危ぶまれるほどの状況でした。手術が無事に成功し、2021年途中から生まれ故郷の群馬でプレーを続けています。

もう一人、25歳のDF城和隼颯(しろわ はやて)選手は、レイソルU-15から18時代、古賀太陽選手とともに最終ラインを組んでいました。法政大を経て群馬でプロ入り。今季は1試合平均の自陣パス数がリーグ3位と、チームの中心としてプレーを続けています。リーグ戦で20位と振るっていない中、それだけに1試合1試合に勝利を求める思いは強いはずです。

延長、PK戦も含めて、何よりも勝ち切るという結果が求められる試合です。去年味わったカップ戦のファイナルと、悔しい準優勝という結果を塗り替えるためには、またあの場所に戻らなければなりません。その一歩となる大事な試合です。現地でスカパー!などでの中継でどうぞご声援ください!

2024年4月11日

明日は「金J」浦和戦

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担当:大重正人

4月といえば新生活の始まりの時期です。柏市では昨日10日に市立中、今日11日に市立小の入学式が行われました。新中学生、新小学生とご家族の皆さん、この度はご入学おめでとうございます。レイソルでは毎年祝電を送っておりましたが、今年はお手紙の方式に変え、選手たちがピースした集合写真とお祝いの言葉、そして井原監督以下8人の選手たちが直筆でメッセージとサインを添えて、お届けしました。いくつかSNSにアップいただいている方の投稿を見て、無事にご覧いただけたんだと安心しました。柏の街にレイソルがあるということを子どもたちに少しでも伝えればと思いますし、今後も別の働きかけを準備していますので、またお知らせします。

日曜のヴェルディ戦を最後に、細谷選手と関根選手をU-23日本代表へ送り出しました。ここまでの彼らの働きや貢献については触れる必要もないほどですが、彼らが不在になることは予想がついていましたし、チームはこの時のために心づもりや準備をしてきました。山田選手は「誰が抜けても、厳しいコンディションでも勝てるチームにならないと上位にはいけない。マオとセキが代表で気持ちよくプレーできるように、僕たちが勝って2人を後押ししたい」と力強い言葉を残しました。

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対するレッズには、近年勝利できていません。カップ戦では2021年に勝利したものの、リーグ戦では2020年7月の4-0@埼スタを最後に、7試合未勝利で複数失点も続いています。本来であれば、明日4/12の誕生日を柏で迎えるはずだった酒井選手が負傷離脱し、ショルツ選手もこのところゲームを離れていますが、やはり層の厚いチームで、代わりの選手が躍動しています。レイソルには昨年出場できなかった犬飼選手が我々の一員に。木下選手や武藤選手というレッズ出身の選手もおり、いつものように熱い日立台でのレッズ戦になりそうです。

金曜ナイトゲームでどうしてもスタジアムに来られないという人には、ぜひDAZNで!今回は「金J」「ピックアップマッチ」としての特別プログラムになります。W解説には、日立台を沸かせた両ストライカー、李忠成さんと林陵平さんの2トップ体制。実況はお馴染みの桑原学さん、そして日々野真理さんのレポートとなります。試合前は通常より20分早い18:30過ぎからピッチサイドでの放送スタートです。19時のキックオフをめがけてスタジアムに来られる方も、道中で2人のトークを聞きながらぜひ日立台へお越しください。
★DAZN加入や見逃し配信はこちらから
https://t.co/3c7TZDpxlk

今回のマッチデープログラムインタビューは、古巣対戦の木下選手。インタビューと1分質問もぜひご覧ください。

チケットは木曜19時現在で、MR席とサンライズシート以外は完売で、残り数百枚だけになっています。明日の試合前に売り切れる可能性もありますので、お早めにローチケでお買い求めください。日立台の桜は、一昨日の嵐でかなり舞い落ちてしまいましたが、それでもまだお花見ができるぐらいの桜が残っています。久しぶりに芝広場を一部開放し、お花見エリア、飲食エリアを設けますが、こちらの注意事項がありますのでお気をつけください。
※「飲食可能エリア」では、設置してあるテーブル上や、ご持参いただいたレジャーシートの上に限り、飲食可能とさせていただきます。立ったままでの飲食や、直接芝の上に座って飲食されるのはご遠慮ください。
※「お花見専用エリア」は飲食不可とさせていただきます。桜の鑑賞・写真撮影等をお楽しみください。
※野球場は普段アカデミーの選手が練習や試合で使用いたします。飲食物や割りばし、つまようじなどの落下・放置により、芝生の劣化や選手のケガに繋がる恐れがございます。必ずレジャーシートをご利用の上、ゴミはゴミ箱へ捨てていただくか、お持ち帰りをお願いいたします。

★チケットやイベント情報はこちらから
https://www.reysol.co.jp/ticket/next/#0412


2024年4月 6日

明日はアウェイ東京V戦

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担当:梶山由珠

セレッソ戦翌日の木曜日、パリオリンピックへの出場権を懸けた最終予選「U23アジアカップカタール2024」に臨むU-23日本代表のメンバーが発表されました。レイソルからは、先月の親善試合にも招集された細谷選手、関根選手が選出。両選手は明日の夜には日本を発ち、カタールへと乗り込みます。

グループステージでは中国、UAE、韓国と対戦。その後準々決勝、準決勝、決勝と5月上旬まで続く長期決戦となります。オリンピックへの切符を掴むには、この大会で3位以内(4位はアフリカ大陸とのプレーオフで決定)に入らなければなりません。これはW杯のアジア出場枠よりもはるかに少ない数字です。アジアの戦いがいかに難しいものかは、今年1月に行われた森保ジャパンのアジアカップを見て痛感しましたし、細谷選手はそれを肌で感じた数少ないパリ世代の選手として「この経験をU-23チームに自分が伝えていかないといけない」と自覚し、人一倍の責任感を持ってこの大会に臨みます。
開催地カタールの気温は30度以上と日本とは真逆の気候ですし、過酷な戦いになるかと思いますが、2人が日本を背負って立って、自らの手でオリンピックの出場権を掴んで帰ってきてくれると信じています。
細谷選手と関根選手は1ヶ月近くチームを離れることになりますが、この期間もJリーグの試合は続きます。ここまで全6試合で先発出場している2人が抜けるわけですから、レイソルにとって痛くないわけはないですが、2人が不在の中でもしっかりと勝点を積み重ねていかなければなりません。そしてレイソルにはパリ世代でこの舞台をめざしながら、今回は残念ながら選ばれなかった選手もいます。そういった選手たちがレイソルでさらに奮起して、次なるステージでは大岩監督をもっと悩ませるくらいに活躍してくれることを期待したいです。

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さて、明日は3連戦の3戦目、アウェイでの東京ヴェルディ戦です。ヴェルディとの対戦は2019年以来5年ぶり、J1での最後の対戦は2008年まで遡ります(上記は2008年7月20日に行われた味スタでの東京V戦の写真)。

現在のヴェルディは城福監督のもと組織的な守備で粘り強く戦うチームで、その強さが昨年のJ2プレーオフ突破につながりました。前節の湘南戦は2-1で逆転勝利、前々節の京都戦も2点ビハインドから80分以降に2点を奪ってドローと、最後まで気の抜けない危険なチームという印象です。レイソルは直近2試合は相手よりも多くのシュートを放ち、試合内容でも互角以上の戦いを見せながらも、勝点1に留まりました。明日のヴェルディも難しい相手ですが、その課題を打ち破っていかなければ上位には食い込めません。

昨季から不動のボランチとして君臨していた高嶺選手が負傷離脱中という状況のなか、試合を重ねるごとに存在感を発揮しているのは白井永地選手です。レイソルアカデミーを卒団して以来、11年ぶりに覚悟を持ってレイソルに帰ってきてくれたエイジ。J2でキャリアを積み、今季が初めてのJ1挑戦でありながら、J1のレベルやレイソルのサッカーに着実にフィット。90分通して攻守に顔を出し続けるハードワーカーとしてチームを支えています。2試合連続、両チームトップの走行距離を誇ったことがそれを物語っていますし、前節のゴールシーンもエイジが高い位置でボールを奪い、島村選手に繋げたところからでした。
しかし本人は、自身に厳しい言葉を投げかけて、さらに上を見据えます。「レイソルの一員としてどういう相手でも勝ち切らないといけないし、局面でも勝たないといけないし、どんな状況でも僕自身負けたらいけないと思っています。そこをこだわり続けていきたいし、もっと試合を重ねていけば、もっと良くなると思うし、まだまだ力になれると思っています。ここ2試合はチームとしてポジティブな部分もたくさんあると思いますが、勝ち切れていないのが現状。これを勝ち切れるような強い集団になれるように、突き詰めてやっていきたいと思います」。

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勝利まであと一歩には近づいている現状、狙い通りのゲーム内容に持ち込めていることで、チームとしては自信を掴めてきていることも確かです。明日こそは、それを結果につなげられるように。チーム全員がその思いで明日のゲームに臨みます。味の素スタジアムにて13:00キックオフ、現地に行かれない方はDAZNにてぜひ後押しいただければと思います。

また明日は日立台の人工芝グラウンドでも、藤田優人監督率いるU-18チームのプレミアリーグ開幕戦が行われます。今季プレミアリーグに昇格した鹿島アントラーズユースと11:00から対戦します。J-SPORTSでのLIVE配信もありますので、こちらもぜひご注目ください!
https://www.reysol.co.jp/news/youth/036544.html

2024年4月 3日

セレッソ戦

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担当:大重正人

まず今日から、日立台のグラウンドでU-12世代の国際大会を開催しています。「ワールドフットボールフェスティバル(WFF)」に国内から5チーム、海外から5チーム、計10チームによる大会です。自分は、開幕戦のサントスFCvsスポーカル六本木、柏レイソルvsフェンロ―を観戦、撮影しました。

サントスにはカウアン選手という世界的に注目されている選手がいて、すでにSNSに彼のファンタジックなプレーがアップされていますが、今日日立台でもその片鱗を見せてくれました。もちろんレイソルにも有望な選手たちがいて、その一部ですがXに動画をアップしましたので、ぜひ見てみてください。そして4日、6日は一般見学もできますので、日立台の桜を眺めながら、金の卵たちのプレーをお楽しみください。
★大会公式サイトはこちら https://football-fes.org/

そのWFFに出場した選手たちも観戦した、夜のセレッソ戦。結果は1-1の引き分け、リーグ2位のセレッソを相手に一進一退、互角の戦いを見せてくれたと思います。相手の小菊監督も「90分間、お互いのスタイル、カラーがよく出た、とてもエキサイティングで強度の高い試合だった」と評した通り、チャンスもピンチもありながら、激しく撃ち合い、ガードし合った試合でした。

立ち上がりからレイソルが敵陣での保持を長くして、絶好のスタートでした。しかし一転、背後をとられてのカウンターピンチから相手を倒してのPK。せっかくのすばらしい流れが失われかけたところでしたが、今日のレイソルはそんな空気をすぐに吹き消してくれました。今日先発起用された島村選手が正面からシュート。いったんはブロックされますが、こぼれ球に素早く切り替えた関根選手、そして白井選手も続いて二次攻撃。そこから今年の新戦力・島村選手の左足が輝きました。

「ルーズボールを自分がうまく取れて相手の前に入って、スペースは空いていたので潜っていけるなと思っていた。シュートを打とうかとも思ったが、めちゃくちゃサヴィオが呼んでいたので、サヴィオに渡したら決めてくれるかなと思って優しくパスするだけだった」。サヴィオも「あのゴールは完全にタクがおぜん立てしてくれたもの。彼だけじゃなく、ピッチに立つ11人以外でもチーム一丸となって日頃からいい準備をしていることが、今のスタートダッシュにつながっている」と振り返りました。PKを与えてしまった古賀選手がサヴィオを迎えるシーン、チームの一体感の象徴です。

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ただサヴィオは人一倍勝利を求め、貪欲に戦う選手です。「今日も相当数のチャンス、決定機を作っている。チームの連携は、試合数を重ねるごとに深まってきている実感はあるし、引き分けで終わった試合は勝てた試合だと思っている。今後、よりチーム戦術を選手がしっかりと理解して連携が深まっていけば自ずと結果はついてくると思います」

昨日書いたように、去年から簡単に負けないチームになってきているのは間違いありません。ここからいかに勝ちきるチームになれるか。そこに尽きます。劇変は難しくとも、去年から徐々に前進できていると選手たち自身も感じられているでしょうし、自信も深まっているはずです。1点を守ること、2点目を取ること。次のヴェルディ戦で回答が出ることを望むばかりです。今日は平日ナイトゲーム、そして雨が降り続く中、美しいイエローサンシャインナイトと、試合中の熱い熱い応援をありがとうございました!

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2024年4月 2日

明日はセレッソ戦

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担当:大重正人

昨日から4月になり、新しい生活がスタートした方もいらっしゃることでしょう。学校や職場が変わり、期待だったり不安だったりを抱えているかもしれませんが、新しい出会いや友達が増えて、春のような明るく温かい日々になることをお祈りしています。

この時期、桜が満開になっている日立台ですが、ようやくつぼみから花びらが開いて、見た感じでは1分から2分咲きという感じです。明日の相手がちょうどセレッソ(=スペイン語で桜)さんだったので、桜やお花見にちなんだ企画を検討していたのですが、桜の咲き具合や明日の天候も下り坂ということでやむなく実施なしとなりました。来週12日金曜のレッズ戦まで桜が持ってくれたらと願うばかりです。

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イベントとしては、ホーム側来場先着7000名様にペンライトをプレゼントし、イルミイベント「YELLOW SUNSHINE NIGHT」を開催します。また、中学生以下の方には、大人気のサッカーアニメ「劇場版ブルーロック」のチケットホルダーや鑑賞割引券のプレゼントもあります。フードエリアには、昨年12月にお越しいただいた佐々木雅士選手のご両親によるオムライス「アマリージョ」さんがホームゲーム初出店です。他にも今季からいろんな店舗さんに出店いただいて、ご来場の皆さんに毎試合グルメを楽しんでいただけたらと何よりです。

★チケットやイベントの詳細はこちらから
https://www.reysol.co.jp/ticket/next/#0403

そして試合です。開幕5試合を2勝2分1敗、勝点8を積んで、昨年よりは良い滑り出しとなりました。去年から継続しているハードワークとディフェンスに加え、攻撃面でボール保持を少しでも長くしていこうという取り組みは、一歩ずつ上積みできている様子は、サポーターの皆さんにも伝わっていることと思います。4試合で先制したことは素晴らしいことですが、追加点を取れなかったこと、リードを守れなかったこと、セットプレーでの失点など、ここさえクリアできれば、さらに勝点を取れるチャンスもありました。これからの課題を選手もスタッフもしっかり受け止めて改善に努めています。

明日迎えるセレッソは、勝点11で目下2位と好調です。多彩な外国籍選手たちが効果的に稼働し、またベテランと若手選手が融合して、非常にバランスの良いチームです。昨年8月の対戦では、戸嶋選手の先制ゴールを95分まで守りながら痛恨の失点。日立台全体がさぞかし悔しい思いをしました。負けないチームから勝ちきるチームへ。今年のレイソルが上に行けるかどうかの大事な4月となります。明日は平日水曜で午後から雨模様ではありますが、多くのサポーターの皆さんにペンライトで日立台のスタンドを黄色く照らしていただき、大きな後押しをお願いいたします。

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