2024年4月 3日

セレッソ戦

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担当:大重正人

まず今日から、日立台のグラウンドでU-12世代の国際大会を開催しています。「ワールドフットボールフェスティバル(WFF)」に国内から5チーム、海外から5チーム、計10チームによる大会です。自分は、開幕戦のサントスFCvsスポーカル六本木、柏レイソルvsフェンロ―を観戦、撮影しました。

サントスにはカウアン選手という世界的に注目されている選手がいて、すでにSNSに彼のファンタジックなプレーがアップされていますが、今日日立台でもその片鱗を見せてくれました。もちろんレイソルにも有望な選手たちがいて、その一部ですがXに動画をアップしましたので、ぜひ見てみてください。そして4日、6日は一般見学もできますので、日立台の桜を眺めながら、金の卵たちのプレーをお楽しみください。
★大会公式サイトはこちら https://football-fes.org/

そのWFFに出場した選手たちも観戦した、夜のセレッソ戦。結果は1-1の引き分け、リーグ2位のセレッソを相手に一進一退、互角の戦いを見せてくれたと思います。相手の小菊監督も「90分間、お互いのスタイル、カラーがよく出た、とてもエキサイティングで強度の高い試合だった」と評した通り、チャンスもピンチもありながら、激しく撃ち合い、ガードし合った試合でした。

立ち上がりからレイソルが敵陣での保持を長くして、絶好のスタートでした。しかし一転、背後をとられてのカウンターピンチから相手を倒してのPK。せっかくのすばらしい流れが失われかけたところでしたが、今日のレイソルはそんな空気をすぐに吹き消してくれました。今日先発起用された島村選手が正面からシュート。いったんはブロックされますが、こぼれ球に素早く切り替えた関根選手、そして白井選手も続いて二次攻撃。そこから今年の新戦力・島村選手の左足が輝きました。

「ルーズボールを自分がうまく取れて相手の前に入って、スペースは空いていたので潜っていけるなと思っていた。シュートを打とうかとも思ったが、めちゃくちゃサヴィオが呼んでいたので、サヴィオに渡したら決めてくれるかなと思って優しくパスするだけだった」。サヴィオも「あのゴールは完全にタクがおぜん立てしてくれたもの。彼だけじゃなく、ピッチに立つ11人以外でもチーム一丸となって日頃からいい準備をしていることが、今のスタートダッシュにつながっている」と振り返りました。PKを与えてしまった古賀選手がサヴィオを迎えるシーン、チームの一体感の象徴です。

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ただサヴィオは人一倍勝利を求め、貪欲に戦う選手です。「今日も相当数のチャンス、決定機を作っている。チームの連携は、試合数を重ねるごとに深まってきている実感はあるし、引き分けで終わった試合は勝てた試合だと思っている。今後、よりチーム戦術を選手がしっかりと理解して連携が深まっていけば自ずと結果はついてくると思います」

昨日書いたように、去年から簡単に負けないチームになってきているのは間違いありません。ここからいかに勝ちきるチームになれるか。そこに尽きます。劇変は難しくとも、去年から徐々に前進できていると選手たち自身も感じられているでしょうし、自信も深まっているはずです。1点を守ること、2点目を取ること。次のヴェルディ戦で回答が出ることを望むばかりです。今日は平日ナイトゲーム、そして雨が降り続く中、美しいイエローサンシャインナイトと、試合中の熱い熱い応援をありがとうございました!

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