87年生トリオ
担当:河原 正明
川崎戦まであと2日。トップチームは非公開での練習を行いました。高い空、しかしグラウンドでは台風の強い吹き返しに、選手たちも時折ボールをもてあそばれていました。
その川崎戦のMDPに登場するのは渡部選手。専修大学から2010年にレイソル入りしましたが、専修大学が川崎市にあることからフロンターレの練習にも参加したこともあり、また大学時代のライバル選手も多く在籍するだけに「そこは負けられない」と語気を強めます。
チームは11勝6分10敗、勝ち点39で9位と順位を下げ川崎とは勝ち点で並んでいます。しかも浦和戦で大黒柱・レアンドロ選手を負傷で失いました。直接対決だけにもしここで敗れるようであれば大きく順位を下げてしまうことも。しかし、一方では4位磐田との勝ち点差もわずかに3差。8チームがひしめく混戦でもあります。
ここから一歩抜け出すためには「いつもはベンチにいるメンバーがどれだけ活躍できるか」と渡部選手。今日強い風のように新しい力でイヤなムードを吹き飛ばしたいものです。
一方、今日の午後に桐畑選手と田中選手が招待事業「BtoJシート」の寄贈で学校訪問を行いました。本日の行き先は柏市立柏第二中学校。ちなみに山中選手の母校でもあります。
桐畑選手はケガ明け初の参加。先日の浦和戦でようやく今季初のベンチ入りを果たしました。行きの車中では緊張の様子もあったそうですが、学校に着くと素敵なサプライズが待っていました。
サッカー部の指導をしていたのは、桐畑選手の市内のライバルチームの選手だった同級生。さらに招待した選手の中に、以前に職場体験で日立台を訪れた際に桐畑選手からある大切なものをプレゼントされたそう。「2年越しで直接御礼を言えました!」と喜ぶ生徒にキリもテレながらもテンションを上げての訪問となりました?。
詳細は本日同行取材をされましたエル・ゴラッソ紙の田中記者が「ブロゴラ」http://blogola.jp/t/kashiwaでレポートをされる予定ですのでそちらのレポートもお楽しみに!(とムチャ振りをしてみる)。
今日の日記に登場した選手は3人とも1987年生まれの25歳。いわゆる「ゆとり教育世代」ですが、ユニフォームに着替えれば「脱・ゆとり」です。コミュニケーション能力は非常に高く、もちろんプロサッカー選手として活躍できる高い運動能力の持ち主です。普段から仲の良い同級生トリオは、チームにとっても中心になる世代です。今季残り少ない試合でも、ピッチに立てば彼らの必死のプレーがチームを上向きに変えてくれるはずです。
87年組に期待して週末を迎えたいと思います。
週末の川崎戦、そして続く天皇杯・湘南戦、そして鹿島戦と連戦が続きます。まずはぜひ、土曜日の川崎戦はスタジアムでご声援いただきますようお願いします!