2005年12月 2日

更新日:12/2 18:54

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本日の担当:飯田正吾

明日に控えたJリーグ最終節。巷では、優勝争いの5チームの話題で盛り上がっています。
そんな中、レイソルでは翌週に控えた入れ替え戦の重要な時期に、戦力外選手の通達がありました。毎年、この時期に戦力外になる選手を身近に接していると、やるせない気持ちがこみ上げてきます。私はこの光景をもう10年も見てきました。最初のころは、よく会社で泣いていたものです。選手の評価というよりも、一人の仲間が居なくなるという寂しさだけで泣いていたことを思い出します。今でも、そのような選手と接すると、こみ上げてくるものがあります。私たち広報は、選手の評価、査定についてはわかりません。今までも、契約について『なんで』と思うようなことや『そうだな』と納得することもありました。でも、この10年間で感じたことは、こんなに回りが騒いでいても、一番冷静に受け止めているのは本人なんだと。そんな選手の態度に何度助けられたことか。『プロである以上、契約した時からいつかは0円提示がある。それを覚悟で契約をしている』。過去、そんな事を言っていた選手もいました。プロである以上・・・。その言葉のように、私たちフロントは、去っていく選手の気持ちを無駄にすることなく、もっともっとプロのクラブチームとしての自覚と責任を持って仕事をしていかなくてはと強く感じてます。