2007年2月 2日

2007年初ゲーム!

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担当:大重正人

今日は、レイソル2007年シーズン初の対外試合。さわやかな青空の下、すがすがしい船出といきたいところでしたが、、、シベリアから呼んでもいないのにやってきた寒気団のおかげで、鹿児島は朝から不安定な天気でした。地元鹿児島放送のカメラマンさんは「同じ鹿児島でも雪が降ってるところもありますよ」と身も凍る情報を。結局、雪こそ降りませんでしたが、筋トレ&フィジカルの午前練習が終わる頃、午前11時前には大粒の雨が降り出し、せっかくの初ゲームが悪コンディションで行われそうな情勢でした。

ところがランチを終えると、雨はほぼやんで、時間によっては晴れ間ものぞいた午後、鹿屋体育大学との練習試合が行われました。
試合形式は30分ゲームの3本勝負で、ケガ人を除くすべての選手が出場。今日は、両ウイングをおいた3トップ(気味)のシステム、4-2-1-3が試されました。先日お伝えした監督の理想形バルセロナに近い布陣です(バルサは4-1-2-3のワンボランチ)。

1本目は3トップ左から、平山、フランサ、阿部吉。トップ下に佐藤。ボランチは山根とアルセウ。4バックは小林亮、古賀、岡山、蔵川。キーパー水谷。新加入選手が4人入り、どの位置からボールを奪いにいくかの判断や連携など、これからすりあわせていく段階です。石崎監督のプレッシングサッカーの根幹を担うであろう、山根&アルセウのボランチコンビに期待が集まります。結果、両チーム無得点でした。

2本目は一転若い選手が並びました。
FWは菅沼、李、鈴木。
トップ下に谷澤、ボランチは大谷と練習生の武井。
4バックは石川、近藤、鎌田(練習生)、小林祐。
キーパーは加藤の布陣でした。
円熟のベテランが並んだ1組目とはまた一味違うサッカーを見せてくれました。全員がよく走り、縦へクサビのパスが入ると、それに第2、第3の動きが続いて、連動的なパス攻撃が見られました。しかし、ここまで無得点。

得点が強く期待された3本目。
2本目のメンバーから、センターフォワードに長谷川、ボランチ大谷に代わり永井、ディフェンスは近藤が抜けて、大河原が右サイドに入りました。
試合が動いたのは9分。永井から左サイド裏の菅沼へナイスパス。菅沼がドリブル突破から中央へ折り返し、最後は鈴木が流し込んで、レイソル2007年初ゴール!!!
さらに終了直前、右サイド大河原からの低いクロスに長谷川がニアで競り合い、最後は途中からトップ下に入った李が押し込んでレイソル2点目!
とくに2本目から右サイドで自慢のスピードで1対1をしかけ、次々と突破を決めた鈴木達也選手の動きは目立っていました。3本目の先制ゴールについて「ナイスゴール!」と声をかけると、「ありがとうございます」と満面の笑顔をみせてくれました。

相手が学生でもありますし、2点しか取れなかったことを不安に思う方もいるかもしれません。しかし今日は今季初めての実戦。雨が降ったり厳しい寒さもあり、コンディションは当然100%ではないでしょう。これまでの練習はプレスなどディフェンス中心のメニューで、まずは90分無失点で終えたことはよかったのではないでしょうか。

試合後の夕食には、ジャンボこと大久保哲哉選手が合流。痛めた右足には手術が施され、白いギプスが巻かれていました。全治は2ヶ月の予定。J1の舞台に早く立ちたいと思う気持ちはあると思いますが、今はまだ寒い時期ですし、あせらずケガを治していただいて、日立台の舞台に立ってほしいものです。