2019年3月30日

ヴェルディ戦

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担当:大重正人

ヴェルディがしっかりとブロックを作って守備を固めてきたこともあり、レイソルは立ち上がりからボールを握りました。鎌田&染谷のCBコンビの間に大谷選手が下りながら、相手の2トップのプレスをいなし、そしてサイドから敵陣へとボールを運びました。そこに右サイドはガブリエル選手に小池選手が加わり、同様に左サイドは瀬川選手に古賀選手がサポートして、敵陣深くから攻め入る時間が続きました。

迎えた37分、メイン側のタッチラインをボールが割りました。レイソルの選手やベンチのリアクションからすれば、マイボールだったと確信に近いものを感じましたが、判定は相手ボールでした。そこからレイソルの左サイドで起点を作られます。この流れで決まったら嫌だな、、、と予感した瞬間、ヴェルディの林陵平選手がダイビングヘッド。レイソル時代にも見せたこれぞストライカーというニアへの飛び込みを許し、先制点を与えてしまいます。

あれだけ押し込んでいて、マイボールと思ったスローインの流れからの失点。気持ちの切り替えができていなかったのか、キックオフから相手に渡ったボールに激しくチェックするも2度外されて、GKと1対1に。中村航輔選手の果敢な飛び出しで身体に当てたものの、ゴールラインに向かうボールをDFがクリアしきれず、立て続けの失点。終わってみれば、前半に与えた相手のシュートは3本、後半は0本。対するレイソルは前後半で21本。1試合90分ある中で、うちが88分ほぼほぼゲームを支配している流れの中で、たった2分間集中を切らしてしまってその2分を突かれて敗戦を喫してしまった」。監督の勝利への執念、勝ち点3を落とした悔しさ。会見やロッカーで発した言葉、その思いが大きく深く伝わってくる言葉でした。

「横パスばかりになっていた。前にボールをつけてチャンスを作っていかなければいつまでたっても得点は生まれない」。ハーフタイムには選手たちをこう鼓舞して送り出しました。2点のビハインドを負って、当然リスクも犯しながら、敵陣へどんどんと攻め入り、圧倒する後半でしたが、5バックになって守備の意識を強める相手に対し、大谷選手の左足ボレーがゴールマウスにヒットするなど、どうしても1点が遠い試合でした。こうした試合のあとによく言われることですが、「これをなぜ前半からできなかったのか」。我々はチャンスを逃し、そしてワンチャンスをものにして先制し、そして畳みかけた。前半から試合を仕留めるような、そんなパワーや迫力を今後の戦いで出さなければいけない。そう感じさせられました。

終了間際。後半はレイソルサポーターの前で写真を撮っていました。眼前でクリスが空いてDFと競り合い、相手に当たってボールがゴールラインを割ったように見えました。2点ビハインドだけど最後まで反攻を信じ、コーナースポットへ向けてボールを転がし、カメラを構えようと思ったところ、判定はゴールキック。えーー!?という声も出ないぐらいに驚いてしまいました。前半の失点直前もそうですが、瞬間瞬間の判断でどうしても見えていないこともあるんだろうとも思いますし、ピッチの中では倒れた倒された、当たった当たってない、で選手たちはいろんなシーンに直面し、葛藤を抑えながら戦っているんだろうとも思慮します。でも、シーズンを通して、どんなことが起こっても、それをすべて受け止めて、なおかつ跳ね返すような逞しい強さを持ったチームになってほしいですし、そんなチームこそがJ1に勝ち上がれるのだと思います。来たる水曜日、ホームの長崎戦まで日にちは短いですが、変わり身をぜひ見せてほしいです。

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2019年3月29日

明日はヴェルディ戦

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担当:大重正人

まず最初に、ニュースでもお知らせしましたが、4月1日から「セーブ・ザ・チルドレン(SCJ) シート」を販売することになりました。
https://www.reysol.co.jp/news/ticket/031881.html
柏レイソルは2012年から、Jリーグクラブとしての社会貢献活動として、子ども支援を続けている国際NGO団体の活動を支援してまいりました。これまでもベトナムへの教育支援、募金活動、また子ども虐待防止の啓発活動やワークショップなど実施し、多くのサポーターの皆様にもご協力やご参加をいただいてきました。このたびのSCJシートは、1試合当たりAL席20席を販売し、経費などを差し引いた額を同団体に寄付し、子ども支援のために活用されるというものです。

セーブ・ザ・チルドレンの千賀 邦夫 事務局長コメントからはこのようなお言葉をいただいております。「柏レイソルは、サポーターや地域社会と一緒に、子どもたちの幸せのためにスポーツを通じて取り組みをしておられます。子どもの権利の実現を目指すセーブ・ザ・チルドレンは、柏レイソルと価値を共有するパートナーとして、より良い社会を築くために、共に歩んでまいりました。『セーブ・ザ・チルドレン シート』を通じたご支援は、柏レイソルとセーブ・ザ・チルドレンの共通の取り組みである子ども虐待の予防に向けた活動に大切に活用させていただきます」

SCJシートをお買い求めいただくことで、子どもたちへの支援につながります。これまでに続き、セーブ・ザ・チルドレンへのご支援ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

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そして明日は、リーグ戦の第6節、アウェイでの東京ヴェルディ戦です。先週の岡山戦では0-1と惜敗し、開幕からの連勝がストップしました。ただ5試合で勝ち点12。これはシーズン100ポイントペースです。これを続けるのは並大抵のことではありませんが、去年は松本が78ポイントで優勝しており、ここで一喜一憂せず、42試合の長丁場を地に足をつけて、次に向かっていくことが大切です。

ネルシーニョ監督は「岡山戦で敗れた原因の一つは、相手にスペースを与えすぎたこと。前から守備をはめに行こうとしたものの、集団として守備が機能しなかった時間が長かったので、何人かの選手には話をしました。ここまで5得点と言う点は物足りなさを感じています。長いシーズンを戦う中で、チームとして得点源をしっかり確保していくことが必要」と現状を話しました。今週は、火曜水曜の公開練習ではアタックに時間を費やし、監督からの熱く激しいコーチングの声が日立台の桜を揺り動かすようでした。

そして今日、U-18の鵜木郁哉選手のトップチーム登録を発表しました。先日の細谷真大選手につづき、アタッカーに白羽の矢が当たりました。日曜日のトレーニングマッチでは、年上のチームメイトや相手に対して、それぞれがゴールゲット。堂々のプレーを見せています。来週末からはU-18プレミアリーグも開幕しますし、若きストライカーにもぜひご注目ください!(写真中央が細谷選手、その右が鵜木選手です)

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対するヴェルディは、昨年J1昇格プレーオフを勝ち抜き、入れ替え戦まで勝ち進んだチーム。今季は新しい監督を迎え、成績こそ上がっていませんが、去年の実績、そしてレイソルサポーターが良く知る、近藤直也選手が加入。前線には、これまた懐かしい林陵平選手やレアンドロ選手という強力なアタッカーも控えます。特に林選手はゴールパフォーマンスでも注目されていますが、5試合で3得点とゴールを量産しているからこそ。彼を抑えることがまず勝利への第一手となるのは間違いありません。近藤選手や林選手のコメントはエルゴラッソ記者さんのツイッターで紹介されています。会えるのはとても楽しみですが、でも負けられません!!
https://twitter.com/search?q=J2%20%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%82%B4%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%BD&src=typd

明日は14時キックオフ、開場は12:30と少し遅めですので、身支度や食事などしっかり準備を整えて、味スタへ参戦ください!!

2019年3月23日

岡山戦

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担当:大重正人

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0-1で敗れ、今季リーグ戦での初黒星を喫しました。今日はメンバーの入れ替えがあるなかで、リーグ戦で初めての3バックを採用して挑みました。立ち上がりから動きが目立っていたのは、ファジアーノの仲間隼斗選手。昨日お伝えした通り、レイソルアカデミー出身で、この日立台は慣れ親しんだ場。成長してきた姿を見せたいという思いを堂々と表現し躍動しました。サイドから中にポジションをとり、レイソルが通されたくないエリアでボールを受け、巧みなターン、また鋭い仕掛けを繰り出し、レイソルにとってはピンチを作り出されます。

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20分過ぎ、なかなか相手をはめこんでいけないなかで、ネルシーニョ監督が江坂選手、クリスティアーノ選手、大谷選手を呼び寄せ、守備のやり方に変化を加えます。相手をしっかりつかまえるように指示を出すと、徐々にゲームが安定し、危ない場面を減らすことができました。

セットプレーのチャンス。前半には変化を付けてフリーになった大谷選手のミドル、後半にはCKからの上島選手のヘディング、完璧なシュートチャンスを作り出し、相手ゴールを襲いましたが、あえなくゴールマウスにヒット。この2本の決定機を仕留められなかったことが結果的に試合を落とすことにつながりました。逆に終了間際にセットプレーからの連続プレーが相手にこぼれ、ゴールネットを揺らされてしまいました。今日だけでなく、前節やその前も、膠着したゲームでした。そのギリギリで勝負を分けたのがセットプレーで、そこで勝ちえた試合もあれば、今日のように紙一重で失点してしまうこともあります。長いシーズンのなかでは避けようがないこともあります。

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守備陣の踏ん張りと、数少ないチャンスをものにする。そうした最高の組み合わせで、ここまで勝利を重ねてきました。そのバランスが少し崩れることもあるかもしれませんが、やはりゴールの数を1点でも多く増やし、守備面でのプレッシャーやリスクを軽減できるようになれば、おのずと勝ち点も勝利も増やしていけるはずです。今日のひとつの敗戦ですべてが失われるようなことはまったくなく、今日も選手たちは最後までハードワークを続け、守備面の破たんなく、無失点の時間を長く続けていました。守備の安定は、強いチームに欠かせないものです。

https://www.reysol.co.jp/game/live/
選手たちは試合直後すぐに、冷静に現状の課題をとらえ、次の試合で連敗せず、歩みを進めていこうという意志を表明しています。試合後のロッカールームも、前向きな言葉、そして手を叩いて解散しています。一歩ずつ着実に。また来週のヴェルディ戦、4月3日水曜のホーム長崎戦もご声援をよろしくお願いいたします!

そしてteam as one 募金へのたくさんの方々の温かいご協力、誠にありがとうございました。柏レイソルとしてはセーブ・ザ・チルドレンの活動にご協力しながら、復興支援や子どもたちの健やかな成長のため、今後も活動を続けてまいります。

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2019年3月22日

明日は岡山戦

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担当:大重正人

3月6日以来となる久々のホームゲーム、明日23日土曜日、ファジアーノ岡山戦です。先週のアウェイ京都では、劇的な結末に沸き、開幕からの連勝を「4」へと伸ばしました。今回、マッチデープログラムのインタビューは菊池大介選手に登場してもらいましたが、ムービーの中でも、あのCKにつながるまでの流れ、「煽り」について質問が向けられました。「普段はあまりああいうことはやらないんですけど、、、チームメイトもあんまりイジってくれませんでした」と照れくさそうな笑顔で振り返ってくれました。ただあの土壇場で「勝てると思っていた」からこその、サポーターに向けての大きなアクションですし、それが自分たちにもサポーターにも火をつけ、そして決勝ゴールまでの流れを引き寄せたと思います。我慢とあきらめない心、勝利への執念、そして一体感。勝つために必要なものをしっかり携えて、明日の試合を迎えられます。

ファジアーノ岡山とは、J2では2010年以来の対戦。天皇杯では2013年の3回戦以来の激突です。今季はここまで2勝2敗で目下10位。今季から指揮を執る有馬賢二監督は1990年代にレイソルに在籍したFW、また吉田宗弘GKコーチもレイソルで6シーズンプレー、レイソル初タイトルの1999年ナビスコカップではPK戦を制しての優勝の立役者です。

また仲間隼斗選手はレイソルアカデミー出身、熊本、讃岐、岡山とプロ9シーズン目、去年は岡山でのトップスコア8得点をマーク。アグレッシブにゴールを狙い続けるアタッカーです。先週の試合後には「中学・高校年代に育ててもらった柏とプロになって初めての対戦で、日立台で戦えることは自分のなかで嬉しいこと。あそこで自分のプレーを最大限に見せたい」と公式サイト上でコメントしています。9年越しの日立台、熱く闘志を燃やしていることでしょう。

対するネルシーニョ監督です。今週は久々にミッドウィークに試合がなく、選手の休養やコンディショニング、また課題の克服や戦術の整理など、しっかりとこの岡山戦に向けて準備を進めてきました。「岡山は、4−4−2を基本フォーメーションにして、非常に守備的にコンパクトなラインを引いてくるチーム最終ラインからのロングボールも形として持っている」と分析し、対策を練ってきました。そしてここまで大車輪の活躍を見せてきたGK中村航輔選手が代表戦、そしてMFヒシャルジソン選手は累積警告によるサスペンデッドです。それでも「我々のチームにはきちんと準備をしてきた選手がいます」と新たな選手を胸を張って送り出します。どうぞご期待、ご声援ください!

今月の試合では「Team as one 募金」を実施してまいりましたが、練習時のファンサービス再開に合わせまして、明日のスタジアムにてメンバー外選手たちが募金の呼びかけをおこないます。時間は13時15分から14時までの予定で、場所はホームゲート付近です。これまで毎試合ご協力をいただいてきましたが、明日も引き続き温かいご協力をお願いいたします。そのほか、グッズ販売やイベント、スタジアムフードやチケットのお知らせはこちらからご確認ください。
http://www.reysol.co.jp/ticket/next/#0323

2019年3月17日

京都戦

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担当:大重正人

90+3分、セットプレーからの決勝点。今日も1点差の接戦を制しての4連勝。苦しく際どいのギリギリの試合を、しぶとく我慢強くものにしました。京都のビルドアップ、ポゼッションに対し、前線からのプレスで挑んでいきました。立ち上がりは相手のミスを突いてショートカウンターを繰り出す場面もありました。闘莉王選手からクリスが奪ってのビッグチャンス、あれを仕留めていればという前半ではありました。一方、徐々に調子を上げた相手の巧みさもあって剥がされる場面が増え、ハーフタイムにはネルシーニョ監督から修正の指示がありました。「前からはめるのではなくてミドルゾーンできちっと守備をオーガナイズしてから、ミドルゾーンでボールを奪ってからのカウンターに繋げよう」と。

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江坂選手を投入し、手塚選手と同じように相手のビルドアップにプレッシャーを与えながら、攻撃ではくさびを受けて攻撃のリズムを作り、後半の立ち上がりは試合を握りかけました。しかし、相手のパスワークはさらにテンポがあがり、サイドの崩されてのピンチが散見するようになります。それでも中央で構えていた染谷悠太選手はこう振り返りました。「一番いけないのは、外されて慌てて行ってさらに外されてスペースを与える、ということ。そこはみんなで中を固められたのが良かったし、一人がアタックしたら他がカバーするという形も上手くできていた。今日の試合は我慢比べなところがあった」。スタッツを見れば、許したシュートは前後半で2本ずつ。水際で食い止めたところもありましたし、身を呈しての激しいブロックでシュートカウントされないすばらしいディフェンスもありました。

ただ、失点はせずとも、0-0の拮抗が続きます。レイソルのビッグチャンスもクリスのヘディングがクロスバーを叩いた場面ぐらいで、今日は守備で我慢して、勝ち点1を持ち帰ったと割り切って考えられるような試合でした。でも最後の最後にドラマが待っていました。時計は92分を回り、セットプレーのチャンス。クリスのファーへのロングキックを、途中出場のガブリエル選手がやわらかく折り返します。

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「カブリエルが折り返したボールがゴールに向かうのではなくて、ゴールと並行に折り返した。少しスペースが空いて、相手がクリアしづらいボールを折り返してくれたので、自分はもう本当にボールに向かって飛び込むだけだった」。鎌田選手のヘディングがゴールをカバーするDFの脇をすり抜け、劇的すぎる決勝点。ヒーローインタビューを終えて、ゴール裏へ駆け出すジローを迎えた応援歌は、鳥肌の立つような一体感とパワーと喜びに満ちていました。

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「ただ、勝ったから良しではなくて、しっかりと修正しないといけないところもあるし、また次のゲームに向けてやっていきたい」。大谷選手をはじめ、鎌田選手や染谷選手も早くも課題を見つめ直す言葉を残し、帰途につきました。何より大事な「結果」を得ながらも、その質を上げていかなければいけません。4連勝、残りはまだまだ38試合あります。一つでも多くの勝利を勝ち点と喜びをサポーターのみなさんにお届けできるよう、引き続き戦ってまいります。今日も西京極のイエローの一団が、90分を過ぎた最後の最後に勝利を引き寄せてくれたと思います。来週はホーム日立台、土曜日の岡山戦もご声援をよろしくお願いいたします。今日も応援ありがとうございました。

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2019年3月16日

明日は京都戦

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担当:大重正人

水曜のルヴァン鳥栖戦から中3日でリーグ戦のアウェイ京都戦へ。この短い間でしたが、うれしいニュースが飛び込んできました。GK中村航輔選手が日本代表へ復帰しました。思い返せば、去年のロシアワールドカップ以来の選出。5月に脳震盪を負い、なんとかワールドカップのチームへ合流し、さあここからレイソルで!という7月のFC東京戦でまたも負傷。長く慎重なリハビリを経て、11月に戦線復帰。今年は開幕からレイソルのゴールを守り、ここまでリーグ戦3連勝。試合を通して拮抗した試合が続きましたが、キーパーの力で勝ったと言える試合ばかりでした。

「森保さんに代わってから初めての代表で、本当に楽しみですし、嬉しいですよね!」と率直に笑みを交えて感想を話しました。23日の岡山戦は欠場することになりますが、それでもリーグ戦では味わえない経験や感情を得て、またレイソルで活躍してもらえたらと思います。

そして昨日、U-18のFW細谷真大(ほそや まお)選手のトップチーム登録を発表しました。毎年トップチームに昇格してくるアカデミーの精鋭たちですが、細谷選手は1月の柏でのトレーニングで練習参加し、指宿キャンプにもフル帯同。サイドアタッカー、またトップとして堂々のプレーを見せ、トレーニングゲームではゴールもマーク。監督からの評価を得て、今回登録とあいなりました。4月からはU-18プレミアリーグも開幕し、そちらではエースとしての活躍も期待されます。トップチームでの背番号は39番、U-18では11番です。

そして明日、京都でのアウェイゲーム。京都は大黒柱である闘莉王選手が健在で、また前線には生え抜きのアタッカー宮吉選手が今季から復帰。中盤の庄司選手は、山口時代に小池選手と共に旋風を起こした有数のパサーです。チームはここまで2勝1分の無敗で5位。レイソル同様好スタートを切っています。昨年まで在籍した染谷悠太選手にとっては古巣対戦となります。「勝ちたいです!」と率直な思いを話しています。そしてネルシーニョ監督は「非常に手強い経験豊富なチーム。開幕から2試合は4−3−3、前節はアウェイで3−4−3のシステムで試合をしている。スカウティングからの情報を選手に伝えた上で、どう戦っていくか。限られた時間だがしっかりと準備をして試合に臨みたい」とコメントしました。14時キックオフ、スタジアムやDAZNにて4連勝めざして共に戦いましょう!

2019年3月13日

鳥栖戦

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担当:大重正人

0-1。直接フリーキックで喫した失点を最後まで取り返すことができず、リーグ戦カップ戦合わせて5試合目での初黒星となりました。サガン鳥栖の今日のメンバーを見れば、さすがJ1チームという布陣。元レイソルの藤田選手はサイドバックではなくセンターバックとして出場。持ち前の身体の強さ、そして走力を遺憾なく発揮していました。そして2トップには豊田選手と金崎選手。Jリーグ屈指のタレントが、このカップ戦に出場しているというところに相手の層の厚さを感じさせます。

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サガンと言えばロングボールのイメージが強いですが、ターゲットの豊田選手を目がけてくるボールは、レイソルの上島選手が先週のFC東京戦同様に持ち前のヘディングの強さを発揮。またその周りを衛星的に動く金崎選手のキープ力、サイドに流れてのボールの引き出し方など、なかなか潰しきれない場面もありましたが、しかしその強力2トップに対し、レイソルの5バックが決定的なシュートを打たせなかったのも事実です。チャレンジ&カバー、スライドなど全員が集中力を保って、しっかり守り続けました。

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ただ攻撃では、思うように進められませんでした。ネルシーニョ監督は「前半なかなかビルドアップが機能せず、相手が前線からプレスをかけてくる中でうまくボールを捌くことが出来なかった。相手のプレッシャーをもろに受けたことでクリス(クリスティアーノ)が前線で孤立してしまい、江坂、ガブリエルが攻撃参加出来なかった」と振り返りました。古賀選手も「前回のFC東京戦は上手くいったが、今回プレッシャーをかけてくる相手に対して剥がせなかった。その辺は監督に言われたことを表現するだけじゃなくて、ピッチの中で起きている状況を理解しながら、自分たちで変化を起こしていかなければと思う」と反省と今後の改善へ向けての思いを話しました。

監督が修正点を伝えて送りだした後半。その矢先にうけた直接フリーキック。原川選手のプレイスキックはJリーグでも屈指で、あの場面あの位置でのファウルは、0-1で終わったという結果的に見ても何とか避けなければいけないものでした。ただその後は、レイソル復帰初戦となった小林祐介選手がピッチに入り、ビルドアップからボールがスムーズに動くように。上島選手のフィードからもチャンスを作り、攻撃のテンポを上げます。

しかし、レイソルサイドからすれば、さあここから!というところで、フラストレーションの溜まるプレーの止まり方が何度かあったように思います。一方で、相手のこの試合に勝ちたいという思いの強さがすごく表れていたとも思います。先行した1点を絶対に守り抜いて、何が何でもこの試合をものにするということが徹底されていました。勝利への執念、気迫という面では我々も常に忘れてはならないもので、相手を上回る思いの強さがあって初めて、J1へ復帰するという目標に近づいていけるものだと思います。

今日は風が強く、9.4度という気温よりも体感温度はもっと低かったと思います。そんな中でもスタジアムに駆けつけてくださった皆さんには勝利でお返しすることができませんでしたが、90分懸命に戦った選手たちに激励の声や拍手もいただきました。今日の敗戦を、次の勝利に。ここからは17日アウェイ京都、23日ホーム岡山、30日アウェイヴェルディとリーグ戦が続きます。J1昇格へ着実に進んでいけるようチーム一丸となって戦ってまいります。引き続きのご声援どうぞよろしくお願いいたします。そして今日の応援、ありがとうございました。

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2019年3月12日

明日はルヴァン鳥栖戦

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担当:大重正人

試合が続きます。2月24日のJ2開幕戦から、明日ではや5試合目を迎えます。中2日中3日の連戦ではありますが、やはり勝利の味が選手たちにより一層の力をもたらしてくれます。ルヴァンカップの第2戦、サガン鳥栖をホームに迎えます。

先週の第1戦、FC東京戦は、リーグ戦から大きくメンバーを入れ替えたものの、ネルシーニョ監督の綿密な準備と、抜擢された選手たちが躍動し、そして後半に瀬川&クリスというアタッカーの切り札を投入、そして生まれたミカのスーパーゴールで逆転勝利をおさめました。

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堂々のデビュー戦勝利を果たした上島拓巳選手。ハイボールの対応、そしてフィード。彼が自負するセールスポイントを遺憾なく発揮し、本職の守備はもちろん、ミカのゴールのアシストのアシストをマークしました。「まだまだミスがあったので反省しないといけない」と喜びだけでなく、さらなる成長をめざしてトレーニングを積んでいます。

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今年からマッチデープログラム「VITORIA」のインタビューを動画撮影し、その一部をyoutubeインスタグラムなど公式SNSで配信しています。また今日からはYahoo内のスポーツコンテンツ「スポーツナビ」の動画コーナーにも配信スタートしています。レイソルサポーターはもちろんですが、サッカーファン、スポーツファン、レイソルを深く知らないという方にも、柏のスタジアムではこんな選手たちを見ることができます、という機会を少しでも作れたらと思います。タクミは特にカメラ映えする選手ですねーーたくさんの新しいサッカーファンに注目してもらえると嬉しいですね!
https://sports.yahoo.co.jp/video

明日はルヴァンカップですので、先週に続いて「ルヴァンキッズイレブン」、先着300名様にヤマザキビスケットのお菓子がもらえるサッカーアトラクションを開催します。アソシエイツの方向けには、レイくんとの写真撮影会、クラブバス内覧会を実施。先着順ですので16時30分のホーム開場に合わせて、お早目にご来場いただければと思います。お仕事や学校帰りの方には「ハーフタイム半額チケット」もあります。日立台公園で19:50頃から販売になりますので、ぜひスタジアムで応援ください!!
https://www.reysol.co.jp/ticket/next/#0313

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2019年3月 9日

新潟戦

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担当:大重正人

今日も1点差の接戦でした。しかしチャンスを仕留め、無失点で守り切る。アタッカーもディフェンスもやるべき仕事をしっかり果たしたからこその勝利、そして3連勝でした。「非常に質の高いカウンターとスピードに特徴のあるチームだったので、我々も新潟のカウンターの対応というのは重点を置いて今週対策をしてきた」。戦前、ネルシーニョ監督が話した通りにタフなゲームになりましたし、相手の特徴を封じ込めながら、ゲームを進めることができました。

立ち上がりの2分、カウンターを受けて、最後はGK中村選手が飛び出したあとのゴールへ相手シュートが放たれたところ、戻ってきたのは大谷選手でした。あのカバーがなければ、間違いなく1失点し、ビハインドからスタートするという最悪の事態だったでしょう。試合を大きく左右するビッグプレーでした。

前半、チャンスよりピンチの方が若干多かったかもしれません。でも、そこを無失点で凌げたことが大きくものをいいました。「航輔が良いセーブをしてくれたりだとか、そこに(シュートに)持っていかせないのが一番だが、みんなで最後守れているのは非常にポジティブなことだと思う。最後ボックスの中でやらせないようにというのはみんなで話せていた」(染谷選手)

「チャンスを作られる場面はあったが、最後のところでキーパーのカバーに入ったり、シュートを打たせなかったり、シュートを体に当てたりというのは最後の局面でディフェンスラインに求められていることだし、そこで無失点が2試合続いたということはすごく大きいことだと思う。無失点であることを当たり前にしなくちゃいけないし、後ろの安心感だったり安定感というのは常に持ち続けなければいけないところで、その基準から自分たちが何をできるか、後ろが前をどれだけ助けられるか、ということが大事だと思う」(小池選手)

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小池選手が話した通り、シュートを打たれた場面はあっても、身を呈してブロックしたり、足を延ばし少しでも当てたり、とにかく良いシュートを打たせないという意識や努力が90分間最後まで続いているからこその無失点、1点差勝利だと思います。「トレーニングのゲーム形式でも、シュートを防がなければいけないような場面がたくさんあって、そこでシュートを打たせないということができているのではないかと思います。練習の成果が出せています」。よく言われます。「練習でできないことは試合でもできない」。練習は試合のため、試合で勝つための練習。それが実践できているからこそ、勝利や無失点につながっているのだと思います。

78分まで得点がなく、焦りを覚えたサポーターの方もいたかもしれません。でもピッチの選手たちからはそうした空気はほとんど感じられず、与えられた戦術、球際のところ、やるべきことを、心折れずに何度も繰り返していました。だからでしょうか、ゴールが生まれるのでは、という雰囲気で今日の試合も見守ることができました。

守備でも健闘していた小池選手ですが、先日の町田戦同様に、彼が高い位置まで前進して攻撃参加した際に、必ずといっていいほどチャンスを作り出します。昨年までは「レイソルのストロングの伊東純也をいかに活かすか」とコメントしていましたが、今年はもちろん守備での1対1の強さや粘りを発揮しながら、攻撃での決定的な仕事が光ります。後半の一番苦しい時間帯で、あれだけのスプリント、オーバーラップを繰り返し、なおかつ正確なプレーを続けています。レイソルの大きな力になってくれています。

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そして試合を決めるゴールはオルンガ選手、2試合連続の決勝ゴールでした。小池選手からグラウンダー、相手の4人の足元をすり抜けるように届いたボールを押し込みました。「得点シーンは、右からのクロスをうまく合わせることができたのでよかった。後半に入って攻撃面を改善出来て、かなり難しい展開のゲームではあったが、守備もうまく耐えることができたので良い勝利を挙げることができた。かなり高いモチベーションで試合に臨めているし、監督が選手全員に、『常に難しい試合になる』とは伝えてはいたが、全員で戦って、チームワークを活かしたからこそこの結果を得ることができた」。来日2年目、味方を信じ、逆に頼られる存在になりつつあります。難局つづきのJ2だからこそ、余計に彼の高さと足元の技術、そして得点力が大きなものを言うシーズンになっていくことと思います。

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リーグ、リーグ、ルヴァン、リーグ、と4連勝。大谷選手が言います。「ルヴァンカップから中二日ではあったが、ルヴァンを戦ったメンバーがしっかり結果を出して良い流れをリーグ戦につなげてくれたのを、リーグ戦に出る自分たちが止めるわけにはいかないと思っていた。また、チーム内の競争という意味でも、今回も拓巳がメンバーに入ったりだとか、そういった中で競争を続けながら目の前のゲームに向けて今は全員がモチベーション高く準備できているので、これを続けていければと思う」。来週も水曜日曜の連戦ですが、上り調子、いい雰囲気で望めそうです。引き続きのご声援をどうぞよろしくお願いいたします。

2019年3月 8日

明日はアウェイ新潟戦

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担当:大重正人

山口、町田、東京、と3連勝。異なる大会ではありますが、それぞれに出場した選手たちの準備と頑張り、そしてネルシーニョ監督のマネジメントにより、勝利を重ねています。圧倒した試合はなく、すべて1点差の拮抗した試合でしたが、だからこそ余計に価値を感じます。去年は獲れたはずの勝ち点3が勝ち点1に、勝ち点1が勝ち点0になることが多くありました。これからも1試合1試合を大切に戦ってまいります。

ルヴァンカップでは多くの初出場の選手たちが躍動。彼らが十分に試合でプレーできることを証明しました。これからのシーズン、まだまだ楽しみが増えました。そして迎えるアウェイでのアルビレックス新潟戦です。監督は「新潟は2試合アウェイを戦い、1分と1勝。カウンター攻撃が特徴的です。この2試合は、相手よりポゼッション率が低い中でこの成績を収めていることからしても、カウンター色の強い印象がある」と分析。先週のフクアリですばらしいミドルシュートを決めた田中達也選手らの名前を挙げて、警戒を強めます。

さらに続けます。「新潟にとってホーム開幕戦。相手も高いモチベーションを持って我々と戦ってくる。結果にこだわって前からアグレッシブに来るでしょう」。夕方、新潟NHKのニュースでは、やはりクリスを警戒せよ!と宮沢ミシェルさんが熱く語っていました、あのビッグスワンでの2年ぶりの試合。日立台とはまた違う、圧倒的なホームの雰囲気を作り出すスタジアムです。その「どアウェイ」のなかで、レイソルの選手たちが肉体的にもメンタル的にも強さを発揮できるか。注目して応援したいと思います。

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あさってから、第2回のチケット発売です。4/14栃木戦、4/28横浜FC戦、5/12徳島戦の3試合が対象。特に横浜FC戦は、下平隆宏HC、南雄太選手、レアンドロドミンゲス選手との対戦、そして「アフラックデー」でもあり、多くのご来場をいただければと思います。3月10日日曜正午からアソシエイツ会員先行、16日土曜から一般販売もスタートします。
https://www.reysol.co.jp/news/ticket/031788.html
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ホーム開幕の町田戦では1万人を超えるご来場をいただきありがとうございます。ファンクラブ会員の入会者数は、やや昨年を下回っていますが、すでに9000人を超え、過去最高だった昨年に近いご入会をいただいています。J2シーズンにもかかわらずご入会をいただいた皆様に、1試合でも2試合でも多くご観戦いただけるように、会員向けイベントを企画しております。

町田戦で実施した「あそぼーたん」は、お子様でも簡単に楽しめる手芸グッズで、ご観戦の記念のおみやげとしても大変好評をいただきました。続く3/23岡山戦でも実施いたします、3/12が事前受付終了ですので、アソシエイツ専用サイトからどうぞお申し込みください。
https://www.reysol.co.jp/news/fanclub/031770.html
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また来週13日水曜、ルヴァンカップ鳥栖戦でも「クラブバス内覧会」「レイくんと写真撮影会」「サポートキッズ」と会員対象イベントを実施しますので、合わせてご来場ご参加をお願いいたします。先週のクリス→ミカのスーパーゴール、あんなすばらしいゴールが生まれるかもしれません。ぜひスタジアムへ!!
https://www.reysol.co.jp/news/fanclub/
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2019年3月 6日

ルヴァン初戦制す

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担当:大重正人

やっぱり勝利は最高です!ルヴァンカップ初戦、FC東京相手に先制点を許しながら、後半にオルンガ選手の立て続けのゴールで逆転。若い最終ラインと、この日キャプテンマークを巻いたGK桐畑選手が最後までリードを守りきり、初戦白星スタート。そして公式戦は3連勝を飾りました!

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この日のスタメンは、山崎選手を除く10人が、先週土曜の町田戦から入れ替わるフレッシュなメンバー。もちろん驚きをもって受け止められたサポーターの方が多いでしょうし、またこのメンバーを見て、どんなシステムで戦うんだろう?と想像を膨らませたことでしょう。実際には3バック、守備時には5バックになる戦い方を「先週の金曜からこのチームでトレーニングしてきた」とネルシーニョ監督は東京戦を見据えて準備してきました。

前半は、FC東京らしい前線からのプレッシングにはめこまれて、なかなかビルドアップや、そこからのボールをつなげず「ボールを奪ってから失うまでの時間が短すぎた」とハーフタイムに修正を伝えました。「ボールをしっかり動かして。横に動かしていこう。つなげるところはしっかりつないでいこう」。そして「このまま前半と同じようにやっていくこと。この試合、引き分け、さらに勝ちまで十分持っていけるぞ」と鼓舞しました。

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山崎選手のアクシデントはとても心配ですが、代わりに投入された瀬川選手の球際での強さ、守備への切り替えの早さ、そしてボールを持った時の切れ味。どれもがすばらしい働きで、ぐっと流れを引き寄せてくれました。続いて、ピッチに送り込まれたクリスティアーノ選手が、山口戦や町田戦同様に右サイドから攻め立てます。

今日は平日のナイトゲーム、そして年間シート対象外の試合にもかかわらず、チケットをお買い求めいただき、日立台に駆けつけてくれたサポーターが雰囲気を作り出して、間違いなく逆転への引き金を引いてくれたと思います。セットプレーから跳ね返されても何度もペナルティエリアへボールをけりこみ、最後はオルンガ選手が右足でゲット。さらに4分後、「あれはクリスティアーノがすごかった」と長谷川健太監督も舌を巻いたクリスのスーパークロスから、オルンガ選手が左足で合わせたボレーで逆転。アウェイのヤマハスタジアムで中川寛斗選手のヘッドをおぜん立てしたシーンが蘇る、2人によるスーパーゴールでした。

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さらにチャンスを迎えながらも、東京も同点に追いつこうと攻勢を強め、最後は跳ね返す展開に。この日がプロデビュー戦だった、ルーキーの上島拓巳選手は、「それほど緊張しなかったですし、前の日も眠れましたから」と堂々と前半から持ち味を発揮し、90分守り抜きました。まず目立ったのは、ヘディングの強さ。相手のフィードを186cmのジャエル選手の上から強烈に跳ね返し続けました。

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特徴はそれだけではありません。後半になり、ビルドアップがスムーズになると、右サイドへ糸を引くような正確なフィードを連発。ミカの2点目、クリスへのアシストのアシストはタクミでした!「自分の持ち味はサイドにフィードを飛ばせるところ。前半は効果的なフィードを出せずに、繋げられる場面なのに自分が散らしてしまったりとか、そういうミスもあったので、満足はしていません。でも自分のやりたいプレーもできたし、まずは試合に勝てたこと、3バックという新しいシステムを真ん中として機能させられたというのは次につながる良い収穫だったかなと思います」とデビュー戦勝利を笑顔で振り返りました。

一方で、この日が同じくデビューとなった、FC東京の渡辺剛選手は中央大学でDFラインを組んでいた盟友です。なんと前半にCKからヘディングシュートを決められ「正直、ビビりました笑、もってるなあと。自分もやってやろうと思いましたし、今日は勝てたので痛み分けですかねー」。守備時のあのヘディングの強さ、跳躍力を見ると、セットプレーでの得点の期待も当然高まります。事実、キャンプでは強烈なヘッドを叩き込んでいましたから!

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そしてこの勝利を見守り、応援していた、リーグ戦のメンバーたち。当然チームの勝利をうれしく思っているでしょうし、一方でウカウカしていられない、と危機感も覚えたはずです。まだ3試合だけですが、勝利という何よりの結果を手にしながら、チーム内の競争が生まれ、刺激しあえる状況にあることは非常にポジティブです。次は中2日でのアウェイ新潟戦、先日の千葉戦は4-4-2のシステムで堅い守りからのカウンター、以前のこれぞ新潟というサッカーを見せつけられました。いい準備を続けて、アウェイ戦に挑みます!

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2019年3月 5日

明日はルヴァン東京戦

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担当:大重正人

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まるでエイプリルフールのような画像で、驚いた方もいたかもしれませんが。。。

明日、ルヴァンカップのグループステージ初戦、FC東京戦を迎えます。今季もフジテレビ、そしてスカパー!での放映となります。そのフジテレビさんによる中継タイトル映像の撮影を先日おこないました。リクエストは中村航輔選手。この日のために用意していたといっても過言でもない、サードGKユニフォームを着用してもらいました!

例年、キックオフカンファレンスにキーパーが出演したクラブは、どうしてもクラブカラーではないユニフォームになってしまい、航輔にも以前グレーのユニフォームで出演してもらったものの「イエローのレイソル感が出せない、、、」と残念な思いをしてきたのですが、今回はそんな悩みも解消です!!昨日、撮影風景や写真をSNSにアップしましたが、違和感があるなあ、かっこいい!などいろいろなコメントをお見かけしました。イエローをまとったGKたちのプレーを楽しみにしていただいていると思います!

フィールドの1stがイエローですから、GKイエローを着るチャンスはアウェイに限られます。そして、相手のホームチームが、たとえばフィールドがグリーン、GKがブルーで、なおかつレフェリーがレッド、というパターンだと、レイソルのFPがホワイトで、GKがイエローを着ることができます。3月30日のヴェルディ戦がこのパターンの予定です。こちらも楽しみにしてアウェイに駆けつけてください!

さて、明日のFC東京戦。これからリーグ戦とカップ戦を並行していくなかで、ネルシーニョ監督は町田戦翌日の3日に「どの大会も全て我々にとっては重要な大会。ただ、町田戦の前からずっと戦いを続けてきている選手もいて、選手の回復を待って、どういう人選でいくかを考えたいと思います。そして2日明けてアウェイの新潟戦がありますので、そういうものも加味したうえでどういう戦い方をするかを考えています」と話しました。

東京は、初戦が川崎に引き分け、2戦目はアウェイで湘南に勝利しました。そして迎える公式戦3試合目。メンバーの入れ替えがあるような報道もありますが、この2試合でベンチスタートだった選手をみても、丹羽選手、太田選手、大森選手、田川選手と、J1で実績がある、レギュラーとしての力を持つ選手がまだまだ控えています。「相手は非常にクオリティーが高く、経験値の高い選手が揃った良いチーム。強豪ですし、そういう意味でも我々もしっかり準備をしなければいけない」と監督とチームはこの日月火の3日間を過ごしてきました。J1チームをどんな試合を見せられるか、力を出し切って互角以上の試合を期待したいです。

「ルヴァンカップ」ということで、もちろん今年も「キッズイレブン」を開催します。野球場でのボールアトラクションに参加いただくと、ヤマザキビスケット社のお菓子が先着300名様にプレゼントされます。また、アソシエイツ会員のお子様へ、選手と手をつないでピッチインできる「サポートキッズ」は、ルヴァンカップの3試合は「当日受付、抽選で当選した方」にチャンスがあります。今回は事前受付ではありません。当選の11名が決まるまで、先着で受け付けますので、「柏熱地帯コンコース下インフォメーション・アソシエイツブース」へお早目にお越しください!

また平日ナイトゲームですので、当日券がハーフタイム以降、半額となります!3月上旬の肌寒い夜ですので、暖かくして、ぜひ日立台にお越しください!!
https://www.reysol.co.jp/ticket/next/#0306

2019年3月 2日

町田戦

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担当:大重正人

2試合連続の1点差勝負。日立台らしい太陽の光を燦燦と浴びるすばらしい雰囲気でしたが、最高気温は17度にも達し、選手たちには過酷なコンディション。今日も苦しい苦しい試合を強いられましたが、粘り強くタフに戦い、開幕2連勝を果たしました。

去年、J2で4位と躍進したゼルビア。6シーズン目を迎える相馬直樹監督のもと、ハードワークを続け、球際にも果敢に競りかけ、手数をかけずにどんどん敵陣へ蹴りこんでくるスタイル。片方のサイドでの10人のフィールドプレーヤーによる密集戦肉弾戦が本当に徹底されていました。特に前半は7本のCKがあって非常に練られたセットプレーが続き、また入れ替わられての鋭いカウンターで多くのピンチもありました。ただ、レイソルも一歩も引かず、闘志を見せて戦っていたからこそ無失点で折り返すことができました。

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「相手の町田さんが非常にコンパクトで、かつ空中戦に持ち込もうとする展開の中で、前半は相手のペースに飲まれた試合だったと思う」。ネルシーニョ監督もなかなか思い通りの展開に持ち込めなかったことを認めながら、それでも後半に向けて「このゲームに向けて準備してきたことをもっとしっかりやれ!」と強く繰り返し、ピッチへ送り出しました。

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後半から投入したオルンガ選手が最前線のターゲットになり、「前線でタメを作り、相手のセンターバックがクリアしづらい状況を作ってくれたおかげで、非常に優勢に攻撃を進めることができたと思う」と選手交代によるネルシーニョ監督が狙った意図が徐々に表現されていきました。ヒシャルジソン選手や大谷選手のセカンドボールへのアタックも、攻勢に転じることができた大きな働きでした。

前半は、相手の巧みなチェイシングもあり、なかなか大きなサイドチェンジをさせてもらえませんでしたが、菊池選手と小池選手がすばらしいスプリントで攻撃参加すると、高い位置で起点を作り、相手が密集してくればすばやくサイドを変えて、もう一度仕掛ける。クロスが合わない場面もありましたが、これを繰り返していけば、いつかゴールできる。スタジアムにはそんな予感が強まっていくような、応援の熱と後押しがありました。昨日の会見でゼルビアの深津選手が言った「一番怖いのは柏のサポーターとスタジアムの雰囲気です」といった通りの展開に持ち込めたのではないでしょうか。

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そして待望の瀬川選手のゴールは、自陣の菊池選手からクリスティアーノ選手へ、そして中央で構えた瀬川選手へ。ピッチ、両サイドを大きく使った速攻から生まれました。「得点シーンは、1stディフェンダーが縦を切った時点でコースが見えたので、あとはシュート、コースはイメージ通りだった」。身長は大きくなくとも、とてもパンチ力のあるパワーシュートというイメージの強い瀬川選手ですが、この日はボールをインサイドでとらえ、グラウンダーでしっかりとゴールの隅を捕らえました。

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「チームが周りから期待されているのはすごく伝わるし、それはレイソルとしてはしっかり責任を持ってプレーしなければならないし、本当に今年1年は内容よりも結果だと思っている。悪くても勝ち点1は最低持ってこれるような、そういうチームにしなければならないと思うし、監督も『今日勝てば勝ち点6になるんだ』という肝になる部分をしっかり言ってくれていたので、今年は結果を出していかなければいけないと思っている」。チームの主力として、J2降格からJ1昇格を目指すストライカーとして、自覚と覚悟の伝わる言葉でした。そしてこんな本音も。「そろそろ決めないと、外されると思ってましたから」。そこに危機感も忘れることはありません。ゴールの喜びはもちろんですが、まだ始まったばかりで2勝しただけ。そんな意志も感じられました。これからもっともっとゴールを量産と勝利を期待していいのではないでしょうか。

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ベンチへ駆け寄る瀬川選手と、そこに集まるリザーブ選手たち。とてもいい光景でした。何度でも見たいシーンです。次は、中3日でルヴァンカップ初戦。FC東京戦です。何よりもJ1昇格が目標ですが、そのためにはまだまだ選手たちの台頭が待たれます。そんな期待も抱きながら、また水曜もご声援ください!今日はご来場、ご声援ありがとうございました!

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2019年3月 1日

明日はホーム開幕戦

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担当:大重正人

今日から3月です。食堂ピアノは、1日恒例のカレーの日。私もスパイスの効いたカレーでしっかりパワーを蓄えました。そして、明日迎えるホーム開幕戦、FC町田ゼルビア戦に向けて、新しい試みにチャレンジしました。

まずは、マッチデープログラム「VITORIA」に掲載している、選手インタビューの動画配信です。毎ホームゲームごとにおこなっているインタビューですが、文字だけでなく、選手たちの生の声、表情、試合にかける熱や思いを、少しでもサポーターのみなさんに感じていただければという企画です。もちろん試合の告知、観戦の呼びかけのためでもあります。今回のインタビューは鎌田次郎選手、2月26日に収録したインタビューをショート版はSNSへ、4分のロングバージョンはyoutubeで公開しています。今後も続けていきたいと考えておりますので、今シーズン、試合前にはぜひ動画もご覧いただいて気持ちを高めていただければと思います。

そして夕方には「ホーム開幕戦前日記者会見」をひらきました。ACLやカップ戦のファイナルで何度も体験していることではありますが、リーグ戦では初の試み。J2・J3クラブにとっては、毎年Jリーグ主催で開かれている「キックオフカンファレンス」に代わる新しい試合告知の取り組みです。柏レイソルでは、三協フロンテア柏スタジアムにて、両チーム合同の会見を実施しました。

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今回の開催にいたり、ゼルビアの相馬直樹監督をはじめ、選手スタッフの皆様にはアウェイ前日にもかかわらずご協力をいただきまして大変ありがとうございました。会見を実施するにあたり「出席する選手に何か関係性があれば盛り上がるかな」と考え、両チームの選手名鑑を見ながら、ゼルビアの広報さんに、候補の一人に深津選手を入れていただけませんか?とお願いしました。理由はたくさんありました。レイソルのホームタウン印西市の出身、レイソルに在籍経験がある、流通経済大柏高校では大谷選手と同級生!これ以上ない関係性でいっぱいだったのですが、会見前にタニがこう教えてくれました。「たしか、名古屋での1年目のとき、監督と一緒にやってるんじゃないかな」。ネルシーニョ監督にも尋ねてみると「フカツ?そうだ、名古屋の時、一緒だったよ」。

さらに結びつきが増えて、本当に驚き、そして深津選手に来てもらえて本当に良かったです。会見の内容は、youtubeからご覧いただければと思います。もちろん明日戦う相手だということで勝つためにたくさんの準備をしてきたという両監督の熱意が第一でしたが、ただこれまでの関係性もあってか、表情が和らぐような掛け合いがあったり、また一方で相手をリスペクトするコメントがたくさん聞かれたことでした。
(深津選手)「(高校のとき)大谷は本当にサッカーうまいのか?って最初思ってたんですが、国体の時に一緒のチームになって抜群にうまくって、それ以来尊敬しています」
(大谷選手)「一緒に高校生活を送った選手と、これだけ長い時間が経ってからまた試合ができるのはうれしく思います。昔のエピソード?それは言えない話しかないです笑」

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(相馬監督)「僕が選手の時から監督をされていて、代表監督の話も挙がった時には『このネルシーニョさんに選ばれたら嬉しいな』と思わせてくれる監督という印象でした。監督としても川崎時代の2011年に対戦していますが、またレイソルに戻ってこられて、一番大変な相手だなと正直思っています。でもそういう相手だからこそ打ち破ったら価値があると思うので、今持っているものを全部ぶつけたい」
(ネルシーニョ監督)「まず大切なことは、今回ピッチの中では敵同士という関係で戦うわけですが、ただ今思うと相馬さんが鹿島で左サイドバックをやられていたことを思い出してみても、誠実で堅実なプレーをされていた。その姿を思い返して、今なぜ彼が一チームの監督をやれているのか、自分の中でしっくりきます。日本のサッカーにおいても、選手として素晴らしいキャリアを積まれた方が監督として、その経験を伝えていくことができて、さらに日本のサッカーの発展に尽力していける環境があるというのは、日本サッカーの非常に素晴らしい部分だと思います」

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10年20年と長年、サッカー界、Jリーグに関わってきたこの皆さんが、期間が空きながらもまたこうして再会し、互いをリスペクトしあう関係が続いていることが、率直にすばらしいことだと感じました。この会見が実現したのは、ゼルビアさんのご協力あってのものですし、お越しいただいたメディアの皆さんの質問によって掛け合いやいい言葉を聞くことができました。この会見がうまくいくか、正直不安な思いもありましたが、皆さんのご協力で、人間味あふれる会見になったんじゃないかなと思います。ぜひyoutube見ていただきたいと思います。

たださきほど、監督が「今回ピッチの中では敵同士という関係で戦う」と述べたとおり、明日、勝利を懸けて90分を死力を尽くして戦いあう相手です。勝負です。「どんな相手と戦うときもライオンと戦う気持ちで戦え!」。監督が以前話した言葉通りです。いい準備をして、いい試合をして、サポーターの皆さんに勝利をお届けする。明日は好天が期待されています。ぜひ三協フロンテア柏スタジアムへ。ご来場ご声援をよろしくお願いいたします。
http://www.reysol.co.jp/ticket/next/#0302