2023年3月31日

浦和戦

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担当:大重正人

DAZNコメンタリーのお二人もおっしゃっていましたが、前半の試合は今季で一番良かったと思います。ビルドアップ、縦へのスピード、フィニッシュ、攻守の切り替え、球際。監督が求める要素や組み立てた戦術を選手それぞれが懸命に果たしていましたし、チーム全員が同じ意識と方向性を持って戦えていたと思います。ただ、前半終了間際の失点。相手のスコルジャ監督も「あれがすべてだったと思う」と会見で話されたように、結果的にも試合を決める得点と失点になりました。

相手ゴールに迫るシーンもありましたし、選手たちの戦う姿勢や頑張りが見えていたものの、ここ20試合に迫ろうかという未勝利の現状を示してしまうことになってしまいました。繰り返しですが、ピッチの選手たちは力の限り出して戦っていたと思います。ただ立ち上がりから100%以上、120%の力を出していたからこそ、0-0の拮抗した状況を作り出せていたのかとも想像してしまいます。後半になり、レッズがレイソルの守備陣を動かしながら前進し、またレイソルよりも早くフレッシュな選手を投入して、試合のテンポを上げていたのとは対照的に、レイソルは前半からの戦いで消耗し、力尽きてしまったような後半の2失点でした。

選手たちの悔しい思い、苦しい思いが伝わってくる試合後のミックスゾーンのコメントがありました。でも彼らは言い訳せず、自分たちの力の足りなさを受け入れて、それでも次の試合に向けて進もうとしています。15年以上、レイソルに身をおかせてもらっていますが、最も屈辱的な試合後でした。サポーターの皆さんにもひどく屈辱的な思いをさせてしまったと思います。本当に申し訳ありません。今日も最後まで選手たちを後押しいただき、リスペクトをもって、応援ルールもお守りいただきながら、いろんな思いを堪えて、本当に辛抱していただいたことと思います。監督にも選手にもチームにも、今日レイソルに関わる人が味わった悔しい思いを晴らしてほしいと思います。

2023年3月30日

明日は「金J」浦和戦

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担当:大重正人

2週ぶりのJリーグ、今節は唯一の金曜開催「フライデーナイトJリーグ」として浦和レッズ戦を開催します。平日ナイトゲームではありますが、8割以上のチケットが売れています。コロナのルールが変わり「マスクの着用は個人の判断に委ねる」方針となって初めてのホームゲームになります。もちろん個々において引き続き感染対策を行なっていただくことは変わりありませんが、おそらく応援の声はこれまで以上に響き渡ることになるでしょう。トランペットの使用も元通りになります。これまで多くのドラマがあった熱く激しいレッズ戦、本当の意味で明日の日立台で久々に蘇ることでしょう。

レイソルにとっては1試合1試合が正念場です。リーグ戦5試合で2引き分けの2ポイントに留まっています。起爆剤として期待したいのは、やはりフロート選手でしょう。先週のルヴァン福岡戦で立て続けの2ゴール。「まだ来日して1ヶ月でまだまだこれからです」というコンディションや連携を差し引いてのあの連続得点。ヨーロッパのリーグでゴールを量産してきた真価を早くも見せてくれています。

2点とも右サイドのサヴィオ選手からのアシストによるものでした。「サヴィオとはよく話をしているし、自分の特徴やボールを持ったときにどういうことを考えているとか、自分が動いたらどうしてほしいかを伝えているのでそれが結果につながった。でももっと良くなっていくと思います」。そしてレッズのブライアンリンセン選手とは2019から2020年ごろに、母国オランダのフィテッセでチームメイトでした。「世間は狭いですね笑。彼が日本でプレーすることになり、いずれ私も日本で対戦することはあるかもしれないとは思っていたんですが、まさかそれが実現するとは。最近はあまり連絡は取っていませんが、再会を楽しみにしています」と楽しみな話題もあります。

また武藤雄樹選手が大記録に王手をかけています。J1通算出場試合が現在「299」。仙台で70試合、浦和で196試合、そして柏で33試合。もし明日のレッズ戦で出場すれば、古巣との対戦で記録達成となります。両チームのサポーターからこよなく愛されるムトー、メモリアルの瞬間を迎えた際には大きな拍手をお送りいただければと思います。そして何より勝利でお祝いしたいです。

マッチデープログラムのインタビューは、GK守田選手です。経験豊富なベテランらしいプレーで若いレイソルのDFラインに落ち着きをもたらしてくれています。その声はぜひMDPとムービーからどうぞ
https://www.reysol.co.jp/fan/contents/vitoria/

明日はナイトゲームということで、暗転演出「Yellow Sunshine Night」を開催。先着10000名様に鮮やかなイエローに光るケミカルライトをホーム側ゲートにて配布します。また昨年も販売したペンライト、さらにブラインドパッケージ封入仕様の「シークレットミニペンライト」を販売します。無料配布のケミカルライトは1回きりですので、今後のナイトゲームでも使えるライトも合わせてお買い求めください。

前述のとおりチケットは残り少なくなってきておりますので、今日中のお安い前売購入がおすすめです。また当日のハーフタイム以降は日立台公園チケット売り場は半額となりますので、後半からでも駆けつける!という方はぜひご利用いただければと思います。それでは明日、フライデーナイトJリーグでお待ちしております。
★チケットやイベントのお知らせはこちら
https://www.reysol.co.jp/ticket/next/#0331

2023年3月26日

ルヴァン福岡戦

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担当:大重正人

2点リードの機会を2度作ることに成功し、今季勝利がないという状況をなんとか抜け出したいと必死に逃げ切りを図ったレイソルでしたが、最終盤に入っての連続失点。事故とも言えるような不運な失点ではありましたが、ペナルティエリアにあれだけの人数と回数の侵入を許してしまうと、どうしてもアクシデントの危険性は高まります。もっとシンプルにクリアすべきだったのか、どうするのが正解だったのか、そこは難しいところですが、あの土壇場を踏ん張れるかどうかで天国と地獄の違いです。試合を優位に進めていただけに、勝ちから遠ざかってしまっている現状を示すような痛すぎるドローでした。

「悔しい試合にはなったが負けてはいないし、ゴールも3点取れて、次に向かえるいいポイントはたくさんあったと思う」。武藤選手はどんな苦しい状況でも、乗り越えようと常に前向きな姿勢を見せてくれますし、その言葉通りだと思います。フロート選手に、レイソルでの初ゴール、しかも2点も生まれたことはこの日最大の収穫です。「自分の過去の得点を振り返れば、クロスからの得点は今までにもたくさんあった」と、動画サイトで見たジェイのゴール集そのままに、サイドからのラストパスをワンタッチで仕留めました。相手の大型DFグローリ選手や奈良選手と競り合いながら、その前に入り込んでいくスピードとパワー、迫力はさすがの一言です

2トップを組んだ武藤選手の働きも見逃せません。ジェイにはできるだけゴール前で仕事してほしいと思っていたので、引き出したり、裏に抜けてクロスというか、僕の方が動いてリズムを作りたいと思っていた」。彼の動き出しで相手DFを引きつけたり、またジェイが競ったセカンドのフォロー、また守備でもチェイスしたり下がってスペースを埋めた、ムトーらしい気が利く、生産性の高いプレーの数々。ジェイの2点目も、武藤→サヴィオ→ジェイと3人で完結したカウンターは理想的な形でした。

「カウンターの時だったり二人で勢いを持ってチャンスシーンを作り出せたところもあったので良かった部分はあったが、二人でコンビネーションで崩すシーンはなかったので、そういうシーンを出せるようになればより良いのかなと思った。今日良かったところを次のリーグ戦で出せるように、浦和も今試合に勝って調子を上げているチームだが、ホームだし早く勝ちを見せたいと選手たちみんな思っているので、気持ちの部分でまず強く試合に入っていきたいです」。

そして2試合連続で先発出場した土屋選手、去年の天皇杯に続くコーナーキックからのヘディングシュート。「瑛ちゃんがうまくドンピシャのボールをすらしてくれたので、押し込むだけだった」。ちょうど私がカメラを構えているところが見えたようで、レイソルのエンブレムを握り締めながら会心の笑顔がこちらに向かって飛び込んできました。最高のシーンをカメラに収めることができました。

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前回の福岡戦に比べれば、ビルドアップからしっかりボールを保持して、敵陣へとしっかり前進できていました。ただ2点リードになって「少し緩んでしまった(ネルシーニョ監督)」、前線からのプレスが弱まったことで簡単にフィードを許し、ルキアン選手の背後への抜け出しからピンチ、そして失点が生まれてしまいました。さらに後半、ルキアン選手にウェリントン選手と高さとパワーのある前線への蹴り込みから後退を強いられ、結局最後まで持ち堪えることができませんでした。ツッチーで言えば前節の広島戦、そして今日の福岡戦の田中隼人選手、相手のシュートに対して必死にくらいついて身体を張ったところまでは集中した素晴らしいプレーだったと思います。あとはあそこで止め切れるか、その球際でいかに強くなれるか。惜しかったと励ましたい気持ちが一番ですが、一方で彼らはもう立派なプロなので、チームを勝たせられるかどうかの瀬戸際でいかに戦えるかというのが評価の基準にもなります。惜しいから、よくぞやってくれた、へ。今日の経験と悔しさを必ずや糧にしてくれることと思います。

次のリーグ戦は3月31日の浦和レッズ戦。金曜開催の「フライデーナイトJリーグ」です。唯一のJリーグ開催試合で注目を集める試合です。今日も福岡まで駆けつけて応援の声を張り上げてくれたサポーターの皆さんのためにも何とか胸のすくような勝利を祈っています。

2023年3月25日

明日はアウェイルヴァン福岡戦

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担当:梶山由珠

まずは嬉しいお知らせです。政府方針により3/13からマスク着用の考え方が見直されたことに伴い、レイソルのホームゲームでも3/31浦和戦以降の観戦ルールが一部変更となりました。

【「新型コロナウイルス感染症防止対策」の改定点】
厚生労働省の指針により、マスク着用はお客様ご自身で判断いただき、ご自身の体調や必要に応じた対応・対策をお願いいたします。なおスタジアムでのマスク配布はございません。必要な方は各自ご準備ください。
【「観戦ルール」(ホーム、ビジター共通)の改定点】
飛沫感染のリスクのある禁止行為の削除(マスク不着用での発声行為、飛沫を拡散させる道具、楽器、指笛などを、マスクを着用せずに用いること など)。

「マスクの着用は任意」となり、個人の判断に委ねること。さらに「マスク不着用での発声行為、飛沫を拡散させる道具、楽器、指笛などを、マスクを着用せずに用いること」の制限がなくなります。マスクを着用せずに声を出して応援いただくことが可能となり、コロナ禍以降封印されていたトランペットの使用も可能となります。
すでに先週のアウェイ広島戦では、レイソルサポーター席からトランペットの音が鳴り響いていました。やはり応援に華やかさが増しますし、レイソルの応援歌はトランペットがあってこそ引き立つ歌もあると思うので、そういった応援が日立台でも聞けるようになることを嬉しく思います。
トランペットといえば、昨年大谷選手(当時)が最も好きなチャントだと話していた「ヤマト」もそのひとつ。一日も早くサポーターの皆さんに「ヤマト」を歌っていただけるように、チームとしては結果で示さなければなりません。

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明日は、3/4にリーグ戦でも対戦したアビスパ福岡と、今回はルヴァンカップで再び対戦します。前回対戦時は、序盤に何度か訪れた決定機を逃してからはチャンスをほとんど作り出せず、終盤に失点を許して0-1で敗戦。高さを生かして空中戦へ持ち込もうとする福岡に対して、レイソルは最後まで攻撃手段を見出せずに終わってしまったゲームでした。とはいえ失点シーンは一瞬のミスから招いてしまったもので、守備に関しては全体的に悪くなかったからこそ、勿体ない敗戦でもありました。あの試合から1ヶ月足らず、前回の敗戦を教訓に今回こそは勝たなければなりません。

選手たちの口からもよく耳にしますが、「今は何より内容より結果が欲しい」ところです。それは今回のルヴァンカップでも当然同じです。結果を出すことで選手たちには自信を掴んでもらいたいと願うばかりです。
先週の広島戦では、U-19日本代表での活動から帰国したばかりの田中隼人選手がセンターバックで今季初先発。惜しくも1失点を喫して敗戦したものの、代表活動を通して「ずっと試合に出させてもらってJリーグとは違った環境や強度を味わえたので、レベルアップして帰ってこられた」と振り返るように、久々のレイソルでのプレーとは思えない安定感をもたらしていました。

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「今年は自分自身としても本気でレギュラーを取りに行っているし、そのきっかけとなれるチャンスが今実際にある。福岡戦で自分が試合に出て勝てれば、監督やサポーターからも多少の信頼は得られると思うので、この一戦で人生が変わると言っても過言ではない。本気でレギュラーを取りたいし、本気で勝ちたいし、そのきっかけとなる試合にできると思うので、この試合は本当に大事だと思っています」。
そう話すハヤトの表情からは、福岡戦に懸ける強い思いや覚悟を感じました。先日A契約を掴み取った土屋選手も、広島戦では相手の攻撃の芽を潰す役割をしっかりと果たしていましたし、若い選手には特に、勝利という成功体験を経て自信につなげてほしいなと思います。

今朝方のU-22日本代表の親善試合では、細谷選手がドイツ代表を相手に逆転ゴール!映像を通して、久々にマオの笑顔が見られました。次はレイソルの番です。
明日3/26(日)アウェイ福岡で15時キックオフ。明日はルヴァンカップなので、現地へ行かれない方はスカパーやSPOOXでの配信で見届けてください。

そして来週3/31はフライデーナイトJリーグ、ホームで浦和レッズ戦です。ナイトゲーム恒例イベント、光の演出「イエローサンシャインナイト」をより華やかに彩るために、ケミカルライト(使い切りペンライト)をホームゲートで10,000本配布します。品切れとなっていたペンライトもこの日にあわせて再入荷、ミニペンライトのブラインドパッケージ販売も行います。
3/22時点で11,000枚以上のチケットが発券されています。年度末の金曜日で社会人の皆さんにとってはお忙しい1日かと思いますが、当日はハーフタイム以降半額チケットもお買い求めいただけますので、ぜひスタジアムでの後押しをよろしくお願いします!
https://www.reysol.co.jp/ticket/next/#0331

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2023年3月19日

アウェイ広島戦

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担当:大重正人

リーグ戦で厳しい状況が続く中、こういう苦しい試合でチーム全員の必死の頑張りで持ちこたえていたところ、不運な失点で0-1で敗れるということは何度か経験があります。土屋選手は「最後の部分で自分のところのミスで失点してしまった」。シュートコースに入り、懸命に足を伸ばしましたが、ディフレクションがゴールへ。

「センターバックの真ん中に入って、自分のミスが直結するポジジョン。でも逆にチームを救える最後の壁となれる部分でもあるので、今日は失点0で抑えたかった。最後のところでやられてしまったので凄く悔しいです」。

今季リーグ戦5試合未勝利、昨年から続くワースト記録は15に上ってしまった現状です。この結果と、もちろん良くなかったところ、改善すべきところは正さないといけませんが、いま5試合を終え、まだ残っている29試合につながるところに触れて、光を当てていくべきだと思い、書いています。

ツッチーは昨年最終戦以来のリーグ戦先発でした。その時は52分で交代でした。なかなか相手のスピード感についていけないような印象もありましたが、今日はサンフレッチェの前線にほとんどの時間で仕事をさせていませんでした。「相手のシャドーが中盤に降りたら激しく行けと言われていました」。その監督の指示通りに、体をぶつけ、時にはファウルも厭わず、DFらしいプレーを続けていました。巡ってきたチャンスを絶対に逃さない、そんな気迫が感じられる90分でした。そして、あの失点シーンを「自分のミス」と潔く背負いました。彼はまだまだ成長していけるはずです。

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その左に構えた田中隼人選手も同じ19歳。U-20アジアカップで世界大会出場権を獲得し、準決勝敗退を受けて、木曜日に急遽帰国。帰ってきたハヤトを待っていたのは「次の試合、行くぞ」というスタッフからの言葉でした。「移動や4時間の時差もあって難しい状況でしたが、チーム状況を考えれば、どうにかチームの力になりたいと思いました」

ハヤトもツッチーと同じように中盤に降りた森島選手を捕まえに行って「アジア予選でもインテンシティや球際のところは経験してきました。監督はそこに重きを置いていますし、自分としては去年よりも相手に仕事をさせなかったかとは思います」。外国籍選手との空中戦では体を痛めながらも必死に食らいつく姿勢を最後まで見せていました。

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今日一番、守備で奮闘していた一人が山田康太選手だったと思います。ボールを失っても、すぐに切り替え、1stディフェンダーとして守備の先頭に立っていました。ただ「そこは今日だけ意識しているというよりは、当たり前の感覚としてやっています」と言い切りました。「常に意識していることなので、取り返しにいける時はいい距離感で攻めている時だからこそだと思うので、そこは自分が積極的に攻撃のところではいい距離感を築いていきたいと思っています。取られた後も一歩目を早く行ければ相手のミスを誘発できたりしてまた攻撃できると思うので」

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本来であれば攻撃センス溢れるプレーが信条のはずで、もっと攻撃したいという思いはあるはずです。ただこのチーム状況の中、ピッチに立つ選手としてやらなければいけないこと、使命を果たそうと必死に戦っていました。

「いま自分たちが準備して試合に出そうというものがもちろんあるなかで、最低限戦う姿勢は前節よりは見せられていたとは思います。ただこういった試合でコロッと失点してしまって負ける試合が続いているので、攻撃の形をもっと作るのは大切だと思います。

ただ、今はチーム状況も含めて、遠い広島まで駆けつけてくれるサポーターもいる中で、結果が残せないことに選手としてはすごく責任を感じています。なんとしてでも、内容云々より、まずは選手として目の前の選手に負けないとか、そういうところを徹底したい。次のリーグ戦はホームなので、早く勝利を届けたいという気持ちが強いです」

キャリアとかチーム在籍年数など関係なく、こうして闘う気持ちを持ってプレーしている選手ばかりです。広島までお越しのサポーターの皆さんも苦しい思いを選手たちと同じように感じながら、それでも敗戦後の選手たちに応援の歌を送ってくれています。そこに甘えてはいけませんが、でも勝たせたいという思いのこもった後押しだったと感じました。選手たちは今は苦しくとも、ここから逃げず、乗り越えようとしています。今日は両チームとも激しく、レフェリーにとっても難しい試合だったでしょう。ただそんな広島にも一歩も引かず激しく戦っていたのは間違いないと胸を張って言えます。この姿勢を続けることが勝利につながると信じています。

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2023年3月17日

明後日はアウェイ広島戦

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担当:梶山由珠

まず初めに、先日お知らせしました通り、このたび2023年3月31日付けで瀧川龍一郎代表取締役社長が退任し、4月1日付けで、弊社現取締役の山崎和伸が新たに代表取締役社長に就任することが内定いたしました。3月22日開催の取締役会で正式決定される予定です。8年間社長を務めた瀧川が退任し、4月からは山崎新社長を迎えて引き続き運営してまいります。正式に就任しましたら、あらためてご案内いたします。

明後日、日曜日はアウェイでサンフレッチェ広島戦に臨みます。前節はホームで堅守を誇る名古屋を相手に完敗を喫しました。試合の入りこそレイソルがボールを握って前進し、シュートまで持ち込む場面も少なくなかったと思いますが、チャンスを決めきれずにいると一瞬の隙を突かれて失点。後半にも立ち上がりの決定機を逃すと、直後に2失点目を許し、難しい試合展開となってしまいました。試合後に「ちょっとした隙でまず1失点してしまったことが、今のチームの弱さや緩さ。この実力を真摯に受け止めなければいけない」と悔しさを口にした古賀キャプテン。勝てていない現状にチーム全体で向き合い、"このままではいけない"という意識や緊張感をより一層感じる雰囲気の中でトレーニングが行われてきた一週間でした。

今季の広島は1勝2分1敗と、ここまでは決して思わしくない戦績かもしれませんが、3/8ルヴァン横浜FC戦で今季公式戦で初勝利を挙げると、前節3/12ガンバ戦では後半アディショナルタイムの決勝点でリーグ戦初勝利を掴み、流れを引き寄せつつあるチームです。昨年同様攻守にアグレッシブなサッカーを展開してくる強敵を抑えつつ、レイソルとしては自分たちのチャンスをいかに生かせるかが鍵を握ります。
思い返せば昨年8/14に日立台での広島戦で2-3の逆転負けを喫して以来、レイソルは14戦未勝利という長いトンネルを抜け出せずにいます。広島戦で入ってしまったトンネルは広島戦で脱出すべく、明後日のゲームできっかけを掴みたいところです。

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苦しいチーム状況の中でも、起爆剤として期待される新加入のFWフロート選手。チームに合流してまだ2週間ほどですが、持ち前のスピードやゴールへの推進力を徐々に発揮しています。ネルシーニョ監督も「まだチームに適用している真っ最中ではあるが、今週は合流してから非常にいいトレーニングができているので、彼の様子も含めて広島戦のメンバーをじっくりと考えたい」と話していました。もしフロート選手がメンバーに入れば、193cm・99kgという佇まいだけでも相手にとって脅威的な存在になることでしょう。
広島戦は明後日3/19日曜14:00キックオフ。苦しいときだからこそ、前向きな応援、声掛けで、選手たちをサポートいただけたらと思います。今節も現地やDAZNでの後押しをよろしくお願いいたします。

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来週3/22水曜、公開練習のあと、アソシエイツ会員の中からご当選の方限定で、選手サイン会を実施することになりました。昨年より枠を広げて25組50名様を対象に実施、今回は小屋松選手と仙頭選手が参加の予定です。
3/13から「マスクの着用は個人の判断が基本」という政府方針が適用されていますが、チームとしては引き続き、会話を伴う場面ではマスクを着用するなど対策を継続しています。つきましては、サイン会に参加いただく皆さまにもマスクの着用をお願いさせていただきますので、その旨ご理解の上ご応募いただければ幸いです。
また今後もチームスケジュールを鑑みながら公開練習はもちろん、ファンサ対応も定期的に実施していきたいと思いますので、決まり次第その都度お知らせいたします。
3/22開催の「練習後サイン会」の応募締切は3/20月曜の朝9時です。
https://www.reysol.co.jp/news/fanclub/035652.html

今日の日立台、少しだけ桜の開花が見られました。週末は冷え込むようなので3/22に満開とまではいかないかもしれませんが、ご当選の方は満開寸前の桜をバックに選手とともに写真が撮れると思います。ご都合の合う方はぜひご応募ください!

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2023年3月12日

名古屋戦

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担当:大重正人

今季公式戦5試合目、初めて5バックで挑んだ試合でした。「4バックをベースにしながら、相手の形に応じてシステムを変化されることもある」と監督が開幕前に述べたように、グランパスの3バックシステムに合わせながら、前線は昨年のベースだった小屋松&細谷の2トップで攻撃の起点を作り、また相手の3バックにプレッシャーをかけていく戦いでした。

相手がまずコンパクトな陣形で守ってきたこともあり、前節の福岡戦に比べると、レイソルがボールを握って前進し、シュートで終わるシーンが多くありました。ただ、グランパスはここまでリーグ戦でセットプレーでの1失点のみという堅い守備に自信があったでしょうし、我々を自陣に引き込んで、マテウス、ユンカー、永井という素晴らしくスピードのある前線3枚での逆襲を狙っているようにも見えました。攻め込んでいるからこそ、相手の一発を警戒しなければ。悪い予感がよぎったところで、ユンカー選手の見事なシュート、後半早々に永井選手のカウンター、2本ともGK守田選手の長身を持ってしても届かない脱帽のシュートでした。

サッカーは11人同士で広いピッチで戦うものですが、ゴールを争うという意味では、やはりゴール前の局面、攻守で決めるか防ぐかで上回れるかどうかの戦いでもあります。その意味で言えば、1点目と2点目の間にあった、仙頭選手から細谷選手に通った素晴らしいパス、見事なトラップからGKとの1対1になった場面。「自分が決定機を決めていれば違う結果になった。自分の責任です」。そう細谷選手はほぞを噛みました。一方、片手一本で止めたランゲラック選手のセーブはさすがの好守でした。フォワードもキーパーも得点=勝敗に直結する非常に厳しく重いポジションです。今日は、そこで決めるか止めるか、結果的にはその勝負になりました。

先制されて失った流れを、取り戻すのは簡単ではありません。相手のシュートが素晴らしかったにしても、堅守速攻を武器とするグランパスにとっては絶好の展開で、レイソルが避けねばならない展開でした。グランパスの長谷川監督もユンカー選手の「個の力」を称えていましたが、DFの守備力や中盤のバトルでも、今日のグランパスは経験豊富な選手が揃いそれぞれ個人の力が光っていて、レイソルは上回ることができませんでした。ならば組織の力を結びつけて強くしていくよりほかありません。試合は待ってくれません。来週のアウェイ広島戦へ向けて、なんとか改善しなければいけません。

今日も試合前、選手入場時からサポーターの皆さんの作りだす雰囲気が素晴らしく、バックもメインも一体になって届く手拍子と歌声にベンチに座っていた選手も食い入るようにスタンドを見つめていました。細谷選手も「点差が開いてもサポーターは声援を変わらず送ってくれていましたし、そういった意味でも結果で恩返ししたいですし、ホームで勝たないといけなかった」と応援に対する感謝と次こその想いを口にしていました。でも、ユースの先輩の中谷進之介選手に激しく当たられながら踏ん張ってシュートまで持ち込んだパワーと意地、気持ちの見える今日の戦いぶりでした。チームとして歓喜に沸くグランパスベンチとサポーターの姿を見て、どれだけ悔しさを感じられているか、自分は悔しかったです。選手たちの心により熱い火が燃えて闘う試合を見たいです。

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2023年3月11日

明日は名古屋戦

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担当:大重正人

「3.11」から12年が経ちました。セレッソ戦へ移動中だったチーム、Jリーグ全体、何より東北地方や東日本全体が未曾有の出来事に巻き込まれた、忘れることのできない、忘れてはいけない一日です。我々はサッカーができることに感謝し、そしてサッカーを通して少しでも日々の歩みに活力を与える存在でなければいけません。今なお続く復興の道のりが着実に進むようにお祈り申し上げます。

今週のホーム2連戦、水曜のルヴァンから中3日で名古屋グランパスとのリーグ戦です。J1復帰した2020年以降の6試合で、1勝1分4敗と分が悪く、2得点しかできていません。一方6失点と大崩れしていないものの、先制点を与えた試合はすべて逃げ切られています。マテウス選手という個で打開できる選手、そしてゴールには屈指のGKランゲラック選手の硬い牙城が構えるだけに、やはり先制点を与えずゲームを進めていきたいところです。

昨日メディア対応してくれた立田悠悟選手。センターバックとして試合を重ねるごとに安定したパフォーマンスを披露し、チームの中心になってくれています。先日の鹿島戦でもペナルティエリアでの危険な場面を見事なスライディングで防ぎました。「たまたまファウルせずカットできましたが、自分のポジショニングが良ければスライディングしなくて済んだかもしれないし、マイボールにできたかもしれない。海外の選手とかはPKを誘ってくる選手もいますし、上のレベルを目指すなら、もっとこだわりを持っていかなきゃいけないと思います」と妥協はありません。

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コンビを組む古賀太陽選手との関係性も「2人のセンターバックの距離感は本当に良くなっていると思います。2人で一番話すのは、今勝てていないとか上手くいっていないからといって、自分たちが欲をかいて普段しないようなこと、チャレンジはひとまず控えようと。勝ちの流れに乗れるまでは、大崩れしないよう我慢して焦れずにやることが今一番大切じゃないかと話しています」。太陽にはずっと同い年の同僚がいなかったところで、代表チームで打ち解けたユウゴがレイソルに来て、気兼ねなく言いたいことが言い合える本当に心強い相棒ができたのでしょう。その辺りの変化、昨日のツイッターで動画に上げていますのでご覧ください。

マッチデープログラムは、仙頭啓矢選手です。去年まで名古屋にいて古巣対戦となります。相手の長所、また狙いどころも分かっているはずです。彼らしいテクニックと知性あふれるプレーで、今季初勝利をもたらしてくれたらと思います!インタビューやQ&A動画はこちらから!
https://www.reysol.co.jp/fan/contents/vitoria/

今日の柏は最高気温がちょうど20度に達する温かい土曜でしたが、試合が行われる明日も20度近い気候が見込まれ、観戦日和の1日になりそうです。12時15分の開場からのイベントです。「Tポイント サンクスマッチ」では、昨年からスタートしているレイソル応援型カードのキャンペーンが行われます。スタジアムチェックインで30ptプレゼント、飲食売店利用で5ptプレゼント、またガラポン抽選会では選手サイン入りグッズなどが259名様に当たるほど、参加賞(スタジアム内グッズ売店またはサッカーショップKAMO柏店でご利用いただけるTポイント10倍チケット)もありますので、ぜひご参加ください。
https://www.reysol.co.jp/news/sponsor/035617.html

また昨年限りで引退した、大谷秀和現コーチのヒストリーDVDの先行予約受付が、明日12日までとなっております。「特別仕様版」にはメタルフレームやメガケース、またタニの記録集など特典がいっぱい。そして昨日お知らせした通り、タニ直筆のサインも入れてお届けします。Blu-ray、DVD共に2万円弱と大変高価ではありますが、この機会にしか入手できないメモリアルグッズです。もちろん通常盤もお買い求めいただけますので、是非ともご注文ください!

それでは明日15時からのグランパス戦、日立台でのご声援をよろしくお願いいたします。
※チケットやイベント情報はこちらから
https://www.reysol.co.jp/ticket/next/#0312

2023年3月 8日

ルヴァン鹿島戦

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担当:大重正人

まず、今日の試合前に、新加入FWフロート選手の会見と、サポーターのみなさまへのお披露目をさせていただきました。193cm99kgの体格がひときわ際立ちますが、一方で話す口調は穏やかで笑顔も交えながらの会見でした。ピッチでは「ハーイ、こんにちは!」と日本語で挨拶。さらに「サポーターの皆さん、ご来場ありがとうございます。これから日本で、柏のクラブでプレーすることを楽しみにしています」と挨拶しました。ゴール裏からは早くも断幕をご準備いただいていてニックネーム「ジェーイ!ジェーイ!ジェーイ!」というコールも。温かいお迎えをありがとうございました。これから選手登録が完了すれば、試合に出場できる状態となります。ジェイのデビュー戦、楽しみにお待ちください。

ルヴァンカップの今季初戦。リーグ戦の合間ということもあり、ほとんどの先発選手が入れ替わっての試合でした。ただ、この試合のメンバーにしっかり選ばれたんだなと思わせるに十分なプレーぶりだったと思います。特に、山本桜大選手とファルザン選手、2日に日体大柏高校を卒業したばかりの2人のルーキーの躍動には驚かれたことでしょう。

ファルはリーグ戦も含めて、プロ初出場初先発でした。キャンプから見ていて、ボールを自分で運べる選手、相手を剥がせる選手という印象でしたが、本番のピッチに立ってそのイメージ以上の鋭いカットイン。ボールを持てば何か起こしてくれるんじゃないかと期待してしまうドリブルでした。「少し遠慮してしまった」という前半を終え、後半は「フリーな状態で1対1になる場面が多かったので、そこは自分の持ち味を出してドリブルを仕掛けた。もっと練習してゴールに直結するようなプレーをしたい」と場内を沸かせ、古賀選手が「練習の時より仕掛けてましたね」というほど、チームメイトにも観衆にも十分なインパクトを与えたファルでした。

オウタはリーグ戦で連続出場し、この日がプロ初先発。本来のFWではなく、2列目のサイドアタッカーの位置でしたが、そこで求められるつなぎの動きやランニング、カウンターにつながるスルーパスなど、いろんなプレーを見せてくれました。そして何より球際。前半はチーム全体的に劣勢でしたが「球際やちょっとしたルーズボールの回収で前に行くのは得意なので、そういった部分は出せたと思う」と後半になり体を張ったり足を懸命に伸ばしたり、そうしたところでマイボールにできる選手だということも伝わったと思います。ファルもオウタも去年のU-18プレミアリーグで光る選手に違いありませんでしたが、プロの舞台でここまで自分の力を出せたのは本当にすごいことです。1試合1試合、これからが楽しみです。

そして最後方、ゴールマウスを託されたのが守田達弥選手でした。昨夏加入して、レイソルでの初先発でした。鹿島が激しく前進してきた立ち上がり、立て続けにボールを処理する場面がありましたが、がっちり、という言葉が相応しい安心感をもたらしてくれたと思います。中央突破を許し、相手の好シュートから失点したものの「太陽と悠悟とうまくコミュニケーションをとって、ゲームがたとえバタついたとしても、後ろの3枚だけはバタつかずにしっかりと最後まで引き締めていこうと話していた。その部分は90分通して示せたと思う」。長年のキャリアと、ここまで不出場ながら日々努力してきた成果をしっかり出してくれました。

「今日、最後に追い付けたこと。守備で危ない場面を踏ん張れたこと。これをポジティブに捉えて、リーグ戦で勝てるように準備していきたい」。古賀キャプテンの言葉です。次のリーグ戦は日曜の名古屋戦です。先発、またメンバー入りをかけての競争あり、それが勝利につながることを祈るばかりです。同点に追いついて、もう1点を獲りにいった選手たちと、サポーターの一つボルテージが上がった応援歌、日立台らしい相手を圧する雰囲気でした。今日も選手への後押しをありがとうございました。

2023年3月 7日

明日はルヴァン鹿島戦

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担当:大重正人

今週はルヴァン→リーグの日立台2連戦。まず明日水曜19時からルヴァンカップの初戦、鹿島アントラーズ戦です。ここまでリーグ戦3試合で2分1敗、その前から続く未勝利のトンネルを抜け出すきっかけにしたいカップ戦です。今季のルヴァンは少しレギュレーションが異なります。ACLの秋春開催変更のため、これまでグループステージシードされていたACL組4チームが、グループステージから参戦。J1の18チームと昨季までJ1で戦っていた清水、磐田と合わせて合計20チームが5つのグループに編成。1位+2位上位成績の3チームが8強の準々決勝に進むことになります。例年より狭き門となり、まず1位を目指していく必要があります。

鹿島とのルヴァンカップ(旧ナビスコカップ)での対戦は、本当に久しぶりです。レイソルが優勝した2013年の1年前、2012年。レイソルはACL出場でノックアウトステージからの参戦、準決勝で鹿島と対戦し1分1敗で無念の敗退。グループステージの対戦は2004年まで遡ります。鹿島とは1勝1分でしたがグループ3位で敗退でした。

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この鹿島との第1戦、アウェイ鹿島で2-0と勝利したのが2004年6月5日。これがリーグカップで鹿島に勝った最後の試合なのですが、この前日、6月4日に生まれたのが山本桜大選手でした。その時に生後2日目だったオウタが18年かけて成長してプロになり、明日対戦するかもしれないという、この長い年月をかけての偶然というか巡り合わせに、たった今気づくことができて、何だか嬉しい気持ちですね。

開幕からメンバー入り、出場を続けているオウタにマッチデープログラムでインタビューしています。「段々と試合に出始めて、結果が欲しい、得点を決めたいという気持ちが強くなっています。もし起用してもらえたら、絶対に得点を決めたいです」。普段は自他ともに認める「マイペース」人間で、いつもニコニコしている印象ですが、いざピッチに立てばストライカーらしい激しさやパワーを出せる選手でもあります。去年のルヴァンでは升掛選手が立て続けにゴールを奪い、私たちを大いに驚かせてくれました。同じく真家選手も去年のプロデビュー戦のルヴァン京都戦で初ゴールを決めています。先日の福岡戦の後には「次のルヴァンカップで自分らしいプレーをして、絶対に点を取ってチームを勝たせるという気持ちで、自分とチームの状況を変えていきたい」と力強く宣言しました。若い選手が持つ勢いや恐れのなさが、今のレイソルを乗せていって欲しいと期待を寄せたいです。

ルヴァンカップでは、恒例の「キッズイレブン」が今年も開催されます。小学生以下のお子様から中学生参加できるサッカーアトラクションに参加いただくと、ヤマザキビスケットよりチップスターSサイズがプレゼント。また試合球レプリカモデルが当たるチャンスもあります。16:15から18時までの実施となっておりますので、バックスタンド奥の芝広場までお越しください。

また昨年からナイトゲームで実施している暗転演出「YellowSunshineNight」を今年も行います。ぜひお持ちの方はペンライトをご持参いただいたり、またスマホのライトを照らすだけでも綺麗に見えます。キックオフ10分前に合わせて、ぜひご準備ください。
https://www.reysol.co.jp/news/event/035630.html

チケットは、ビジター指定以外は残席があります。本日中は前売価格で購入可能です、当日券はローソンまたは日立台公園でも販売しますので、お仕事帰り学校帰りに日立台まで応援をお願いいたします!
★イベントやチケット情報はこちら
https://www.reysol.co.jp/ticket/next/#0308

2023年3月 4日

アウェイ福岡戦

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担当:大重正人

アビスパのスタイルはやはり徹底されていました。プレスをかける、レイソルにロングボールを蹴らせる、センターバックが跳ね返す、セカンドボールを回収する。自陣からはシンプルにロングボールを蹴って、FWが背後へランニングするか競るか。センターバックが必ず競り勝つと信じてボールを回収する中盤の予測と運動量はすばらしかったです。相手の土俵に引きずり込まれたまま、時間がすぎていく試合でした。終了間際の失点も、レイソルの背後を突いたところで隙やミスが生じ、試合が決してしまいました。

今日の流れなら、1ポイントは持って帰らないと、というところでしたが、一方で無失点で1ポイントを獲れていれば守備のところではよくインテンシティ高く、最後まで戦えたという内容でもありました。ルキアン選手をマークするレイソルのCBコンビ、立田選手と古賀選手は試合を重ねるごとに連携が深まり、今日はやられそうだというシーンはほとんどありませんでした。中盤や最終ライン、そしてGK佐々木選手にとっても無失点で終えられたら、今後に向けて自信になる試合になったことでしょう。ただ、最終ラインのミスは即失点、即敗戦になってしまいます。マサはまた眠れない夜を過ごすかもしれませんが、それでも次の試合で見返してほしいと思うばかりです。

今日は、攻撃面でいい場面を作り出せませんでした。空中戦を挑んでくる相手に対し、レイソルは選手の個性や高さを考えても、そこにつき合わないように、地上戦、足元足元での勝負に持ち込みたかった。ただ、レイソルのクサビや、五分五分のボールに対して、レイソルも懸命にアタックしていましたが、ボールが出るのはアビスパの方が圧倒的に多かった。川口選手、椎橋選手と最初の2試合で控えに回った2人が入り奮闘しましたが「ロングボールを受けて、そこから上がっていくことができなかったし、自分たちがボールを持って前進してゴール前まで侵入する場面はほとんど作れなかった。難しい試合でした(川口選手)」。

ただ、こうも話してくれました。「新たに加入した選手は上手い選手ばかりで、今までにないレイソルのやり方をしようとする中で、自分たちが今までやってきた球際で戦う部分やインテンシティの部分はどんなサッカーをやるにしても大切になってくると思うので、そこは引き続き示しながら新しい選手をうまく融合していきたい」と自分たちがやるべきことの継続性の大切さを口にしました。

本当に悔しい結果で、悔しい状況です。去年からの数字は一度リセットしたとして、まだ今季3試合を戦ったのみで、大きく破綻したような試合はここまでありません。下を向くような状況ではないはず。でも不用意な失点が重なっているだけに、そこは改善しなければなりません。来週は水曜にルヴァンカップの鹿島戦、日曜にリーグ戦の名古屋戦です。今日は真家選手が抜擢されたように、この流れを変える新しい選手の台頭、そしてここまでピッチに立っている選手たちの奮起を待ちたいと思います。今日、遠く福岡までお越しいただいた皆様、勝利を届けられず申し訳ありません。

最後に、引退セレモニーに臨んだ輪湖直樹選手。もちろん今のアビスパへの感謝や思いもいっぱいで、贔屓目かもしれませんがレイソルに向けたメッセージも同じぐらいに熱く深いものでした。博多の森で、クドーに続いて、ワコの応援歌も聞けるなんて、思いもしないことでした。今日のセレモニーを、このレイソル戦で準備いただいたアビスパ福岡の皆さん、「あいつはいつも素早い」の応援歌に拍手を合わせてくれたアビスパサポーターの皆さん、レイソルを代表して感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。

2023年3月 3日

明日はアウェイ福岡戦

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担当:梶山由珠

ちばぎんカップ、ガンバ戦、FC東京戦とホームゲームが続いたことで、明日の福岡戦は今季初のアウェイゲームとなります。
前節、オフェンス陣の見事な連携から先制に成功しましたが、数分後に同点ゴールを許し、後半は風下に立ったことで非常に難しいゲーム展開を強いられました。その中でも球際や空中戦で粘り強く戦えたことで、勝ち点1をもぎ取れたとも言えるゲームだったと思います。

開幕戦から2戦連続で先制点を奪えていることはポジティブな要素ですし、細谷選手がちばぎんカップから3試合連続でゴールを挙げていることも、とても頼もしいことです。
ネルシーニョ監督も「マオはサッカー選手に必要な技術や体力はもちろん、それ以上に人として大きな成長を遂げている。今シーズンの彼は自信にみなぎっている」と評価し、信頼を寄せています。
試合後の細谷選手へのTV取材やミックスゾーンでボイスレコーダーを寄せる記者の数が日に日に増え、本人も「毎回こんなに取材あるんですか!?」と驚いた様子でしたが、前節はやべっちスタジアムのインタビューのあと矢部浩之さんに「一緒に写真撮ってもらえませんか?」と、なんと直談判していました!メディアのみなさんからの注目度に比例して、細谷選手のエースとしての風格も一層増していると感じる今日この頃です。

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明日対戦する福岡は、前節ホームでセレッソを相手に終了間際のゴールで今季初勝利を挙げています。ホーム連戦ともあって、前節の勢いをそのままにレイソル戦へ臨んでくるでしょう。ここまで先発出場を続けている仙頭選手は「ボールを持ちつつ揺さぶればスペースが空いてくると思うので、そこに侵入していきたい。福岡はカウンターを武器にしているチームだと思うので、ボールを奪われても取り返せるようなポジショニングを意識しながら攻撃を仕掛けていきたい」と意気込みます。

昨シーズンから長らく遠ざかっている勝利の壁。今節勝利を逃すと、クラブワーストのリーグ戦連続勝ちなし記録(現在12試合)を更新してしまいます。多くの新加入選手を迎えた今季、昨年からの話を持ち出すのは本意ではありませんが、サポーターのみなさんをお待たせし過ぎてしまっていることは事実です。
今年の開幕前の取材で古賀選手が「今年は去年以上に、課題が解決に向かうような雰囲気やコミュニケーションが自然と取れている」と話していました。まだまだ成長過程ですが、きっと今のチームなら、その壁を打ち破れると信じています。明日も現地やDAZNで、精一杯の後押しをよろしくお願いいたします。

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それから、明日の試合後にはレイソルアカデミー出身で、2014〜2017年にはトップチームでもプレーした輪湖直樹選手の引退セレモニーが行われます。福岡へ行かれるレイソルサポーターのみなさんもぜひ輪湖選手の姿を見届けていただき、声援や拍手をお送りください。
また試合会場ではメモリアルグッズの受注販売のほか、レイソルのチームフラッグへの寄せ書きブースも設けてくださっています。場外イベント広場のYONEXブースにて12:00〜、余白が埋まり次第終了です。こちらにもぜひお立ち寄りください。

最後にもう一つお知らせです。現在U-20日本代表の活動に参加中の田中隼人選手が「AFC U20アジアカップウズベキスタン2023」に出場します。日本の初戦は今夜、日本時間19:00から中国代表と対戦。DAZNでの生配信もあります。副キャプテンを任されたハヤト、ディフェンスリーダーとして世界の舞台で逞しい姿を見せてくれることに期待しましょう!ハヤトの活躍にもぜひご注目ください。