指宿キャンプ5日目
担当:大重正人
今回はちょっと違う話題で。今夜、まもなく23時からアジアカップのファイナルです。わが日本代表は無敗で勝ち進み、カタールとの決戦に挑みます。レイソルにゆかりの酒井宏樹選手、伊東純也選手がこの大舞台に立つことは、一ファンとして本当にうれしく、喜ばしいことです。
対するカタールの報道が昨日あたりから頻繁にされています。2022年のワールドカップ開催が決まっており、そこに向けて国を挙げての強化が進み、この大会でその成果を見せています。「アスパイア・アカデミー」という育成機関が大きく紹介されています。世間にはそれほど馴染みではないかもしれませんが、我々柏レイソルにとってはかかわりのあるチーム名です。
ここ数年、U-18チームが参加している「アルカスインターナショナルカップ」はアスパイアの施設を使って開催されており、また公式大会やトレーニングマッチなどでアスパイアアカデミーとは実際に対戦したことが何度もあります。
たとえば古賀選手。「中学と高校のときに対戦したことがあります。アフリカ系とかいろんな国の選手がいました。高校生の時は同点で終わって、PKまで行ってギリギリ勝てました。中学の時よりももっと手ごわい相手になっていて、強いチームでした」。手塚選手、上島選手たちの世代も2試合トレーニングマッチを戦ったそうです。手塚選手は「まず施設がすごかったですね、ホテルとか。その時はオーストラリア代表が合宿していて、ケーヒルがいました。アスパイアとは2試合やって1勝1敗だったと思います。いろんな国から選手が集まっていた。とにかく身体能力がすごくて。むちゃくちゃ速い選手がいて、ユウタ(中山雄太選手)とタクミがぶっちぎられてました苦笑。それが、今のカタール代表の11番だと思いますよ」
こちらは2年前にレイソルU-18がアスパイアと対戦した試合。いまトップチームでプレーする選手たちの若き雄姿です!1点目はヤマからリクへのすばらしいアシスト&ゴールです。
アフリカなど国籍をとわず身体能力の高い選手をスカウトし、世界有数の育成国であるスペインの指導者を招き、すばらしい近代的な施設のもと、若年層を強化し、それをA代表年代へつなげていく。そうした施策をとって強化を図っているのがカタールで、このアジアカップで決勝まで上り詰めてきました。間違いなくアジアにおける日本のライバルとなる強敵になっています。
そうした高いレベルを経験できる国際大会に、今年もレイソルU-18が出場します。今夜まもなく飛行機で飛び立ち、4日の22:40(日本時間)にグループリーグ1戦目のパリサンジェルマン、8日の同時刻に2試合目のASローマ戦を戦います。この大会、ユース年代とは思えないほどの大規模で、おそらく試合映像も過去の大会同様に配信されると思われます。アカデミーツイッターなどで現地の情報も伝わってくると思いますので、トップチーム同様にレイソルへのご声援をどうぞよろしくお願いいたします!
★大会公式サイト http://internationalcup.alkass.net/u17/
★大会youtubeサイト https://www.youtube.com/channel/UCwUyDGHxfkgDQi_oVhmmabw