2005年6月24日

更新日:6/24 22:56

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本日の担当:横井孝佳

早いもので、新潟・十日町キャンプも明日最終日を迎えます。今日の午前練習前、早野監督が選手を前に檄を飛ばしました。
「キャンプも、トレーニングを行うのは実質今日が最後になる。もう一度、最初のミーティングで言ったことを確認し、皆の意識を統一しよう。そして明日のゲームに臨もう」
その言葉どおり、今日の練習はミーティングすなわち座学で示した監督のプランを、ピッチの上で実践していくというコンセプトで進められました。午前練習の最後は、6対6のミニゲーム。それもハーフコート以下の狭いフィールドで行いました。この狭さでは、動き出しを早くし素早くパスを回さなければ、すぐにプレッシャーがかかりパスコースを消されてしまいます。勢いプレーはせわしくなる、そんな状況でのプレーの正確さを求められるのです。
また午後練習でも、7対7によるミニゲーム形式のフォーメーション練習が繰り返されました。キーパーのスローからビルドアップし、シュートまで。トップに素早くボールを入れ、サイドは積極的に前線へ上がり、3?4枚の攻撃でフィニッシュまで持ち込む。「速い攻撃をシンプルに」という監督の考えが具現されていました。
この練習で印象的だったのは、プレーが中断するたびに出される監督の指示を受け、選手同士が納得のいくまで話し合い、次のプレーでそれを実現しようという姿勢があったこと。試合前日にしてはかなりの運動量でしたが、終わった後の選手たちの表情には、充実感がありありと見て取れました。マネージャーのタクちゃんが、「いい雰囲気ですね」ともらしたほど。私も、この合宿で一番充実した練習だと思いました。
別メニュー組もピッチに戻ってきました。明神、土屋、クレーベル、宇野沢、波戸選手らがボールを使ったトレーニングを実施。最後は若手FWのシュート練習に参加し、最後列から前線までボールを供給する役割を請け負っていました。DF無しのノープレッシャー状態ながら、運動量はかなり激しく、ここまでできるのなら全体練習への合流も間近と思えました。7月 2日のリーグ戦再開には十分に間に合いそうです。
波戸選手といえば、短期間のキャンプでは異例と言える「リタイア後復帰」を成し遂げてくれました。何でも、治療に専念したら2日でほとんど痛みを感じなくなった、とか。「明日の練習試合にはぜひ出たい。出られなくても、この目で見たい」ということで、再度の新潟入りとなりました。
ケガ人が多数出て心配されたこの合宿も、最後にいい雰囲気になってきました。明日はトレーニングマッチですが、ぜひ勝利を収め、リーグ戦再開に弾みをつけたいところです。アルビのファンが多数来場することが予想されますが、レイソルサポーターの皆さんもぜひご来場ください。柏から車で3時間半です(…遠いですか)。