2005年8月13日

更新日:8/13 23:20

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本日の担当:横井孝佳

行ってきました、カシマスタジアム。ええ、まっ黄色のレイソル営業車ワゴンR号で。ふだん日立柏サッカー場サイズに慣れていると、カシマスタジアムは巨大なラビリンスに思えます。しこたま迷いました。キックオフ寸前、ようやく関係者席にたどり着き、アレックス・ミネイロ選手と一緒に観戦していたリカに挨拶することもできました。
前半は玉田選手、矢野貴章選手、レイナウド選手の3トップ。3?4?3の布陣でした。早い時間に先制点を奪われてしまいますが、35分過ぎ、レイナウド選手のゴールで同点に。鹿島陣内で矢野選手が長い脚を目一杯伸ばしてパスカット、このボールをレイナウド選手が拾い、ゴール目指してドリブル! 圧巻の3人抜きです。力強い突破という感じではなく、柔らかなボールタッチでいつの間にか相手選手を抜き去っているという印象。そして飛び出したGKのポジションを冷静に見て、シュート。ゴール右ポストに当たってサイドネットを揺らしました。ポストに当たるとはね返る、というイメージが強いのは前半戦のトラウマでしょうか。
前半終了間際には、レイナウド選手のパスを前線で受けた玉田選手が右足シュート! これは惜しくもGKがナイスセーブ。今日の玉田選手、周りを使うこと、そして右足でパス、シュートを打つことを心がけているように見えました。後半、ものすごいキープ(結果的にボールを失いましたが)もありましたけど。
後半は4バックにチェンジ。前は、クレーベル選手、玉田選手、レイナウド選手、フランサ選手が入れ替わり立ち代わり。あえて言うなら、玉田選手とクレーベル選手が下がり目の位置取りでした。4?2?2?2? 4?2?4? レイナウド選手が1トップの4?2?3?1にも見える。こうなると、ポジションなどあってないようなものですね。
後半は両チームともに無得点でしたが、終盤はレイソルに見せ場がありました。30分ごろ、右サイドを駆け上がったフランサ選手にパスが通り、ゴールライン際でキープしてクロス、玉田選手に代わった谷澤選手が受けて折り返し、後方から駆け込んだ大谷選手が弾丸ミドル! GKの横っ飛びセーブで得点はならなかったものの、溜飲の下がるプレーでした。
このプレーで得た右CK、ファーサイドのフランサ選手の頭にピタリと合いました。惜しくもゴール右外にそれましたが、マークをたくみにかわす位置取りはさすが。私の隣で見ていた鹿島の選手(名前わからず)が、思わず「あ、やられた」と、CKを蹴った瞬間に呟くほどでした。
前・後半ともに鹿島が押し気味に進めていましたが、水曜日の国士舘大戦に比べればコンビネーションはずっと良くなっていました。クレーベル選手も久々の実戦とあってまだまだ感覚を取り戻せていない感じ。新加入の選手との連携を、あと1週間でどれだけ深めていけるかが課題です。と同時に、監督がどんな布陣を採用するかも楽しみです。
試合終了後、大谷選手と加藤選手と一緒にドリンクの自販機を探していたのですが、鹿島の関係者の方に「自販機どこですか」と聞くたびに「加藤が知ってるよ」と答えられたのが笑えました。加藤くん、鹿島の方々に愛されてます。
そして黄色いワゴンR号で帰柏。水郷ラインを走っていたら、取手の花火が間近に見えました。夏真っ盛りですね。