2007年9月29日

9月の壁紙カレンダーを見ながら車中筆

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担当:大重正人

今週の水曜日。名古屋戦のチームミーティング。
「名古屋戦は、古賀ちゃんのために勝たなければいけない。エリートが揃う名古屋から、J2上がりの柏にきて、その移籍が失敗じゃなく、成功だったことを証明する試合。日立台のときは、出場停止で出られなかった。だからこそ、絶対に勝とう!」
石崎監督の言葉は、背番号5の心の奥に深く深く響いたはずです。ミーティングルームの後ろで聞いていて心から感動しましたし、これほど意気に感じる言葉はないでしょう。

古賀正紘選手にとっては、ずっと待ちわびていた決戦。4月28日のホーム日立台の名古屋戦。出場停止となってしまい、応援に回らざるをえなかった。フランサ、古賀を欠きながらも2-0の快勝に「ほんと、勝ってくれてよかった?」と、あれだけの安堵の表情に満ちた古賀選手を見たことがありません。

そして待ちわびた今日。それが、前半33分。一瞬のプレーで退場を命じられた無念さ。「気負いがあったかもしれません」。「勝ち点45」の達成感と、「TOP3」への新たな挑戦。その狭間で、どのように集中力を保ったまま、モチベーションを保っていけるか。「達成感はありましたが、決して油断はありませんでした。名古屋戦には特別ないろんな思いがあって、だからこそ、とても残念です。もっとプレーしたかった」。その大きな背中から、やるせない無念さが伝わってきました。来年こそ、瑞穂で絶対勝ちたい。そう思いながら、帰路につきました。

古賀選手の移籍が、成功か失敗かを判断するのは、古賀選手自身が決めることでしょうが、周りから見れば、それがどっちなのかは、すでに十二分に証明されていると思います。たとえ今日負けたとしてもです。ガンバ戦は自分が出られない責任を感じながらも、他の選手たちの頑張りと勝利を誰よりも願うでしょう。

監督や南、石川、大谷選手らが口をそろえて言った「連敗は許されない」。現在2位のガンバを迎え撃つ次節、「TOP3への挑戦」最初にして最大の関門です。われわれはチャレンジャー。何も恐れることはない。勇気を持って戦うのみ!!!