明日は湘南戦
担当:大重正人
7月は天皇杯敗退、リーグ戦は3連敗と、勝利から遠ざかるなど、結果を残せないまま終えることになってしまいました。月が替わり、何とか流れを変え、勢いを取り戻したい8月が明日スタートします。その初戦、湘南ベルマーレを迎え撃ちます。
3連敗で15位まで順位を落としているレイソルに対し、湘南は前節が台風の影響で1試合少ない状況ですが、レイソルより勝ち点2多く、暫定で12位。曺 貴裁のもと、武器であり売りである走力、縦に速い攻撃、アグレッシブさ、これぞ湘南というスタイルが定着し、着実に勝ち点を伸ばしています。たとえば、第17節、レイソルが敗れた神戸に対し3-0と快勝したゲームでは、チーム走行距離が18チーム中No.1の118km。鹿島に敗れたレイソルは、試合展開や天候などの違いもありますが105kmにとどまりました。
だからと言って走りあいで負けていいというものではありませんが、ただ走力や運動量がストロングポイントである相手に対し、がっぷり四つで組み合うのか、相手の長所を逆手に取るような戦いをするのか。もちろん攻守ともに激しく戦うというレイソルが取り組んできたサッカーをさらに突き詰めて戦うのは当然ですが、一方で状況に応じた最適の判断、プレー選択も求められます。5月の対戦では、体制が替わる前でしたが、相手が構えればビルドアップからの攻撃、相手が前から来たときには相手の背後を狙う。そんな攻撃の変化をつけながら、素早い攻めでクリスティアーノ選手、江坂選手で2点をマーク。土曜の神戸戦でも伊東選手の惜しいシュートがありましたが、素早いアタックで攻撃の活路を見いだしたい。そして前節、守りの形、やり方に兆しが見えてきているところで、あの内容を継続しながら、さらに高め、無失点で踏ん張って試合を進めたいところです。
神戸・ノエスタでの敗戦後、肩を落とす選手たちに向けて、1000人以上詰めかけたレイソルサポーターの一団から、大きな応援歌がおくられました。今日もサポーター有志のみなさんが、柏駅と柏の葉キャンパス駅へ明日の湘南戦応援の呼びかけに集まりました。こういうチーム状態だからこそ、試合の日も試合のない日もチームを選手たちを後押ししたい、それが明日の勝利を信じて、待ちゆく人に呼び掛けを続けてくださいました。この思いが、なんとか選手たちの力になり、勝利につながるように。レイソルにかかわるすべての人の思いをひとつにして、明日19時30分からの試合に挑んでまいります。どうぞスタジアムで一緒に戦ってください。