日立台のピッチで
担当:大重正人
朝から、ネルシーニョ監督の大きな声が日立台のスタジアムに響き渡っていました。今日はスタジアムを使っての戦術トレーニング。11人の選手たちがそれぞれのポジションへ散らばり、ボールの動かし方、ビルドアップや、シュートまで攻撃を組み立てていく動きなど、1時間弱の熱のこもった指導。シュート練習では自らパス出しもおこないました。昨年からレイソルに在籍している選手にとっては、改めてこれまで築いてきたサッカーを体で思い出す作業。新加入の選手にとっては、これからネルシーニョサッカーを身体と脳にしみこませていきます。
監督は「オーガナイズ」という言葉を多用します。攻撃も守備もきちんと組織的に、グループで戦う。新しいサッカーに取り組み、順応することは簡単ではありませんが、他のチームでレギュラーを張ってきた力と経験をもつ選手ばかりですから、その点は心配ないでしょう。明日のトレーニングで1月は終了。2月1日から11日までグアムにて、より戦術理解を深め、実戦を重ねて、まずは2月20日のちばぎんカップを目標に戦っていきます。それにしても、シュート練習中の選手たち、いい表情で充実具合がみてとれますよね。
さて話は変わって昨日のことですが、モバイルレイソルのノンフィクション「on the way」の2011年第1回を収録しました。今回は田中順也選手が登場しました。「そんなにおもしろい話出ないですよ...」と最初は控えめでしたが、ライターの鈴木潤さんが持参してくださった「第29回 日本クラブユース(U-18)サッカー選手権大会」のパンフレットを見ると、三菱養和時代の思い出が次々と飛び出します。他チームには吉田麻也、柏木陽介、槙野智章といった現日本代表選手のビッグネームが続出。さらにFCみやぎバルセロナには、セレッソ加入前の香川真司選手まで。「みんな海外に行っちゃって...実はすごい世代ですよね」。
そして、レイソルに加入するまでの学生時代、不思議なほどにレイソル関係者との出会いがあったのです。そのひとつ、執筆中の鈴木さんには大変申し訳ありませんが、、、
この試合にビックリ(HPよりご覧ください)↓
/academy/result/2005/18jyouth051211.php
柳澤選手(現鳥栖)、船山選手(現栃木)を中心とした近年でも有数の最強世代に、最後の引導を渡したのが、何を隠そう田中順也選手。後半ロスタイムにGK桐畑が守るレイソルゴールに黄金の左でぶちこんだのです。レイソルで再会した2人の間には後日談があったようで。。。それ以外にも過去最長のインタビューになった田中順也物語の詳しくは、モバイルレイソルの本編でお楽しみください!
※ちなみに、三菱養和の「仙石玲選手」は、岡山に期限付き移籍中の仙石廉選手のお兄さん!田中選手とは順大でも1年後輩となり、在学途中からはスポーツマスコミを目指して「順大スポーツ」の記者さんに。「その記事が僕達にめちゃくちゃ厳しいんですよ。レンもそうですけど、仙石家のサッカーを見る目はやっぱりすごいです(笑)」と思わぬ裏話を教えてくれました?
最後に、クラブスポンサーの「柏の葉ららぽーと」さんにて、レイソル応援メッセージ寄せ書きを明日10時から17時までおこないます。マスコットのレイくんも、13時からと、16時から、各30分間ずつフロア内をごあいさつして回りますので、どうぞ温かい交流をどうぞよろしくお願いいたします。