2012年10月22日

今日も「兄弟対決」

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担当:大重正人

まず昨日のお話から。U-18チームが、今季ラストのビッグタイトルをめざして戦う「第20回Jユースカップ」に挑みました。ザスパ草津を相手に、結果は13-0。吉川選手の5得点を筆頭に、前半7点、後半も6点を重ねての快勝でした。

下平監督は「大事なグループリーグ初戦、ただ勝ち点3を積み上げるだけでなくゴールも貪欲に狙って得失点差をつけることも考えていた。いつも何となく初戦を迎えることが多かったが、首位でグループリーグを突破することを選手たちにも明確に伝えた。選手たちもこのタイトルを本当に取りたいと思っていて、その気持ちを上手くピッチ上で出してくれた」。開始2分で先制ゴールを挙げた小林祐介選手も「ドリブルからゴールを決められた。早い時間帯でゴールできたことで、チームも続けて点を取れたのが良かった」と、監督と選手たちの意思統一も完璧で、最高のスタートを切れました。

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ただいいニュースばかりではありませんでした。先週には、骨折が癒えてU-19日本代表にも復帰した中村航輔選手が再び骨折のアクシデント。アジア選手権やJユースカップへの出場が難しくなりました。本人はもちろん、チームメイトやスタッフの心中察するにあまりに辛いものがありますが、今は中村選手の一日も早い回復と、U-18チームのますますの奮起を祈るばかりです。

練習見学にお越しの皆様はお気づきだったと思いますが、旧イベント広場スペースに建築されていたトレーニングルームがついに完成いたしました。今日はトレーニングマシンがピアノ一階から運び込まれて、午後のトレーニングからさっそく使用されました。

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全身いっぱいでポージングしてくれた澤選手笑。う?ん、小さく見えますね。。。それぐらい広いということです!これまでは取材部屋の椅子を片付けて、ストレッチや体幹運動を行ったり、一度に全員の身体を動かせる広さがありませんでしたが、その問題もこれで解決!ピメンテウコーチのトレーニングがより効率的に行われるのは間違いありません。スタジアム、練習グラウンド、クラブハウス。少しずつではありますが、より良い施設に生まれ変わっています。

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そして今日もトレーニングマッチが行われました。対戦相手は仙台大学。このチームにはレイソルU-18選手が5人在籍していて、今日は4選手が出場しました。前線には蓮沼翔太選手、中盤には熊谷達也選手、センターバックは児玉昇選手、右サイドバックには鳥山祥之選手。7番が右サイドから盛んにオーバーラップをしかける鳥山選手です。

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試合は0-0のまま進み、前半終了間際。熊谷選手が魅せました。右サイドでボールを受けると、密集から軽くボールをはたいて、もう一度受け直し。そしてボールをキープしてタメを作ると、レイソルDFのわずかな隙間へ鋭いスルーパス。これが見事に通り、右サイドからの折り返しをFWが押し込んで先制点を奪います。

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「このままじゃ終われないぞ!」「点、獲り行くぞ!」レイソルもこのまま指をくわえているわけにはいきません。公式戦さながらにシステムを変え、後半は敵陣でゲームを支配。しかし仙台大の守備も堅く、終了間際に藤田選手のシュートのこぼれ球を、ネット選手が頭で押し込んで同点に。そのまま1-1でタイムアップ。試合後には、ネルシーニョ監督や井原コーチらが懐かしそうに笑顔で迎え、久々の再会となりました。

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さらに4人を待っていたみんながいました!U-18時代の恩師・下平監督と、そして同じくチームメイトたちです。日立台で育った仲間が、ここから巣立ち、そしてまた日立台で再会。日立台という家に戻ってきた家族たちです。彼ら同世代の横のつながり、そして世代を超えた縦のつながりも。これからもレイソルのもとにずっとつながっていくことでしょう。トップチームにとっては反省しなければいけない試合になりましたが、それでも今日の「兄弟対決」、とても思い出深い一日になりました。

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