覚悟
担当:大重正人
昨晩は、日本代表戦を食い入るように見ていた方も多いでしょう。東アジアカップに続いて選出された工藤壮人選手、ヨーロッパ組が加わったチームで、残念ながら出場の機会はありませんでした。ただ南米の強豪・ウルグアイに苦戦する代表チームにあって、おそらく同じポジションを争う岡崎選手のプレーを間近に観察し、そして自分だったら、、、と次へのイメージを膨らませたはずです。何事も貪欲に吸収し、自分の糧にする。そうやって、工藤選手はユースからトップチーム、そして日本代表にまで上り詰めてきました。
同じく韓国でペルー戦に臨み、出場がなかったキムチャンス選手も、お昼には日立台へ帰ってきました。いつものように食事を摂り、夕方からのトレーニングは2人ともフルメニューをこなしました。勝ち点2差で追う強敵ベガルタ戦へ向けて、準備万端です。
昨日の話ですが、来週水曜日のACL準々決勝、アルシャバブ戦のマッチデープログラムの取材。守護神・菅野選手に登場願いました。まず、その前に行われる直近のベガルタ仙台戦について。「いま6試合負けなしではありますが、ドローが3つあって、イコール勝てていないという印象。今は上に行くために、どんな内容でも勝ちを続けなければいけない。やっぱり失点の多さを改善しないと。一歩でも半歩でも間合いを詰めるとか、1秒でも0.5秒でも早く仲間のために戻るとか、細かいところを突き詰めないといけない」。
そして、土曜日のあとは、中2日でACLアルシャバブ戦を迎えます。クラブにとっても選手たちにとっても大事な大事な一戦。でもスゲのスタンスは変わりません。「自分にとっては、練習も練習試合も、リーグ戦もACLも変わりなく、目の前の試合にベストの準備を尽くす」。さらに言葉を続けます。「どの試合でも、この試合がもしかしたら現役最後の試合になるかもしれない、これで引退するかもしれない。そんな気持ちや覚悟を持っている選手の多いチームが最後に勝つんだと思う。この前の天皇杯がそうだった。『来年のACLに出られないなんて、考えられない』。言葉にしなくても、全員がそういう覚悟を持っていたはず」。
土曜日のリーグ戦、水曜日のACL。目の前の1試合1試合にこだわって結果を残すことが、続く翌年のACLやクラブワールドカップにもつながっていきます。一戦必勝。まずはベガルタ戦で最高の試合、そして結果を残してくれることを期待しています。
ACLアルシャバブ戦のチケットですが、ホームタウンの関係各所皆様、サポーター有志のみなさんのお力を存分にいただいたこともあり、SS席を含むホーム側チケットがほとんと完売となっています。本当にありがとうございます。試合当日までにビジター側のみ残数がある場合は、当日券販売をいつもの日立台公園ではなく、ビジターゲート付近に移動する予定です。なお、ビジター指定席及びビジター自由席は、「ビジター専用エリア」となっておりますので、レイソルの応援やレイソルグッズを身に付けての観戦・応援ができません。ご来場皆様が、安全で安心してご観戦頂く為にご協力をお願いいたします。