そして神戸へ
担当:河原 正明
2年ぶりの神戸でのリーグ戦に向けて、トップチームは午後に移動しました。午前中は日立台で試合前日恒例のミニゲームで汗を流し、試合に備えました。
時折、突き刺すような寒風が吹いた今日の日立台ですが、選手たちが朗らかだった理由のひとつにはチームメイトの嬉しい復帰があったからでしょう。
昨年10月末の練習中に左足関節脱臼骨折の大ケガを負ったキムチャンス選手が、合流しました。11月から続いた入院生活を終えると、オフ返上で年末年始も日本でリハビリ。キャンプにも帯同し、暖かな指宿でじっくりと復帰に向けトレーニングを重ねてきました。仲間とボールを蹴る表情も笑顔が多く、プレーできる喜びが伝わってきます。ピッチでプレーする姿が見られる日も早そうですね!
明日は神戸戦。2年前のアウェイ戦は3?1の敗戦。ACL、アウェイでの広州戦から関西に直行してアウェイでの連戦を戦いました。シュート数では大きく上回ったものの、野沢選手のスーパーシュートとカウンター攻撃に沈みました。当時公式戦6連敗中だった神戸ベンチは総出で大喜びしていたのを覚えています。
今季、神戸は1年でのJ1復帰を果たして、さらに新たに強力な戦力が加わりました。マルキーニョス(前:横浜F・マリノス)、ぺドロ・ジュニオール(元:アルビレックス新潟)、シンプリシオ(前:セレッソ大阪)といずれも「Jリーグで実績のあるブラジル人(ネルシーニョ監督)」に、スピードも持ち味の若いアタッカーが絡んだ攻撃、特にカウンター攻撃には前回同様、十分に注意をしないといけません。マルキーニョス選手の実力は言うまでもないでしょう。昨年もナビスコカップ準決勝第2戦で得点されています。
鈴木選手は「ペドロとは新潟で一緒にプレーした」ことがあります。スピードだけでなく「ドリブルをさせたら怖い」と警戒を強めます。それでも、対戦経験があるだけに「自由にはさせない」と守備で対抗する自信を見せます。
一方、レイソルの攻撃陣には得点の期待がかかっています。工藤選手は「リーグ戦初勝利が欲しいですね。東京戦ではレアンドロ、L・ドミンゲスとゴールシーン以外にもチャンスを作り出せていた。自分のゴールだけでなく、レアンドロにもゴールを取ってもらえるように、アシストやL・ドミンゲスも絡んで3人目の動きでサポートしたい」と古巣対決になるレアンドロ選手とのコンビネーションに自信を深めています。そして「相手のマルキとペドロはうちの守備陣がしっかりと抑えてくれるはず」とチームメイトへの信頼は厚いです。
明日も午後3時キックオフです。スタジアムにお越しいただけるかたも、そうでない方はスカパー!で観戦・応援いただきますようお願いします。
最後に、明日発売のTikitaka編集部による「柏レイソルアニュアル2013-2014」ですが、スーパースポーツゼビオ モラージュ柏店とかしわ沼南WOOWCITY店ではご購入先着15名さまにレイソルグッズのプレゼントがあります。なお、同日午後の入荷予定ですのでご注意ください。