大宮戦再びドロー
担当:河原 正明
ナビスコカップ予選リーグ、予選3試合目の大宮アルディージャ戦はリーグ戦に続き、またしてもドローとなりました。前回対戦から間もないこともありお互いの印象が鮮明なままでの再戦となりましたが、相手は大幅にメンバーを入れ替えてきました。
序盤からレイソルがテンポ良い攻撃でリズムを作ります。前線の3人にボランチの大谷選手や左右両ウイングバックが絡み、立ち上がりから相手PA内に攻めこむシーンが続きます。守りでは「前回やられたのはパワープレー。同じ徹は踏まないし、それ以外も今日は抑える」(鈴木選手)と意気込んで臨んだ守備陣を中心に相手にチャンスをなかなか与えません。
しかし「2つのピンチで少し足が止まってしまった。人数は足りていたのに」(鈴木選手)と悔やむ失点シーン。強烈なミドルシュートがポストを叩くと跳ね返りを逆サイドにふられてしまい、フリーになった選手が再びシュート。さすがのGK菅野選手も弾けずに先制を許します。直後にも菅野選手が相手FWと1vs1になるシーンもありましたが、今度は冷静にブロック、追加点を許しませんでした。
ペースは握っているのにリードを許す嫌な流れを変えたのは後半スタートから投入された茨田選手でした。「後半最初から、極端に言えば攻撃だけを意識した。どんどんボールを前に前に出せば、前の3人のチャンスにつながると思っていた」と積極的な姿勢で攻撃のタクトを振ります。
そして後半11分、努力が結実します。今日もゴールを決めたのは橋本選手。高山選手からのクロスボールを「折り返しで競り勝てればと思って」飛んだところ「良いボールが来たので落ち着いてアタマで決めることができました」(橋本選手)。これで大宮戦は2戦連発、自らも「高さを活かせた」と納得の一撃で反撃ののろしを上げます。
さらに両サイドからの攻撃で相手を敵陣に抑え続けることに成功、何度も大宮ゴール前に侵入します。後半だけで8本のシュートを放つもあと一歩でゴールまでには至らず。浦和戦に続く逆転勝利とはなりませんでした。これで予選グループは1勝2分けの勝ち点5。3節終了時点でグループ3位となりました。
今日も平日のアウェイのナイトゲームにもかかわらず熱い応援をありがとうございました。すぐに土曜日にはリーグ戦、ホーム日立台に横浜F・マリノスを迎え撃ちます。ぜひ、土曜日も選手たちへのご声援をよろしくお願いします!