テツ、豊田で再び輝く
担当:大重正人
グランパスの高さとパワーに、新しく加わったレアンドロドミンゲス選手のプレイスキック。前半立ち上がりから、その圧倒的な力に押し込まれる時間が続きました。セットプレーの脅威を浴び続けたことを大谷キャプテンに質問すると「球際に激しく行くというのは、チームにとって大事なこと」ときっぱりと答えました。そこがルーズになってしまっては、マリノス戦の前半のように後手後手になってしまうからでしょう。結果的にやはり闘莉王選手に押しこまれてしまいましたが、90分間常に激しくいくというファイトは、終始変わりありませんでした。その結果が、最後の最後に実りました。
「水曜日、天皇杯120分戦ったあとの中2日。とてもハードなゲームになると予想していた。でも選手たちは精神的な強さを見せて戦ってくれた」とネルシーニョ監督は肉体的にも精神的にも厳しい条件の中、戦い続けた選手たちを称えました。
春のリーグ戦、5月のナビスコ。また0-1で終わってしまうのか、、、と少し頭をよぎってしまいましたが、選手たちは諦めず、ゴールを狙い続けました。また太田徹郎選手でした。昨年11月の豊田スタジアムでの一戦に続く「2試合連続ゴール」。ここと相性がいいんですかね~と笑顔がこぼれましたが、貴重な勝ち点1をもたらす今季初ゴールでした。入ってすぐは、すこし彼らしい正確なプレーが見られずどうしたかと思ったのですが、「対面の永井選手のスピードが速くて。でも後ろの大輔がしっかりカバーしてくれたんで」と、持ち味であるポジショニングやパスやドリブルでのしかけを繰り返し、あのチャンスで最高のプレーを見せてくれました。
ただ「最後はずっと押し込んでいた。勝てた試合だった」と当然悔やむ言葉も。工藤選手も「優勝をめざすチームなら、あそこで勝ち越して、勝ち点3を取らないといけないです」と勝ち点1だけで満足できない悔しさをにじませていました。次の土曜日は、また守備の堅いヴァンフォーレ甲府。アウェイでの乾杯の雪辱を果たすとともに、今日の後半のように「こじ開ける」という強さと巧みさを日立台で発揮してくれることを期待しています。
明日は、日立台で「ホームゲーム」です。U-18チームの「高円宮杯プレミアリーグ」の鹿島ユース戦、日立柏サッカー場スタジアムで16時キックオフです。6月のクラブユース関東予選、全国大会進出をかけて戦った最終代表決定戦、2-0のリードをひっくり返された雪辱の一戦にしなければいけません。明日は「高円宮プレミアデー」という応援イベントがあり、先着300名様に特製オリジナルストラップをプレゼント。また500人以上の観客を集めようという特別な一日となります。レイソルU-18のホームゲームにはこれまでも大変多くのご観戦をいただいて、途中経過で参加10チーム中ナンバー1をマークしています。入場料は無料ですし、さらにその数字を伸ばすとともに、若きレイソルイレブンへのご声援もぜひお願いいたします。
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