2014年10月 5日

雨中の激戦

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担当:大重正人

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今日は、クラブメインスポンサーの(株)日立製作所、また日立グループ各社のご協力による「HITACHI DAY」を開催、東原敏昭執行役社長が来場されました。そして日立台にご来場、ご声援いただいたサポーターの皆様、本当にありがとうございました。台風18号の接近で明朝から降り続いた雨。30度を超えた2日前から一転して、今日は16.3度。配布されたイエロービブスを雨具の上に着用する方も多く、冷たい雨を浴びながらも90分最後まで応援歌を歌い続け、選手たちを力強く後押ししてくださいました。風邪などひかれないよう、今夜は温かくしてお休みください。

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「今日は1stプレーが一番のピンチでした。あそこでやられなくて、本当に良かった」。3試合続けて先発したGK桐畑選手の言葉。ピッチ状態を確かめるようにウォームアップをしていた選手たちでしたが、実際の試合のなかで起こったことは、非常に予測が難しいものでした。前半6分、サンフレッチェ右サイドからのクリアボールが、レイソルの自陣深くまで飛んでいきます。レイソルのCB鈴木選手と増嶋選手の間を、FW佐藤寿人選手が抜群のタイミングで抜け出します。桐畑選手が「伸びるのか、止まるのか。その判断が難しかった」を振り返りましたが、最初のバウンドは伸びて、2つ目のバウンドが止まって、佐藤選手にとっては最高の、レイソルにとっては最悪の状態でした。飛び出したキリの鼻先で放たれたシュートは、わずかわずかにポストの外。肝を冷やすというのは、まさにこのことでした。

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「ロングボールを蹴って蹴られて、そのあとのセカンドボールをどっちが先に拾うかという勝負」。大谷選手の言葉通り、チームとしてやるべきことがより明確になり、警戒心も強まりました。自陣にボールがある状況は何が起こるかわからない状態。とにかく大きく蹴り出し、そのあとのボールへアタックする。互いが理想とするパスサッカーが見られないのは、プレーヤーとしても見る側としても、大変口惜しいことでしたが、互いに「ファイト」するという点では、激しく闘いあった90分でした。特にGK、最終ライン、ボランチの選手たちは常に危険と隣り合わせのなか、メンタル的にもよく我慢したゲームでした。もちろん勝ち点3を取れなかったことは反省しなければなりません。いかに広島の堅い守備をこじ開けるのか。次は3連戦の第2ラウンド、第3ラウンドが待っています。ナビスコカップ準決勝、広島での前日練習を経て、第1戦に臨みます。

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試合後、喜ばしいニュースが飛び込んできました。鈴木大輔選手が日本代表に選出です!「追加召集ですが、自分にとっては大きなチャンス。全力を尽くして戦う気持ちでいっぱいです。レイソルでのプレーと同じく、自分の長所である対人の強さやボールを奪う守備でアピールできればと思います」と第一声。古巣である新潟・ビッグスワンでの試合、また同僚だった酒井高徳選手、田中順也選手との再会も楽しみにしています。もちろん、大事な試合を控えたレイソルを離れることに複雑な思いもあります。でも「タイトルを懸けた厳しい戦いですが、仲間を信じて行ってきます」というダイスケ。レイソルの代表として気持ちよく送り出し、ブラジル戦が行われるシンガポールへぜひ吉報を届けましょう!!ガンバレ、ダイスケ!!!

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