柏から。柏へ。
担当:大重正人
今日は移籍のリリースを2件お知らせしました。
まずは、レイソルU-18所属の伊藤達哉選手が、ドイツ1部・ブンデスリーガのハンブルガーSVに移籍することが決まりました。小学4年生からレイソルアカデミーでプレーし、以来9年目。166cmと大柄ではありませんが、切れ味鋭いドリブルで仕掛けていけるサイドアタッカーです。昨年のU-17チームで参加した『アル・アイン インターナショナル ジュニア チャンピオンシップ』で準優勝し、大会MVPにも選ばれました。この大会でハンブルガーに2-0と勝利、その活躍が相手チームの目に留まったのがきっかけでした。写真は当時のキャプテン、中山雄太選手との2ショットです。
ハンブルガーの公式サイトにも紹介されています。
http://www.hsv.de/nachwuchs/meldungen/juli-2015/ein-japaner-fuer-den-nachwuchs-hsv-verpflichtet-tatsuya-ito/
「柏レイソルでジュニアから育てて頂いて、このたびドイツのハンブルガーSVに移籍することになりました。柏レイソルにはサッカー面でも人間面でもご指導頂き、本当に感謝しています。ドイツに行って活躍することが柏レイソルへの恩返しになると思っています。ドイツで必死に頑張って活躍するので、これからも応援宜しくお願いします」。トップチームには今季から酒井高聖選手も所属、また同じドイツのハノーファーには酒井宏樹選手もいます。心強い先輩とともに、ヨーロッパの大舞台で大きく輝くことを期待しています!
旅立つ者いれば、来る者あり。ブラジル人、エデルソン選手の新加入を発表しました。2013年のブラジル全国選手権1部で34試合21ゴールで得点王に輝いた、サッカー王国ブラジル屈指のストライカーです。昨季からはUAEリーグに移り、こちらでも26試合14ゴール。すばらしい実績を残し、そして次の戦いの場を日本へ、そして新天地を柏レイソルに選んでくれました。
昨日来日し、今日はさっそく16時のトレーニングに参加。ピッチでは練習前にチームメイトにあいさつ。ちょっと声が小さめで、シャイな性格なのかもしれませんが、クリスティアーノ選手やエドゥアルド選手と談笑するなど、心強いブラジルの仲間もいます。ウォームアップからパストレーニング、そしてダッシュなど、精力的にメニューをこなしました。日本人選手たちからは「すごく真面目な選手だね」という声もあり、その練習での姿勢に、早くも感じるものがあったようです。
練習後には会見に臨みました。
「日本という国が教育面などで良いという印象を持っていますし、自分がサッカーをする上でも落ち着いてできる。そして環境面でとても整っている国。この2つの理由で日本でプレーしたいというのが夢として自分の心にありました
日本に来る前に自分自身でもインターネットでレイソルの情報を調べていました。過去の試合、クラブワールドカップでネイマールがいる時のサントス戦のビデオも見ました。また、レイソルでプレーしていたクレオ選手とも交流があり、いろいろ聞いていました。そういった面でも代理人の方から話が来た時に迷わずここでプレーしたいと思いました
幸運にも今までプレーしてきたチームでは、ゴールという形で貢献することができました。日本でももちろんシュートを決めるというのもありますが、レイソルのチームの一員としてアシストなど陰ながらのプレー、支えていけるプレーもできたらと思っています」
また初練習で感じたレイソルの印象についても「今日のトレーニングですごく良い印象を感じました。選手、スタッフ、監督、フロントも含めて皆さん快く迎えてくれましたし、なおさら自分がここで戦わなければいけないという気持ちが強くなっています。レイソルのサッカーは前へのアタックが強み。このスタイルでタイトルを獲得するだけの力、質は持っているチームだと思っていますので、自分も少しでも早くチームに溶け込んで、本領発揮できればと思います」と答えてくれました。
ニックネームは?という質問には、ちょっと照れた表情で「特別にはないので、エデルソンと呼んでください」。そしてサポーターの皆さんには「私自身がピッチ上で全力を尽くすこと。そして勝利と勝ち点3を取らなければいけない。それを見ていただいて応援していただければと思います」と意気込みのメッセージを送りました。また練習見学やファンサービスにて、ぜひエデルソンに会いにきて、激励をいただければと思います。