ミノル引退。。。明日は傑志戦
担当:大重正人
今日、菅沼実選手が現役引退を発表しました。1985年5月16日生まれの、現在32歳。レイソルユースからトップチームへ昇格し、ブラジル留学や愛媛への期限付き移籍へ経ながら。2010年途中までレイソルでプレー。その後、磐田、鳥栖とチームを移り、膝の大怪我を乗り越えて、熊本へと活躍の場を移しました。そして昨年限りでチームを離れ、このたび現役を終えるという大きな決断をしました。
彼の1歳年上だった大谷秀和選手はユース時代の先輩。「それまでトップ下だったのに、ミノルにポジションを獲られてボランチになりました」という思い出話を聞くだけで、彼のすごさがお分かりいただけると思います。高校2年の時、2002年10月26日の神戸戦でのJ1初出場、そしてJ1初得点は翌2003年11月15日のこれも神戸戦。それぞれ17歳5か月10日と、18歳5か月30日という年齢は、いまだに破られないレイソル最年少記録です。
先週、日立台にあいさつに来てくれました。事務所にひょっこり現れて「こんちわっ!」という感じは10年前と何ら変わりない、ミノルそのままでした。32歳、あれから年齢を重ねたんだなあという思いと、まだまだ若い思いが入り交ざっていますが、この年齢だからこそ、新しいステップやチャレンジでも活躍できるはずです。チームを離れても日立台に来るたびに「レイソルのこと、ほんと好きなんっすよ」、いつも言ってました。日立台を大いに沸かせてくれたゴール、躍動する走り、少年のような笑顔。多くのサポーターの記憶に深く長く刻まれています。本当に本当にありがとう、お疲れ様でした。フェイスブックには思い出の写真をアップしています。
https://www.facebook.com/pg/ReysolOfficial/photos/?tab=album&album_id=1472037932922188
さて、チームは明日、ACLの第3戦・傑志戦を迎えます。ここまで全北戦、天津戦と試合をリードしながら終盤に勝ち点を失うという苦しい序盤戦でしたが、2日のマリノス戦で2-0と勝利。守備の時間が長い中で最後まで無失点で終えられたということを、ここからの浮上にきっかけにしたいところです。
香港からやってきた傑志SC。レイソルが香港のチームと対戦するのは初めてのこと。もちろんスカウティングスタッフが敵情をしっかり分析し、明日の試合に臨むことになりますが、その中心はやはりこの人、ディエゴフォルラン選手でしょう。ウルグアイ代表として2010年ワールドカップの得点王に輝き、2014年から2年間はセレッソ大阪でプレー。Jリーグ、日本のサッカーファンの大きな話題を集めた世界的選手です。38歳と年齢は重ねたものの、新しく加入した傑志で得点を奪っており、今回も大きな存在としてレイソルの前に立ちはだかります。会見に出席したGK中村選手も「世界的な選手で、誰もが知っているような選手。本当にゲームを、流れを変える右足、左足は本当に脅威だと思っています」と警戒を強めます。
明日19時30分、日立台でキックオフ。今回も日立台公園の当日券売場ではハーフタイム半額チケットも販売します。先週のマリノス戦のように、また素晴らしい応援の雰囲気、後押しで選手たちを支えていただければと思います。ひとりでも多くの方のご来場をお待ちしております。