明日は天皇杯鳥栖戦
担当:大重正人
リーグ戦9連勝中。ですが、7月4日の天皇杯2回戦を合わせた公式戦の連勝は「2桁の10連勝」にまで伸ばしています。2回戦からひとつの負けも引き分けすらないままで3回戦を迎えられるというのは正直想像外でしたが、それだけネルシーニョレイソルの戦い方が固まってきたという表れでもあります。
今日からセレッソ大阪から加入した山下達也選手も日立台のトレーニングに合流しました。Jリーグ通算で250試合以上のキャリアを誇る、31歳の屈強なセンターバック。セレッソでのお別れの様子を見ると、ファンサポーターから深く愛されたことがうかがわれ、そんな彼が新しいクラブにレイソルを選んでくれたことは並々ならぬ覚悟だったと思います。
現在のレイソルは、鎌田選手と染谷選手を中心に、田上選手以下の若手選手たちが並ぶ陣容ですが、J1での経験も十二分に備えた山下選手の加入で、さらに布部GMが掲げる「勝利と競争」の色合いもまた濃くなることでしょう。J1復帰に向けて、大きな大きな戦力がまた一枚加わりました。ご声援をどうぞよろしくお願いいたします。
そして明日は天皇杯3回戦、サガン鳥栖をホーム日立台で迎え撃ちます。JFAからも発表があったように、今年は3回戦でもメンバーの入れ替えが可能になり、小泉・小池・猿田・村田選手に替わり、マテウスサヴィオ・ジュニオールサントス・井出選手、そしてU-18のGK佐々木選手も登録されています(背番号41)。一方で、今夏加入した三原・川口選手と、そして山下選手も前クラブでの今季出場があるため、レイソルでの天皇杯は出場できません。一方サガン鳥栖には、清水やACL全北戦でも対戦したチアゴアウベス選手、そしてレイソルから期限つき移籍中のパクジョンス選手らが登録されました。ジョンスは契約により、明日の試合では残念ながらそのプレーを見ることはできません。
山口戦から中3日、このあと土曜長崎戦まで中2日。この暑さの中で大変に厳しいスケジュールスケジュールです。先に書いた通り、すでにリーグ戦で活躍している三原&川口選手が出場できませんが、その一方でここでチャンスを得る選手もいます。こうした状況に対応するための補強であり、チーム作りです。ネルシーニョ監督はこのタイトな日程で迎える天皇杯にもしっかりとプランを組んで、準備をしてきています。90分で決着がつかない場合、延長戦もPK戦もあります。まさに総力戦です。相手はJ1の厳しい舞台で戦い続けているサガン鳥栖、「これまでのJ2ではDFが処理にもたついてミカが決めてくれることもあったけど、J1のDFはそういったところで見せる個人の判断や技術が違うから」と大谷選手もリーグ戦とはまた違う大会に向けて気を引き締めています。
今日の柏は15時ごろにものすごい強雨がありました。台風が接近していることもあってか、明日も変わりやすい天候のようです。なんとか試合前後は持ちこたえてほしいと願うばかりです。テレビ中継もありませんので、このお盆休みの期間、ぜひ日立台へのご来場、応援をよろしくお願いいたします!チケット販売や試合観戦ルールもご確認ください。