2020年10月24日

ガンバ戦

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担当:大重正人

今日の試合、ピッチ脇で写真を取りながら、9月の広島戦のような試合だなと思いながら見ていました。久々にミッドウィークに試合がなく、火曜から休養と準備を整えて迎えた試合。両チームの選手たちの脚色、スタミナが大きく衰えず、スプリントやオーバーラップ、球際や競り合いなど、とてもプレー強度の高い、激しい試合が90分以上続きました。後半、接触プレーで痛めながらもピッチ外から戻ったオルンガ選手が猛然とプレスに行ったシーンを見て、選手たちの体力も気力もまだまだ残っていると感じられました。

試合後の会見でいただいたメディアの方からの質問でも、決して悪い内容ではなかったですが、という言葉がありました。その通りだと思いました。ただ、勝ち点を手に仕掛けた展開で、最終的にゼロポイントで終わってしまったことに、選手たちは当然悔やんでいました。終盤の失点が続いていることに対し、古賀選手が後ろのポジションの一員としてチーム全体としての守備意識の統一について、自分の責任としていつも以上に言及している姿が印象に残りました。

勝つためには、攻撃も守備も、それぞれの働きを90分間全うしなければなりません。今日の試合でも大部分で選手たちは力を発揮していました。ただ監督の言葉にもあったように「前半多く作ったチャンスを決めきれなかった」というところにフォーカスする必要がありますし、最終盤の失点もなかなか止めきれていません。勝てなかった原因がなかなか改善できない苦しい連戦ではありますが、それでも今直面している課題に向き合っていかないと、ここから勝ち点を伸ばしていくことはできません。

そして、期待を込めて。クリスティアーノ選手は長年レイソルを引っ張ってきた存在、エースであり、クラブの象徴の一人です。スプリント回数の多さや、今日も自陣深くまで戻ってのディフェンス、そしてプレーの一つひとつに対するリアクションや熱さなど、4ヶ月ぶりの復帰からクリスらしさを見せてくれています。でもやっぱり欲しいのは、ゴールです。率直に、今日は相性の良いガンバ戦で復活のゴールを期待していました。今こうしてピッチに立ってくれていることが何よりですが、それでもクリスにはそれ以上のものを期待してしまいます。ここからのリーグ戦、そしてルヴァンファイナル。クリスの爆発を待っています!