2022年5月 3日

アウェイ広島戦

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担当:大重正人

厚別でのサヴィオの連続ゴールも何年かに一度というレアな逆転劇でしたが、あれから1ヶ月もたたないうちに、また同じような逆転勝利が見られるなんて。本当に驚きですし、4連敗が近づいていたピンチを救う、ルーキーのプロ初ゴールからの逆転ゴール。森海渡選手、初ゴールおめでとう!勝利をありがとう!

ただ、苦しい試合でした。「前半の入りがあまり良くなくて、特に守備のところで我々が準備してきたプラン通りの形に持っていけず、選手たちも外から見ていても自信なさそうにプレーしているような印象だった」。ネルシーニョ監督がこう振り返った通り、数回のチャンスの後は、なかなか前に出ていけず、守備で後手後手に回る時間が続きました。

前半20分ぐらいだったでしょうか。監督がベンチから立ち上がり、テクニカルエリアの前方まで進み出ました。いつもの監督らしい激しい檄がピッチの選手たちへ飛ばされました。もちろん勝ちたいのは皆同じ気持ちですが、やっぱり監督が誰よりも一番だと。その執念や気迫が何度も選手たちに火をつけて、劣勢だった試合をものにしたことがありましたが、今日もその一つに数えられる試合になりました。

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「ハーフタイムに選手たちには、自分たちが準備してきたもの、自分たちがこれまでやってきたことを信じてもう一度やっていこうと話した」。守備でも攻撃でももっと前に出ていくこと、そして球際で絶対に負けないこと。強く説かれた選手たちが後半になり、少しずつ流れを引き寄せていきました。。25度近い暑さの中、疲労が見えたり足を攣らせた選手をスイッチし、チーム全体のインテンシティをさらに上げていきます。

後半19分にカイトが投入されました。先発の2トップ、アンジェ&細谷コンビは、相手のビルドアップにプレスをかけ、またマイボールの時には裏への抜け出しを狙い、献身的に走り続けていました。相手に少しずつ疲労が見えて、攻めていくスペースが見えていました。その6分後、自陣からのビルドアップ、椎橋選手が受けてからの鋭い縦パスを細谷選手が短く繋いでのスルーパス。2つの素晴らしいパスからのチャンスに「まずマオが前を向いた時に背後が空いているのは分かっていたので、少しタッチが小さくなって相手に突かれそうだったが、右下は狙っていたので上手く入って良かった」

追いつかれた広島もギアを上げて、さらに激しいバトルの時間が続きました。このシチュエーションに持ってこられたのは、間違いない守備陣の奮闘のおかげです。前半からGKスンギュ選手のセーブは何度もレイソルを救い、5バックやアンカーの椎橋選手ら、みんなが体を張って2失点目を防ぎ続けました。自分としては3連敗中で1ポイントでも持って帰りたいと祈っていましたが、それを超える結末が待っていました。

三丸選手のプレスから、相手のバックパスを小屋松選手がカットして、左サイド裏へ流れたカイトへ。「相手DFに若干ファーを切られている感じがあったので、ニア上を撃ち抜こうと思った」。1点目の見事なコントロールショットから一転、今度はニアへの強烈な一撃。中央へ走り込む味方が見えてはいましたが「パスしようとは思いませんでした」とストライカーの矜持。

筑波大3年次でのプロ入りを決断。大学有数のストライカーが古巣のレイソルに戻ってきてくれて、鳴り物入りの注目を集めていたプレシーズン。ただ蓋を開けるとなかなかメンバーに入れず、年下のユースの後輩たちがゴールを決め、忍耐や強い悔しさの気持ちがあったはずです。ルヴァンカップでのチャンスは活かせず、リーグ戦に向けてのトレーニングでは紅白戦にも入れないこともありました。そんな状況での頑張りをチームメイトはそばで見てきました。勝利の瞬間、彼の周りには自然の笑顔の輪ができました。

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「自分の課題はハードワーク。フォワードだからシュートだけ打てばいいではなく、裏を狙ったり守備のチェイシングもまだまだやらないといけない」。彼にとっては少し遅かったスタートかもしれません。ミックスゾーンのメディア対応をそばで聞いていて、まだまだ満足していないことが十分伝わりました。これからです。

このところアウェイで3連勝。一方で、ホーム日立台で勝てていません。ここからホーム3連戦です。日曜のレッズ戦はアウェイサポーターが大挙押し寄せます。次のガンバ戦は30周年記念マッチ、そしてルヴァン京都戦はGS突破が懸かる大一番です。今度こそ、ホーム日立台でサポーターの皆さんと勝利を分かち合えますように。どうぞチケットをお買い求めいただき、スタジアムで選手たちを後押しください。このアウェイ3連勝はサポーターの皆さんのおかげです。今日も遠く広島まで応援ありがとうございました。

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