明日はアウェイ京都戦
担当:梶山由珠
今週も新たにトップチーム関係者3名が新型コロナウイルス感染症の陽性判定を受け、先週に引き続きご心配をお掛けしております。感染者が増える以前は、3日に1度の抗原検査のみ行なってきましたが、先週から今日まではPCR検査または抗原検査を毎日実施しています。少しずつチーム内での感染者が増えている状況ではありますが、スクリーニング検査によって無症状のうちに感染が発覚したり、濃厚接触者としてすでに隔離中の状態で感染が分かるなど早めに対応できたこともあって、チーム活動そのものに影響を及ぼすほどの事態には至っていません。今週も予定していたスケジュール通りにトレーニングを遂行し、明日の試合に向けて、今出来る最善の準備を進めてきました。
また、サンガさんの方でも昨日、一昨日とあわせて8名のトップチーム選手がコロナ陽性判定を受けたとのことで、お見舞い申し上げます。お互いに感染者は出ていますが、明日の試合は現時点では予定通り開催予定です。チームも京都へ向けて、今日の昼過ぎには柏を出発しています。
サンガとは今季4度目の対戦。ここまでリーグ戦で1敗、ルヴァンカップで1分1敗と負け越しています。過去3試合とも、前線からアグレッシブにプレッシャーをかけてくる相手に苦戦し、いい守備から攻撃への形がなかなか作れませんでした。特に4/17のリーグ戦は、この日ベンチで指揮を執った井原ヘッドコーチが「我々のやりたいサッカーをやらせてもらえなかった」と振り返ったように、完敗を喫しました。明日が今季最後の京都との対戦、ここでリベンジを果たすしかありません。
ただ、レイソルはここ3試合、1-0で手堅く勝利し連勝中。3試合連続で無失点を記録しています。確かな自信を掴んでいるGK佐々木雅士選手は「マリノスに0-4で負けてから、コーチングを特に意識していて、そこから少しずつ手応えを感じている。自分のコーチングに対して、ディフェンスや中盤の選手たちも自分の声掛けを気にしてくれていて、それが3試合無失点の結果につながったと思う」と手応えを口にしていました。
3試合とも前半に先制点を奪ったことで試合を優位に運べている一方で、後半は相手に押し込まれる時間帯が長く続いてしまっています。相手に走らされることで運動量が落ちたり、足を攣ってしまう選手が出てしまう状況を回避するためにも、ボールを保持している時、奪った後のプレーをひとつずつ改善していかなければなりません。
「自分やディフェンスラインがボールを持った時に、ポジションを早く取って、相手のプレッシャーを掻い潜れる時間を増やしていかないと、神戸戦のように難しい時間帯が続いてしまう。ノーリスクなプレーも大事だが、自分も含めてもっとチャレンジしてもいいと思っている。チャレンジしていい局面で、ひとつ持ち運んだり、パスをつなげられたらもっと良くなるはず」。
また、レイソルには過去サンガに所属していた選手も多く在籍しています。高橋祐治選手、小屋松選手、染谷選手、ドウグラス選手、さらには守田選手もサンガでプロキャリアをスタートさせています。彼らが古巣との試合に出場するとなれば、試合に懸ける気持ちはいつも以上に高ぶることでしょう。
このまま悔しい結果で終わるわけにはいかない京都戦。大混戦の上位争いに踏み留まるためにも、目指すは勝ち点3のみ。明日18:30キックオフ、今節もアウェイゲームですが、ぜひ現地やDAZNで、いつもと変わらぬ後押しをよろしくお願いいたします!
最後に、日本クラブユースサッカー選手権大会を戦い抜いたU-18チームのことを少し。
結果は皆さんご存知かと思いますが、3位という成績に終わりました。配信を通じてたくさんのご声援を頂き、本当にありがとうございました。
準決勝のマリノス戦では、2点のビハインドを負いながら、前半アディショナルタイムで同点に追いつく劇的な展開でハーフタイムを迎えたものの、雷雨で試合が中断。そのまま雷はおさまることなく試合続行が困難となり、抽選の末、残念ながら決勝進出とはなりませんでした。
大会のレギュレーション上、仕方のない結果ではありますが、やり場のないこの気持ちは簡単に整理できるものではなかったと思います。見ている私たちですらそう感じたのですから、選手たちやU-18チームのスタッフの気持ちを思うと、その悔しさは計り知れません。それでも今大会では予選を含め、全試合で「負けなかった」ことは胸を張れる結果ですし、最後まで逞しい戦いを見せてくれたことを誇らしく思います。滅多にない経験を経た選手たちは、今後のプレミアリーグやこれからのサッカー人生で、きっと更なる飛躍を遂げてくれることでしょう。
そしてこの大会で6得点を挙げた山本桜大選手は大会得点王に輝き、チームとしても「フェアプレー賞」を受賞しました。これからのU-18チームの活躍にもぜひご注目、ご期待ください!
※ライターの土屋雅史さんがレイソルU-18の思いを汲む記事を執筆してくださいました。こちらもお時間のある時にぜひ。
https://web.gekisaka.jp/news/clubyouth/detail/?365050-365050-fl
U-18
— 柏レイソルアカデミー (@kswacademy) August 1, 2022
雷雨のため試合続行が不可能となり抽選の結果、敗退が決定致しました。
前半で2点差を追いついた事は今大会選手たちが表現し続けた逞しさと強さを象徴していたものでした。
最後まで素晴らしい姿勢で挑み続けた選手たちを讃えて頂けたら幸いです。
ご声援ありがとうございました。 pic.twitter.com/TmSteNQtyb