2009年10月 4日

ファン感謝デー

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担当:石本瑞奈

昨日のはっきりしない天気とはうってかわって、今日は秋らしい青空が広がりました。
やっぱり、天気がいいと気分も晴れやかになります。

今日の午前練習はメンバー指定練習となりました。昨日の試合に出ていない、あるいは出場時間が少なかったメンバーです。私がグラウンドに着いた時はすでにたくさんのお客さんが練習を見に来ていました。

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練習のほうは、フィールドプレーヤーがみんなでひとつのボールを使ってボール回しをしていました。みんなでといっても、縦長に3つのグループに分かれて、ワンタッチでボールを回して、真ん中のグループがボールを奪いにいくというもの。奪いにいくメンバーは一度に2人ずつ、という練習でした。
中でも目立っていたのは北嶋選手です。味方にいいプレーが出るたびに手をたたいて大きな声で鼓舞していました。どんなことがあっても下を向かずに前に進もう、そんな強い気持ちが伝わってきました。

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そして午後からはファン感謝デー。例年夏にやっていましたが、今年は秋になりました。午後1時半に開場し、お天気もよかったせいか、2,321人のお客様が集まりました。ありがとうございます。
まずは選手バス乗車体験、試合の時の記者会見場見学などから始まりました。選手バスは普段見ることはあっても、一般の方が中に入る機会はありません。座席にはどの選手がどこに座っているか分かるように選手の写真が置いてありました。乗車体験を終えた人たちが嬉しそうに降りてきているのを見て、こちらも嬉しくなりました。

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午後2時半からは、お待ちかねのフリーマーケット。ピッチで選手たちが5つのグループに分かれて、それぞれが持ち寄った品物を売っていきます。

真っ先に全部売り切ったのはCグループ。

売れるのは遅かったけれど盛り上がっていたのがBグループ。ツイスターゲームや、指名料を取って選手の変な顔を撮ってもらう企画など、技を使ってお金を集めていました。

Dグループに立ち寄ると、桐畑選手が必死に香水を薦めていました。

フリーマーケットが一段落したら、選手たちはフードコートへ行って、店員体験をすることになっていたのですが、ここでハプニングが。

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ピッチにネルシーニョ監督が現れると、サインを求める人たちに囲まれて、あれよあれよという間に行列になりました。これは想定していなかったので、最初係員がついていなかったのですが、お客様は自然にきちんと列を作っていました。そして一人一人ににこやかに対応するネルシーニョ監督。結局20分以上サイン&即席写真撮影をしていました。

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その間、選手たちはフードコートへ行き、即席の売り子さんに。せっせとドリンクを作る栗澤選手と仙石選手。作るのではなく、食べながら「美味しいですよ」とアピールする比嘉選手。手際よくビールを紙コップにうつして売っていく古賀選手。いろんなところに出没したらしい?山根選手。仲良しのパク選手とバクダン焼きのお店で売り子をしていたら子供たちに囲まれた北嶋選手。みんな楽しそうでした。そして飛び切りの笑顔を見せてくれたのがこの選手。

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ホットドッグを売っていたハモン選手です。「よく売れているよ!」とご機嫌でした。

休憩を挟んで、選手トークショー。こちらは5人一組で3つのグループがトークショーに参加しました。そして菅野選手だけは2回登場して、場を思い切り盛り上げていました。
個人的に一番驚いたのが、仙石選手のコメントです。最初は確か壇上で小林慶行選手が「移籍してきてしばらくは、2人組で練習する時のパートナーがいなくて、スタッフとやっていた」と言っていただけだったのですが、その後、他の選手から「もっと慶行選手と仲良くなろう」みたいな話が出て、今年入ったユース出身の選手をステージの前に呼んで、慶行選手にいわゆるタメ口(敬語を使わない)で話せ、という展開になりました。

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そこで一人ずつタメ口をきいていたのですが、仙石選手が「おい、慶行」と言った瞬間、場内が大爆笑になりました。レイソルU-18ではキャプテンをつとめ、普段から真面目なキャラクターで通っていた仙石選手の口から出たセリフなので、他の選手が言うより衝撃的でした。

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今年31歳、チームの中では年長者の一人になる小林慶行選手ですが、大谷キャプテンをはじめ、栗澤選手など、みんなからいい意味でいじられて、慕われています。そんな雰囲気も出ていたトークショーでした。

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最後に河西社長と大谷キャプテンが「チームは厳しい状況ですけど、精一杯闘います」と誓って、予定より30分ほどオーバーしたファン感謝デーは幕を閉じました。

終了後、今日のために選手側の中心として奮闘した村上選手会長と話しました。「(もう一人の選手会長)次郎と協力しながら準備して、大変な部分もありましたけど、キタジさんやタニくんも助けてくれましたし、いろんな人とコミュニケーションを取りながら進めました。フリーマーケットを始め、イベントはうまくいったと思っています」。そして、「トークショーは正直言って、やるかどうか迷いました。だけど、レイソルというチームの普段の雰囲気を見てもらえたら、という思いを込めてやりました」。
村上選手は今のチーム状況を考えて自粛するか、ずいぶん悩んだようです。でも、私はやってよかったと思います。もちろん、来てくれた方々の胸には複雑な思いがあったかと思います。ただ、今日のファン感謝デーは、日頃応援してくださる皆さまへの感謝の思いと、そして昨日の悔しい思いを振り切って、次の天皇杯を、その先のリーグ戦を精一杯闘っていこうという思いを、みんなの前で誓う、そんな場になったのではないかと思っています。
なかなかホームで勝てないという、応援してくださる皆さまには悲しい、悔しい、辛い思いばかりさせてしまって、本当に申し訳ありません。でも、選手たちは誰も諦めていません。お願いばかりで恐縮ですが、どうか、最後まで、一緒に闘って、選手たちを支えて、力づけてください。

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