2015年5月10日

0-3

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担当:大重正人

今日は大谷キャプテンが欠場。「大谷はここまでスタートから出続けていた選手です。前回の清水戦で、ちょっと疲労性の、筋肉系の、怪我ではないちょっとしたトラブルがあり、彼がこれまで出続けてきた時間と、疲労度を考えると、休ませなければならないところで、今日は山形へ来ていません(吉田監督)」。山形の組織的で献身的なプレッシングの前に、レイソルのパスワークはいつもほどのテンポを出せないまま、セットプレーの2本などで3点を許し、大きな完敗を喫しました。

吉田監督の会見コメントです。
「まず今日の試合、とても大きな一戦でした。山形さんは、このところほとんどの試合で彼らのペースで試合をしていて、引き分けたり、勝ったり負けたり、その全ての試合において彼らのテンポのゲームをしていた。その彼らのテンポに飲み込まれないように入りたかった。飲み込まれずに試合に入れたと思います。悪くない立ち上がりだったと感じていました。

山形は、失ったボールを奪い返すというところに、とても力を注いでいるチームですし、選手たちです。そこで2点目を食らった、あそこは前半の終わりという時間帯ですので、2失点目が重くのしかかり、前がかりにならざるを得ないというところでした。

後半は、45分の中で1点ずつ返していくということをハーフタイムに確認して話しました。決してプレーができていないわけじゃなかった。ただ我々が奪った後に雑な部分、弱さがあったのは否めない。また、そういった勝敗を分けるセットプレー、気を付けなければいけないと確認をした中で、ロスの仕方はとても被害が大きかったと思います。

ただ、選手たちはトレーニングで何回かやった中で、身に付けたこと、あとは私が出した指示、こうしようということに対して、しっかりと全力でプレーしてくれました。単純にこの0-3というスコア、セットプレーから2失点したこのスコアというのは、彼らに責任はなく、私自身の練習、作戦、そういったところに責任を感じています。選手たちと今話しましたけど、試合は続きます。受け入れるしかない、受け入れる以外のことはないです。しっかり受け止めて、木曜に来る試合に備えたいと思います」

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去る6日、ACLグループリーグの勝敗が決まっている中でも、ベトナムへ駆けつけてくださったサポーターの皆さん。今日も山形へ、大変に冷え込む天候の中、黄色一色のスタンドからの応援の声は、失点を重ねても、小さくなるどころか逆に大きくなったようにも聞こえました。だからこそ、今日の結果に対して、試合後の選手たちへは強く厳しい檄が届いていました。「気持ち」という声も聞こえてきました。そのサポーターの思い、選手たちも深く受け止めたことと思います。

特に球際の部分でレイソルが劣勢で、モンテディオの選手は最後まで非常に力強かった。武富選手は「戦術的などうこうというよりは、自分の中では球際とかセカンドボールが全然拾えなくて、新潟戦と似た感じになった。相手はそこで自信を持ち、リズムをつかんだ。セカンドはなぜ拾えないのか、球際でも遅れをとっていて、そういうところは最低限やらなくちゃいけないし、まずはそこからだと思う」。気持ちだけで球際が強くなり、セカンドボールがすべて奪えるわけではありませんが、でも闘う気持ちなくして、球際も試合も勝てるなんてこともありません。

全北戦をはじめ、あの屈強でハードなACLのグループリーグを突破したチームですから、決して球際で勝てないチームではないはずです。「次の湘南も同じようなチーム。しっかり準備しないといけない」という武富選手の言葉を、チーム全体で表現し、ホーム日立台のサポーターへその姿勢と結果を見せなければなりません。