指宿キャンプ10日目
担当:大重正人
指宿でのトレーニングマッチの2試合目、鹿屋体育大学戦に臨みました。昨日の日記でもお伝えしましたが、トレーニングの負荷が高い日が続き、そういった中でのマッチメイク。20分×4本のゲーム形式で、選手それぞれ40分ずつの出場となりました。結果は、2-4。疲労のピーク、また目標が先にあるという状況ではありましたが、アマチュア選手相手に、この結果は決してかんばしいものではありません。どんな試合、どんな相手でも勝利にこだわる。そういう日々の姿勢が、のちのちに繋がっていきます。
決定機は何度も作り出してはいました。ただ、その一つ一つをしっかり決めていれば、結果はまったく違ったものになったはず。立ち上がり、左サイド大津選手からの見事なクロスにフリーで合わせた大島選手のヘディングはクロスバーの上。決めなければいけない、決めてほしいヘディングでした。今夜は本当に悔しい夜を過ごしているはずです。
鹿屋の選手たちは非常にアグレッシブで、すばらしいシュートばかりでしたが、おそらくシュートは5本か6本で、4得点。組織的なディフェンスを強化してきた中で、あっさりと失点を重ねてしまったのは、いくら急造のメンバー構成だったとしても反省せねばならないでしょう。
その中で決めたゴールは2点。ディエゴのゴールは、ペナルティエリアのすぐ外。切り返しながらの左足、巻き込むような得意の一撃がゴール左上へ突き刺さります。これぞ、ディエゴというゴール。みなさんも想像できるような彼らしいゴラッソでした。2点目はクリス。CB中山選手からのスルーパス。トラップせずに背後へ流しながら相手をかわすと、一気に加速してゴール前へ。GKを鮮やかにかわしての左足ゴールでした。今日はキャプテンマークを巻いたクリス。攻撃だけでなく守備にも運動量豊富で、闘志むき出しにして勝利を目指する姿勢がありありと見えました。
また今日から練習参加しているレイソルU-18の宮本駿晃選手とのコンビネーションがピタリ。「トシ!!!」とボールを呼び込み、そこに宮本選手から何度もいいボールが入っていました。また宮本選手は小柄ながら守備にも奮闘し、果敢なスライディングでのボールカット、積極的なプレーが光りました。
また宮本選手のU-18のチームメイト、DF中川創選手とGK猿田遥己選手が始動日からトップチームの練習に参加していましたが、今日正式にトップチーム登録が発表されました。背番号はそれぞれ、29番と30番。ともに年代別代表に選ばれるなど期待の選手です。これからも温かい応援をよろしくお願いいたします。
またもう一名の練習生は、中央大学の上島拓巳選手。アカデミーも応援してくださっている方はすぐにお判りでしょう。レイソルU-18出身のセンターバック。中谷進之介選手の1歳後輩で、U-18チームではCBコンビを組み、レイソルユースCB伝統の20番を受け継ぎました。昨日練習参加の報を聞きつけたシンは「タクミ来るんでしょ?オレの弟子っすから」とそれはもう嬉しそうでした。SNSにはこんな写真が載るほど、公私ともに親しい2人。
https://www.instagram.com/p/BOrkDDKgTk6/
今日は決していい結果ではありませんでしたが、互いに刺激し合い、さらなる成長の糧にしてもらえればと思います!次のエスパルスとのトレーニングマッチまで参加予定です。