水戸戦
担当:大重正人
アウェイ水戸でのプレシーズンマッチ。終了間際に決勝点を奪われて、2試合連続の0-1の敗戦。プレーしていた選手たちも、水戸まで駆けつけていただいた皆様も、モバイルでスタジアムの情景を想像しながら応援いただいた皆様も、すっきりした勝利を見たかったことと思います。
ただネルシーニョ監督は「今日はご覧の通り、テストの試合でした。攻撃のところでは自分たちのパスサッカーができなかったが、守備ではしっかりと組織的に守れていた。自分はしっかりチームを観察することができたし、いろんな見極めができた。見るべきところもあった」。シーズン始動からこの水戸戦までを「キャンプ」と位置付けてチームを仕上げてきた監督。チームの良かったところ、改善すべきところ、あの鋭い眼で見て感じ取ったことでしょう。開幕はもちろん大事な試合ですが「開幕して試合を重ねていく中でもっとチームは仕上がっていく」と焦りも油断もありません。
今日は左サイドバックで出場したジョルジ ワグネル選手も監督と同じような姿勢を崩しません。「今日の負けで下を向いたり落ち込んだりする必要はまったくない。自分たちが一番犯してはいけないのは、イライラしたりバタバタすること。前にも言ったが、自分たちは正しい道を進んでいるし、一つの勝利でまた自信を深めることができる」。監督も会見で「積極的な攻撃参加もあったし、守備でも自陣へ戻ってカバーしていた」とジョルジのプレーを評価し、リーグ戦への期待を込めました。
その他にも大津、茨田、田中、林、安英学、北嶋選手ら今年もしっかり戦力となってくれるであろう選手たちがプレータイムを得て、故障もなく無事にプレーできるところを見せてくれました。「今日は勝てなかったですが、今はポジティブに、これまでやってきたことを続けてやればいいと思うんです。今週しっかり修正してJ1開幕に臨みます」。田中選手のように前向きにシーズン開幕を迎えることが今のレイソルが心がけなければいけないこと。それは現場だけでなく、それをサポートしていく私たちもそうでないといけないと思います。J2から積み上げてきたレイソル選手の力は、誰よりもレイソルサポーターがわかっているはず。不安よりも期待と夢をもって、3月5日を待ちましょう。今年も1年間どうぞよろしくお願いいたします。