担当:河原 正明
やりました!ACL2013ノックアウトステージ準々決勝第2戦、アルシャバブとのアウェイ戦は2-2のドロー。トータル3-3ですが、アウェイゴールルールで見事に勝ち上がることができました!!これで今季のACL負けなし記録は10戦となりました!
キックオフ前の気温は39度。日本ではありえない過酷な環境で迎えた決戦ですが、試合前にマッチコミッショナーに「今日は給水タイムを設けるから」と突然の報告が。「え?昨日のミーティングでは何も言ってなかったのに...」と思いつつも確認すると、FIFA規定で気温が高い試合の場合は選手の安全を考慮して35分と70分に給水の時間を設けるそうで(知りませんでした...)。でも、結果的にはレイソルにはラッキーでした。
前半開始10分、コーナーキックのピンチに敵の新エース「鷹」の異名を持つナイフハザジ選手がガツンと飛び込まれ先制を許します。
しかし、すぐに3分後レイソルもカウンターから栗沢選手のクロスが相手DFのオウンゴールを誘いすぐさま同点に追いつきます。これでトータルスコアでもふりだしに戻りました。早い時間で追いついたことで精神的にも落ち着きを取り戻します。
今回は前回対戦での反省を踏まえ、相手の中盤の要、フェルナンド選手とトーレス選手を徹底的に潰す策を与えたネルシーニョ監督。「相手に自由を与えないこと」結果、相手の真ん中での配給は減り、パワープレーと個人技での仕掛け以外の組織的な攻撃を減らすミッションは最後まで遂行されました。
「ポゼッションを増やしていくこと。守備陣は思い切ってラインを上げていこう」と監督は選手を送り出した後半はレイソルペースの時間帯も続きました。クレオ選手に工藤選手の2本の惜しいシュートがありましたが、73分、近藤選手がワグネル選手のコーナーキックにドンピシャで合わせて2-1と逆転に成功します。その10分前に相手FWと競り合った場面で後ろから突き飛ばされていた近藤選手の怒りのパワーも加わったかも。
しかし、残り5分で相手のミドルシュートが菅野選手の手前で変化し、同点ゴールを許します。息を吹き返したスタジアムの声援は異様な雰囲気になりました。指揮官もすかさず増嶋選手を投入、逃げ切りを図ります。最後まで逆転を許さずにアウェイで逃げ切り成功をしました!
試合後のロッカールームは殊勲の近藤選手に大きな拍手が。チーム全員で喜びを分かち合っていました!
深夜から朝方までTVの前で応援いただきましてありがとうございました。そして何よりも現地で応援いただいたサポーターの皆さんにお礼申し上げます。「平日の海外での試合、しかも強行スケジュールでたくさんの方が来てくれたのは本当にうれしかった」と大谷選手も感謝していました。
これからホテルを出発し、リヤドを脱出、ドバイ経由で日本に帰ります。次は日曜日のC大阪戦、そして水曜日には広州恒大とのリターンマッチです。アソシエイツ会員の皆様にはすぐにチケットがご購入できるようご案内しております。平日ナイターですがぜひ日立台を黄色く染めてください!では!!