2013年9月27日

いまだ成長中

Check

このエントリーをはてなブックマークに追加

担当:河原 正明

 台風とともに夏の暑い空気もいっしょに去り、今日の日立台はひんやりとした秋の気配に包まれていました。空が高く、雲も高い。「ようやく涼しくなって選手たちも動きやすい時期になったね」とネルシーニョ監督も笑顔です。

 0927bluesky.jpg

 今日は明日のホームゲーム・新潟戦に向けて軽めの調整を行いました。新潟、といえばやはり注目は古巣対決となる鈴木大輔選手。今年7月のアウェイでの対戦時は、移動前日の練習で鼻骨を折るアクシデント。残念ながら帰還が見送りになりました。
 「(古巣との対戦は)人生初です。自分は不思議な感覚でプレーするんだろうなと思います。新潟時代に、(新潟から)移籍した選手と対戦したときに『意識しているんだろうな』と思うプレーだった。やりにくいけどいつも通りできれば」と意気軒昂に答えます。
 一番楽しみなのは今や相手の"エース"FW、川又選手との再会だそう。「同期入団で、一番仲良かった選手。互いに楽しみにしていた」そうです。レイソルは前回対戦時にゴールを決められています。DFの鈴木選手は彼を抑える役目を求められますが「一人だけでなく全員がチームのために走ることができるチーム。アグレッシブに来る相手を受けると、少しずつズレが生じるので気をつけないといけない」と6シーズン共に戦ったよく知る相手だけに冷静な分析も進んでいるようです。
 今季レイソルに移籍後、ゼロックススーパーカップをはじめ、ACL,さらにはナビスコカップとタイトルを直接争う戦いの中で出場機会を掴んできました。多くの新潟サポーターの来場が予想されますが、新たな経験を得てさらに大きくなった姿を示す絶好の機会となります。

0927suzukifaces.jpg

 チームを束ねるキャプテン・大谷選手は「同じ相手に2度負けるわけにはいかないし、リーグ戦の順位を上げるチャンスを何度も逃すわけにはいかない」と強い決意を口にしています。今回はホーム・日立台で迎え撃ちます。そして何としても勝ってACLの決戦地・中国アウェイに向かいたい。
 中2日と相手と比べると小さくない差がありますが、「こうなることは判っていたし、自ら望んだこと(大谷選手)」と、決してそれを言い訳にしない気構えが選手たちから漲っています。ネルシーニョ監督も「相手の調子も上向いてきている。特にFWの2人はゴールへの意識が高い」と警戒をしつつも、敗れはしましたが広州戦で掴んだ手ごたえ、特に前半の良い戦い方を継続できると自信を見せています。いずれにしても互いの攻守に渡って激しい戦いになるでしょう。

0927otanihasclearfile.jpg

 明日の試合は「野田ホームタウンデー」&『全労済presents こくみん共済30周年 スペシャルマッチ』となります。
 当日は、先着8,000名の方に大谷選手が手にしている「全労済×柏レイソル オリジナルクリアファイル(非売品)」の配布のほか各種イベントも実施いたします(事前応募は締め切りました)。15時キックオフと4ヶ月ぶりのデーゲームです。天気も快晴の予報です。ぜひスタジアムにお越しいただきご声援ください。