2013年9月25日

あきらめない!

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担当:河原 正明

 朝から降り続いた雨。みんなの願いが届き、試合前にはあがりました。少し肌寒い気温になりましたが、柏だけでなく日本中から、そして日本だけでなく海外からも注目を集める大事な一戦になりました。
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 キックオフ前、バックスタンドは黄色と黒色に染め上げられ、柏熱地帯から掲げられた「Let's Go KASHIWA」の文字。今日この日をどれだけのサポーターが待ち望んだか。
緊張の中にも、選手たちはひるんだ様子はありませんでした。

 そしてキックオフ、鋭いアタックで赤い相手を迎え撃ちます。先手先手を取れたおかげで何度もゴール前まで迫るシーンが続きます。そして前半10分、ゴール前約30m、ジョルジの左足から放たれた一撃が、クレオ選手の前でコースが変わり貴重な先制点!スタジアムのイエローが総立ちで沸き立ちます!

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 勢いに乗ったレイソルの攻撃は続きます。相手もたまらず選手交代で打開を図ります。しかしその後も工藤、田中、クレオ、橋本選手と次々と決定が訪れます。セカンドボールを奪う回数とボールをキープしてゲームを支配し続けます。この流れで追加点を奪うことはできませんでしたが、徹底した守りで相手の自由を奪い前半を終えました。

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 ハーフタイムに「前半の気持ち、気迫。コレを維持すること。落とさないこと」と選手を
奮い立たせる指揮官。選手たちを迎えるサポーターの熱い声援がさらにチームを後押しします。しかし、一つのゴールが流れを大きく変えました。

 アウェイチームが58分に同点に追いつくと、カウンターの応戦に試合の展開が移り、勢いを増す相手の攻撃を受ける場面が目立ち始めます。そして67分にコンカ選手のテクニカルなゴールで逆転されてしまいました。このビハインドをどうにか1点で抑え、さらに同点を目指すチームは果敢に攻めますが、中盤で相手の出足が早くなり、続けざまにカウンターでピンチを迎えるとコンカ選手のコーナーキックがポストに当たり直接ゴールに吸い込まれてしまいます。そして90分すぎにもカウンター手痛い4点目を奪われ、第1戦は中国最強の赤い軍団にホームで敗れてしまいました。

 突きつけられた厳しい現実。ホームで4失点の逆転負けというのは、前半の出来を考えると非常にショッキングな敗戦です。しかし、これで終わりではありません。「サッカーでは難しいと思われることを打開するチームはたくさんある。そのために次の試合で90分間戦う準備をしたい」と試合後のネルシーニョ監督。スタンドのサポーターも「柏から世界へ」と歌い続けて鼓舞してくれました。あきらめない、その思いを胸に、いざ逆転進出へ向かいます。

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 今日も多くのサポートをありがとうございました。またすぐ土曜日にホームゲームがあります。連戦が続く選手への励ましをお願いします。そしてどうぞ風邪など引かぬようにご自愛ください。

 なお、明日の練習は午後3時からとなります。本日の試合に出場した選手はファンサービスを行いませんのでご了承ください。

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