2013年10月31日

あと2日!

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担当:大重正人

今日で3日連続の非公開練習でした。トレーニング見学をいつも楽しみにいただいているサポーター皆様にとっては、寂しい10月下旬となってしまい申し訳ございませんが、それだけタイトル獲得へ向けて、並々ならぬ決意で準備を進めているとご理解いただけているとも思います。

連日のように、アソシエイツ会員様向けチケットのお知らせをしておりますが、まだ若干残席がございます。アソシエイツにご入会くださるほどのサポーターの方なら、もうご自分のチケットはすでに確保されていることでしょう。お願いになってしまいますが、このファイナルという最高の舞台に、まだレイソルの試合をあまり見たことがない方をお誘いいただいてはいかがでしょうか。あの国立の雰囲気で、レッズというJ屈指のビッグクラブと戦える決勝戦。ゴールの熱狂や選手があの聖杯を掲げるシーンをその目で見たら、多くの人がサッカーやレイソルの虜になってくれるはずです。レイソル側の自由席を満員に黄色に埋め尽くし、サポーターと仲間の輪をひろげるには、絶好の機会です!

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アソシエイツ販売では、おひとり様最高で10枚まで購入ができます。明日11月1日まで、コンビニのローソン・ミニストップのLoppiでも販売しております。価格は大人2000円、小中1000円。購入には会員番号とログイン番号が必要になり、もしご不明であれば明日の10時から17時までの間にアソシエイツ事務局まで(TEL:0120-266765)までお問い合わせください。
http://blog.reysol.co.jp/news/2013/015842.html

非公開のトレーニングを終えた選手たちを多くのメディアの方が待ち受けました。クレオ選手とワグネル選手はともに「特別なことをするのではなく、自分たちがこれまでやってきたことを出せれば結果はついてくる」。田中選手は「今年はマリノス戦でゴールも決めたし、決勝進出にも絡めている。広島、マリノスと強いチームに勝ってきているし、何としてもタイトルをとりたい」と決戦2日前の意気込みを話しました。

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チームは、今日の午後都内へ向けて出発。前日会見&前日公式練習というナビスコ史上初めてのタイムスケジュールをこなし、夜には恒例のレセプションパーティーに臨みます。フジテレビによる取材もあり、金曜夜の「すぽると」ではインタビューも放送される予定です(昨日は川上哲治氏逝去に伴う内容変更がありました。今夜は鈴木選手分が放送予定)。会見の模様やコメントはフェイスブックなどでもお知らせしますので、皆さんも気持ち高めて体調整えて、ファイナル前日をお過ごしください!

2013年10月30日

背中を押す

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担当:河原 正明

 レイソルが行っている社会貢献活動のひとつ、学校訪問「レイソルしま専科」が今日の午後、柏市風早北部小学校で行われました。今回参加したのは中村選手と木村選手の新人コンビ。木村選手は先週に続き2度目の、中村選手は初めての学校訪問です。
 実は、新卒Jリーガーは新人研修の一環として、クラブで社会貢献活動とリーグ公式戦で試合運営補助などを行います。先日の甲府戦でも来賓受付や報道受付で研修していたのをJ'sGoalなどでご覧になった方もいらっしゃるかもしれませんね。

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 ここ近年は小学校からはサッカークラブに対して「サッカーの実技指導」よりもむしろ『総合学習』でいろいろな職業について調べることへの受入れであったり、『将来の夢』について考えるという授業を希望されます。実際の職場での『職業体験』も多く(今日も柏市内の小学校を受け入れしました)、日程が合えばこうして実際に学校で選手たちが直接話す機会も設けることができます。
 この日のために、「夢を叶えた」2選手は原稿用紙にびっしりと自分の言いたいことを書きまとめていました。木村選手は2回目とあってやや緊張も少なかったようです。一方、初登場の中村選手はというと、引率したスタッフもおどろくほど堂々としたスピーチだったそうです。やはりGKというポジションですので、常に最後尾から大きな声を出すというのが自然なのでしょう。そういえば昨日の練習試合で久々に中村選手の低くも響くコーチングを聞けることができたのを思い出しました。

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 続いてボールを使ってのふれあいの時間。木村選手がリフティングで沸かせると、中村選手はハイジャンプでボールをキャッチ!隣で見ている子どもの首が真上を向いていますね(笑)。ふたりの活動が未来ある子供達が一歩前に進むきっかけ、背中を押せればと思います。

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(柏駅南口)
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(流山おおたかの森駅)

 さて、ナビスコカップFINALに向けてJR/東武線 柏駅南口と東武線 流山おおたかの森駅のビジョンで決勝のCMが放映されています。これはACLアルシャバブ戦、広州恒大戦と同じくサポーター有志の皆さんと柏市、流山市のご協力により放映されているものです。「柏がナビスコを獲る」。シンプルながらも力強い決意の伝わってくるCMとなっています。ぜひチェックしてみてください。

 また、その試合では同じくサポーター有志による「コレオグラフィー(マスゲーム)」が選手入場時に行われます。当日はぜひ早めにご来場いただき、選手たちの背中を押していただければと思います。なお、アソシエイツ会員向けのチケットも自由席のみ若干数残っています。ぜひ、ご友人・知人をお誘いの上ご来場いただきますようお願いいたします。

2013年10月29日

ついに

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担当:大重正人

今日は早朝8時30分からの先日のレッズ戦のメンバーを中心にフィジカルやボールトレーニング、そして10時からU-18との45分試合形式のトレーニングが行われました。6月のサンフレッチェ2連戦のときにもU-18チームとの実戦で、攻撃面も守備面でも本番への最高の予行演習ができましたから。

試合には、待望のキングレアンドロが復帰しました。奪ったボールをそのままカウンターへつなげる高速ドリブルを時折見せ、そこから狩野選手へのアシストパスもあり、試合は1-0で勝利。「今日はレアンドロの状態を見る意味合いもあった」という監督の思惑に、まずはひとつ成果を残しました。手術してから初めての実戦45分間をこなし、2日のファイナルまであと4日間でどれだけコンディションを戻せるか。レイソルの命運は、やはり背番号10のエースに懸かっています。

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そしてもうひとり、増嶋選手も試合に出場し、45分間しっかりプレーしました。9月28日の新潟戦で全治6?8週間というヒザの大怪我。ちょうど1ヶ月での復帰は驚異的です。ナビスコ準決勝第2戦、三ツ沢の記者席で一緒に観戦しましたが、橋本選手が出場停止で決勝へ出られないことを告げると「決勝戦に絶対間に合わせます!!」と熱のこもった言葉を返してくれました。まだヒザはテーピングで保護されているものの、今日はマスらしいコーチングが飛んで、チーム全体の守備意識が緩まないように引き締めます。大谷選手と橋本選手が出場停止の決勝戦、攻守の主力がチームに戻れば、本当に心強いです!

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今日はネルシーニョ監督や選手たちへの事前取材があったこともあり、大変多くの記者のみなさんが選手たちを囲みました。レッズ戦では反省も手応えもありました。「いい時間帯もあったし、最初から90分間集中してやること。やっぱりそれぞれが1対1で負けないことが一番(近藤選手)」。「レッズはサイドバックまで前がかりに来る。そのSBが戻りきる前にスペースを突きたい。カップ戦に強いレイソルという勝負強さを見せたい(工藤選手)」。

ネルシーニョ監督へは、20人近く集まった合同取材、ナビスコカップというタイトル、勝利にこだわる理由や源、大谷選手の不在、3バックの熟成、レアンドロ選手の状況、工藤選手の躍進などなど、いろんな質問に答えました。40分近くの長い会見となりましたが、時折ジョークを交えて場内を笑いに包み、最後は拍手で見送られました。

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フジテレビによる取材もありました。「すぽると」の宮澤アナウンサーによるインタビューは、木曜深夜に放送予定です。今日の「すぽると」には大谷選手、そして特別帯番組の「決戦は土曜日」には工藤選手が登場します。また本日発売のサッカーダイジェストは、ナビスコカップファイナルの大特集です。工藤選手と99優勝カルテットのインタビューなど両チーム合わせて30ページ以上。ぜひお手元にどうぞ?

2013年10月27日

第1ラウンド終了

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担当:河原 正明

 1年半ぶりの埼玉スタジアム。ここでの過去2試合はいずれも雨模様でしたが、今日は台風一過の快晴となりました。ただ風は強く、風下のチームはボールコントロールに苦しむ予感がしました。

 今日の試合、勝負を分けたのは立ち上がりの10分間でした。

 キックオフ直後からリーグ優勝に向けて負けられない相手が「前線からのプレスかけてきて受け身になってしまった(鈴木選手)」カウンターからの1stシュートのこぼれ球をフリーの柏木選手に決められてしまいます。その後も一気呵成に両サイドが代わる代わるに高い位置で仕掛けてきて混乱したところをまたしても柏木選手に決められてしまいます。「自分たちの戦い方が起動するまで時間がかかった」と指揮官が試合後に振り返ったように魔の10分間で手痛い2点のビハインドを負ってしまいます。
 しかし、これで目が覚めたのかようやくに狙い通りの守備でチャンスを作ります。2失点目から3分後、大谷選手が高い位置で相手をパスを引っ掛けてボールを奪うとすかさず田中選手がキープして飛び出した大谷選手へ。相手GKをかわして出したパスの先にはフリーの工藤選手。これを難なく沈めて1点差に迫ります。

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 点の奪い合いになるかと思われた試合でしたが、レイソルも落ち着いてバランスを取り戻し、徐々にボールポゼッションを高めます。「今日はボールポゼッションを高めることも狙いだった」ことはすなわち相手にボールを渡さないということ。そして相手の攻撃を防ぎつつ一気に勝負を仕掛ける。両チームともカウンター合戦の様子を呈してきました。
 両ウイングバックの駆け引きで後手に回った前半から。後半はポジション修正で挽回すると有利な形を作り出すシーンが相手より増えてきます。さらに攻撃の活性化を計りワグネル選手が入ってからはますますボール回しがスムーズになります。守備でも後半はほぼ相手の攻撃をシャットアウトしましたが、惜しくもあと1点が遠かった。

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 試合後、駆けつけたサポーターの前で挨拶をするイレブンに向けて「顔を上げて次の試合に向かえ!」と激励の言葉がかけられましたが、「すぐに同じ相手と戦えることは幸運」(工藤選手)。まだ2連戦の初戦が終わっただけです。すぐにリーグ戦の借りを返す機会があります。選手たちも6日後の決勝戦に向けて良い手ごたえを掴んだ後半45分だったと口にしていました。

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 明日はオフ、火曜日からはレッズ戦の第2ラウンド、ナビスコカップ決勝戦に向けてのトレーニングが始まります。なお、水曜日・木曜日は先週に引き続き非公開練習となります。決勝前日の金曜日の練習は国立競技場での公開練習となり一般の方のご見学はできません。何卒ご了承ください。

 そのナビスコカップ決勝戦のアソシエイツ会員向けチケットの自由席が若干残っています。14年ぶりのタイトルの瞬間をともに。ぜひスタジアムで応援よろしくお願いします。

2013年10月26日

さあ2連戦!

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担当:大重正人

昨日からyahooトップにリッピ監督のコメントが掲載されています。今夜ACLファイナル第1戦、FCソウルのホームで行われます。試合前からメディアを巻き込んでの舌戦、ファイナルらしい高揚感がソウルに充満していることでしょう。たらればですが、今頃レイソルはその地でキックオフ直前の緊張感と戦っていたかもしれません。さらに、もしレッズとともにACL決勝進出していたら、なんと前代未聞4試合連続の対戦となるところでした。未練がましいかもしれませんが、あの舞台にあと一歩まで迫ったこと、そして寸前で望み断たれたことを忘れてはいけません。

明日はJリーグですが、相手はレッズ、日本有数の埼玉スタジアム、そして3年連続のNHK総合生放送。来週はナビスコカップ決勝を控えるという、これ以上ない大きな注目を集める試合となります。大変な豪雨の中、フットバレーなど1時間前後の短いトレーニングで第1ラウンドへの最後の準備を終えました。

昨日まで異例の3日間連続非公開練習をおこなったネルシーニョ監督は「修正点や改善点を強調してトレーニングを行いたかった。いろいろ整理することができた。レッズは強いチームで個の力もある。ただ自分たちは守備一辺倒にならず、相手の良さをニュートラルにして、攻撃ではスペースを突いて押し返したい」と綿密なプランニングをもって、埼スタへ乗り込みます。

レアンドロ選手の声も聞くことができました。「手術してからうまく回復しているし、ここまで順調です。ブラジルでは治療やリハビリ、フィジカルやボールトレもこなしてきた。ブラジルではそういう方法が充実しているし、柏に戻ってからも強度を落とすことなく、練習できている。早くチームの力になりたい」。今日は雨の中にもかかわらず、さすがテクニカルなシュートを決めていました!シーズンラストスパートへ、エースの復活は欠かせませんから、楽しみでなりません。

台風も抜けて、明日は最高に晴れ渡る絶好の天候になりそうです。ただ風が強そうですので、防寒対策はしっかりと。埼スタで、まずは去年の分と、今春の国立の雪辱を晴らすべく、スタジアムやスカパー!&NHK総合の生中継で応援をよろしくお願いします!

2013年10月25日

それぞれのやり方で

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担当:河原 正明

 近づく台風の影響で今日は朝から雨。トップチームは日曜日のレッズ戦に向けて3日連続となる非公開練習でした。2009年7月にネルシーニョ監督が就任してから何度も非公開練習はありましたが、ACLのアウェイ戦を含めても3日連続となるのは初めてです。

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 逆に言えばそれだけこの連戦が重要だということの表れでもあります。2012年にペトロビッチ監督がサンフレッチェからレッズに移ってからこれまで3度の対戦でいずれも敗れています。「同じ相手に何度も負けるわけにはいかない」と常々選手たちも口にしていますが、言わずもがなネルシーニョ監督の心中もそうでしょう。非公開練習はしない敵将とは対象的な方法ですが、レッズはレッズの、レイソルはレイソルのやり方で徹底した練習で万全を期して臨むということは互いに変わらないはずです。
 初戦の舞台は埼玉スタジアム、天候も台風一過で回復が予想されます。チケットも販売中です。また当日はスカパー!だけでなくNHK総合の生中継が追加されました。ナビスコカップと2試合連続で地上波での試合中継があります。残念ながら現地に来られない方にとってはTVでもより楽しみやすいかと思います。

 昨日に取材を受けたフジテレビの各番組の放送時間が決まりました。(レイソル選手、監督の出演のみ)

【すぽると!】
10月28日(月)23時55分?24時35分  ネルシーニョ監督
29日(火) 23時55分?24時35分  大谷秀和選手
30日(水) 23時55分?24時35分  工藤壮人選手

【ナビスコ特番】 ※関東ローカル+仙台放送+岡山放送のみ
10月29日(火) 24時35分?24時45分  #2 工藤壮人選手
31日(木) 24時35分?24時45分  #4 鈴木大輔選手

【めざまし土曜日】
11月2日(土) 6時00分?8時00分  めざましジャンケン

 来週は毎日特集がありますのでお見逃し無く!また追加情報がありましたらお知らせします!

 明日は久々に練習公開日ですが・・・台風が近づいています。9時からの練習時間・メニューに変更がある場合もございます。変更がある場合は直前の連絡になりますがお知らせしますので、クラブ公式サイトや公式twitterなどをご確認ください。

2013年10月24日

フジテレビ取材!

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担当:大重正人

10月末になって、グラウンドで練習を見守っていると、いよいよ身体が冷えてくる季節です。そのなか今日も非公開練習、熱気と緊張感みなぎるトレーニングになりました。リーグ戦とナビスコカップの連戦。リーグ戦ではレッズの興梠選手と森脇選手が出場停止で、逆にナビスコファイナルでは大谷選手と橋本選手が出場停止です。チームを担う主力2人がいない連戦ですが、大会が違う。大変難しい状況です。

決勝戦へ向けて様子を伺うような戦い方もあるのかもしれませんが、ネルシーニョイズムには反しているように思います。目の前の試合に最高の準備をして、その試合を受けて反省と改善をおこない、次のファイナルへさらにベストのコンディションにする。「前回は相手のシステムに混乱して崩された。屈辱の6失点だった(近藤選手)」。国立の試合が思い出されます。同じ失敗を繰り返すことなく、そして、この1試合1試合に勝利する。そして最終的に「優勝と2位では雲泥の差。ここ数年で自分たちはタイトルの重要性とこだわりを全員が認識している。目の前のチャンスを絶対にものにしたい!」という田中選手の言葉を実現させなければいけません。

そのファイナルへ向けて、今日は中継局のフジテレビさんによる一斉取材が行われました。いろんな番組を通じて、決勝戦をとりあげて告知していただけるそうです。28日(月)深夜から試合当日の2日朝までもりだくさんです。

試合当日のオープニングCG映像、田中選手、菅野選手、工藤選手。ユニフォーム姿で、暗闇からライトを照らされて現れる凛凛しい表情を見せてくれました。

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試合に出られずとも、大谷キャプテンの決勝に懸ける思い。「一回で満足するかと思ったら、何度でも勝ちたいと思った」というタイトルへの熱い渇望。青島アナウンサーを相手に語り尽くしました。「すぽると」29日(火)の放送です。「すぽると」では、レイソルとレッズ、いろんな対決構図で28日から1日まで5日連続で取り上げられます。

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その「すぽると」終わりの流れで、ファイナル盛り上げの特別帯番組(10分間・タイトル未定)も放送(関東ローカル+岡山放送&仙台放送のみ)。28日(月)から31日(木)の4日間連続です。こちらはレッズと交互で、29日に工藤選手、31日に鈴木選手がクイズを出題します。

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そしてそして、試合当日朝の「めざまし土曜日」では、あの名物コーナー「めざましジャンケン」にレイソルから選手1名が出演しますよ!どの選手が出演するのか、当日6時から8時までの間でいつ放送されるかは当日のお楽しみです。スポーツコーナーでも取り上げられます。また続報がありましたら、追ってお知らせします。

最後に、明日も非公開練習に変更となりました。そしてまた台風が接近しています。ホームタウンの我孫子市でも先日浸水の被害があったそうです。家屋や身の安全にどうぞご注意ください。

2013年10月23日

11分の4

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担当:河原 正明

 昨日お知らせの通り、浦和レッズ戦に向けて今日から連日の非公開練習が始まります。今回は違う大会ですが7日間で2回対戦します。同じ相手との2連戦は、国内ではあまり多くないケースです。レイソルは最近では2011年7月にベガルタ仙台とアウェイでナビスコカップ→リーグ戦と5日間で2試合を続けて戦いました(もっともそのときは7月に3度も仙台と対戦したのですが)。その後はACLなどでも連戦や同様の経験を積み「そんなに気にならない(工藤選手)」と言い切る選手もいます。ここ数年でグッとメンタルでも鍛えられているのが窺えます。
 その今日の練習ですが、非公開なので詳細は省きますが、青空の下でのトレーニングになりました。

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 さて、今週は引続きナビスコカップ決勝に向けた事前取材が続きます。来週火曜日に発売の週刊サッカーダイジェストでも特集が組まれます。今回は1999年にJリーグ昇格後初のビッグタイトルとなったナビスコカップ優勝メンバーで現在もクラブに在籍するメンバーに集合してもらいました。
 
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 下平U18監督、酒井U15監督、渡辺毅U12監督に平山U12コーチです。この4人、いずれも1999年の決勝戦で先発出場しました。当時の選手が現在もこれほどクラブに在籍しているのはレイソルならでは。普段教えてもらっているアカデミー生たちは「知らない」とは思いますが、14年前にいずれも主力選手としてクラブの第一期黄金期を支えたメンバーです。

 4人には当時の思い出や、どのように試合に挑んだのかなどたっぷりと話してもらいました。 中でも「実は何度かあの試合を見返している」という下平U18監督の記憶力には他の3人も「細かいところまでよく覚えているね?」と感嘆しきりでした。そしてもちろん今だから話せるウラ話も。
 そして取材後にピッチで撮影を。4人揃ってというのはなかなか機会がなく、現役引退後初の4ショットも撮りました。

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 撮影後にカップを手にした平山コーチは「こんなに重かったんだ」としみじみ。決勝戦は先発出場するも途中交代で本人は納得いかなかったのか、表彰式後に回ってきたカップを「そのときはあまり関心がなくって(苦笑)・・・すぐに隣の人に渡した」と白状を。実はナビスコカップの優勝トロフィーはあのティファニー社製の純銀製。それだけにずっしりと重いのですが、改めてその「重み」を感じた4人から現役選手たちのメッセージは「絶対にタイトルを取ること!」。先輩たちも見守る中で10日後にキックオフです。
 今回の取材記事は来週発売のサッカーダイジェスト誌で、そして試合当日に配布する公式プログラム"Vitoria"でもご紹介予定です!お楽しみに!
 
 さて、今日・明日の練習に続き、急遽金曜日の練習も非公開練習となりました。見学はできませんので何卒ご理解ください。

2013年10月22日

TV出演!

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担当:大重正人

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まず昨日のお話です。WOWOW「リーガダイジェスト」に栗澤、澤、大谷の3選手と一緒に辰巳放送センターに行ってきました。5月のインタビュー取材のコメントがスタッフ皆さんに大変好評をいただいたそうで、今回バルサvsレアルのクラシコ直前SPとして60分ものスタジオ出演と相成りました。

今回は大変御縁のある方々との共演でした。司会の山田泰三さんは、栗澤選手の奥様とアルディージャの応援番組で3年共演。もう一人、木村英里さんは大谷選手の奥様と大学時代の親友で、先日の甲府戦もお二人一緒に日立台で観戦くださいました。そして解説の都並さん「オレは昔、アルゼンチンで澤に飯をおごったことがあるんだよ!」。TVスタジオ独特の緊張感もあるなか、共演みなさん、スタッフ皆様が明るく楽しくリラックスした話しやすい雰囲気を作って下さり、本当に本当に楽しい番組出演になりました。

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そして今日はピアノで反省会!?
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収録の間には、澤選手から「日本での出演は初めてだけど、ペルーでクイズ番組に出たことがあるんですよ」とまだまだ逸話とぎれぬサワトーク。また栗澤選手は「こんなに多くの人たちが番組を作ってるんですね」と感嘆の様子。収録当日の早朝から試合収録や編集を続け、台本をつくり、打ち合わせをして、そしてリハーサルと番組収録で3時間以上の長丁場。放送は1時間ですが、これだけ多くの皆さんの力と時間と情熱によって番組が放送されていることを体感し、3人にとっては本当にいい経験をさせていただきました。WOWOWの皆様、今回は本当にありがとうございました!またの機会をどうぞよろしくお願いいたします。

有料放送のWOWOWですが、今週末のクラシコに向けて、事前番組が下記のとおり無料放送されます。BSアンテナが設置されていて、デジタルテレビをお持ちの方は、どなたでも視聴できますので、ぜひぜひ3人の晴れ姿をお楽しみください!
【再放送(クラシコ紹介パートのみ)無料放送】
2013/10/25(金)17:00 WOWOWライブ BS192
2013/10/25(金)18:00 WOWOWプライム BS191
2013/10/26(土)06:15 WOWOWライブ BS192
2013/10/26(土)16:00 WOWOWプライム BS191
2013/10/26(土)17:30 WOWOWライブ BS192

オフ明けのチームは今日から始動。なんとボールを触らず、ウェイトと走り込みだけというフィジカルオンリーの強烈メニューでした。レッズ戦は日曜日、今季の過密日程を戦ってきたレイソルにとっては十分すぎるほどの時間があり、より濃密なトレーニングを積むことができます。「フィジカルにむけて、心の準備はしてきたんだけど、やっぱきついね」と番組出演から一夜明けてのクリ。ほかの選手たちも顔をゆがめ、膝に手をつきながら、懸命にやりぬきました。明日明後日は2日連続の非公開練習。リーグ戦→ナビスコとレッズ2連戦、最高の準備が当然必要です。実りある1週間に。。。

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2013年10月20日

雨に負けず

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担当:河原 正明

【追記】ナビスコカップ決勝戦のチケットは、アソシエイツ会員様向け販売「アウェイ側自由席(レイソル側)」のみ若干数残席があります。お早めにお買い求めください。

 昨日の試合前から降り出した雨が、今朝から昼過ぎにかけて風とともに強くなってきました。トップチームはリカバリートレーニングと、控え選手たちのトレーニングが行われました。

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 この雨の影響で本日予定していました柏駅での「アフラック募金活動」は中止となりました。一方、「白井市ふるさと祭り」は内容を変更して予定通り行われました。

 日立台では大事な試合が行われています。柏レイソルU-18にとって大きな大会、Jユースカップです。先週から予選グループが始まりましたが、柏レイソルU-18は初戦アウェイでの仙台ユース戦を0-1で落とす痛いスタートとなりました。今日は水戸ユースとの試合。決勝トーナメントを日立台で行うためには勝利しかない一戦です。激しい雨の中14時にキックオフしました。ご覧のようにドロだらけで戦う両チームです。

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 なお、本日一般販売が開始しましたトッ
ナビスコカップ決勝戦のチケットは全席種で完売 しました。満員のスタジアムでの決勝戦が今から待ち遠しいですね。その前にレッズとはもう1戦あります。アウェイ・埼玉スタジアムでのリーグ戦のチケットも17日から発売しています。ぜひお買い求めの上、熱い2連戦での応援をよろしくお願いします。

 今日は18時から天皇杯ベスト16の組合せ抽選会がJFAハウスで行われます。その模様はNHK BS-1で生放送されます。その番組に前年度王者として柏レイソルから大谷選手が代表して出演します。どのチームとどのスタジアムでいつ戦うのか?選手、スタッフら関係者も楽しみでもありドキドキしてその時を迎えます。私も同行するので今日は早めに失礼します!

2013年10月19日

らしさ

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担当:大重正人

田中選手のダイナミックな動きが、とても印象的でした。相手の背後への飛び出し、左サイドでの積極的なしかけ、ロスしてもすぐに奪い返す切り替えの早さ。「運動量も多かったし、久々にウチらしいサッカーができた。こういうサッカー、このボリュームがウチの本来のサッカーだし、1年を通してこういう試合を続けていきたい」。セットプレーからアシストも果たし、試合後のミックスゾーンは、力と持ち味を出しつくしての勝利に、とても晴れやかな表情でした。

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水曜に天皇杯を戦ったとは思えないほど、レイソル選手たちの運動量が最後まで衰えず、「総合的に見ても彼らは勝ちに値するゲームをしたと思います」という監督の言葉通りのゲームでした。岡山戦同様、0-0の拮抗した時間が続きましたが、そこで焦れることなく、そしてセットプレーで決勝点をもぎとる。まるで2011年のころの試合を思い出しました。ゴールこそなくても守備陣がしっかり押さえ、渋くゴールをもぎとる。田中選手がウチらしいと称したのもうなずける気がします。

3バックになって、スタメンのチャンスをつかんでいる渡部選手が、今日は最高の結果でアピールを果たしました。立ち上がり、パトリック選手のポストプレーを続けて潰しにいき、彼らしい良い試合の入り方だなと感じました。ハイボールへの強さを存分に発揮し、そしてセットプレーのチャンスでも力強いアタックで、甲府の堅いゴールをこじ開けました。「ラッキーでしたね」と謙遜しますが、ゴールの時間帯と最終スコアこそ違えど、左サイドからのセットプレーで決めたことも含めて、天皇杯決勝戦が思い出されました。最終的に勝利を手にするサッカー。2試合連続完封と、これから迎える強敵レッズとの2連戦へ向けて、いい流れを作れた今週の2試合になりました。

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今日は「ヨネックスサンクスデー」。2011年から多大なサポートをいただき、そこからレイソルのタイトル獲得が始まりました。今日販売した「アンセムジャケット」もキックオフ前に100着が完売し、柏熱地帯のサポーター皆様からも大きな大きな「ヨネックス」コールが起こりました。来シーズンのユニフォームに、また新しい星がひとつでも多くつけられるように。これまでのご支援への大きな感謝をお伝えするとともに、これからも共に戦うパートナーとして今後ともどうぞよろしくお願いいたします。本日は誠にありがとうございました。

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そして最後に、明日、明後日とイベントが目白押しです。
【10/20】『2013 Jユースカップ』水戸ホーリーホックユース戦のご案内
http://blog.reysol.co.jp/news/2013/015879.html

【10/20】『小児がん経験者・がん遺児奨学金制度』街頭募金活動に、木村・中村選手が参加
http://blog.reysol.co.jp/news/2013/015894.html

【10/20】『第32回白井市ふるさとまつり』茨田、秋野、小林選手が参加
http://blog.reysol.co.jp/news/2013/015883.html

【10/20】大谷選手が「天皇杯ベスト16抽選会」NHK-BS1出演
http://www1.nhk.or.jp/sports/tennouhai/

【10/21】栗澤、澤、大谷選手がWOWOW「リーガダイジェストDX」出演
http://www.wowow.co.jp/sports/liga/card.html#liga9

ぜひぜひ、イベント会場やテレビを通して、選手たちの姿をご覧いただければと思います!

2013年10月18日

ホーム連勝へ

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担当:河原 正明

 今週2試合目のホームゲーム。明日の試合はリーグ戦絡みでは今季最後の連戦になります。相手はヴァンフォーレ甲府。今季最初の試合では1-3で完敗といっても差し支えのない敗戦を敵地で喫しました。その借りは今年中に返しておきたいもの。久々のリーグ戦勝利とホームでの連勝を狙います。

 今週の練習は岡山、そして甲府と続く「3バック」のシステムを採用するチームとの連戦に備えてきました。さらに続く浦和との2試合、そして広島と実に5試合も3バックのチームとの対戦が続きます。
 その甲府についてネルシーニョ監督は「守備の意識が高く、組織立ったプレーでボールを奪ってからのカウンターが武器。カウンターを発動させないようにしたい」と前回対戦でも失点を喫したカウンター攻撃に注意を促します。さらに「(天皇杯で対戦した岡山と同じ3バックだが)背後のスペースを消す、コンパクトにすることは上回る」と付け加え、大谷選手は「カウンター攻撃が速いだけでなく、守備でもボールを拾うのが上手い。五分五分のボールを取れる強さがあるし、奪ってから仕掛ける攻撃も出来る」と水曜日の試合よりレベルの高い相手との一戦になることに警戒を強めます。守りを固めた中心には元・レイソルの土屋選手。そして中盤には昨年までチームメイトだった水野選手も控えています。個の強さ、はレイソルサポーターも承知でしょう。
 そんな中、大谷選手は明日の試合への思いを。「なかなかホームゲームで勝てていない。モヤモヤした気持ちを晴らすには勝つこと」と天皇杯・岡山戦後も話していましたが、
「リーグ戦の順位をひとつでも上げるためはもちろん、明日スタジアムに来てくれるサポーターのためにも日立台で勝ちたい」。残り試合も少なくなる中、改めてチーム全員が結束して戦うことが必要です。明日も目的達成のために全力を尽くすチームをご声援ください。

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 明日はイベントが盛りだくさんです。オフィシャルサプライヤーの「ヨネックスサンクスデー」として先着10,000名さまにオリジナルクリアファイルをプレゼント。さらに入場時に選手が着用している「アンセムジャケット」も予約販売します。

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 そして「我孫子ホームタウンデー」。我孫子市観光PRキャラクター「手賀沼のうなきちさん」、震災復興キャラクター「ふさだ だしお」、あびこかっぱまつりイメージキャラクター「あびかちゃん」による試合前のPRブースでのPRとハーフタイムに演舞が行われます。またブースでは震災復興グッズも販売。先日の台風26号では震災の影響で地盤沈下をした布佐地区で大きな浸水被害がありました。今でも県内で復興支援を必要としている地区があることを知っていただければと思います。

 なお、明日の試合会場で甲府戦の当日券に加えて、アソシエイツ会員限定でナビスコカップ決勝戦のチケットを販売します。なお販売券種は自由席のみとなります。当日券売り場でお買い求めください。そして一人でも多くの方にご来場いただきご声援いただければと思います。

 最後に先日澤選手が出演したJ-sportsのサッカー番組「Foot」と連携した取材記事がGoal.com http://www.goal.com/で掲載されました。番組でご紹介できなかったエピソードも。ぜひweb版もチェックしてみてください!

2013年10月17日

14年ぶりの

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担当:大重正人

まず、本日ネルシーニョ監督が来シーズンもレイソルの指揮をとることが決定しました。2009年シーズンの途中からですので、来季6シーズン目となります。もちろんクラブ史上最長です。J2優勝、J1優勝、天皇杯優勝、ACLベスト4。数々のタイトルと好成績をもたらし、そして何より「勝利の精神」をクラブにも選手にもサポーターにも植え付けてくれました。この秋の戦いで、また来シーズンの動向も大きく変わってきます。まずは、ナビスコカップと天皇杯という2つのカップ戦、タイトル獲得へ全力を注ぎます。

さらにリーグ戦も含め、まだ多くの試合が残っていますが、先週末のナビスコ決勝進出を受けて、たくさんの取材依頼が舞い込んでいます。改めて21回目を迎える伝統のカップ戦ファイナリストへの注目の高さを感じずにはいられません。今日は、公式プログラムの取材を受けました。栗澤選手、工藤選手、下平U-18監督です。

まず栗澤選手。大谷選手が出場停止のため、出場すればおそらくキャプテンマークを巻くことになる闘将です。クリにとっての決勝戦の思い出は、2004年。流通経済大学からFC東京で強化指定選手登録されていたときのファイナル。「土肥さんが凄かった」という0-0からのPK戦が記憶に残っているそうです。その時の対戦相手は浦和レッズ、GKは山岸選手でした。今回決勝で対戦することになれば、9年の年月を経ての何かの縁があるのかもしれませんね。

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そして工藤選手。レイソルが前回1999年の初制覇のときは、小学3年生。ちょうどレイソルユースのセレクションを控えていた秋のことでした。今回、大谷選手と橋本選手が出場停止ですが、元日の天皇杯決勝では自身が累積警告で、まさに涙を飲みました。「でも、コウキくんが自分のユニフォームを下に着て、試合に出てくれた。チームがひとつになるというか、そういうまとまりがあった」。ここぞという一戦、勝利に懸ける一体感こそレイソル最大の強みです。

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最後に、下平U-18監督。1999年初制覇時、レイソル初代のカップリフターとなったキャプテンです。「あの時も、ミョンボさんが出場停止、雄太と明神も五輪代表でいなかった。でも代わりに出た萩村とか、みんなでカバーした」。PK戦では1本目の大役を受けましたがしっかりと成功。沈着冷静に考え抜いていたその時の秘話も教えてくれました。そして、こんなお宝も!14年前の優勝メダルがまだクラブに残っていました。

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明日取材のネルシーニョ監督インタビューも掲載された公式プログラムは、試合当日に来場者に無料配布されますので、ぜひ試合前のお手もとにどうぞ!

最後に、ロアッソ熊本の北嶋秀朗選手が、今季限りの引退を表明しました。残り6試合、最後の最後まで戦い抜く姿を目に焼き付けたいと思います。

※明日の練習は、午前9時に変更となりましたのでご注意ください!

2013年10月16日

ベスト16へ

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担当:大重正人

9試合ぶりの勝利、やはり簡単ではありませんでした。一発勝負の天皇杯、守備が堅く安定しているファジアーノ相手に、前半で先制できる展開にならなければ、厳しい試合になることは想像できました。16対4というシュート数が表すように、レイソルが優勢だったことは間違いありませんが、決定的なシーンは多くはありませんでした。影山監督が「延長になってタフなゲームになれば、自分たちの方が走れるんじゃないかと思っていた」という思惑どおりになりそうだったギリギリのところで底力を見せ、レイソルはなんとか寄り切ることができました。

後半から投入された山中亮輔選手が、停滞していた攻撃を活性化。「自分の持ち味をどんどん出して、仕掛けていこうと思いました」という思い切りの良さが輝いていました。大谷選手は「ヤマにボールを集めようと思ったけど、もっと集めてもよかった」、工藤選手は「あえてサポートせず、ヤマが1対1で自由にしかけられるように。自分たちはゴール前のポジション取りに集中できた」という先輩たちの賞賛の言葉通り、それまでの仕掛けが積み重なって、最後の最後にPK獲得の原動力となりました。アジア大会のU-20代表を辞退しながら、レイソルでの出場の機会も得られない日々。その思いをぶつけるかのように、左サイドをけれんみなく駆け抜けました。

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戦前から注目していた、仙石廉選手が日立台に帰ってきました。久しぶりの先発抜擢に応えるかのように、「故郷」で勇躍。試合前には工藤選手と「レイソル戦に合わせて来たなって言ったら、『そんなことないよ』って笑ってました」とつかの間の再会を少しだけ楽しんだそうですが、試合になれば一変。

彼の最大のストロングポイントである長短のパスと展開力はもちろん、守備でも奮闘。工藤選手と激しく競り合ったり、U-18のボランチ直系先輩の大谷選手に後ろから激しいスライディングタックルを見舞いイエローカードをもらうなど、激しく「闘って」いました。サポーターの皆さんも、この試合で一番強く印象に残ったシーンだったはずです。「ピッチで一緒にプレーできる喜び、とても楽しかった。こういう機会が増えるよう、お互いの場所で高めていきたい」。クドーの思いが、また叶う日がきっと来ることでしょう。

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この勝利で、ベスト16に進出しました。来る20日の日曜日には、ベスト16抽選会が行われ、18時からNHK-BS1で生放送もあります。天皇杯連覇とACL出場まで、あと4試合。どんな相手が待ち受けようとも、一歩ずつ一試合ずつ戦っていきましよう!大きく天候が荒れた一日にもかかわらず、日立台で応援いただいた皆様、本当にありがとうございました。

2013年10月15日

現状打破

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担当:河原 正明

 関東地方は今日の午後から台風26号の影響による風雨が強くなってきました。トップチームは明日の試合に向けて午後3時から日立台で練習を行いました。今日は試合前日恒例のミニゲームを行いましたが、夕方にかけてだんだんと風も強くなり、時には風に押されてボールが流れることも。時間を追うごとにコンディションは悪くなっていきました。

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 「リラックスゲーム」ではありますが、栗澤選手は果敢なシュートでゴールを決めると、守っては木村選手は顔面ブロックでピンチを救い、菅野選手は容赦ないスライディングで相手を自由にさせない。現在、公式戦8試合未勝利のチーム状況を打破するために必要なものは何か。自ら探し、示すものが選手たちのプレーからヒシヒシと伝わってきます。
 
 明日はナビスコカップ準決勝を戦ったJ1チームとJ2チームの4試合が行われます。練習後の取材でネルシーニョ監督には「今回もJ2、JFLのチームにJ1が敗れる試合が多くあるが」との質問がありました。
 今回の3回戦、岡山はJ2リーグ所属ですが堅守からの攻撃で手堅く勝ち点を積み上げています。2010シーズンの対戦でも粘り強い守備に苦しめられた印象があります。その当時と監督も同じ、中心となる選手も継続してプレーしている選手が多いです。
監督は「岡山を決して格下に見てはいない。明日も勝つための選手で臨む」と話しました。さらに前述の質問については「天皇杯での自分たちの目標が大きなモチベーションになる。それがあれば我々に大きな番狂わせはないと思う」と即答。さらに「選手たちからはタイトルへの思い、気合いを強く感じる」と続けました。
 「気持ちが強いほうが勝つ」昨年のこの大会でよく大谷選手が口にしていた言葉です。一発勝負のトーナメント、もう一度この言葉を胸に思い返して戦う選手たちを応援したいと思います。

 さて、気になるのは天候です。すでに何件かお問い合わせを頂いていますが、天皇杯3回戦の台風26号の影響による順延等の開催可否については、主催である日本サッカー協会および主管の都道府県サッカー協会が協議して決定いたします。
開催の最終判断は明日10月16日(水)15時に、下記ハローダイヤルとJFA公式ホームページ、天皇杯公式ツイッター等にて発表いたします。試合の開催に関するお問い合わせ先は以下の通りです。

ハローダイヤル Tel 03-5777-8600 (8:00?22:00 年中無休)
JFA公式ホームページ http://www.jfa.or.jp/
天皇杯公式ツイッター @jfa_tennouhai

 天気予報では明日の昼過ぎには台風が関東地方を抜ける予定ですが、あくまでも予報。最新の情報を確認していただきつつ、くれぐれもお気をつけてご来場ください。なお、当日券も販売いたします。ぜひスタジアムでご観戦いただければと思います。

 最後になりますが、本日、当クラブ所属の田中順也選手が交通事故を起こしました。練習に向かう田中選手が運転する自動車が、クラブハウス入口でバイクと接触したものです。改めて事故に遭われました方にお見舞いとお詫びを申し上げますとともに、今後の再発防止に向けて注意喚起を徹底して参ります。

2013年10月14日

キャプテンvsエース

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担当:大重正人

現在、公式戦8試合未勝利。ネルシーニョ体制になってから、これほどまで勝ち星から遠ざかったことはありませんでした。早くこのトンネルを抜けて、レイソルらしい勝利にこだわる戦いを取り戻したいところです。

水曜日、天皇杯の3回戦が行われます。対するは現在J2で8位につけるファジアーノ岡山。チーム全員がハードワークを惜しまず、攻守にわたって組織的なサッカーを展開し、プレーオフ圏に迫る上昇のシーズンを送っています。特に失点の少なさが光っており、36試合でわずか38失点。神戸&長崎の37失点に続くリーグ3番目の少なさです。守備時にはウイングが下がって5バックとなりスペースを消し、そこからの鋭いカウンターもあります。

昨日今日と行われた3回戦、J1勢の苦戦と下位カテゴリークラブの健闘が目立ちます。ここまで順当な試合に見えたのは、鹿島とセレッソ、広島ぐらい。ジャイアントキリングは磐田vs札幌と、長野vs北九州の2試合だけでしたが、延長&PK戦まで進んだ試合をはじめ、仙台、鳥栖、大宮、FC東京、清水は大変苦しい試合で踏ん張り、ベスト16に進みました。簡単な試合などありません。ただ、どんな試合、どんな相手でも常に最高の準備で、監督の選んだ最高のメンバーで、勝利を目指すのがレイソルのスタイルです。本来の姿をここで取り戻さなければなりません。

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ファジアーノには、レイソルから移籍した仙石廉選手が在籍しています。2011年は期限付き、12年には完全移籍し、主力選手として活躍中です。やっぱりレイソルにいる人間としては、工藤選手との同期対決が実現するかどうか、楽しみでなりません。小学4年生からレイソルに加入し、キャプテンとエースとして、ずっとずっと一緒にプレーしてきた2人。クドーは「レンは淡々とプレーしてクールに見えるけど、意外と熱いところがあるんですよね。スイッチが入ると、ガッツリ来ますよ。またレイソルで一緒にプレーしたい思いもありますが、今はそれぞれの環境で成長してきたところを、このすばらしい日立台のピッチで表現したい」。

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仙石選手はこのところは先発から外れているものの、常に真摯な姿勢でサッカーに取り組める選手ですし、いつ出番が来てもベストパフォーマンスを発揮できる準備が整っているはずです。水曜日、ちょっと台風が心配になってきましたが、なんとか対戦が実現することを祈るばかりです。当日の試合開催についての情報がありましたら、ツイッターやサイトなどで速やかにお知らせいたします。

連戦が一段落し、取材のオファーがたくさん舞い込み始めました。今日は澤昌克選手、Jスポーツの「FOOT」という番組のインタビューを受けました。番組コメンテーターで、サッカーサイト「Goal.com」編集長のチェーザレ・ポレンギさんが日立台に来られ、南米時代を中心に波瀾万丈のキャリアを振り返りました。やっぱり話題の宝庫、サワからはいろんなエピソードが飛び出し、予定時間を大きくオーバー。

2008年にレイソルに加入して、もうはや6年目、南米でのキャリアが7年だったそうなので、ほぼ半々になるというのは驚きです。リベルタとFCWCとACLでプレーした日本人選手が今後現れるかどうか、、、彼はそういう稀有な名選手です。放送はさっそく明後日の水曜22時、BSのJ-SPORTS2で放送です(初回無料)。またチェーザレさんの「Goal.com」コラムでも後日公開されるそうですので、合わせてお楽しみください?

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2013年10月13日

ムーブメント

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担当:河原 正明

 ナビスコカップ決勝進出を決めたレイソルイレブン、試合先発メンバーは今日はリカバリートレーニングを行いました。

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 すぐ水曜日には試合が行われます。今季最後の3連戦の2戦目となる天皇杯・ファジアーノ岡山戦です。2回戦・筑波大学戦は井原ヘッドコーチが指揮し、メンバーも一部入れ替えてフレッシュな顔ぶれで臨みました。今回の岡山戦も新たな顔ぶれがピッチに登場するでしょうか?
 この先、3週間後には浦和レッズとのナビスコカップ決勝戦があります。残念ながら大谷選手と橋本選手を出場停止で欠きますが、裏返せば誰かにチャンスがあるということ。今年元日の天皇杯決勝戦では工藤選手を警告で、そして負傷で近藤選手らが試合に出場することはできませんでした。その試合で決勝点を挙げたのは渡部選手。チャンスをモノにして掴んだ選手がもたらしたタイトルでした。もうそれと同じことは起きない、ことはありません。新たなムーブメントを起こすのは選手自身です。「ポジションを奪い取る!」気持ちがある選手たちの登場に期待をする3日間の準備期間になります。

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 さて、最後に今日から販売開始となりましたファンクラブ・アソシエイツ会員向けのはナビスコカップ決勝戦チケット販売ですが、「レイソル側応援席を黄色くしたい!」という皆様のおかげで販売開始から1時間ほどで指定席は全て売り切れました。自由席も残りが少なくなっています。なお、一般販売は20日(日)からとなります。その他先行販売チケットもありますのでお早めにご購入ください。

 なお、明日14日(月・祝)の練習は施設休館日により見学ができませんのでご了承ください。

2013年10月12日

どんなときも

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担当:河原 正明

 14年ぶりの決勝へ。Jリーグヤマザキナビスコカップ準決勝第2戦は、敵地・ニッパツ三ツ沢球技場で0-2の敗戦。1勝1敗の苦しい試合結果でしたが、2戦のスコア合計4-2で辛うじて勝ち上がることができました。

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 試合開始前の気温が31.4度と今日も季節外れの陽気となった関東地方。試合前、サポーターから贈られた言葉は「柏レイソルはどんな時でも強くなければならない」。
 公式戦7試合連続で勝利から遠ざかっていることはサポーターももちろん承知の上。メッセージには「チームを勝たせたい」という強い気持ちが込められていました。そして選手入場時には黄色と黒でアウェイ側スタンドを染めて選手を迎え入れてくれました。皆様のご協力に感謝申し上げます。

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 試合の結果は望んでいるものではありませんでした。我々が10日前にACLで経験したのと同じく、前半から90分間で4得点を狙いに来た相手の圧力に押されて思うようなプレーができませんでした。しかし、局面局面で激しくぶつかり合い、時にはカードも辞さない必死のプレーで何とか勝機を見出そうとします。

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 前半10分、そして38分に主審が出した2枚のイエローカードは、決勝戦に橋本選手と大谷選手が出場できないことを宣告するものでした。いずれもピンチを救うべくトライしたプレーでのカード。その瞬間、彼らの頭の中はどうだったかはわかりませんが、すぐに目の前の試合に向けて集中力を取り戻して最後まで戦い続けました。特にチームを引っ張る大谷キャプテンの気迫溢れるプレー、気持ちに応えない選手はいないでしょう。

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 11月2日(土)開催の決勝戦の相手は浦和レッズと決まりました。リーグ戦では同じ国立競技場で2-6と今季最多失点での敗戦を喫しています。さらに、決勝戦の6日前、10月27日(日)にはリーグ戦で対戦と1週間で2度対戦することになります。日程のあやですが、2週間後から戦いの火蓋は切られることになりそうです。
 そして、チケット争奪戦の火蓋も明日切られます。ファンクラブ・アソシエイツ会員向けのはナビスコカップ決勝戦チケット販売は明日10時からとなっています。なお、一般販売は20日(日)から、その他先行販売チケットもあります。改修工事のため、今回を最後に国立競技場でのナビスコカップ決勝戦はしばらく開催されません。その目に焼き付けるべく、ぜひスタジアムを黄色くして応援してください!

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2013年10月11日

三ツ沢へ

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担当:大重正人

今日も汗ばむような陽気、青空が広がる秋晴れの一日でした。ここ7試合未勝利のさなか、今週のはじめに選手たちが自主的にミーティングを開きました。「試合に出た選手はしっかり責任を持ってプレーすること。出られない選手もチームの力にならないといけない。役割は違っても、チームとしての強さを求めるためには、細かいところからしっかりやっていかないといけない」(栗澤選手)。1時間にもわたり、いろんな思いや意見をかわしたそうです。チームがもう一回、同じ方向を向いて、同じ目的のために、ひとつになって戦うことを再確認しました。

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その成果もあったのか、今日の2タッチゲーム、とにかく前向きで、活気あふれる、いいトレーニングだったと感じました。そして何より「勝利」が唯一無二の良薬です。明日のナビスコ準決勝。第1戦は今季ベストマッチのひとつにも挙げられる4-0の快勝でアドバンテージを得ていますが、ジョルジ選手は「マリノスはとてもクオリティの高いチーム。セットプレーがストロングポイントで、ナカムラのフリーキック、サイドからいいクロスが入り、マルキーニョスというすばらしいフィニッシャーがいる。4点差あるけど絶対に気を抜かず、0-0の気持ちで臨む。とにかくこの試合に勝ってファイナルに行く」とチームは同じ思いを共有して決勝進出を目指します。

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レイソルにとって、三ツ沢球技場での試合は、J2での横浜FC戦、2010年7月17日以来と3年ぶりとなります。その時と同じように、今回もサポーター有志の皆さんを中心に、小旗を使い、マスゲームによる応援が行なわれます。ビジター自由席で応援される皆様には、キックオフ1時間前(12時ごろ)のご来場ご着席と、12時55分ごろの選手入場時の応援協力が呼びかけられています。ぜひとも決勝進出への熱い後押しをどうぞよろしくお願いいたします。

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そして、次のホームゲームは、10月16日(水)。天皇杯3回戦のファジアーノ岡山戦です。本日ニュースページに当日の入場や観戦のご案内をアップいたしましたのでご確認ください。
http://blog.reysol.co.jp/news/2013/015849.html
またJFAからのリリースで、昨年同様にラウンド16抽選会が10月20日(日)の18時から開催されることになりました。NHK-BS1でも生中継される予定です。この秋を実りの秋にするためにも、マリノス戦、ファジアーノ戦としっかり戦い抜いていきましょう!!

2013年10月10日

目指すもの

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担当:河原 正明

 トップチームは明後日に迫ったマリノス戦に向けて非公開で練習を行いました。

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 「カップ戦に強いレイソル」。昨年の天皇杯優勝、現在ナビスコカップ2年連続ベスト4、そしてACLベスト4。近年の成績は確かにここ数年と比べると上回っています。でも、レイソルとして獲得したカップ戦のタイトルはまだ2つだけ。天皇杯と14年前のナビスコカップです。
 
 14年前の1999年11月3日。国立競技場でその瞬間に立ち会ったサポーターの方も多いと思いますが、当時はまだサポーターでなく「知らない」という方も多いのも事実です。天皇杯と違い、暖かな秋の日に行われる印象が強い決勝戦ですが、その後は昨年ベスト4に進出するまで、決勝戦はおろか予選突破も殆どできない「縁のない」大会でもありました。しかし、選手たちが様々な経験を経て、特に一発勝負で勝負強さを見せてくれるようになったことで、ようやくに払拭した感があります。もう苦い歴史を再び繰り返すことはできません。
 明後日の舞台、三ツ沢競技場には2010シーズンのJ2リーグvs横浜FC戦以来3年ぶりに赴きます。「ここは好きですよ。サッカー専用で日立台に似ていますし」とは狩野選手。そして同じくマリノス、そして横浜FCで三ツ沢をホームグラウンドとしてプレーした藤田選手も「サポーターの声も届くので力をもらえる。やりがいがあります」と振り返りますが、すなわちホームチームの声援が届くということ。

 おそらく相手は4点差の逆転を狙って最初から攻めてくることでしょう。そこで受身にならずに戦えるか。試合開始の数十分間を抑えられれば勝つ確立は上がってくることでしょう。粘り強く耐え、チャンスに確実に決める。今日もそんな指導が続いていました。頂点まであと少し。でも浮き足立つことなく14年ぶりの制覇に挑みます。

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2013年10月 9日

立て直す

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担当:大重正人

今日は10月9日。あと3か月もしないうちにクリスマスとお正月が来るというのに、真夏のような日が2日連続続きました。一日中ポロシャツで過ごしてちょうどいいぐらいの厳しい暑さ。柏にほど近い我孫子では最高気温が28.2度、新潟では観測史上最高の35.1度。やっぱり温暖化が進んでいることを如実に示している数字です。ただ練習が終わる11時頃には、日本海を進んでいた台風24号の影響で強い風が吹き始め、ちょうど気持ち良い暖かさにもなりました。

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ナビスコカップの準決勝第2戦に向けて、今日はみっちりとゲーム形式のトレーニングを積みました。守備の立て直しが急務です。公式戦の最近7試合で3分4敗と勝利なし、そして失点は18、2試合平均で2.5点を超えています。広州という破格の攻撃力をもったクラブとの対戦を度外視しても、一時期の好調だった堅い守備が見られません。立ち上がり、セットプレー、カウンター。ここぞの場面で踏ん張り、ピンチを耐え抜く粘りを取り戻すためにも、チームは必死です。レイソルにとっての最後の勝利は、奇しくもナビスコ準決勝第1戦のマリノス戦、4-0という今季最高のゲーム。勝利、もしくは決勝進出と、再起へのきっかけの一戦にしなければなりません。

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放送権を持っているフジテレビのクルーが取材に来られました。準決勝進出の4チームへの取材で、レイソルを代表して栗澤選手がインタビューを受けました。相手のキーマンや自分たちの置かれた状況を考え、言葉にします。4点のリード。「自分たちがアウェイの広州戦と同じような気持ちで相手も闘ってくる」。圧倒的優位ではありますが、気を緩めることはありません。

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ただJ1優勝した年のマリノス戦では「前半で2-0というスコアで、自分たちがそこから負けることを考える必要はない。自分たちが有利なんだ」というメンタリティーも監督から植え付けられました。自分たち本来の力を100%出し切れば、おのずと結果は得られるはずです。選手たちはもちろん、周りで支える私たちもブレない強い気持ちを持って臨まなければいけません。試合前夜、金曜深夜のフジテレビ「すぽると」で放送される予定です。

明日は非公開練習です。明後日金曜日の9時からのトレーニングが見学可能となっておりますのでご注意ください。

2013年10月 8日

入れ替わり

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担当:河原 正明

 久々のオフ明けの練習日。今月から基本的には午前練習になります。やや蒸し暑さも残っていましたが、空気はすっかりと入れ替わり空も秋模様。そんな中2時間近くの練習を日立台で行いました。ようやくに大勢の選手たちが揃って練習ができます。ここ2ヶ月はほぼ連戦と移動続きでリカバリーと試合に向けた調整練習が主でした。中5日と試合間隔が開いた今週、監督はいつにも増して細かい注意・修正をしながら指導をしていました。

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 今週末のナビスコカップ準決勝第2戦から再び異なる3つの大会で3連戦が待ち構えます。決勝進出に王手をかけるナビスコカップに、来季もう一度アジアの舞台へ進むには優勝が絶対条件の天皇杯、そしてここ5試合勝ちがなくもうこれ以上負けられないリーグ戦です。
 連戦の中で生き残ってきたレイソルですが9月7日のナビスコ準決勝初戦でマリノスに勝利して以来、公式戦で7試合連続勝利がありません。「ACLとの連戦をいいわけにしてはいけない」とは川崎戦後の栗澤選手。この苦しい状況を打破し、ムードを入れ替えて前進するために今一度レイソルのサッカーを取り戻す。それには貴重な5日の準備期間となります。選手たちもプレーを確認しあうだけでなく、局面局面で個と個がぶつかる激しさを厭わないプレーを見せていました。

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 今日の練習で不在だったのは、韓国代表に合流したキムチャンス選手ともう一人、秋野 央樹選手です。秋野選手は現在、U20日本代表選手として中国・天津で行われている「第6回東アジア競技大会」に参加しています。日本代表は川崎戦と同じ6日(日)に行われた初戦の北朝鮮代表戦で1-2の逆転負け。この試合に秋野選手の出番はありませんでした。前回大会では工藤選手や鈴木大輔選手らが出場して大会優勝、連覇を狙う今大会ですが、この後20時30分(現地時間)キックオフの韓国代表戦に勝利をしないと優勝が厳しくなります。
 そんな今日10月8日は、秋野選手19歳の誕生日です。大事な試合前にメッセージを送ってくれました。「18歳はチームの役に立てなかったり、応援してくださる方達の期待に全くと言っていい程応えられなくて自分自身に不甲斐なさを感じています。なので、今まで以上にサッカーのためだけに生活して行きたいと思います。今は代表で中国にいるのですが、チームに帰ってまた成長した姿を見せられれば良いと思っています。まずは今日の韓国戦絶対勝ちます!これからも応援よろしくお願いします」

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 レイソルアカデミー出身で高校2年からゲームキャプテンを務めた秋野選手。トップチームでの出場数はまだまだ少ないですが、この大会で同年代との試合で経験を積み、力をつけて帰ってきてくれるでしょう。トップチームと入れ替わりに中国で頑張る秋野選手も応援してください!

2013年10月 6日

出直し

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担当:大重正人

今季、敗れたゲームの繰り返しを見るようでした。広州戦で圧倒的な個人の力を食い止めきれなかったように、今日はレナト選手のスピードと決定力が、フロンターレのゴールすべてに絡みました。そして、0-2から1点を返してからの展開。さあここで!と畳みかけるところで決めきれず、そして追加点を許してしまう。今季3度目です。アントラーズ戦、ジュビロ戦に比べれば最後の最後までよく踏ん張り凌いでいたのは間違いありませんが、ゴールへ迫るパワーと、相手の攻撃に立ち向かうパワーは、残っていなかったかもしれません。

「今は失点しても、早い時間に取り返せるという空気が出せていない」
「今の状況では、来年のACLのことなんて口にできる状況じゃない」
悔しさをかみ殺して多くの報道陣に囲まれながら発した工藤選手のコメントです。今の自分たちの状況では、タイトルもACLも狙えない。やはり休息が必要です。「この1週間でなんとかして立て直したい」。身体もメンタルも休みをとって、そして1週間フィジカルも戦術もしっかりトレーニングを重ねるというサイクルに戻れます。もう一度、強いレイソルに戻らないといけません。

ただ、チームは、2ヶ月間、来る試合来る試合を一心不乱に戦って、もう1シーズン分以上の試合を戦いぬいてきたのですから、彼らが責められる所以などないはずです。だからでしょう。1-3の敗戦にもかかわらず、試合後のゴール裏からは、何度も何度も柏レイソル!のコールが繰り返されました。残り2カ月、いや3カ月。元日までシーズンが続くことを信じてやまないサポーターからの、懸命の励ましと後押しです。こんなにも心強い応援のありがたみを感じなかった選手はいないでしょう。

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プロである以上、結果を残さなければいけません。1週後、ナビスコファイナルを懸けたマリノス戦へ、選手たちを見守りたいと思います。

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2013年10月 5日

不退転

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担当:河原 正明

 今日土曜日には各地でJ1リーグ戦が行われました。レイソルの試合はACL準決勝後のため1試合だけ明日6日(日)となっています。トップチームは日立台でトレーニングを行い、午後に川崎へと移動しました。

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 明日の試合の対戦相手は、開幕戦以来となる川崎フロンターレです。今季初のホームゲームは移籍加入したばかりのクレオ選手が2ゴールの大活躍で3-1と勝利することができました。
 あれから7ヶ月。「川崎は成長して強くなっている。ストライカーもいるし、スピードとテクニックのあるアタッカーに経験豊富な選手もいる」とネルシーニョ監督。監督が示したのは目下得点王争いで首位のFW・大久保選手、快足ブラジル人・レナト選手、そして司令塔・中村選手の3選手。前回対戦時にレナト選手には後半、テクニカルなコーナーキックを直接決められています。またその試合は中村選手は欠場していました。今季の川崎は攻撃力を押し出した戦い方です。一方では守備も堅く、相手のボールを奪ってから中村選手を経由するカウンター攻撃で得点を積み上げてきました。

 その相手について「広州恒大と似た戦い方だと思う」とはDF近藤選手。「しっかり守って、個で打開する相手にまたやられてはいけない。まずは局面で個人個人が負けないようにすること。広州でやられたことを活かして戦わないといけない」と反省を糧に挑みます。
 また、キャプテンマークを巻くであろう栗澤選手は「勝利だけがつらい敗戦を忘れさせてくれる」と一言。「とにかく勝利が大事ということは全員が判っている。まだ国内の3つの大会が残っている。ここから調子を上げていかないといけない」と不退転の決意を述べました。
 リーグ戦では4連勝中と相性が良いですが、過去には特にアウェイの等々力ではなかなか勝てなかった記憶が多いです。そして、何よりも1ヵ月後にはナビスコカップ決勝で再戦する可能性もあります。もちろんまだ決勝進出が決まったわけではありませんが、明日の試合は前哨戦としても指揮官同士手の内の探りあいも始まるでしょう。興味深い一戦になるかと思います。
 
 天候も明日は回復予報です。ぜひ、スタジアムで応援いただければと思います。
また、来られない方はスカパー!で応援してください。明日はスカパー!のJリーグ中継は無料放送となっています。ぜひお楽しみください!

2013年10月 4日

今度はJで!

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担当:大重正人

さあ、今日からリスタートです。ACLがひとまず区切りとなり、そしてまたACLへの挑戦の始まりです。レイソルには、本当に大きな目標ができました。「2年続けて、広州に勝てなかった。その強さは認めないといけない。その舞台に戻り、広州に今度こそ勝てるように、今度はリーグ、ナビスコ、天皇杯と目の前の試合を勝っていくことが大事。ACLに出たいという気持ちは、他のどのクラブよりレイソルが人一倍強いと思う。この気持ちを、残りの試合にぶつけていきたい」。広州で目を真っ赤に晴らした悔しさ、明後日のフロンターレ戦でまずは晴らしたいところです。

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ただ、フロンターレは非常に好調な強敵です。今季の開幕戦ではクレオ選手の圧倒的なパワーで快勝できましたが、あの時とはまったく別の成熟したチームになっています。特に、前線の3選手、目下得点王の大久保選手、個人で打開できるレナト選手、そして司令塔中村選手。この前線3人だけでも、一気のカウンターでゴール前まで運び、得点を決めてしまう。思えばレイソルは、そんなチームと対戦していました。さながら、広州恒大のようです。もちろんカウンターだけでなく、ボールを丁寧につなぐ力もあり、レイソルにとっては、間違いなく、いい守備が必要です。そしていい攻撃へ。

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「ゴールを非常に欲しています」。ここ最近は運動量が少し落ちているという田中選手。持前の攻守にわたる運動量とハードワークで攻撃の起点となり、シュートレンジへ飛び込むイメージをどれだけ体現できるか。「このところ、自分はゴールが獲れていない。やっぱりFWの自分が点を取ることが、チームを助けることになる」。多少押し込まれる時間が続いても、そこを守備陣がなんとか耐えしのび、そして素早い展開からの決定機をしっかり沈める。去年のアウェイ川崎戦は、まさにそんな試合でした。昨年はそこから4連勝を含む、7戦6勝と弾みをつけました。今季リーグは残り7試合、ラストスパートの第一歩に!

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そして明日からは、11月のホームゲーム2試合のチケット発売。10時からアソシエイツ会員先行販売、そして来週13日(日)からは一般販売です。ACLで残念ながら決勝進出できなかったため、広島戦は11月10日(日)の開催で確定。そして30日(土)のFC東京戦、こちらは2013年の日立台ラストマッチです。ナビスコも、天皇杯も、そしてリーグ戦も。勝利と一つでも上を目指して最後まで戦う選手たちへ、ご声援の程、どうぞよろしくお願いいたします。
http://blog.reysol.co.jp/news/2013/015788.html

2013年10月 3日

旅は小休止に

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担当:河原 正明

1年半ぶりに訪れた広州天河体育中心スタジアム。ACL準決勝第2戦は広州恒大に4-0の完敗。2試合トータルでは8-1と大差をつけられての敗退となりました。こうして書くのも悔しいですが、正直、相手は昨年よりも一回りも二回りも強いチームになっていました。広州サポーターの声援もさらに力強く響いていました。もっともそれに負けたのではありませんが、確実に「中国を代表するクラブ」を応援する人々の熱狂度は増していました。

こういう試合後に何かを伝えるのはむずかしいです。個人的にも、試合後タオルを頭からかぶり悔しさを隠せない工藤選手にTV向けのインタビューをお願いすることは仕事とは言え胸が痛く辛かったです。

決勝のカードは、たった今エステグラル(イラン)との敵地での第2戦を2-2のドローで勝ち上がったFCソウル(韓国)と広州恒大に決まりました。韓国のチームは5年連続の決勝進出、そしてこの2年で驚異的な成長を続ける「広州恒大」というモンスターチームが生まれてきました。日本を取り巻くアジアのサッカーは確実に新しい局面に入っています。このことを自分の肌で感じ、体験できたことは大きな経験になりました。

今日で今シーズンのアジアでの挑戦が終わりました。残念ながらアジアチャンピオン、そして再びクラブワールドカップへ進むことは出来ませんでした。

でも、これから来年のアジアへの挑戦権を取ることはできます。リーグ戦、そして天皇杯。さらには『ビッグタイトル』のひとつのナビスコカップ優勝まであと2つ。我々にはまだまだ戦い続けなければいけない理由があります。

最後にこれだけは言いたいです。今日の試合、レイソルの選手たちは残り1分1秒まで誰一人として下を向くことなくゴールを求めて走り続けていたこと。数少ないながらも、平日にも関わらずはるばる日本から駆けつけてくれたサポーターの熱い応援。あきらめずに戦う選手たちの心強い支えになりました。そして何よりも2度目の挑戦でクラブ初のアジアべスト4になったこと。この事実は誰にも穢されることはありません。誇りと共に胸を張って明日、日本に帰ります。

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2013年10月 2日

決戦前夜

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担当:河原 正明

雨続きの日から一転、今朝は爽やかな朝を迎えました。青空が高く、湿度も低く中国南方のらしからぬ陽気で現地の人も「すごいラッキーですよ!」というほど気持ちのいい一日でした。ここ中国は今日から国慶節、すなわち建国記念日で一週間国民の休日となります。おかげでいつもは夕方には大混雑する道も今日はスイスイと通れました。

今日は公式行事が行われました。まずホームチーム広州の公式会見が16時30分からスタート。リッピ監督は「第1戦の結果は忘れて試合に臨む。柏も試合をひっくり返そうとしてくるし、サッカーは何が起きるかわからないもの。もちろんベストを尽くして、相手に勝たせないようにする。明日は特に前半に集中して戦いたい」と自信たっぷりに話していました。広州は国内のリーグ戦(スーパーリーグ)で2位を大きく引き離して独走、3連覇間違いなしといった状況です。先週のリーグ・杭州戦では主力の外人選手を休ませて(エウケソン選手は後半途中から出場)4-0で勝利。休養十分で迎えます。その後広州は広州市の隣、佛山市のクラブ練習場でトレーニングを行いました。

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レイソルは18時30分から公式会見。ネルシーニョ監督と田中選手が登壇しました。監督は「状況が難しいとこは理解しているが、自分たちのサッカーを信じて最後まで戦うことが、決勝への道につながる。第1戦で集中力と決定力を欠いて点差が開いたが、取り返す力は持っている。この場では明かせないが策もある」と何ら不安は見せません。指揮官に続いて田中選手も「この困難を乗り越えるためにここに来た」と決意に一点の曇りもありません。

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スタジアムでの公式練習は冒頭の15分のみ公開となりました。ウォーミングアップでは監督が選手たちと一緒にボール回しに参加する珍しいシーンも。リラックスした雰囲気でしたが、自ら「チームが一つになる」ことを身を以って示したのでしょう。

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練習後は多くの選手が取材を受けました。実は会見で監督の口から大谷選手と増嶋選手が新潟戦の負傷で出場しないことが告げられました。明日おそらくキャプテンマークを巻くであろう栗澤選手は「(大谷選手が)来られないことは(中国に)出発後に判った。ケガしている選手の分も、という気持ちは強い。出る選手、出ない選手一丸となって戦いたい」と沸き立つ闘志をしかし冷静に口にします。

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さらに「良い守備から。相手の強力な3人の外国人を抑えれば攻められない。前回はそれで何度かチャンスを作ることができたので、そこを意思統一して臨みたい」と栗澤選手が指摘すれば、守備の要、近藤選手は「満員のスタジアムで敵をやっつける方が燃える。自由にはやらせない」。さらに同じくDFの鈴木選手は「すぐにリベンジのチャンスが来ることはラッキーだと思う」といずれも強気にコメントしていました。さらに鈴木選手は「2010年のアジア大会でここ(天河)で2試合戦っているし、得点も決めているんですよ!」とうれしい秘話も明かしてくれました。

いよいよ明日に決戦が迫りました。昨年はいろいろと騒がしかったここ広州での一戦ですが、今回は非常に冷静かつ落ち着いています。明日の試合、相手は4万人を超える大観衆が集まることが予想されます。しかし日本からも敵と比べると少ないながらも駆けつけてくれるサポーターがいます。その力はどれほど選手を勇気づけてくれることでしょうか。

明日20時、静かにその時を待ちたいと思います。